このページでは、魚のはたはたを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
はたはたのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずははたはたの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 101 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | Tr | g | |
└糖質 | 2.6 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 14.1 | g | 多い |
脂質 | 5.7 | g | 普通 |
食塩相当量 | 0.5 | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、魚分類に所属する正式名称「<魚類> はたはた 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、はたはたがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
はたはたはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:味の素
はたはたとは?どんな食材?
魚の「はたはた」とは、日本の伝統的な食材の一つです。その特徴的な名前からも分かるように、はたはたは特定の魚のことを指しています。以下に、はたはたの特徴を3つに絞って説明します。
1. はたはたの特徴
はたはたは、日本海に生息している魚であり、体長は約30センチメートル程度です。特徴的なのは、その体の模様で、背中側は薄い灰色をしており、腹側は白色をしています。また、鱗が小さく、体は細長い形状をしています。
2. はたはたの旬と味わい
はたはたは、旬の時期が夏から秋にかけてであり、特に8月から9月にかけてが美味しいとされています。身はやわらかく、淡白な味わいを持っており、さっぱりとした口当たりが特徴です。そのため、刺身や煮付けなど、さまざまな料理に利用されます。
3. はたはたの栄養価
はたはたには、たんぱく質やビタミンD、カルシウム、鉄などの栄養素が豊富に含まれています。特に、ビタミンDは骨や歯の健康に重要な役割を果たすため、日常の食事に取り入れることでバランスの取れた栄養摂取が期待できます。
以上のように、はたはたは日本海に生息し、夏から秋が旬の魚であり、淡白な味わいと栄養価の高さが特徴です。ぜひ、はたはたを利用した料理を楽しんでみてください。
ざっくり説明するとこんな感じです!次ははたはたがダイエットにどう役立つか説明します!
はたはたはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:味の素
1. 低カロリーであるため、ダイエットや体重管理に適している
「はたはた」は可食部100gあたり101kcalと、やや低いカロリーです。このため、摂取カロリーを抑えたい方や体重管理をしたい方にとって、健康的な食事の一部として取り入れることができます。低カロリーな食材を選ぶことで、バランスの良い食事を実現し、健康的な体重維持をサポートすることができます。
2. 高タンパク質であり、筋肉の合成や修復に貢献する
「はたはた」は可食部100gあたり14.1gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は筋肉の合成や修復に欠かせない栄養素であり、健康的な食事には適切な量のタンパク質が必要です。特に運動をする方や筋力をつけたい方にとって、高タンパク質な食材の摂取は重要です。その点で、「はたはた」は多いタンパク質を含んでいるため、健康的な食事に役立つ食材と言えます。
3. 脂質や塩分の含有量が普通であり、バランスの取れた食事に適している
「はたはた」は可食部100gあたり5.7gの脂質と0.5gの塩分を含んでいます。脂質や塩分は適量であれば必要な栄養素ですが、摂りすぎると健康に悪影響を及ぼすことがあります。しかし、「はたはた」の脂質や塩分の含有量は普通であり、バランスの取れた食事に適しています。これにより、健康を考えた食事を実現することができます。
以上のように、「はたはた」は低カロリーでありながら、高タンパク質であり、脂質や塩分の含有量もバランスの取れた食事に適しています。これらの特徴から、健康的な食事に役立つ食材として取り入れることができます。
おすすめ:はたはたのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
はたはたに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:NHKきょうの料理
1. カルシウムが多い
はたはたは、可食部100gあたりに60 mgのカルシウムを含んでいます。カルシウムは骨や歯の形成に必要な栄養素であり、健康な骨を維持するために必要です。はたはたを食べることで、カルシウムの摂取量を増やすことができます。
2. ヨウ素とセレンが多い
はたはたには、可食部100gあたりに32 μgのヨウ素と37 μgのセレンが含まれています。ヨウ素は甲状腺ホルモンの合成に必要な栄養素であり、セレンは抗酸化作用を持ち、免疫機能の維持に役立つ栄養素です。はたはたを摂取することで、ヨウ素とセレンの必要量を満たすことができます。
3. マンガン、クロム、モリブデンが無し
はたはたには、可食部100gあたりにマンガン、クロム、モリブデンは含まれていません。これらの栄養素は体内で僅かしか必要とされず、一般的な食事から摂取することができます。はたはたを食べることで、これらの栄養素の摂取量を気にする必要はありません。
はたはたに含まれるビタミンを解説!
引用元:Eレシピ
1. ビタミンAの特徴
「はたはた」に含まれるビタミンAは、レチノールとレチノール活性当量の2つの形態で存在します。レチノールは20 μg含まれており、量としては多い方です。一方、α-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチン、β-カロテン当量には0 μg含まれており、存在しないことがわかります。レチノール活性当量は20 μg含まれており、一般的な量と言えます。
2. ビタミンDの特徴
「はたはた」にはビタミンDが2 μg含まれており、量として多いです。ビタミンDは魚に多く含まれる栄養素であり、健康な骨や歯の形成に重要な役割を果たします。
3. ビタミンEの特徴
「はたはた」にはビタミンEの一種であるα-トコフェロールが2.2 mg含まれており、量として多いです。一方、β-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールには0 mg含まれており、存在しないことがわかります。ビタミンEは抗酸化作用を持ち、細胞の酸化ストレスから身体を守る役割があります。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次ははたはたの使用例としてレシピをご紹介します。
はたはたを使ったレシピ11選!
