このページではイワシのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
イワシのカロリーは156kcal(100gあたり)!これってどうなの?
イワシの可食部100gあたりのカロリーは、156kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中745位です。これは多い順にすると上位46%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「魚」ジャンルのでイワシのカロリーを評価すると、296件中97位です。これは上位から32%に位置するカロリーで、評価は同じく「平均的」となります。
カロリー | 156Kcal |
全体での評価 | 745位 / 1592件中(上位46%…平均的) |
「魚」ジャンル内での評価 | 97位 / 296件中(上位32%…平均的) |
イワシはカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜイワシのカロリーは平均的?なにが含まれているの?
引用元:ヤマサ
イワシのカロリーは平均的な理由
イワシのカロリーは、可食部100gあたり156kcalと評価されています。これは他の食材と比較して「平均的」とされています。なぜイワシのカロリーは平均的なのでしょうか。
栄養データを参照
イワシの栄養データを見てみると、糖質は6.3gで「低い」と評価されています。また、食物繊維は0gで「無し」となっています。一方で、タンパク質は19.2gと「多い」とされており、脂質は9.2gで「普通」と評価されています。
バランスの良い栄養素
イワシのカロリーが平均的と評価される理由は、その栄養バランスにあります。タンパク質が多く含まれており、脂質も普通の量です。また、糖質は低く、食物繊維はほとんど含まれていません。
健康的な食事に適している
イワシは、タンパク質や脂質のバランスが良く、糖質や食物繊維の摂取量も適度です。このような栄養バランスは、健康的な食事に適しています。イワシを食べることで、必要な栄養素をバランスよく摂取することができます。
まとめ
イワシのカロリーは平均的である理由は、その栄養バランスにあります。タンパク質や脂質の含有量が適切であり、糖質や食物繊維の量も適度です。健康的な食事に適しているため、イワシは平均的なカロリーと評価されています。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「イワシ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 6.3g | 4 | 25.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 19.2g | 4 | 76.8kcal |
脂質 | 9.2g | 9 | 82.8kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「イワシ」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、82.8kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
イワシは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:カゴメ
イワシは、低糖質ダイエットに使える?
イワシは、糖質量が6.3gで、栄養価も豊富です。
イワシの糖質量は控えめ
イワシは、低糖質ダイエットにどちらかというと不向きと言われていますが、その糖質量は実は控えめです。100gあたりの糖質量は6.3gとなっており、一般的な魚と比べると少ないです。
イワシの栄養価
イワシには、タンパク質やビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。特に、EPAやDHAといった必須脂肪酸が多く含まれており、脳や心臓の健康維持に役立ちます。
イワシの利点
イワシは、低カロリーでありながら栄養価が高いため、ダイエット中でも健康的な食事を摂ることができます。また、食物繊維も含まれており、腸の働きを促進する効果も期待できます。
イワシの食べ方
イワシは、焼いたり煮たりするだけで美味しくいただけます。また、刺身や寿司のネタとしても利用されることがあります。調理方法によっては、脂肪分を減らすこともできますので、ダイエット中でも安心して食べることができます。
まとめ
イワシは、低糖質ダイエットにはどちらかというと不向きとされていますが、糖質量が控えめで栄養価も高いため、適量を摂ることで健康的な食事を実現することができます。ダイエット中でも美味しく食べられる食材の一つとして、積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。
イワシは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:dancyu
イワシは、低脂質ダイエットに不向き
イワシは、魚の中でも特に栄養価が高いとされていますが、低脂質ダイエットには向いていないと言われています。なぜなら、イワシには脂質が多く含まれており、その量はなんと9.2gもあります。
イワシの脂質量
イワシは、その小さな体に比べて脂質が多い特徴があります。一般的な魚の中では、イワシの脂質量はかなり高い方に位置します。そのため、低脂質ダイエットを目指す人にとっては、イワシは避けるべき食材となります。
低脂質ダイエットの目的
低脂質ダイエットを行う目的は、脂肪の摂取を抑えることによって体重を減らすことです。脂質は高カロリーなため、摂り過ぎると体に蓄積されやすくなります。そのため、低脂質ダイエットを行う人は、脂質の摂取量に気を付ける必要があります。
イワシの脂質の効果
一方で、イワシに含まれる脂質には、健康に良い効果もあります。イワシには、オメガ3脂肪酸が豊富に含まれており、血液をサラサラにする効果や、心臓病の予防にも役立つとされています。そのため、健康を重視する人にとっては、イワシの脂質はプラスに働く食材となります。
まとめ
イワシは、栄養価が高く健康に良い食材である一方で、低脂質ダイエットには不向きな食材です。脂質が多く含まれているため、低脂質ダイエットを行う人は、他の魚を選ぶ方が良いでしょう。ただし、健康を重視する場合には、イワシの脂質を積極的に摂取することも考慮すべきです。バランスの取れた食事を心掛けることが大切です。
最後に、イワシの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「イワシ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 156 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 0.2 | g | |
└糖質 | 6.3 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 19.2 | g | 多い |
脂質 | 9.2 | g | 普通 |
「イワシ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 60 | % | 特になし |
水分 | 68.9 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.2 | g | 普通 |
コレステロール | 67 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「イワシ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 81 | mg | 普通 |
カリウム | 270 | mg | 普通 |
カルシウム | 74 | mg | 多い |
マグネシウム | 30 | mg | 普通 |
リン | 230 | mg | 多い |
鉄 | 2.1 | mg | 多い |
亜鉛 | 1.6 | mg | 多い |
銅 | 0.20 | mg | 多い |
マンガン | 0.04 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 24 | μg | 多い |
セレン | 48 | μg | 多い |
クロム | Tr | μg | 無し |
モリブデン | Tr | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 8 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 8 | μg | 普通 |
ビタミンD | 32.0 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 2.5 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 1 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.03 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.39 | mg | 多い |
ナイアシン | 7.2 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.49 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 16.0 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.14 | mg | 多い |
ビオチン | 15.0 | μg | 多い |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
廃棄部位: 頭部、内臓、骨、ひれ等(三枚下ろし)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。