このページではホタルイカのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
ホタルイカのカロリーは74kcal(100gあたり)!これってどうなの?
ホタルイカの可食部100gあたりのカロリーは、74kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1119位です。これは多い順にすると上位70%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「やや低い」です。
また、日本食品標準成分表の「魚」ジャンルのでホタルイカのカロリーを評価すると、296件中253位です。これは上位から85%に位置するカロリーで、評価は「低い」となります。
カロリー | 74Kcal |
全体での評価 | 1119位 / 1592件中(上位70%…やや低い) |
「魚」ジャンル内での評価 | 253位 / 296件中(上位85%…低い) |
ホタルイカはカロリーがやや低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜホタルイカのカロリーはやや低いの?なにが含まれているの?
ホタルイカのカロリーはやや低い理由
ホタルイカは、可食部100gあたりのカロリーが74kcalと、他の食材と比較してやや低いと評価されています。その理由について、以下の栄養データを参照して考えてみましょう。
糖質が低い
ホタルイカは、可食部100gあたりの糖質が5.4gと低いです。糖質はエネルギー源となるため、糖質が低い食材はカロリーも低い傾向にあります。ホタルイカは糖質が比較的少ないため、カロリーもやや低いと言えるでしょう。
食物繊維が無し
ホタルイカは、可食部100gあたりの食物繊維が0gという特徴があります。食物繊維は消化吸収を遅くし、満腹感を与える効果があります。食物繊維が少ない食材は、カロリーも低い傾向にあります。ホタルイカは食物繊維が無いため、カロリーもやや低いと言えるでしょう。
タンパク質と脂質は普通
ホタルイカは、可食部100gあたりのタンパク質が11.8g、脂質が3.5gという値を持っています。タンパク質と脂質はエネルギー源となるため、これらの量が多い食材はカロリーも高くなります。ホタルイカはタンパク質と脂質の量が普通であるため、カロリーもやや低いと言えるでしょう。
以上の理由から、ホタルイカのカロリーはやや低いと評価されています。糖質が低く、食物繊維が無く、タンパク質と脂質の量が普通であるため、カロリーが抑えられていると考えられます。ホタルイカはヘルシーな食材として、バランスの取れた食事に適していると言えるでしょう。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「ホタルイカ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 5.4g | 4 | 21.6kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 11.8g | 4 | 47.2kcal |
脂質 | 3.5g | 9 | 31.5kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「ホタルイカ」のカロリー内訳です。一番多いのはたんぱく質で、47.2kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
ホタルイカは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:サントリー
ホタルイカは、低糖質ダイエットに使える?
ホタルイカは、糖質量が5.4gで、低糖質ダイエットに少し効果的です。
ホタルイカの糖質量は5.4g
ホタルイカは、魚の中でも糖質量が比較的低いです。一般的な魚の糖質量は0gに近いものが多い中、ホタルイカは5.4gの糖質を含んでいます。そのため、糖質を気にする方にとっては、ホタルイカは選びやすい食材と言えるでしょう。
低糖質ダイエットに効果的な理由
低糖質ダイエットは、血糖値の急上昇を抑えることで、体脂肪の蓄積を防ぐと言われています。糖質を摂取すると、血糖値が急上昇し、それによってインシュリンが分泌されます。インシュリンは、血糖値を下げる働きを持っていますが、同時に脂肪の合成を促進する作用もあります。
ホタルイカは、糖質量が比較的低いため、血糖値の急上昇を抑える効果が期待できます。そのため、低糖質ダイエットを実践している方にとっては、ホタルイカは適した食材と言えるでしょう。
ホタルイカの栄養価
ホタルイカは、糖質だけでなく、たんぱく質やミネラル、ビタミンなども含まれています。たんぱく質は、筋肉の形成や修復に欠かせない栄養素であり、ミネラルやビタミンは、健康維持に重要な役割を果たします。
また、ホタルイカは、低カロリーであることも特徴です。ダイエット中の方にとっては、低カロリーな食材を摂取することが重要です。ホタルイカは、満腹感を得ながらカロリーを抑えることができるため、ダイエットに適した食材と言えるでしょう。
まとめ
ホタルイカは、糖質量が5.4gと比較的低いため、低糖質ダイエットに少し効果的な食材です。血糖値の急上昇を抑えることで体脂肪の蓄積を防ぐ効果が期待できます。また、ホタルイカにはたんぱく質やミネラル、ビタミンなども含まれており、低カロリーな食材としても優れています。低糖質ダイエットを実践している方にとって、ホタルイカは積極的に取り入れるべき食材と言えるでしょう。
ホタルイカは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:dancyu
ホタルイカは、低脂質ダイエットに使える?
ホタルイカは、魚の一種です。その低脂質ダイエットにおいて、どのような役割を果たすのでしょうか?今回は、ホタルイカの脂質の量について詳しく調べてみました。
ホタルイカの脂質量は3.5g
ホタルイカの脂質量は3.5gです。これは、低脂質ダイエットを考える上では、控えめと言える量です。脂質を摂取することは、エネルギー源となるだけでなく、体の機能にも関わっています。しかし、摂りすぎると肥満や生活習慣病のリスクが高まるため、適切な量を摂取することが重要です。
ホタルイカは低脂質ダイエットには不向き?
ホタルイカは、低脂質ダイエットにどちらかと言えば不向きです。なぜなら、低脂質ダイエットでは、脂質の摂取量を極力抑えることが求められますが、ホタルイカの脂質量は3.5gという一般的な魚に比べて多いです。
ホタルイカの脂質量は控えめ
しかし、ホタルイカの脂質量は控えめと言えます。他の魚に比べてはるかに少ない脂質量ですので、低脂質ダイエットを考える上では、適度な量であれば摂取しても問題ありません。
適切な脂質摂取量の考え方
脂質の摂取量は個人の体重や活動量によって異なりますが、一般的には1日の総摂取エネルギーの20〜30%程度が目安とされています。低脂質ダイエットを目指す場合は、この目安を参考にしながら、ホタルイカを含めたバランスの取れた食事を心がけましょう。
まとめ
ホタルイカは低脂質ダイエットにどちらかと言えば不向きですが、脂質の量は控えめです。適切な量で摂取すれば、低脂質ダイエットに取り入れることができます。ただし、個人の体重や活動量によって適切な摂取量は異なるため、バランスの取れた食事を心がけることが重要です。
最後に、ホタルイカの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ホタルイカ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 74 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 0.2 | g | |
└糖質 | 5.4 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 11.8 | g | 普通 |
脂質 | 3.5 | g | 普通 |
「ホタルイカ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 83.0 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.5 | g | 普通 |
コレステロール | 240 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.7 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「ホタルイカ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 270 | mg | 多い |
カリウム | 290 | mg | 普通 |
カルシウム | 14 | mg | 普通 |
マグネシウム | 39 | mg | 多い |
リン | 170 | mg | 多い |
鉄 | 0.8 | mg | 普通 |
亜鉛 | 1.3 | mg | 多い |
銅 | 3.42 | mg | 多い |
マンガン | 0.05 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 1500 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | Tr | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 1500 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 4.3 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.1 | mg | 普通 |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | Tr | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.19 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.27 | mg | 多い |
ナイアシン | 2.6 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.15 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 14.0 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.09 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 5 | mg | 多い |
内臓等を含んだもの
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。