このページでは、野菜の赤ピーマン(パプリカ)を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
赤ピーマン(パプリカ)のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは赤ピーマン(パプリカ)の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 28 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 7.2 | g | |
└糖質 | 5.8 | g | 低い |
└食物繊維 | 1.6 | g | 普通 |
たんぱく質 | 1.0 | g | 低い |
脂質 | 0.2 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、野菜分類に所属する正式名称「(ピーマン類) 赤ピーマン 果実 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、赤ピーマン(パプリカ)がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
赤ピーマン(パプリカ)はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:dancyu
赤ピーマン(パプリカ)とは?どんな食材?
赤ピーマン(パプリカ)は、野菜の一種であり、その特徴は赤い色をしていることです。野菜としては比較的大きく、形は丸くて平べったいです。赤ピーマンは、一般的なピーマンと比べて甘みがあり、食べるとクリスピーな食感が楽しめます。
赤ピーマン(パプリカ)の特徴1:栄養価が高い
赤ピーマンは、ビタミンCやビタミンA、ビタミンB6などの栄養素を豊富に含んでいます。特にビタミンCは免疫力を高める効果があり、美肌や風邪予防にも役立ちます。また、赤ピーマンには食物繊維も多く含まれており、腸の働きを促進して便秘の予防にもなります。
赤ピーマン(パプリカ)の特徴2:料理の幅が広い
赤ピーマンは、その甘みと食感から、さまざまな料理に活用することができます。生のままサラダやディップに添えるだけで、彩りと風味をプラスすることができます。また、炒め物や煮込み料理に加えることで、独特の甘みが料理全体を引き立てます。さらに、赤ピーマンは生でも加熱しても美味しさが変わらないため、調理方法に制限がありません。
赤ピーマン(パプリカ)の特徴3:保存がしやすい
赤ピーマンは、他の野菜と比べて比較的長期間保存することができます。冷暗所で保存すれば、1週間以上は新鮮な状態を保つことができます。また、冷凍することも可能であり、必要な分だけ取り出して使うことができます。そのため、赤ピーマンは常備しておくと便利な食材と言えます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は赤ピーマン(パプリカ)がダイエットにどう役立つか説明します!
赤ピーマン(パプリカ)はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:Eレシピ
1. 低カロリーでダイエットに適している
赤ピーマン(パプリカ)は可食部100gあたり28kcalと、かなり低いカロリーです。この低カロリーな特性は、ダイエットや体重管理をしている人にとって非常に有益です。赤ピーマンを食事に取り入れることで、満腹感を得ながらカロリー摂取を抑えることができます。
2. 糖質が低く血糖値の上昇を抑える
赤ピーマンには糖質が5.8g含まれており、低いと言えます。この特徴は、糖尿病や血糖値の上昇を気にしている人にとって重要です。赤ピーマンを摂取することで、血糖値の急激な上昇を抑えることができます。
3. 食物繊維が豊富で腸内環境を整える
赤ピーマンには食物繊維が1.6g含まれており、普通と言えます。食物繊維は腸内環境を整える効果があり、便通を促進することが知られています。赤ピーマンを摂取することで、腸の健康を維持することができます。
以上のように、赤ピーマン(パプリカ)は低カロリーでダイエットに適しているだけでなく、糖質が低く血糖値の上昇を抑える効果や食物繊維が豊富で腸内環境を整える効果もあります。健康的な食事に取り入れることで、バランスのとれた食事を実現することができます。
おすすめ:赤ピーマン(パプリカ)のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
赤ピーマン(パプリカ)に含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:NHKきょうの料理
赤ピーマン(パプリカ)の特徴
赤ピーマン(パプリカ)は、無機質栄養データを見ると以下のような特徴があります。
1. カリウムが普通量含まれている
赤ピーマン(パプリカ)には、可食部100gあたり210mgのカリウムが含まれています。カリウムは、体内の水分バランスを調整し、神経や筋肉の正常な機能をサポートする重要なミネラルです。
2. カルシウム、マグネシウム、リンが低い量しか含まれていない
赤ピーマン(パプリカ)には、カルシウムが7mg、マグネシウムが10mg、リンが22mgと、これらのミネラルは低い量しか含まれていません。これらのミネラルは骨や歯の形成に関与しており、不足すると骨粗鬆症などの問題が生じる可能性があります。
3. 鉄、亜鉛、銅が低い量しか含まれていない
赤ピーマン(パプリカ)には、鉄が0.4mg、亜鉛が0.2mg、銅が0.03mgと、これらのミネラルも低い量しか含まれていません。これらのミネラルは体内の酸素運搬や免疫機能の維持に重要な役割を果たしています。
以上のように、赤ピーマン(パプリカ)はカリウムが普通量含まれている一方で、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅の各ミネラルは低い量しか含まれていません。これらの特徴を考慮しながら、バランスの取れた食事を心がけることが大切です。
赤ピーマン(パプリカ)に含まれるビタミンを解説!
