このページでは、魚のはたはた干しを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
はたはた干しのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずははたはた干しの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 154 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | Tr | g | |
└糖質 | 3.0 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 16.7 | g | 多い |
脂質 | 10.3 | g | 普通 |
食塩相当量 | 1.3 | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、魚分類に所属する正式名称「<魚類> はたはた 生干し」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、はたはた干しがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
はたはた干しはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
はたはた干しとは?どんな食材?
はたはた干しとは、日本の伝統的な食材の一つです。魚の「はたはた」を干して作られることからその名がついています。はたはたは、日本海や太平洋沿岸で獲れる魚で、特に冬季に美味しいとされています。
1つ目の特徴:風味豊かな味わい
はたはた干しは、干すことによって風味が増し、独特の香りと味わいを持っています。干すことで魚の旨味が凝縮され、食べると口の中に広がる美味しさは格別です。また、干すことによって魚の身がしっかりとした食感になり、噛むたびに楽しめます。
2つ目の特徴:保存性が高い
はたはた干しは、干すことによって水分が抜け、保存性が高くなります。乾燥させることで魚の鮮度を長期間保つことができるため、保存食としても重宝されています。また、保存性が高いため、長期間保存しておいても品質が劣化しにくいのも特徴です。
3つ目の特徴:多様な料理に利用できる
はたはた干しは、その風味豊かな味わいと保存性の高さから、様々な料理に利用することができます。干し魚ならではの風味を生かして、炊き込みご飯やお吸い物、煮物などに加えることで、一層の深みとコクを与えることができます。また、軽く焼いておつまみとして楽しむこともできます。
はたはた干しは、風味豊かな味わい、保存性の高さ、多様な料理に利用できるという3つの特徴を持つ食材です。その独特の魅力を味わってみてください。
ざっくり説明するとこんな感じです!次ははたはた干しがダイエットにどう役立つか説明します!
はたはた干しはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. タンパク質が多い
「はたはた干し」は、可食部100gあたりに16.7gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は体の組織や筋肉の形成に必要な栄養素であり、健康的な食事には欠かせません。特に筋肉をつけたい方や運動をする方にとって、タンパク質の摂取は重要です。また、タンパク質は食事の満足感を高める効果もあり、食事制限中の方にもおすすめです。
2. 糖質がかなり低い
「はたはた干し」は、可食部100gあたりに3gの糖質を含んでいます。糖質はエネルギー源として必要ですが、摂りすぎると血糖値の上昇や肥満の原因になることもあります。糖質制限をしている方や血糖値を気にされている方にとって、糖質が比較的低い「はたはた干し」は適した食材と言えます。
3. カロリーが平均的
「はたはた干し」は、可食部100gあたりに154kcalのカロリーを含んでいます。カロリーは摂取するエネルギー量を表し、摂取カロリーが過剰な場合には肥満の原因になることもあります。一方で、摂取カロリーが不足していると栄養不足や体力低下のリスクが高まります。そのため、カロリーが平均的な「はたはた干し」は、バランスの取れた食事に取り入れることで健康的な食生活をサポートできるでしょう。
おすすめ:はたはた干しのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
はたはた干しに含まれる無機質の栄養を解説!
1. ナトリウムが多い
はたはた干しの可食部100gあたりには、510 mgのナトリウムが含まれています。ナトリウムは体内の水分バランスを調整するために必要な栄養素ですが、摂りすぎると血圧の上昇や水分の過剰摂取につながる可能性があります。
2. リンが多い
はたはた干しには、180 mgのリンが含まれています。リンは骨や歯の形成に重要な役割を果たす栄養素です。また、エネルギー代謝や細胞の機能にも関与しています。
3. ヨウ素、セレン、クロムが多い
はたはた干しには、ヨウ素、セレン、クロムが豊富に含まれています。ヨウ素は甲状腺ホルモンの合成に必要な栄養素であり、セレンは抗酸化作用を持ち、免疫機能の維持に役立ちます。クロムは血糖値の調節に関与し、糖尿病の予防や管理に役立つとされています。
はたはた干しは、ナトリウムやリンが多く含まれているため、適度な摂取量を心掛ける必要があります。また、ヨウ素、セレン、クロムなどのミネラルもバランスよく摂取することで健康維持に役立つ食材と言えます。
はたはた干しに含まれるビタミンを解説!
「はたはた干し」のビタミン含有量の特徴
1. ビタミンAの含有量は多い
「はたはた干し」に含まれるビタミンAは、レチノール活性当量で22 μg含まれています。これは他の魚と比べて多い量です。ビタミンAは視力の維持や免疫力の向上に役立つ重要な栄養素です。
2. ビタミンDの含有量も多い
「はたはた干し」にはビタミンDが1 μg含まれており、他の魚と比べても多い量です。ビタミンDはカルシウムの吸収を促進し、骨の健康をサポートする役割があります。
3. ビタミンB12とビオチンの含有量も多い
「はたはた干し」にはビタミンB12が3.5 μg、ビオチンが3.6 μg含まれています。これらのビタミンはエネルギーの生成や神経機能の維持に関与し、健康な体を維持するために必要な栄養素です。
以上の特徴から、「はたはた干し」はビタミンA、ビタミンD、ビタミンB12、ビオチンの含有量が多い魚と言えます。これらの栄養素は健康維持に重要な役割を果たすため、バランスの取れた食事に取り入れることがおすすめです。
最後に、はたはた干しの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「はたはた干し」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 154 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | Tr | g | |
└糖質 | 3.0 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 16.7 | g | 多い |
脂質 | 10.3 | g | 普通 |
「はたはた干し」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 50 | % | 特になし |
水分 | 71.1 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.9 | g | 多い |
コレステロール | 130 | mg | 多い |
食塩相当量 | 1.3 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「はたはた干し」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 510 | mg | 多い |
カリウム | 240 | mg | 普通 |
カルシウム | 17 | mg | 普通 |
マグネシウム | 23 | mg | 普通 |
リン | 180 | mg | 多い |
鉄 | 0.3 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.8 | mg | 普通 |
銅 | 0.04 | mg | 普通 |
マンガン | 0.01 | mg | 低い |
ヨウ素 | 37 | μg | 多い |
セレン | 37 | μg | 多い |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | 0 | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 22 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 22 | μg | 多い |
ビタミンD | 1 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 2.8 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.05 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.05 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.9 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.08 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 3.5 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.50 | mg | 普通 |
ビオチン | 3.6 | μg | 多い |
ビタミンC | 3 | mg | 多い |
廃棄部位: 頭部、骨、ひれ等
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。