このページでは、野菜のとうがらしを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
とうがらしのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはとうがらしの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 72 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 16.3 | g | |
└糖質 | 9.2 | g | 低い |
└食物繊維 | 10.3 | g | 多い |
たんぱく質 | 3.9 | g | 低い |
脂質 | 3.4 | g | 普通 |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、野菜分類に所属する正式名称「とうがらし 果実 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、とうがらしがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
とうがらしはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:キリン
とうがらしとは?どんな食材?
とうがらしは、野菜の一種であり、辛さを持つ特徴的な食材です。日本では、主に調味料として使用されることが多く、辛味を料理に加えるために利用されます。その辛さは、一般的には唐辛子に似ていますが、品種によって辛さの度合いが異なるため、好みに合わせて選ぶことができます。
とうがらしの特徴
とうがらしは、細長い形状をしており、一般的には赤い色をしています。また、辛さの源である「カプサイシン」という成分を含んでおり、この成分によって刺激的な辛さが生まれます。カプサイシンは、体温を上げる効果や新陳代謝を促進する効果もあり、健康にも良いとされています。
とうがらしの利用方法
とうがらしは、多様な料理に利用されます。一般的な使い方としては、刻んで調味料やソースに加えたり、唐辛子油や唐辛子粉として利用されることがあります。また、生のまま食べることもできますが、辛さに敏感な方は注意が必要です。さらに、とうがらしは風味を引き立てる役割も果たすため、料理にアクセントを与えることができます。
以上のように、とうがらしは辛さを持つ野菜であり、調味料や風味付けに利用される特徴的な食材です。辛さの度合いや利用方法によって、様々な料理に活用することができます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はとうがらしがダイエットにどう役立つか説明します!
とうがらしはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:DELISH KITCHEN
1. 低カロリーでダイエットに適している
「とうがらし」は可食部100gあたりのカロリーが72kcalと低いため、ダイエット中の食事に適しています。カロリーが低いため、摂取することでカロリーオーバーを防ぐことができます。また、ダイエット中は低カロリーな食材を選ぶことが重要ですが、「とうがらし」はその点においても優れています。
2. 食物繊維が豊富で腸内環境を改善する
「とうがらし」には可食部100gあたりの食物繊維が10.3g含まれており、これは非常に多い量です。食物繊維は腸内環境を改善し、便通を促進する効果があります。また、食物繊維は満腹感を与えるため、食事の量を抑えることができます。そのため、「とうがらし」を摂取することで、健康的な腸内環境を維持することができます。
3. 塩分がなく、血圧管理に役立つ
「とうがらし」には可食部100gあたりの塩分が0g含まれています。塩分の摂り過ぎは高血圧の原因となるため、塩分制限が必要な方には特に適しています。また、「とうがらし」にはカリウムが含まれており、カリウムは血圧を下げる効果があります。そのため、「とうがらし」を摂取することで、血圧管理に役立つことが期待できます。
以上のように、「とうがらし」は低カロリーでダイエットに適しており、食物繊維が豊富で腸内環境を改善し、塩分がなく血圧管理に役立つといえます。健康的な食事に取り入れることで、さまざまな健康効果を得ることができます。
おすすめ:とうがらしのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
とうがらしに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:白ごはん.com
1. カリウムとマグネシウムが多い
とうがらしは、可食部100gあたりにカリウムが760 mg、マグネシウムが42 mg含まれています。これらの栄養素は、体内の水分バランスを調整し、筋肉の収縮や神経伝達にも関与しています。カリウムは血圧を下げる効果もあり、マグネシウムは骨や歯の形成にも重要な役割を果たしています。
2. 鉄と銅が多く含まれている
とうがらしには、可食部100gあたりに鉄が2.0 mg、銅が0.23 mg含まれています。鉄は赤血球の形成に必要な栄養素であり、銅は体内の酸化ストレスから細胞を守る抗酸化作用を持っています。これらの栄養素は、健康な血液を維持するために重要です。
3. ナトリウムとカルシウムは普通の量
とうがらしには、可食部100gあたりにナトリウムが6 mg、カルシウムが20 mg含まれています。これらの栄養素は、体内の水分バランスや骨の形成に関与していますが、とうがらしに含まれる量は普通の範囲です。過剰なナトリウム摂取は高血圧や心臓病のリスクを増加させることがありますので、適量の摂取に留意する必要があります。
以上のように、とうがらしはカリウムやマグネシウム、鉄や銅が豊富に含まれており、体内の機能や健康維持に役立つ食材と言えます。ただし、ナトリウムやカルシウムの摂取量には注意が必要です。
とうがらしに含まれるビタミンを解説!
