このページではえのきたけのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
えのきたけのカロリーは34kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:キッコーマン
えのきたけの可食部100gあたりのカロリーは、34kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1357位です。これは多い順にすると上位85%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「低い」です。
また、日本食品標準成分表の「きのこ」ジャンルのでえのきたけのカロリーを評価すると、24件中7位です。これは上位から29%に位置するカロリーで、評価は「高い」となります。
カロリー | 34Kcal |
全体での評価 | 1357位 / 1592件中(上位85%…低い) |
「きのこ」ジャンル内での評価 | 7位 / 24件中(上位29%…高い) |
えのきたけはカロリーが低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜえのきたけのカロリーは低いの?なにが含まれているの?
引用元:YouTube
えのきたけのカロリーは低い理由
えのきたけは可食部100gあたりのカロリーが34kcalと非常に低いです。これは、以下の栄養データからも明らかです。
糖質がかなり低い
えのきたけは可食部100gあたりの糖質が4.8gと、かなり低い値です。糖質が低いため、血糖値の急上昇を抑える効果があります。また、低糖質の食材はダイエットにも適しており、健康的な食生活をサポートします。
食物繊維が多い
えのきたけは可食部100gあたりの食物繊維が3.9gと、多いです。食物繊維は消化器官の働きを活性化させ、便秘の予防や腸内環境の改善に役立ちます。また、食物繊維は満腹感をもたらすため、食事の量を抑えることができます。
タンパク質が低い
えのきたけは可食部100gあたりのタンパク質が2.7gと、低い値です。タンパク質は体の組織や筋肉の構成に欠かせない栄養素ですが、えのきたけはその点ではあまり優れていません。ただし、他の食材と組み合わせることで、バランスの良い食事を摂ることができます。
脂質が低い
えのきたけは可食部100gあたりの脂質が0.2gと、低い値です。脂質はエネルギー源として重要な栄養素ですが、過剰摂取は肥満や生活習慣病のリスクを高めます。えのきたけは脂質が低いため、健康的な食事に取り入れることができます。
以上の理由から、えのきたけはカロリーが低く、糖質や脂質が低いため、ダイエットや健康管理に適した食材と言えます。食事のバランスを考える際には、えのきたけを積極的に取り入れてみてください。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「えのきたけ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 4.8g | 4 | 19.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 3.9g | 2 | 7.8kcal |
たんぱく質 | 2.7g | 4 | 10.8kcal |
脂質 | 0.2g | 9 | 1.8kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「えのきたけ」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、19.2kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
えのきたけは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:キッコーマン
えのきたけは、低糖質ダイエットに使える?
えのきたけは、きのこの一種であり、糖質量が4.8gと比較的低いことが特徴です。そのため、低糖質ダイエットを実践している方にとって、えのきたけは少し効果的な食材と言えるでしょう。
えのきたけの糖質量は4.8g
えのきたけは、きのこの中でも糖質量が比較的低い食材です。一般的なきのこの糖質量は、おおよそ5g前後であるため、えのきたけはそれに比べて少し低いです。糖質を制限することで体重を減らしたい方や血糖値を気にする方にとって、えのきたけは選びやすい食材と言えるでしょう。
えのきたけは低糖質ダイエットに少し効果的
えのきたけは、低糖質ダイエットに少し効果的な食材と言えます。糖質を制限することで体重を減らすことが目的の場合、えのきたけは糖質量が比較的低いため、積極的に摂取することができます。また、えのきたけには食物繊維も豊富に含まれており、腸内環境の改善や便通の促進にも役立つと言われています。
まとめ
えのきたけは、糖質量が4.8gと比較的低いため、低糖質ダイエットに少し効果的な食材と言えます。糖質を制限することで体重を減らしたい方や血糖値を気にする方にとって、えのきたけは選びやすい食材と言えるでしょう。また、食物繊維も豊富に含まれており、腸内環境の改善や便通の促進にも役立つとされています。低糖質ダイエットを実践する際には、バランスの取れた食事と適度な運動も併せて行うことが重要です。
えのきたけは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:キッコーマン
えのきたけは、低脂質ダイエットに使える?
えのきたけは、低脂質ダイエットに特に効果的です。
えのきたけの低脂質性
えのきたけは、きのこの中でも低脂質であることが特徴です。実際に調べてみると、えのきたけの脂質含有量は0.2gと非常に低いことがわかります。この低脂質な特性が、ダイエットにおいて重要なポイントとなります。
ダイエットにおけるえのきたけの効果
えのきたけは、低脂質であるため、カロリー摂取を抑えることができます。脂質は高カロリーな成分であり、摂りすぎると体重増加の原因となります。しかし、えのきたけを積極的に摂取することで、脂質摂取を抑えることができます。
また、えのきたけには食物繊維も豊富に含まれています。食物繊維は腸内環境を整え、便秘の予防や改善に効果があります。ダイエット中においても、腸内環境を整えることは非常に重要です。えのきたけの食物繊維が、ダイエットの効果を高めることが期待できます。
えのきたけの調理方法
えのきたけは、調理方法によってもさまざまな料理に活用することができます。生で食べるだけでなく、炒め物や煮物、スープなどにも使うことができます。また、えのきたけは他の食材との相性も良く、様々な料理に取り入れることができます。
まとめ
えのきたけは、低脂質であるため、ダイエットにおいて特に効果的です。脂質摂取を抑えることができるため、カロリー制限をしながら健康的にダイエットを行うことができます。また、食物繊維も豊富に含まれており、腸内環境を整える効果も期待できます。さまざまな料理に活用することができるので、毎日の食事に取り入れてみてください。
最後に、えのきたけの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「えのきたけ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 34 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 7.6 | g | |
└糖質 | 4.8 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 3.9 | g | 多い |
たんぱく質 | 2.7 | g | 低い |
脂質 | 0.2 | g | 低い |
「えのきたけ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 15 | % | 特になし |
水分 | 88.6 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.9 | g | 普通 |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「えのきたけ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 2 | mg | 低い |
カリウム | 340 | mg | 多い |
カルシウム | Tr | mg | 無し |
マグネシウム | 15 | mg | 普通 |
リン | 110 | mg | 普通 |
鉄 | 1.1 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.6 | mg | 普通 |
銅 | 0.10 | mg | 普通 |
マンガン | 0.07 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 1 | μg | 普通 |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | Tr | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | 0.9 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 0 | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.24 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.17 | mg | 多い |
ナイアシン | 6.8 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.12 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.40 | mg | 多い |
ビオチン | 11.0 | μg | 多い |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
試料: 栽培品/廃棄部位: 柄の基部(いしづき)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。