鯖のカロリーは高い？低い？カロリーの内訳を理解してダイエットに役立てよう。糖質制限や低脂質などダイエットメニューに適しているかも判定！

鯖のカロリーは295kcal（100gあたり）！これってどうなの？

鯖の可食部100gあたりのカロリーは、295kcalです。

このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中345位です。これは多い順にすると上位21％に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。

また、日本食品標準成分表の「魚」ジャンルので鯖のカロリーを評価すると、296件中22位です。これは上位から7％に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。

カロリー	295Kcal
全体での評価	345位 / 1592件中（上位21％…高い）
「魚」ジャンル内での評価	22位 / 296件中（上位7％…高い）

なぜ鯖のカロリーは高いの？なにが含まれているの？

鯖のカロリーが高い理由

鯖のカロリーは可食部100gあたり295kcalと、他の食材と比較して高いと評価されています。その理由について、以下の栄養データを参考に説明します。

タンパク質の多さ

鯖は可食部100gあたり17.2gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は体の細胞や組織を作るために必要な栄養素であり、筋肉の形成や修復にも関与しています。鯖には多くのタンパク質が含まれているため、カロリーも高くなっています。

脂質の多さ

鯖には可食部100gあたり26.8gの脂質が含まれています。脂質はエネルギー源として重要な栄養素であり、体内の機能や組織の保護にも関与しています。鯖の脂質量が多いため、カロリーも高くなっています。

糖質の低さ

鯖には可食部100gあたり5.6gの糖質が含まれています。糖質はエネルギー源として利用されますが、過剰摂取は血糖値の上昇を引き起こす可能性があります。鯖の糖質量が比較的低いため、カロリーも高くなっています。

食物繊維の欠如

鯖には可食部100gあたり食物繊維が含まれていません。食物繊維は腸内環境の改善や便通の促進に役立つ栄養素です。鯖には食物繊維がほとんど含まれていないため、カロリーが高くなっています。

以上の理由から、鯖のカロリーは高いと評価されています。タンパク質や脂質の含有量が多く、糖質や食物繊維の量が比較的低いため、カロリーが高くなっているのです。

それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。

「鯖」のカロリー内訳
栄養素	栄養素の量	1グラム あたりの カロリー	栄養素 によるカロリー
炭水化物のうち、糖質	5.6g	4	22.4kcal
炭水化物のうち、食物繊維	(0)g	2	0kcal
たんぱく質	17.2g	4	68.8kcal
脂質	26.8g	9	241.2kcal

※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。

鯖は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える！？

鯖は、低糖質ダイエットに使える？

魚の中でも特に栄養価が高く、美味しいと評判の一つが「鯖」です。鯖は、糖質量が5.6gと比較的低いため、低糖質ダイエットにおいても適した食材と言えます。

鯖の糖質量は5.6g

鯖は、糖質量が5.6gと非常に低いです。糖質制限を行っている方にとって、鯖は優れた選択肢となるでしょう。糖質制限ダイエットは、血糖値の上昇を抑えることで脂肪の燃焼を促進し、体重の減少をサポートします。そのため、鯖の低糖質量は、ダイエットにおいて有益な要素となります。

鯖に含まれる栄養素

鯖には、糖質以外にも様々な栄養素が含まれています。特に注目すべきは、EPAやDHAといったオメガ3脂肪酸の豊富な含有量です。これらの栄養素は、心臓疾患の予防や認知症の改善に効果的とされています。また、鯖にはビタミンDやビタミンB12も豊富に含まれており、骨の健康や神経の働きにも良い影響を与えます。

鯖の調理方法

鯖は、さまざまな調理方法で楽しむことができます。焼き魚や煮物、刺身など、自分の好みに合わせて調理することができます。ただし、鯖は脂が多く含まれているため、適度な調理方法を選ぶことが重要です。脂の多い部分を取り除いたり、脂を落とすために水洗いをするなどの工夫をすると良いでしょう。

まとめ

鯖は、糖質量が5.6gと比較的低いため、低糖質ダイエットにおいても適した食材です。また、鯖には栄養価が高く、心臓疾患や認知症の予防にも効果的な栄養素が含まれています。適切な調理方法を選ぶことで、美味しく健康的な食事を楽しむことができます。鯖を積極的に取り入れて、低糖質ダイエットをサポートしましょう。