引用元:白ごはん.com
1. ビタミンAの特徴
「とうがらし」にはビタミンAが含まれています。具体的な含有量は、レチノールが0 μg(無し)で、α-カロテンが130 μg(多い)、β-カロテンが6600 μg(多い)、β-クリプトキサンチンが2200 μg(多い)、β-カロテン当量が7700 μg(多い)、レチノール活性当量が640 μg(多い)です。これらのデータから、「とうがらし」は特にβ-カロテンが豊富に含まれており、ビタミンAの一種であるβ-カロテンが摂取できることがわかります。
2. ビタミンEの特徴
「とうがらし」にはビタミンEも含まれています。具体的な含有量は、α-トコフェロールが8.9 mg(多い)、β-トコフェロールが0.1 mg(多い)、γ-トコフェロールが2 mg(多い)、δ-トコフェロールが0 mg(無し)です。これらのデータから、「とうがらし」は特にα-トコフェロールが豊富に含まれており、ビタミンEを摂取するのに適した食材であることがわかります。
3. その他のビタミン含有量
「とうがらし」には他のビタミンも多く含まれています。具体的な含有量は、ビタミンKが27 μg(多い)、ビタミンB1が0.14 mg(多い)、ビタミンB2が0.36 mg(多い)、ナイアシンが3.7 mg(多い)、ビタミンB6が1 mg(多い)、パントテン酸が0.95 mg(多い)、ビタミンCが120 mg(多い)です。これらのデータから、「とうがらし」は多くのビタミンを含んでおり、バランスの取れた栄養を摂取するのに適した野菜であることがわかります。
以上のように、「とうがらし」にはビタミンAやビタミンEなど、さまざまなビタミンが含まれています。特にβ-カロテンやα-トコフェロールなどは豊富に含まれており、健康に役立つ栄養素となることが期待されます。ぜひ日常の食事に取り入れて、バランスの取れた食生活を心がけましょう。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はとうがらしの使用例としてレシピをご紹介します。
とうがらしを使ったレシピ20選!
#1 とうがらしのだし巻きたまご
たまご、赤とうがらし、万能ねぎ、ナンプラー、大根おろし
赤とうがらしを使っただし巻きたまごのレシピ。ナンプラーを加えてエスニックな仕上がりに。…
レシピを見る#2 甘みが強く食べやすい♪ 万願寺とうがらしのカリカリじゃこがけ
万願寺とうがらし、サラダ油、しょうゆ、みりん、砂糖、柚子胡椒
万願寺とうがらしとちりめんじゃこを使った副菜のレシピ。にんにくとちりめんじゃこを焼き、合わせ調味料を煮絡めます。…
レシピを見る#3 万願寺とうがらしの混ぜご飯(ピーマンでも可!)
万願寺とうがらし等の甘長とうがらし、油あげ、じゃこ、生姜、白いりごま、醤油、ごま油
万願寺とうがらしを使った混ぜご飯のレシピ。炊き上がったご飯にあらかじめ用意しておいた具材を混ぜ合わせるだけで気軽に作れます。…
レシピを見る#5 万願寺とうがらしとじゃこの炒めもの
万願寺唐がらし、ちりめんじゃこ、みりん、しょうゆ
とうがらしとじゃこを使った、簡単に作れる炒め物のレシピ。とうがらしの辛みと、じゃこの塩気、ごま油の香ばしさがマッチしています。…
レシピを見る#7 あと一品に嬉しい♪万願寺とうがらしの焼きびたし
万願寺とうがらし、ごま油、しょうゆ、かつお節、一味唐辛子
万願寺とうがらしを使ったさっぱりいただける焼きびたしレシピ。酢を効かせてさっぱりと、一味唐辛子をかけてピリッとアクセントも感じられる一品です。…
レシピを見る#8 まるまる一本調理♪ 万願寺とうがらしと手羽先の甘辛炒め
万願寺とうがらし、しょうゆ、はちみつ、ごま油、薄力粉
手羽先ととうがらしを活用した、おつまみにもなる炒め物のレシピ。具材をしょうゆとはちみつで、甘辛く仕上げた一品です。…
レシピを見る#9 なすのとうがらし漬け
なす、赤とうがらし、にんにく、しょうが
このレシピはなすと赤とうがらし、にんにく、しょうがを使ったピリ辛のとうがらし漬けです。夏のおかずにぴったりで、豚肉と炒めるとより美味しくなります。…
レシピを見る#10 甘くて濃厚!食べ応え抜群♪ 万願寺とうがらしのそぼろあんかけ
万願寺とうがらし、おろししょうが、しょうゆ、サラダ油、みりん、砂糖、和風顆粒だし、片栗粉、万願寺とうがらし、等
万願寺唐辛子にそぼろあんを絡めた、主菜にもおすすめのレシピ。辛味の少ない万願寺唐辛子を、丸ごと使用することで見た目のインパクトに。…
レシピを見る#11 万願寺とうがらしと茗荷のピリ辛和え♪
万願寺とうがらし、みょうが、食べるラー油、かつお節、米油
万願寺とうがらしとみょうがで作る、おつまみにもぴったりな副菜のレシピ。具材は大きめに切ることで、調理が簡単で食べ応えも出ます。…
レシピを見る#12 さんまのとうがらし漬け
さんま、とうがらし
このレシピは、さんまととうがらしを使った塩辛いお漬物です。さんまを調理してから、保存容器に入れてとうがらしと塩を加え、一晩冷蔵庫で寝かせるだけで作れます。…
レシピを見る#13 伏見とうがらし・湯葉とエビのからし和え
伏見とうがらし、オリーブ油、湯葉、エビ、練りからし、みりん、しょうゆ
このレシピは伏見とうがらしを使った湯葉とエビのからし和えです。伏見とうがらしをオリーブ油で炒め、食べやすい大きさに切ります。…
レシピを見る#14 とうがらし酢
赤とうがらし、砂糖
