このページではだいこんの葉のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
だいこんの葉のカロリーは23kcal(100gあたり)!これってどうなの?
だいこんの葉の可食部100gあたりのカロリーは、23kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1434位です。これは多い順にすると上位90%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「かなり低い」です。
また、日本食品標準成分表の「野菜」ジャンルのでだいこんの葉のカロリーを評価すると、221件中117位です。これは上位から52%に位置するカロリーで、評価は「平均的」となります。
カロリー | 23Kcal |
全体での評価 | 1434位 / 1592件中(上位90%…かなり低い) |
「野菜」ジャンル内での評価 | 117位 / 221件中(上位52%…平均的) |
だいこんの葉はカロリーがかなり低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜだいこんの葉のカロリーはかなり低いの?なにが含まれているの?
なぜだいこんの葉のカロリーはかなり低いのか?
だいこんの葉は、可食部100gあたり23kcalというカロリーが、「かなり低い」と評価されています。その理由について、以下の栄養データを参照して考えてみましょう。
糖質がかなり低い
だいこんの葉は、可食部100gあたり1.6gの糖質を含んでいます。この量は「かなり低い」と評価されています。糖質はエネルギー源となるため、糖質が少ないことによりカロリーも低くなっています。
食物繊維が多い
だいこんの葉には、可食部100gあたり4gの食物繊維が含まれています。食物繊維は消化吸収が遅く、満腹感を与えるため、カロリー摂取を抑える効果があります。そのため、食物繊維が多いことにより、カロリーが低くなっていると考えられます。
タンパク質・脂質が低い
だいこんの葉には、可食部100gあたり2.2gのタンパク質と0.1gの脂質が含まれています。これらの量はいずれも「低い」と評価されています。タンパク質や脂質はエネルギー源となるため、これらが少ないことによりカロリーも低くなっています。
以上の栄養データから、だいこんの葉のカロリーが「かなり低い」理由が明らかになりました。糖質やタンパク質、脂質が少なく、食物繊維が多いことにより、カロリーが低くなっていると考えられます。だいこんの葉は、低カロリーでありながら、栄養価も高い野菜と言えるでしょう。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「だいこんの葉」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 1.6g | 4 | 6.4kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 4.0g | 2 | 8kcal |
たんぱく質 | 2.2g | 4 | 8.8kcal |
脂質 | 0.1g | 9 | 0.9kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「だいこんの葉」のカロリー内訳です。一番多いのはたんぱく質で、8.8kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
だいこんの葉は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
だいこんの葉は、低糖質ダイエットに使える?
野菜の中でも、だいこんの葉は糖質量が1.6gと非常に低いです。そのため、低糖質ダイエットを行っている方にとって、だいこんの葉は特に効果的な食材と言えます。
低糖質ダイエットのメリット
低糖質ダイエットは、糖質を制限することで体重の減少や血糖値の安定化を目指すダイエット方法です。糖質を摂取することによって血糖値が急上昇し、その後急降下することで、空腹感や食欲の増加を引き起こすことがあります。しかし、だいこんの葉は糖質量が非常に低いため、血糖値の急上昇を抑えることができます。
だいこんの葉の栄養価
だいこんの葉には、ビタミンCやカルシウム、鉄分などの栄養素が豊富に含まれています。また、食物繊維も多く含まれており、腸内環境の改善にも役立ちます。これらの栄養素は、健康維持に必要不可欠なものであり、低糖質ダイエット中でもバランスの良い食事を摂ることができます。
だいこんの葉の活用方法
だいこんの葉は、サラダや炒め物、スープなどに幅広く活用することができます。サラダには、他の野菜やたんぱく源と一緒に摂ることで、栄養バランスの良い食事になります。炒め物やスープには、だいこんの葉の風味が加わり、味わい深い料理に仕上がります。また、だいこんの葉には苦味があるため、苦味が苦手な方は茹でることで苦味を抑えることもできます。
まとめ
だいこんの葉は、糖質量が非常に低いため、低糖質ダイエットに特に効果的な食材です。また、栄養価も高く、健康維持にも役立ちます。さまざまな料理に活用することで、食事のバリエーションを増やすことができます。低糖質ダイエットを実践している方は、ぜひだいこんの葉を取り入れてみてください。
だいこんの葉は、低脂質ダイエットに使える!?
だいこんの葉は、低脂質ダイエットに使える?
野菜の中でも、だいこんの葉は低脂質であることがわかりました。だいこんの葉は、ご存知のように、だいこんの葉っぱ部分です。この葉っぱには、驚くほど低脂質が含まれているのです。実際の脂質量は0.1gで、ダイエットに適した食材と言えるでしょう。
だいこんの葉は低脂質ダイエットに特に効果的
だいこんの葉は、低脂質ダイエットに特に効果的な食材です。低脂質なので、摂取することによって脂肪の摂取量を抑えることができます。また、だいこんの葉には食物繊維も豊富に含まれているため、腹持ちが良くなります。これにより、食事の量を減らすことができ、ダイエット効果が期待できるのです。
だいこんの葉の栄養価
だいこんの葉には、脂質以外にも様々な栄養素が含まれています。例えば、ビタミンCやビタミンK、カルシウム、鉄などが豊富に含まれています。これらの栄養素は、健康維持や美容にも効果があります。また、抗酸化作用も期待できるため、免疫力の向上や老化予防にも役立つでしょう。
だいこんの葉の食べ方
だいこんの葉は、さまざまな料理に活用することができます。生で食べることもできますが、加熱することでより美味しく食べることができます。例えば、炒め物や煮物、スープなどに加えると、野菜の風味が引き立ちます。また、サラダにも使うことができます。葉っぱの形状が大きいため、食べ応えもあります。ぜひ、様々な料理に取り入れてみてください。
まとめ
だいこんの葉は、低脂質ダイエットに特に効果的な食材です。低脂質でありながら、栄養価も豊富なので、健康的なダイエットに適しています。また、さまざまな料理に活用することができるため、飽きずに続けることができます。ぜひ、だいこんの葉を取り入れて、理想の体型を目指しましょう。
最後に、だいこんの葉の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「だいこんの葉」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 23 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 5.3 | g | |
└糖質 | 1.6 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 4.0 | g | 多い |
たんぱく質 | 2.2 | g | 低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
「だいこんの葉」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 10 | % | 特になし |
水分 | 90.6 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.6 | g | 普通 |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「だいこんの葉」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 48 | mg | 普通 |
カリウム | 400 | mg | 多い |
カルシウム | 260 | mg | 多い |
マグネシウム | 22 | mg | 普通 |
リン | 52 | mg | 普通 |
鉄 | 3.1 | mg | 多い |
亜鉛 | 0.3 | mg | 普通 |
銅 | 0.04 | mg | 普通 |
マンガン | 0.27 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 3900 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 3900 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 330 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 3.8 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.1 | mg | 普通 |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 270 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.09 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.16 | mg | 多い |
ナイアシン | 0.5 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.18 | mg | 多い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.26 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 53 | mg | 多い |
廃棄部位: 葉柄基部/硝酸イオン: 0.2 g
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。