このページではあさりのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
あさりのカロリーは29kcal(100gあたり)!これってどうなの?
あさりの可食部100gあたりのカロリーは、29kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1392位です。これは多い順にすると上位87%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「かなり低い」です。
また、日本食品標準成分表の「魚」ジャンルのであさりのカロリーを評価すると、296件中293位です。これは上位から98%に位置するカロリーで、評価は同じく「かなり低い」となります。
カロリー | 29Kcal |
全体での評価 | 1392位 / 1592件中(上位87%…かなり低い) |
「魚」ジャンル内での評価 | 293位 / 296件中(上位98%…かなり低い) |
あさりはカロリーがかなり低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜあさりのカロリーはかなり低いの?なにが含まれているの?
なぜあさりのカロリーはかなり低いのか?
あさりは、可食部100gあたりのカロリーが29kcalと、他の食材と比較してかなり低いと評価されています。この理由について、以下の栄養データを参照して説明します。
カロリーの低さ
あさりは、可食部100gあたりのカロリーが29kcalと非常に低いです。これは、あさりが主に水分で構成されているためです。水分はカロリーをほとんど含まず、そのためあさりのカロリーは低くなります。
糖質の低さ
あさりには、可食部100gあたりの糖質が2.3gという低い値があります。糖質はエネルギー源となるため、糖質が少ないことでカロリーも低くなります。
食物繊維の無し
あさりには、可食部100gあたりの食物繊維が0gということです。食物繊維は消化を助け、満腹感を与える役割がありますが、あさりにはほとんど含まれていません。そのため、カロリーが低い要因の一つとなっています。
タンパク質の普通
あさりには、可食部100gあたりのタンパク質が5.7gという値があります。タンパク質は体の組織を作り、修復するために必要な栄養素です。あさりのタンパク質量は普通と言えます。
脂質の低さ
あさりには、可食部100gあたりの脂質が0.7gという低い値があります。脂質はエネルギー源となるため、脂質が少ないことでカロリーも低くなります。
以上のように、あさりのカロリーがかなり低いのは、水分の多さ、糖質・食物繊維の少なさ、脂質の少なさなどが影響しています。健康やダイエットにおいて、あさりは低カロリーな食材として選ばれることが多いです。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「あさり」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 2.3g | 4 | 9.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 5.7g | 4 | 22.8kcal |
脂質 | 0.7g | 9 | 6.3kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「あさり」のカロリー内訳です。一番多いのはたんぱく質で、22.8kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
あさりは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
あさりは低糖質ダイエットに少し効果的
魚の中でも特に低糖質な食材として知られているのが「あさり」です。あさりは、糖質量が2.3gと非常に低く、ダイエット中の方にとっては嬉しい存在です。
あさりの糖質量はわずか2.3g
あさりは、主に海岸に生息している二枚貝の一種です。その特徴的な味わいと食感から、多くの人に愛されています。そして、あさりは糖質量がわずか2.3gと非常に低いのです。
低糖質ダイエットにおすすめ
低糖質ダイエットは、糖質の摂取を控えることで体重を減らす方法です。糖質を摂りすぎると、体内に余分なエネルギーが蓄積されてしまい、太りやすくなります。そのため、糖質を制限することで、体脂肪を減らすことができるのです。
あさりは満腹感を与える
あさりには、たんぱく質や食物繊維が豊富に含まれています。これらの栄養素は、満腹感を与える効果があります。そのため、あさりを食べることで、食べ過ぎを防ぐことができます。
あさりの調理方法
あさりは、炒め物や汁物、パスタなどさまざまな料理に使うことができます。調理方法も簡単で、洗ってから加熱するだけで食べられます。また、あさりは他の食材との相性も良いため、アレンジも自由自在です。
まとめ
あさりは、低糖質ダイエットに少し効果的な食材です。糖質量がわずか2.3gと非常に低いため、ダイエット中の方にも安心して摂取することができます。また、満腹感を与える効果もあるため、食べ過ぎを防ぐことができます。さまざまな料理に使えるので、ぜひ積極的に取り入れてみてください。
あさりは、低脂質ダイエットに使える!?
あさりは、低脂質ダイエットに使える?
あさりは、低脂質ダイエットに特に効果的な食材として知られています。その理由は、あさりが非常に低脂質であることにあります。実際、あさり100gあたりの脂質はわずか0.7gしかありません。
あさりの低脂質効果
あさりは、低脂質ダイエットにおいて重要な役割を果たします。脂質は、体に蓄積されやすく、摂りすぎると肥満や生活習慣病のリスクが高まります。しかし、あさりはその低脂質な特性から、ダイエット中でも安心して摂取することができます。
あさりの栄養価
あさりは、低脂質だけでなく、他の栄養素も豊富に含んでいます。特に、タンパク質やミネラル、ビタミンB12などが多く含まれています。これらの栄養素は、ダイエット中に不足しがちなものであり、健康的な体作りに欠かせません。
あさりのダイエット効果
あさりには、ダイエット効果もあります。まず、あさりは低カロリーでありながら、満腹感を与えてくれます。そのため、食事のボリュームを確保しながらカロリーを抑えることができます。また、あさりには食物繊維も多く含まれており、腸内環境を整える効果も期待できます。
あさりの調理法
あさりは、さまざまな調理法で楽しむことができます。代表的な調理法としては、酒蒸しや味噌汁、パスタなどがあります。ただし、あさりは生食できないため、必ず加熱してから食べるようにしましょう。
まとめ
あさりは、低脂質ダイエットに特に効果的な食材です。低脂質でありながら、栄養価も高く、ダイエット効果も期待できます。さまざまな調理法で楽しむことができるので、飽きずに取り入れることができます。ぜひ、あさりを積極的に取り入れて、健康的なダイエットを実践してみてください。
最後に、あさりの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「あさり」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 29 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 0.4 | g | |
└糖質 | 2.3 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 5.7 | g | 普通 |
脂質 | 0.7 | g | 低い |
「あさり」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 70 | % | 特になし |
水分 | 90.3 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 2.7 | g | 多い |
コレステロール | 33 | mg | 普通 |
食塩相当量 | 2 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「あさり」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 800 | mg | 多い |
カリウム | 140 | mg | 普通 |
カルシウム | 66 | mg | 多い |
マグネシウム | 92 | mg | 多い |
リン | 82 | mg | 普通 |
鉄 | 2.2 | mg | 多い |
亜鉛 | 0.9 | mg | 普通 |
銅 | 0.05 | mg | 普通 |
マンガン | 0.07 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 56 | μg | 多い |
セレン | 35 | μg | 多い |
クロム | 3 | μg | 多い |
モリブデン | 8 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 2 | μg | 普通 |
└α-カロテン | 2 | μg | 多い |
└β-カロテン | 14 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | Tr | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 15 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 4 | μg | 普通 |
ビタミンD | 0.1 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.4 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 1 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.01 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.16 | mg | 多い |
ナイアシン | 1.3 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.03 | mg | 低い |
ビタミンB12 | 44.8 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.37 | mg | 普通 |
ビオチン | 21.6 | μg | 多い |
ビタミンC | 1 | mg | 普通 |
廃棄部位: 貝殻
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。