このページでは、果物のココナッツミルクを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
ココナッツミルクのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはココナッツミルクの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 157 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 2.8 | g | |
└糖質 | 3.8 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 0.2 | g | 普通 |
たんぱく質 | 1.9 | g | 低い |
脂質 | 16.0 | g | 多い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、果物分類に所属する正式名称「ココナッツ ココナッツミルク」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、ココナッツミルクがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
ココナッツミルクはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
ココナッツミルクとは?どんな食材?
ココナッツミルクとは、ココナッツの実から抽出される食材です。ココナッツの実の中には、白くて固い部分があります。この部分を細かく刻んで水と一緒に煮込むことで、ココナッツミルクが作られます。
ココナッツミルクの特徴
ココナッツミルクは、濃厚でクリーミーなテクスチャーが特徴です。そのまま飲むだけでなく、料理やスイーツの材料としても幅広く使われています。ココナッツの風味が豊かで、甘みもあります。
ココナッツミルクの栄養価
ココナッツミルクには、ミネラルやビタミン、飽和脂肪酸などが含まれています。特に、マグネシウムやカリウム、鉄などのミネラルが豊富に含まれており、健康に良い影響を与えると言われています。ただし、飽和脂肪酸の含有量が高いため、摂取量には注意が必要です。
以上、ココナッツミルクの特徴と栄養価についてご説明しました。ココナッツミルクは多くの料理に活用され、健康にも良い食材として知られています。是非、様々な料理や飲み物に取り入れてみてください。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はココナッツミルクがダイエットにどう役立つか説明します!
ココナッツミルクはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:dancyu
ココナッツミルクの栄養データについて
ココナッツミルクは、可食部100gあたりで157kcalのカロリーを含んでいます。炭水化物は2.8gで、糖質は3.8gです。糖質の量はかなり低いと言えます。また、食物繊維は0.2g含まれており、普通の量となっています。タンパク質は1.9gで、低い量となっています。脂質は16g含まれており、多いと言えます。塩分は0gであり、無添加です。
ココナッツミルクの健康的な食事への役割
1. 低糖質な食材としての役割
ココナッツミルクは糖質がかなり低いため、糖質制限を行っている方や糖質を控えたい方にとって適した食材です。糖質の摂取量を抑えることは、血糖値の上昇を抑える効果があり、糖尿病の予防や管理に役立ちます。
2. 脂質の供給源としての役割
ココナッツミルクには脂質が多く含まれています。脂質はエネルギー源として重要な栄養素であり、体内の細胞機能をサポートする役割があります。また、ココナッツミルクに含まれる脂質は中鎖脂肪酸であるラウリン酸が主成分となっており、代謝によってエネルギーに変換されやすい特徴があります。
3. 食物繊維の補給源としての役割
ココナッツミルクには少量の食物繊維が含まれています。食物繊維は腸内環境を整え、便通を促進する効果があります。また、食物繊維は満腹感を与えるため、食事の量を調整するのに役立ちます。
以上のように、ココナッツミルクは低糖質であり、脂質や食物繊維を含んでいるため、健康的な食事に役立つ食材と言えます。ただし、脂質の量には注意が必要であり、適量を摂取することが重要です。
おすすめ:ココナッツミルクのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
ココナッツミルクに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:ヤマサ
ココナッツミルクの特徴
ココナッツミルクは、無機質栄養データを見ると以下の特徴があります。
1. カリウムが豊富
ココナッツミルクは、可食部100gあたり230 mgのカリウムを含んでいます。カリウムは、体内の水分バランスを調整する役割を持ち、心臓の健康を保つのに重要な栄養素です。
2. 銅とマンガンが多い
ココナッツミルクには、銅とマンガンが豊富に含まれています。銅は酵素の働きをサポートし、免疫機能を向上させる役割があります。また、マンガンは骨の形成や抗酸化作用に関与しています。
3. カルシウムが低い
ココナッツミルクには、可食部100gあたりわずか5 mgのカルシウムしか含まれていません。カルシウムは骨や歯の健康に重要な栄養素ですが、ココナッツミルクからは十分な量を摂取することはできません。
以上のように、ココナッツミルクはカリウムが豊富であり、銅とマンガンも多く含まれています。しかし、カルシウムの含有量は低いため、他の食材と組み合わせてバランスの取れた食事を摂ることが重要です。
ココナッツミルクに含まれるビタミンを解説!
