このページではにらの葉のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
にらの葉のカロリーは18kcal(100gあたり)!これってどうなの?
にらの葉の可食部100gあたりのカロリーは、18kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1484位です。これは多い順にすると上位93%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「かなり低い」です。
また、日本食品標準成分表の「野菜」ジャンルのでにらの葉のカロリーを評価すると、221件中161位です。これは上位から72%に位置するカロリーで、評価は「低い」となります。
カロリー | 18Kcal |
全体での評価 | 1484位 / 1592件中(上位93%…かなり低い) |
「野菜」ジャンル内での評価 | 161位 / 221件中(上位72%…低い) |
にらの葉はカロリーがかなり低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜにらの葉のカロリーはかなり低いの?なにが含まれているの?
にらの葉のカロリーはなぜかなり低いのか?
にらの葉は、可食部100gあたり18kcalというカロリーがありますが、他の食材と比較して「かなり低い」と評価されています。その理由について、以下の栄養データを参照して説明します。
糖質がかなり低い
にらの葉は、可食部100gあたり1.9gの糖質を含んでいます。この糖質量は他の野菜と比較してもかなり低いです。糖質が少ないため、にらの葉を食べることで血糖値の上昇を抑えることができます。
食物繊維が多い
にらの葉には、可食部100gあたり2.7gの食物繊維が含まれています。この量は他の野菜と比較しても多いです。食物繊維は消化を助けるだけでなく、便通を促進したり、腸内環境を整える効果もあります。食物繊維が多いため、にらの葉を食べることで満腹感を得ることができます。
タンパク質、脂質が低い
にらの葉には、可食部100gあたり1.7gのタンパク質と0.3gの脂質が含まれています。これらの量は他の食材と比較して低いです。タンパク質は体の組織や筋肉の形成に必要ですが、にらの葉にはそれほど多く含まれていません。また、脂質も少ないため、カロリーが低くなっています。
以上のように、にらの葉のカロリーがかなり低いのは、糖質が少なく、食物繊維が多いためです。また、タンパク質や脂質も少ないため、カロリーが低くなっています。にらの葉は低カロリーながらも栄養価が高い食材の一つと言えます。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「にらの葉」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 1.9g | 4 | 7.6kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 2.7g | 2 | 5.4kcal |
たんぱく質 | 1.7g | 4 | 6.8kcal |
脂質 | 0.3g | 9 | 2.7kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「にらの葉」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、7.6kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
にらの葉は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
にらの葉は、低糖質ダイエットに使える?
にらの葉は、糖質量が1.9gで、低糖質ダイエットに特に効果的です。
にらの葉の糖質量は1.9g
にらの葉は、野菜の中でも糖質量が非常に低いです。100gあたりの糖質量はわずか1.9gとなっており、ダイエット中でも安心して摂取することができます。
低糖質ダイエットにおすすめ
にらの葉は、低糖質ダイエットに特に効果的です。糖質を制限することで体内の血糖値の上昇を抑えることができ、脂肪の燃焼を促進する効果も期待できます。また、にらの葉には食物繊維が豊富に含まれており、腸内環境を整える効果もあります。
バリエーション豊富な料理に活用
にらの葉は、さまざまな料理に活用することができます。生のままサラダに加えたり、炒め物やスープに入れたりすることができます。また、にらの葉は香りが豊かで、料理にアクセントを加えることができます。
まとめ
にらの葉は、糖質量が1.9gと非常に低いため、低糖質ダイエットにおいて特に効果的です。糖質を制限することで血糖値の上昇を抑え、脂肪の燃焼を促進する効果が期待できます。また、にらの葉はバリエーション豊富な料理に活用することができ、食事のバリエーションを豊かにすることができます。ぜひ、にらの葉を積極的に取り入れて、健康的なダイエットを実践してみてください。
にらの葉は、低脂質ダイエットに使える!?
にらの葉は、低脂質ダイエットに使える?
にらの葉は、低脂質が0.3gと非常に低いことがわかりました。このことから、「にらの葉は低脂質ダイエットに特に効果的」と言えるでしょう。
にらの葉の低脂質がダイエットに効果的な理由
にらの葉が低脂質ダイエットに効果的な理由は、その低脂質であることにあります。脂質は体内に蓄積されやすく、摂りすぎると太りやすくなると言われています。そのため、脂質の摂取量を減らすことは、ダイエットにおいて重要なポイントとなります。
にらの葉の他の栄養素について
にらの葉には、低脂質だけでなく、様々な栄養素が含まれています。例えば、ビタミンAやビタミンC、カルシウム、鉄などが豊富に含まれています。これらの栄養素は、健康維持や美容にも役立つものです。また、にらの葉には食物繊維も含まれており、腸内環境の改善にも寄与します。
にらの葉の摂取方法
にらの葉は、生で食べることができます。サラダや炒め物、スープなどに加えることで、料理の彩りや風味を添えることができます。また、にらの葉は栄養価が高いため、少量でも効果を得ることができます。ダイエット中の方には、食事のバリエーションを増やすためにも、にらの葉を取り入れてみることをおすすめします。
まとめ
にらの葉は、低脂質ダイエットに特に効果的な野菜です。低脂質でありながら、他の栄養素も豊富に含まれているため、健康維持や美容にも役立ちます。にらの葉を上手に活用して、バランスの取れた食事を心がけましょう。ダイエット中の方にとって、にらの葉は貴重な味方となることでしょう。
最後に、にらの葉の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「にらの葉」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 18 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 4.0 | g | |
└糖質 | 1.9 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 2.7 | g | 多い |
たんぱく質 | 1.7 | g | 低い |
脂質 | 0.3 | g | 低い |
「にらの葉」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 5 | % | 特になし |
水分 | 92.6 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.1 | g | 普通 |
コレステロール | Tr | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「にらの葉」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1 | mg | 低い |
カリウム | 510 | mg | 多い |
カルシウム | 48 | mg | 普通 |
マグネシウム | 18 | mg | 普通 |
リン | 31 | mg | 低い |
鉄 | 0.7 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.3 | mg | 普通 |
銅 | 0.07 | mg | 普通 |
マンガン | 0.39 | mg | 多い |
ヨウ素 | 1 | μg | 多い |
セレン | 1 | μg | 普通 |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | 15 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 3500 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 32 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 3500 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 290 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 2.5 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.5 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 180 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.06 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.13 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.6 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.16 | mg | 多い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.50 | mg | 普通 |
ビオチン | 2.1 | μg | 普通 |
ビタミンC | 19 | mg | 多い |
廃棄部位: 株元/硝酸イオン: 0.3 g
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。