このページではきゅうりのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
きゅうりのカロリーは13kcal(100gあたり)!これってどうなの?
きゅうりの可食部100gあたりのカロリーは、13kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1534位です。これは多い順にすると上位96%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「かなり低い」です。
また、日本食品標準成分表の「野菜」ジャンルのできゅうりのカロリーを評価すると、221件中205位です。これは上位から92%に位置するカロリーで、評価は同じく「かなり低い」となります。
カロリー | 13Kcal |
全体での評価 | 1534位 / 1592件中(上位96%…かなり低い) |
「野菜」ジャンル内での評価 | 205位 / 221件中(上位92%…かなり低い) |
きゅうりはカロリーがかなり低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜきゅうりのカロリーはかなり低いの?なにが含まれているの?
きゅうりのカロリーはなぜかなり低いのか?
きゅうりは、野菜の中でも特にカロリーが低い食材として知られています。その理由を栄養データを参考に説明します。
カロリーが低い
きゅうりのカロリーは、可食部100gあたり13kcalと非常に低いです。これは他の食材と比較してもかなり低い数値です。そのため、ダイエットやカロリー摂取を気にする方にとっては、きゅうりは優れた選択肢と言えるでしょう。
糖質も低い
きゅうりの糖質も可食部100gあたり2gと低いです。糖質制限をしている方や血糖値を気にしている方にとっては、きゅうりは適切な食材となります。糖質が低いため、血糖値の急上昇を抑える効果も期待できます。
食物繊維は普通
きゅうりの食物繊維は可食部100gあたり1.1gと普通の量です。食物繊維は腸内環境の改善や便通の促進に役立ちます。きゅうりには食物繊維が含まれているため、健康な生活を送るためには積極的に摂取したい栄養素です。
タンパク質と脂質は低い
きゅうりのタンパク質は可食部100gあたり1gと低いです。また、脂質も可食部100gあたり0.1gと低くなっています。これらの栄養素は他の食材と比較しても非常に低いため、カロリーを気にする方や低脂肪食を心掛けている方にとっては理想的な食材と言えるでしょう。
以上のように、きゅうりはカロリーや糖質、タンパク質、脂質などの栄養素が低いため、ダイエットや健康に気を使っている方にとっては優れた選択肢となります。積極的に摂取することで、バランスの取れた食生活を送ることができるでしょう。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「きゅうり」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 2.0g | 4 | 8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 1.1g | 2 | 2.2kcal |
たんぱく質 | 1.0g | 4 | 4kcal |
脂質 | 0.1g | 9 | 0.9kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「きゅうり」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、8kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
きゅうりは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
きゅうりは、低糖質ダイエットに使える?
野菜の中でも特に糖質が少ないとされる「きゅうり」は、低糖質ダイエットに少し効果的と言われています。その理由をご紹介いたします。
きゅうりの糖質量は2g
まず、きゅうりの糖質量は約2gと非常に低いです。糖質を摂取することで血糖値が上昇し、それがエネルギーとして蓄えられるため、糖質制限をすることでダイエット効果が期待できます。その点できゅうりは、他の野菜に比べても低糖質なので、ダイエット中の方にとっては優れた選択肢と言えるでしょう。
水分が豊富でカロリーも低い
また、きゅうりは水分が豊富であり、カロリーも低い特徴があります。ダイエット中は食事のカロリーコントロールが重要ですが、きゅうりは食べ応えがありつつも低カロリーなので、満腹感を得ながらカロリーを抑えることができます。さらに、水分が多いため、デトックス効果も期待できます。体内の老廃物を排出し、新陳代謝を促進することで、ダイエット効果を高めることができるのです。
食べ方の工夫がポイント
ただし、きゅうりを食べる際には注意が必要です。きゅうり自体は低糖質であるものの、付け合わせやドレッシングによって糖質が増えてしまうことがあります。ですので、できるだけシンプルな調理法や、低糖質のドレッシングを選ぶようにしましょう。また、食べ過ぎにも注意が必要です。きゅうりは低カロリーではありますが、過剰摂取はカロリーオーバーにつながりますので、適量を守るようにしましょう。
以上のように、きゅうりは低糖質ダイエットに少し効果的な食材と言えます。糖質制限をすることでダイエット効果を高めたい方は、ぜひきゅうりを取り入れてみてください。
きゅうりは、低脂質ダイエットに使える!?
きゅうりは、低脂質ダイエットに使える?
野菜の中でも特に低脂質な食材として知られている「きゅうり」。その低脂質な特性から、きゅうりは低脂質ダイエットに特に効果的な食材として注目されています。
きゅうりの低脂質な特性
きゅうりは、100gあたりの脂質量がわずか0.1gと非常に低いです。この低脂質な特性から、きゅうりはダイエット中の方にとって理想的な食材と言えるでしょう。
低カロリーで満腹感を得られる
きゅうりは、低カロリーな食材でもあります。100gあたりのカロリーはわずか16kcalと非常に低いです。そのため、きゅうりを摂取することで満腹感を得ることができます。ダイエット中は、カロリーを制限しなければならないため、きゅうりはその点でも優れた食材と言えるでしょう。
水分が豊富でデトックス効果も期待できる
きゅうりは、水分が豊富な野菜です。そのため、きゅうりを摂取することで体内の老廃物や余分な塩分を排出するデトックス効果も期待できます。また、水分が多いため、水分補給にも役立ちます。
食物繊維も豊富
きゅうりには食物繊維も豊富に含まれています。食物繊維は腸内環境を整える効果があり、便秘の改善にも役立ちます。また、食物繊維は満腹感を持続させる効果もありますので、ダイエット中の方にとっては非常に重要な栄養素と言えるでしょう。
まとめ
低脂質で低カロリー、水分が豊富で食物繊維も豊富なきゅうりは、低脂質ダイエットに特に効果的な食材です。ダイエット中の方は、きゅうりを積極的に取り入れることで、満腹感を得ながらカロリー制限を行うことができます。また、デトックス効果も期待できるため、体内の老廃物を排出することができます。是非、きゅうりを活用して健康的なダイエットを実践してみてください。
最後に、きゅうりの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「きゅうり」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 13 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 3.0 | g | |
└糖質 | 2.0 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 1.1 | g | 普通 |
たんぱく質 | 1.0 | g | 低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
「きゅうり」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 2 | % | 特になし |
水分 | 95.4 | g | 多い |
有機酸 | 0.3 | g | 多い |
灰分 | 0.5 | g | 低い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「きゅうり」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1 | mg | 低い |
カリウム | 200 | mg | 普通 |
カルシウム | 26 | mg | 普通 |
マグネシウム | 15 | mg | 普通 |
リン | 36 | mg | 低い |
鉄 | 0.3 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.2 | mg | 低い |
銅 | 0.11 | mg | 普通 |
マンガン | 0.07 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 1 | μg | 多い |
セレン | 1 | μg | 普通 |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | 4 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 1 | μg | 多い |
└β-カロテン | 330 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 330 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 28 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.3 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 34 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.03 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.03 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.2 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.05 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.33 | mg | 普通 |
ビオチン | 1.4 | μg | 普通 |
ビタミンC | 14 | mg | 多い |
廃棄部位: 両端/硝酸イオン: Tr
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。