引用元:キッコーマン
ココナッツミルクのビタミン含有量の特徴
ココナッツミルクに含まれるビタミンの特徴について、以下の3つのポイントを論じます。
1. ビタミンB1の含有量は低い
ココナッツミルクに含まれるビタミンB1の含有量は0.01 mgで、非常に低いと言えます。ビタミンB1はエネルギー代謝に関与し、神経や筋肉の正常な機能を維持するために必要な栄養素です。しかし、ココナッツミルクを摂取する際には他の食材からビタミンB1を補う必要があります。
2. ナイアシンの含有量は普通
ココナッツミルクに含まれるナイアシンの含有量は0.4 mgで、普通と言えます。ナイアシンはエネルギー代謝や皮膚の健康に関与し、神経系の正常な機能をサポートします。ココナッツミルクを摂取することで、一定量のナイアシンを摂取することができます。
3. ビタミンB6の含有量は低い
ココナッツミルクに含まれるビタミンB6の含有量は0.02 mgで、低いと言えます。ビタミンB6はタンパク質の代謝や免疫機能の維持に重要な役割を果たします。しかし、ココナッツミルクからは十分な量のビタミンB6を摂取することは難しいため、他の食材からの補給が必要です。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はココナッツミルクの使用例としてレシピをご紹介します。
ココナッツミルクを使ったレシピ20選!
#1 白身魚とパプリカのココナッツミルクカレー
白身魚、玉ねぎ、パプリカ、しめじ、にんにく、ココナッツミルク、カレー粉、クミン、塩胡椒、等
白身魚とココナッツミルクを使用した、カレーのレシピ。淡泊な白身魚を、ココナッツミルクで煮込んだお料理です。…
レシピを見る#2 優しい甘さのさっぱりデザート"豆乳白玉のいちごココナッツミルク"
豆乳、白玉粉、いちご、ココナッツミルク、牛乳、グラニュー糖、レモン汁
豆乳を加えて練った白玉団子と、いちごとココナッツミルクのソースをかけたスイーツレシピ。フレッシュないちごのやさしい酸味で、さっぱりと食べられます。…
レシピを見る#3 ココナッツミルク鍋
豚ばら肉(ブロック)、キャベツ、エリンギ、にんじん、香菜、レモン、ココナッツミルク、おろし生姜、塩こしょう、等
ココナッツミルクをベースにした鍋のレシピ。甘いココナッツミルクにレモンとしょうゆが加わることで、調和の取れたマイルドクリーミーな味わいが生まれます。…
レシピを見る#4 鶏肉と新じゃがのココナッツミルク煮
鶏もも肉(皮なし)、じゃがいも(新)、ブロッコリー、にんにく(つぶす)、ごま油、しょうゆ、料理酒、砂糖、ココナッツミルク、等
鶏肉とジャガイモのココナッツミルク煮のレシピ。ごま油で香ばしく炒めた鶏肉とまろやかなココナッツミルクの味わいが絶妙。…
レシピを見る#5 ココナッツミルク入りタイカレーのレシピ
ニンニク、ショウガ、レッドオニオン、ナス、カレー粉、クミンパウダー、カルダモン、干しエビ、ココナッツミルク、等
ココナッツミルクを使用したエスニック風なカレーのレシピ。数種類のスパイスを使い、本格的な味わいが楽しめます。…
レシピを見る#6 エビのココナッツミルク煮
エビ、タマネギ、ピーマン、トマト、青唐辛子、ニンニク、カピ、サンバル、パームシュガー、等
ココナッツミルクの風味と唐辛子の辛味が絶妙な、エスニック料理のレシピ。タイ料理の風味付けには欠かせない、「バイマックルー」を加えることで本格的な味わいが楽しめます。…
レシピを見る#7 ココアココナッツミルクアイス♪卵・乳製品不使用
ココナッツミルク、アーモンドミルク、ココアパウダー、砂糖(てん菜糖など)、バニラエッセンス、アーモンドダイス
ココナッツミルクやココアパウダーを使った、自然な甘さのミルクアイスのレシピ。卵や乳製品は入っていませんが、ココナッツミルクのコクが加わり、クリーミーな味わいです。…
レシピを見る#8 鶏肉のココナッツミルク煮
鶏手羽元、マッシュルーム、赤パプリカ、黄パプリカ、ローリエ、赤唐辛子、ショウガ、ココナッツミルク、ナンプラー、等
スパイスが効いたタイの料理、鶏肉のココナッツミルク煮のレシピ。ココナッツミルクのまろやかな甘さの中にスパイスや酸味が効いたスープで鶏肉を煮込みます。…
レシピを見る#9 フルーツたっぷりのタピオカココナッツミルク
タピオカ、砂糖、レモン汁、ココナッツミルク、牛乳、お好みのフルーツ、ミントの葉
作り方は簡単です。まず、たっぷりのお湯でタピオカをゆでます。…
レシピを見る#11 優しい甘さ♪ かぼちゃのココナッツミルク煮
砂糖、コンソメ
このレシピはかぼちゃを使ったココナッツミルク煮の料理です。ホクホクのかぼちゃにコク深いココナッツミルクが絶妙に合い、優しい甘さが口いっぱいに広がります。…
レシピを見る#12 鶏肉のみそココナッツミルク煮
鶏もも肉、オリーブオイル、ココナッツミルク、みそ、こしょう
鶏もも肉を使った主菜になるココナッツミルク煮のレシピ。ココナッツミルクと味噌のソースの組み合わせが魅力です。…
レシピを見る#13 ココナッツミルク
タピオカ、グラニュー糖、ココナッツミルク、コンデンスミルク、牛乳、バナナ
このレシピはココナッツミルクを使ったデザート料理です。まず、タピオカを洗ってザルに上げます。…
レシピを見る#14 ココナッツミルク粥