引用元:Eレシピ
赤ピーマン(パプリカ)のビタミンの特徴
赤ピーマン(パプリカ)に含まれるビタミンの特徴を以下の3つに絞って論じます。
1. ビタミンAの特徴
赤ピーマン(パプリカ)にはビタミンAが含まれています。具体的には、レチノールやα-カロテンはほとんど含まれていませんが、β-カロテンやβ-クリプトキサンチン、β-カロテン当量、レチノール活性当量が豊富に含まれています。これらの成分は、視力の維持や免疫力の向上に役立ちます。
2. ビタミンEの特徴
赤ピーマン(パプリカ)にはビタミンEも多く含まれています。具体的には、α-トコフェロール、β-トコフェロール、γ-トコフェロールが豊富に含まれています。ビタミンEは抗酸化作用があり、細胞の老化を防ぎ、健康な肌や髪の成長にも寄与します。
3. ビタミンCの特徴
赤ピーマン(パプリカ)にはビタミンCが非常に多く含まれています。具体的には、可食部100gあたり170mgのビタミンCが含まれています。ビタミンCは免疫力を高めるだけでなく、コラーゲンの生成を促進し、美肌効果や疲労回復にも役立ちます。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次は赤ピーマン(パプリカ)の使用例としてレシピをご紹介します。
赤ピーマン(パプリカ)を使ったレシピ20選!
#1 さっくり衣に包まれた"赤ピーマンといわしの揚げ春巻き"
真いわし、赤ピーマン、春巻き皮、小麦粉、揚げ油、マヨネーズ、にんにく、スモークパプリカパウダー
赤ピーマンといわしを活用して、スペイン風にアレンジした春巻きのレシピ。いわしのしっかりした味と、やわらかな食感に衣がよく合う一品。…
レシピを見る#2 やわらかさにやみつき!赤ピーマンの酢の物
赤ピーマン、砂糖
赤ピーマンを網で焼いて作る酢の物のレシピ。直火で焼くことで香ばしさがプラスされた一品に仕上がります。…
レシピを見る#3 オイスターそぼろと赤ピーマンの冷ややっこ
木綿豆腐、合いびき肉、しょうが、ピーマン、オイスターソース、しょうゆ、砂糖、水溶きかたくり粉、香菜、等
このレシピは、オイスターソースを使った肉そぼろと赤ピーマンをのせた冷ややっこです。しっかり味つけされた肉そぼろが、豆腐との相性抜群で、おつまみにもぴったりです。…
レシピを見る#5 赤ピーマンの肉詰めジョン
赤ピーマン、溶き卵、牛ひき肉、ねぎ、しょうが、白ごま、しょうゆ、ごま油、細ねぎ、等
このレシピは、赤ピーマンを使った肉詰めジョンの料理です。牛ひき肉やねぎ、しょうがなどの材料を混ぜて、ピーマンに詰めて焼き上げます。…
レシピを見る#6 赤ピーマンのスパゲッティ
スパゲッティ、にんにく、タイム、アンチョビ、イタリアンパセリ、たまねぎ、オリーブ油
このレシピは赤ピーマンを使ったスパゲッティ料理です。赤ピーマンを焼いて皮をむき、細切りにします。…
レシピを見る#7 赤ピーマンのアンチョビソース添え
ジャンボピーマン、にんにく、タイム、アンチョビ、赤ワインビネガー、オリーブ油、黒こしょう、たまねぎ
このレシピは赤ピーマンを使ったアンチョビソース添えの料理です。ジャンボピーマンを焼いて皮をむき、タイムとにんにくと一緒にじっくりと火を通します。…
レシピを見る#8 赤ピーマンのきんぴら
赤ピーマン、ちくわ、みりん、しょうゆ、ゴマ油
このレシピは赤ピーマンを使ったきんぴら料理です。赤ピーマンは縦半分に切って種とヘタを取り、食べやすい大きさに切ります。…
レシピを見る#9 赤ピーマンの白身魚詰め
パセリ
このレシピは赤ピーマンを使った白身魚詰めの料理です。赤ピーマンの香りとたまねぎの甘み、白身魚の風味が絶妙に絡み合い、トマトソースとの相性も抜群です。…
レシピを見る#10 赤ピーマンとニンジンのレッドポタージュ
赤ピーマン、ニンジン、玉ネギ、ニンニク、サラダ油、塩麹、パプリカパウダー、牛乳、塩コショウ、等
このレシピは赤ピーマンとニンジンを使ったレッドポタージュ料理です。赤ピーマンとニンジンを炒めた後、塩麹で旨みを引き出し、牛乳を加えて温めた濃厚なスープを作ります。…
レシピを見る#11 厚揚げとしいたけ、赤ピーマンの炒め物
厚揚げ、生しいたけ、赤ピーマン、八丁みそ、砂糖、しょうゆ、しょうが、にんにく、赤とうがらし、等
このレシピは厚揚げ、しいたけ、赤ピーマンを使った炒め物です。八丁みその味がふんわりとした厚揚げによくからみ、シンプルながらもボリューム感のある一皿に仕上がります。…
レシピを見る#12 タコと赤ピーマンの煮込みソース和え カペッリーニ
カペッリーニ、玉葱、赤ピーマン(L)、黄ピーマン(L)、オリーブオイル、バター、ニンニク、トマトホール、ローリエ、等
タコを使った、主食の煮込みソース和え、カペッリーニのレシピ。タコは茹でて時間を置いて自然に冷めるまで待ちましょう。…
レシピを見る#13 トウモロコシと赤ピーマンのキッシュ
薄力粉、バター(冷凍庫で冷やしておく)、冷水、グラニュー糖、型に塗るバター、玉ねぎ、トウモロコシ、バター、チキンスープ、等
パイ生地にトウモロコシと卵液を流し込んで焼き上げたキッシュのレシピ。パイ生地は冷凍保存が可能なので、多めに作っておいてほかの料理にも利用するのがおすすめです。…
レシピを見る#14 豚肉と赤ピーマンのパエージャ
スペアリブ(短く切ったもの)、ジャンボピーマン(赤)、玉ねぎ、にんにく、トマト水煮缶、パプリカ、サフラン、スープの素(コンソメ)、粗びき黒こしょう、等
豚肉を使ったスペインの米料理。サフランはアルミで包み、トースターで予め加熱します。…
レシピを見る#15 赤ピーマンブリュレとオレンジもやしきゅうりとミントのグラニテ
赤ピーマン、生クリーム、牛乳、卵黄、砂糖、オレンジジュース100%、もやし、イチゴ(栃乙女)、バルサミコクリーム、等