このレシピは、赤とうがらしを使った酸っぱ辛い調味料「とうがらし酢」の作り方です。赤とうがらしを小口切りにして保存瓶に入れ、酢に砂糖を混ぜ合わせて注ぎ、冷蔵庫で一晩浸したら完成です。…
レシピを見る#15 生姜と醤油が合う!万願寺唐とうがらし 油揚げも
万願寺唐辛子、油揚げ、ネギ、ショウガ、かつお節、しょうゆ
このレシピは万願寺唐辛子と油揚げを使ったおつまみ料理です。万願寺唐辛子を包丁で突いて焼き、油揚げも香ばしく焼いて食べやすい大きさに切ります。…
レシピを見る#16 伏見とうがらし・炊いたん
伏見とうがらし、板コンニャク、チリメンジャコ、かつお節、だし汁、みりん、砂糖、しょうゆ、赤唐辛子、等
このレシピは伏見とうがらしを使った炊いたんの料理です。しっかりとした味わいが特徴の一品です。…
レシピを見る#17 甘辛かつお節がからむ【万願寺とうがらしのおかか炒め】
万願寺とうがらし、醤油、みりん、すりおろし生姜、輪切り唐辛子、米油、かつお節
万願寺とうがらしを使った、副菜になるおかか炒めのレシピ。甘辛いたれを染み込んだかつお節は万願寺とうがらしによく合います。…
レシピを見る#18 じゃがいもとししとうがらしの甘辛炒め
じゃがいも、ししとうがらし、ちりめんじゃこ、糸とうがらし、サラダ油、砂糖、しょうゆ
白いご飯との相性も抜群のじゃがいもとししとうがらしの甘辛炒めレシピ。しょうゆのこってりとした旨味があり、どんどん箸が進みます。…
レシピを見る#19 なすとししとうがらしのてんぷらと小えびとみつばのかき揚げ
なす、ししとうがらし、むきえび、みつば、冷水、小麦粉、揚げ油
このレシピはなすとししとうがらしのてんぷらと小えびとみつばのかき揚げです。旬の野菜を使ってカラリと揚げる天ぷらは、そうめんにぴったりの一品です。…
レシピを見る最後に、とうがらしの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「とうがらし」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 72 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 16.3 | g | |
└糖質 | 9.2 | g | 低い |
└食物繊維 | 10.3 | g | 多い |
たんぱく質 | 3.9 | g | 低い |
脂質 | 3.4 | g | 普通 |
「とうがらし」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 9 | % | 特になし |
水分 | 75.0 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.4 | g | 普通 |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「とうがらし」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 6 | mg | 普通 |
カリウム | 760 | mg | 多い |
カルシウム | 20 | mg | 普通 |
マグネシウム | 42 | mg | 多い |
リン | 71 | mg | 普通 |
鉄 | 2.0 | mg | 多い |
亜鉛 | 0.5 | mg | 普通 |
銅 | 0.23 | mg | 多い |
マンガン | 0.27 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 130 | μg | 多い |
└β-カロテン | 6600 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 2200 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 7700 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 640 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 8.9 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0.1 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 2.0 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 27 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.14 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.36 | mg | 多い |
ナイアシン | 3.7 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 1.00 | mg | 多い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.95 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 120 | mg | 多い |
別名: なんばん/試料: 辛味種 /廃棄部位: へた
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。