お米、ココナッツミルク、ショウガ、サツマイモ、しょうゆ、パクチー(香菜)
このレシピはココナッツミルクを使ったお粥の作り方です。東南アジアの食材であるココナッツミルクを使用し、ショウガとサツマイモで風味をアップさせています。…
レシピを見る#15 アサリのココナッツミルクがけ
アサリ、ココナッツミルク、しょうゆ
このレシピは、アサリのココナッツミルクがけです。アサリを酒でじっくり火を通し、ココナッツミルクと調味料を加えて作ります。…
レシピを見る#16 ココナッツミルクみつ豆
ココナッツミルク、コンデンスミルク、砂糖、タピオカ、みつ豆、チェリー
このレシピはココナッツミルクを使ったエスニックなみつ豆の料理です。甘さも上品で、食べるとほっと心が和む一品です。…
レシピを見る#17 ココナッツミルクロール
強力粉、ココナッツミルクパウダー、砂糖、インスタントドライイースト、ショートニング、全卵、溶き卵、ココナッツファイン、コーンスターチ、等
このレシピはココナッツミルクを使ったロールケーキです。とっても優しい味わいで、ふわふわっとした口当たりが特徴のパンです。…
レシピを見る#18 濃厚ココナッツミルクソースでいただくエスニックミートボール
合いびき肉、玉ねぎ、にんにく、塩コショウ、ナツメグ、パン粉、牛乳、ココナッツミルク、ターメリック、等
複数のスパイスを使ったココナッツミルクソースをかけていただく、ミートボールの主菜のレシピ。ミートボールのたまねぎ、にんにくはしっかり飴色になるまで炒めることで、甘みや風味がアップ。…
レシピを見る#19 ひんやり甘〜い♡ ココナッツミルクシャーベット
砂糖、コーンスターチ、ミックスナッツ
このレシピはコーンスターチとミックスナッツを使ったひんやり甘〜い♡ ココナッツミルクシャーベットの作り方です。材料を全てミキサーにかけて凍らせるだけなので、とてもお手軽♪凍らせる途中でよくかき混ぜることでふわふわの食感になります。…
レシピを見る#20 ココナッツミルクでまろやか♪ レッドカレー
無頭えび、サラダ油、レッドカレーペースト、ナンプラー、砂糖、ごはん
このレシピは、ココナッツミルクを使ってまろやかに仕上げたタイ料理のレッドカレーです。レッドカレーは乾燥赤唐辛子を使っているため、辛味がありますが、市販のレッドカレーペーストを使えば手軽に作れます。…
レシピを見る最後に、ココナッツミルクの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ココナッツミルク」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 157 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 2.8 | g | |
└糖質 | 3.8 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 0.2 | g | 普通 |
たんぱく質 | 1.9 | g | 低い |
脂質 | 16.0 | g | 多い |
「ココナッツミルク」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 78.8 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.5 | g | 低い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「ココナッツミルク」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 12 | mg | 普通 |
カリウム | 230 | mg | 普通 |
カルシウム | 5 | mg | 低い |
マグネシウム | 28 | mg | 普通 |
リン | 49 | mg | 普通 |
鉄 | 0.8 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.3 | mg | 普通 |
銅 | 0.22 | mg | 多い |
マンガン | 0.59 | mg | 多い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 0 | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | - | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.01 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0 | mg | 無し |
ナイアシン | 0.4 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0 | mg | 無し |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
試料: 缶詰/(100 g:98mL、100 mL:102g)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。