このページでは、果物のパインアップルを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
パインアップルのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはパインアップルの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 54 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 13.7 | g | |
└糖質 | 11.9 | g | 低い |
└食物繊維 | 1.2 | g | 普通 |
たんぱく質 | 0.6 | g | かなり低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、果物分類に所属する正式名称「パインアップル 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、パインアップルがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
パインアップルはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
パインアップルとは?どんな食材?
パインアップルは、トロピカルな果物の一つです。その外見は、大きな円錐形をしており、鮮やかな黄色が特徴です。パインアップルは、独特の甘酸っぱい味わいと、ジューシーな果肉が特徴的です。
パインアップルの特徴
パインアップルは、多くの栄養素を含んだ健康的な食材です。ビタミンCやマンガン、ビタミンB6などの栄養素が豊富に含まれており、免疫力の向上や骨の健康維持に役立ちます。また、パインアップルには消化酵素であるブロメラインも含まれており、食事の消化を助ける効果もあります。
パインアップルの使い方
パインアップルは、そのまま食べるだけでなく、さまざまな料理にも活用することができます。フレッシュなままサラダに加えたり、スムージーやジュースにしたりすることもできます。また、パイやケーキのトッピングとしても人気があります。さわやかな甘酸っぱさが料理にアクセントを加えることができるでしょう。
以上のように、パインアップルは美味しさと栄養価の両方を兼ね備えた果物です。さまざまな料理に活用して、健康的で美味しい食事を楽しむことができます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はパインアップルがダイエットにどう役立つか説明します!
パインアップルはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 低カロリーでダイエットに適している
パインアップルは可食部100gあたり54kcalと、低カロリーな食材です。カロリーが低いため、ダイエット中の方やカロリー制限をしている方にとって、健康的な食事に役立ちます。また、食べ応えもあるため、満腹感を得ながらカロリーを抑えることができます。
2. 糖質が低く血糖値の上昇を抑える効果がある
パインアップルは可食部100gあたり11.9gの糖質を含んでいます。糖質の量が少ないため、血糖値の上昇を抑える効果が期待できます。血糖値の急激な上昇は、インスリンの分泌を促し、体内に脂肪を蓄える原因となるため、糖質の摂取を抑えることは健康的な食事につながります。
3. 食物繊維が豊富で腸内環境を改善する
パインアップルは可食部100gあたり1.2gの食物繊維を含んでいます。食物繊維は腸内環境を改善し、便通を促進する効果があります。また、食物繊維は満腹感を与えるため、食事の量を抑えることにも役立ちます。腸内環境の改善は健康維持に欠かせないため、パインアップルは健康的な食事において重要な果物と言えます。
おすすめ:パインアップルのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
パインアップルに含まれる無機質の栄養を解説!
パインアップルの特徴
パインアップルは、果物の中でも特徴的な栄養データを持っています。
カリウムが普通量含まれています
パインアップルには、可食部100gあたり150 mgのカリウムが含まれています。カリウムは体内の水分バランスを調整し、神経や筋肉の正常な機能を維持するために重要な栄養素です。パインアップルのカリウム含有量は普通量であり、バランスの取れた食事に貢献します。
マンガンが多く含まれています
パインアップルには、可食部100gあたり1.33 mgのマンガンが含まれています。マンガンは酵素の働きを助け、体内の代謝をサポートする役割を果たしています。パインアップルのマンガン含有量は多いため、代謝機能をサポートする上で有益な果物と言えます。
リンが低い量しか含まれていません
パインアップルには、可食部100gあたり9 mgのリンが含まれています。リンは骨や歯の形成に関与し、エネルギー代謝にも関わる重要な栄養素です。しかし、パインアップルのリン含有量は低いため、リンを多く摂取する必要がある場合には他の食材との組み合わせが必要です。
以上のように、パインアップルはカリウムが普通量、マンガンが多く含まれており、一方でリンは低い量しか含まれていません。これらの特徴から、パインアップルはバランスの取れた食事に適した果物と言えます。
パインアップルに含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンAはほとんど含まれていない
パインアップルに含まれるビタミンAは、レチノールやα-カロテンといった形態でほとんど含まれていません。そのため、パインアップルを摂取することでビタミンAを効果的に摂取することはできません。
2. ビタミンCの含有量が多い
パインアップルにはビタミンCが豊富に含まれています。可食部100gあたり35mgのビタミンCが含まれており、普段の食事においてビタミンCを摂取するのに適しています。
3. β-カロテンやβ-クリプトキサンチンの含有量が多い
パインアップルにはβ-カロテンやβ-クリプトキサンチンといったカロテノイド類が多く含まれています。これらの成分は抗酸化作用があり、体内の活性酸素を除去する効果があります。そのため、パインアップルを摂取することで抗酸化作用を得ることができます。
以上のように、パインアップルに含まれるビタミンの特徴は、ビタミンAがほとんど含まれていない一方で、ビタミンCやカロテノイド類が豊富に含まれているという点です。パインアップルを摂取することで、ビタミンCの摂取や抗酸化作用を期待することができます。
最後に、パインアップルの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「パインアップル」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 54 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 13.7 | g | |
└糖質 | 11.9 | g | 低い |
└食物繊維 | 1.2 | g | 普通 |
たんぱく質 | 0.6 | g | かなり低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
「パインアップル」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 45 | % | 特になし |
水分 | 85.2 | g | 多い |
有機酸 | 0.9 | g | 多い |
灰分 | 0.4 | g | 低い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「パインアップル」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | Tr | mg | 無し |
カリウム | 150 | mg | 普通 |
カルシウム | 11 | mg | 普通 |
マグネシウム | 14 | mg | 普通 |
リン | 9 | mg | 低い |
鉄 | 0.2 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.1 | mg | 低い |
銅 | 0.11 | mg | 普通 |
マンガン | 1.33 | mg | 多い |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 0 | μg | 無し |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | Tr | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | Tr | μg | 無し |
└β-カロテン | 37 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 2 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 38 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 3 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 1 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.09 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.02 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.2 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.10 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.23 | mg | 普通 |
ビオチン | 0.2 | μg | 普通 |
ビタミンC | 35 | mg | 多い |
別名: パイナップル/廃棄部位: はく皮及び果しん部
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。