野菜入りのプリンとシャーベットのレシピ。ブリュレにしたプリンは野菜嫌いのお子さまに試してみたいおやつです。…
レシピを見る#16 スパゲティのパン粉ソース赤ピーマンのローストマリネ
スパゲティ、パン粉、バージンオリーブ油、にんにく(みじん切り)、アンチョビーフィレー、オレガノ(ドライ)、黒オリーブ、バージンオリーブ油、ジャンボピーマン(赤)、等
パン粉を活用したスパゲッティのレシピ。パン粉をにんにくなどで香りづけし、ソースにした思いがけない料理です。…
レシピを見る#17 赤ピーマンのムースパッチワークチーズ
赤ピーマン、スープ(スープの素1個を溶く)、卵黄、生クリーム、粉ゼラチン、白ワイン、砂糖、こしょう、レモン汁、等
見た目もおしゃれな2種のパーティレシピ。赤ピーマンの冷たいムースにトマトソースをかけた「赤ピーマンのムース」と焼いたプロセスチーズに、クラッカーのようにさまざまなトッピングをのせた「パッチワークチーズ」です。…
レシピを見る#18 鶏肉と赤ピーマンの甘辛炒め
鶏もも肉、長ねぎ、赤ピーマン、アンズジャム、しょうゆ
鶏もも肉を活用した主菜のレシピ。たれにアンズジャムを使うことで、少ない調味料ながら程よい酸味とフルーティーな甘味が奥深い仕上がりに。…
レシピを見る#19 赤ピーマンとキャベツの炒めごまあえ
ピーマン、キャベツ、サラダ油、しょうゆ、すりごま
赤ピーマンとキャベツを使った、お弁当の付け合わせにもピッタリなあえ物のレシピ。フライパンにサラダ油を熱し、野菜を炒めます。…
レシピを見る#20 赤ピーマンのポン酢漬け
ジャンボピーマン、しょうゆ
赤ピーマンを使った、副菜にぴったりのポン酢漬けのレシピ。材料は赤ピーマンだけ、味付けはポン酢のみのお手軽さが魅力。…
レシピを見る最後に、赤ピーマン(パプリカ)の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「赤ピーマン(パプリカ)」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 28 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 7.2 | g | |
└糖質 | 5.8 | g | 低い |
└食物繊維 | 1.6 | g | 普通 |
たんぱく質 | 1.0 | g | 低い |
脂質 | 0.2 | g | 低い |
「赤ピーマン(パプリカ)」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 10 | % | 特になし |
水分 | 91.1 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.5 | g | 低い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「赤ピーマン(パプリカ)」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | Tr | mg | 無し |
カリウム | 210 | mg | 普通 |
カルシウム | 7 | mg | 低い |
マグネシウム | 10 | mg | 低い |
リン | 22 | mg | 低い |
鉄 | 0.4 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.2 | mg | 低い |
銅 | 0.03 | mg | 低い |
マンガン | 0.13 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 940 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 230 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 1100 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 88 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 4.3 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0.2 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 0.2 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
ビタミンK | 7 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.06 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.14 | mg | 普通 |
ナイアシン | 1.2 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.37 | mg | 多い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.28 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 170 | mg | 多い |
別名: パプリカ/廃棄部位: へた、しん及び種子/硝酸イオン: 0 g
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。