#3 奥田政行先生のはたはたのイタリアン湯あげ
はたはた、ねぎ、くるみ、シェリービネガー、クミンシード、オリーブ油、エクストラバージンオリーブ油
このレシピははたはたを使ったイタリアン湯あげ料理です。はたはたを使った料理は普段とは少し違った風味となるので、楽しめます。…
レシピを見る#4 ハタハタ焼き
ハタハタ、レモン
このレシピはハタハタを使ったシンプルな焼き料理です。アッサリとした味わいが特徴で、レモンを添えることで爽やかな風味が加わります。…
レシピを見る#5 出汁を楽しむ♪ ハタハタと豆腐のすまし汁
ハタハタ(干物)、サラダ油、山椒(粉)、みりん、しょうゆ
このレシピは、ハタハタを使ったすまし汁のレシピです。ハタハタのお出汁が上品な味わいを出し、ねぎと豆腐だけで充分な満足感が得られます。…
レシピを見る#6 魚醤が香る♪ しょっつる鍋
ハタハタ[下処理済み、昆布[乾燥、しょっつる
このレシピは秋田県男鹿市発祥の郷土料理「しょっつる鍋」をご紹介します。しょっつるとは、ハタハタなどの小魚に塩や麹を加えて発酵させて作る魚醤のことで、ナンプラーに近い風味があります。…
レシピを見る#7 旨味たっぷり! ハタハタの炊き込みごはん
ハタハタ(干物)、ぬるま湯、サラダ油、ごま油、刻みのり、しいたけの戻し汁、しょうゆ
このレシピはハタハタを使った旨味たっぷりの炊き込みごはんです。ハタハタの干物の香りとごま油、のりの風味が豊かで、一口食べれば幸せな気分になります。…
レシピを見る#8 ホロリと香ばしい! ハタハタの唐揚げ
ハタハタ(生処理済み)、片栗粉、サラダ油、みりん、しょうゆ、おろししょうが
このレシピはハタハタを使った唐揚げ料理です。ハタハタの淡白な身をレンコンと一緒に唐揚げにし、香ばしさと繊細な身の食感が最高です。…
レシピを見る#9 さっぱり美味しい♪ ハタハタの南蛮漬け
ハタハタ(処理済み)、片栗粉、サラダ油、みりん、砂糖、しょうゆ、赤唐辛子(輪切り)
このレシピはハタハタを使った南蛮漬けの料理です。ハタハタを香ばしく揚げて、野菜と一緒に甘酢だれで漬け込みます。…
レシピを見る#10 あなたも今日から鍋奉行「あかさたなべ」
ずわい蟹、小蛤、帆立貝(むき帆立貝でも可)、金目鯛切身、はたはた、焼き穴子、豆腐、油揚げ、巻き湯葉、等
魚介類の旨味が詰まった鍋料理のレシピ。鍋を美味しく作るコツが分かりやすく記載されており、ポイントは具剤を入れる順番。…
レシピを見る#11 北海鍋
冷生ずわい足、真鱈、生鮭、生ホタテ、ぼたん海老、生はたはた、生ほっけ、白菜、長ネギ、等
ずわい蟹足や真鱈などが入ったごちそう鍋のレシピ。たっぷりの海の幸をみそ仕立てのお鍋でいただく豪華なメニューです。…
レシピを見る最後に、はたはたの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「はたはた」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 101 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | Tr | g | |
└糖質 | 2.6 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 14.1 | g | 多い |
脂質 | 5.7 | g | 普通 |
「はたはた」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 78.8 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.4 | g | 普通 |
コレステロール | 100 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.5 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「はたはた」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 180 | mg | 普通 |
カリウム | 250 | mg | 普通 |
カルシウム | 60 | mg | 多い |
マグネシウム | 18 | mg | 普通 |
リン | 120 | mg | 普通 |
鉄 | 0.5 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.6 | mg | 普通 |
銅 | 0.06 | mg | 普通 |
マンガン | - | mg | 無し |
ヨウ素 | 32 | μg | 多い |
セレン | 37 | μg | 多い |
クロム | Tr | μg | 無し |
モリブデン | 0 | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 20 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 20 | μg | 普通 |
ビタミンD | 2 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 2.2 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.14 | mg | 普通 |
ナイアシン | 3.0 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.08 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 1.7 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.50 | mg | 普通 |
ビオチン | 3.3 | μg | 多い |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
三枚におろしたもの/(魚体全体から調理する場合、廃棄率: 60 %、廃棄部位: 頭部、内臓、骨、ひれ等)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。