鯖は、低脂質ダイエットに使える！？

鯖は低脂質ダイエットに不向き

魚の中でも代表的な脂肪が多い魚として知られる「鯖」ですが、実はその脂肪含有量は非常に高いことがわかりました。鯖の脂肪含有量はなんと26.8gもあり、これは低脂質ダイエットを目指す人には不向きと言えます。

鯖の脂肪含有量の高さ

鯖は美味しいだけでなく、栄養価も高い魚として知られています。特にDHAやEPAなどの不飽和脂肪酸が豊富に含まれており、脳の健康や血液の循環を促進する効果があります。しかし、その一方で鯖には多くの脂肪が含まれていることも事実です。

低脂質ダイエットを行う際には、摂取する脂肪の量に気をつける必要があります。一般的に、1日の脂肪摂取量は男性で60g、女性で50g程度が推奨されています。しかし、鯖の脂肪含有量はその推奨量を大きく上回っており、摂取しすぎるとカロリーオーバーになる可能性が高いです。

低脂質ダイエットに適した魚の選び方

低脂質ダイエットを行う際には、魚の選び方にも注意が必要です。低脂質な魚としては、さば以外にも「さけ」「たい」「かれい」「さわら」などが挙げられます。これらの魚は、鯖に比べて脂肪含有量が低く、ダイエットに適しています。

また、魚を調理する際にも脂肪の取り方に工夫が必要です。焼き魚や蒸し魚など、脂肪を落としやすい調理方法を選ぶことが重要です。また、魚の脂肪を取り除くためには、皮を取り除くことも効果的です。

まとめ

魚の中でも脂肪が多い鯖は、低脂質ダイエットを行う際には避けるべきです。その代わりに、さけやたい、かれい、さわらなどの低脂肪な魚を選ぶことをおすすめします。また、調理方法にも注意し、脂肪を落とす工夫をすることが大切です。健康的なダイエットを実践するために、魚の選び方や調理方法についてしっかりと知識を持ちましょう。

「鯖」の主な栄養情報(可食部100gあたり)
カロリー	295	Kcal	高い
炭水化物	0.4	g
└糖質	5.6	g	低い
└食物繊維	(0)	g	無し
たんぱく質	17.2	g	多い
脂質	26.8	g	多い
「鯖」のその他栄養情報
廃棄率	0	%	特になし
水分	54.5	g	普通
有機酸	-	g	無し
灰分	1.1	g	普通
コレステロール	68	mg	多い
食塩相当量	0.3	mg	普通
アルコール	-	g	無し
「鯖」のビタミン・無機質等
ナトリウム	99	mg	普通
カリウム	320	mg	普通
カルシウム	7	mg	低い
マグネシウム	28	mg	普通
リン	210	mg	多い
鉄	0.9	mg	普通
亜鉛	0.9	mg	普通
銅	0.06	mg	普通
マンガン	0.01	mg	低い
ヨウ素	69	μg	多い
セレン	45	μg	多い
クロム	0	μg	無し
モリブデン	0	μg	無し
ビタミンA
└レチノール	44	μg	多い
└α-カロテン	0	μg	無し
└β-カロテン	0	μg	無し
└β-クリプトキサンチン	0	μg	無し
└β-カロテン当量	0	μg	無し
└レチノール活性当量	44	μg	多い
ビタミンD	10.0	μg	多い
ビタミンE
└α-トコフェロール	0.7	mg	普通
└β-トコフェロール	0	mg	無し
└γ-トコフェロール	0	mg	無し
└δ-トコフェロール	0	mg	無し
ビタミンK	(0)	μg	無し
ビタミンB1	0.14	mg	多い
ビタミンB2	0.35	mg	多い
ナイアシン	6.5	mg	多い
ビタミンB6	0.35	mg	多い
ビタミンB12	8.1	μg	多い
葉酸		μg	無し
パントテン酸	0.72	mg	多い
ビオチン	6.6	μg	多い
ビタミンC	1	mg	普通

別名： ノルウェーさば／三枚におろしたもの／（魚体全体から調理する場合、廃棄率： 35 %、廃棄部位： 頭部、内臓、骨、ひれ等）

※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr（微量）の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。