このページでは、魚のずわいがにを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
ずわいがにのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはずわいがにの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 59 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 0.1 | g | |
└糖質 | 3.6 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 13.9 | g | 多い |
脂質 | 0.4 | g | 低い |
食塩相当量 | 0.8 | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、魚分類に所属する正式名称「<えび・かに類> (かに類) ずわいがに 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、ずわいがにがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
ずわいがにはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:ニッスイ
ずわいがにとは?どんな食材?
ずわいがには、日本を代表する高級な魚介類の一つです。その特徴は、豊かな旨味と繊細な甘みを持つことで知られています。また、ずわいがには身がふっくらとしており、食感も非常に滑らかです。
ずわいがにの特徴
ずわいがには、北海道や東北地方で水揚げされることが多く、冷たい海の水で育つため、身が引き締まっています。そのため、ずわいがにの身は弾力があり、噛むと口の中でほどけるような食感が楽しめます。
ずわいがにの味わい
ずわいがにの味わいは非常に豊かで、コクのある旨味と甘みが特徴です。身の中には濃厚なクリーム状の内子や、甲羅内に詰まった黄色いミソがあります。これらの部位は、ずわいがにの風味を一層引き立てる役割を果たしています。
ずわいがにの調理法
ずわいがには、蒸しガニや焼きガニ、しゃぶしゃぶなど、さまざまな調理法で楽しむことができます。また、身を使った料理だけでなく、殻を利用してスープやリゾットなどにも活用することができます。どの調理法を選んでも、ずわいがにの旨味を最大限に引き出すことができます。
ずわいがにの季節
ずわいがにの旬は、主に冬から春にかけてです。特に12月から2月が最も美味しい時期とされています。この時期には、ずわいがにの身が最も引き締まり、旨味が一層増します。ずわいがにを存分に味わいたいなら、この季節に食べることをおすすめします。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はずわいがにがダイエットにどう役立つか説明します!
ずわいがにはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:ニッスイ
1. 低カロリーであるため、ダイエットに適している
ずわいがには可食部100gあたりのカロリーが59kcalと低いです。低カロリーなため、ダイエット中の方やカロリーコントロールをしている方にとって、健康的な食事に役立ちます。また、脂質も0.4gと低く、脂肪を摂り過ぎることなく食事ができます。
2. 糖質がかなり低いため、糖質制限に適している
ずわいがにには可食部100gあたりの糖質が3.6gとかなり低いです。糖質制限をしている方や糖尿病の方にとって、血糖値の上昇を抑えるために役立ちます。糖質を制限することで、体脂肪の減少や血糖値の安定につながります。
3. タンパク質が多いため、筋肉の合成に役立つ
ずわいがにには可食部100gあたりのタンパク質が13.9gと多いです。タンパク質は筋肉の合成に必要な栄養素であり、筋肉量の維持や増加に役立ちます。特に運動をしている方や筋力トレーニングを行っている方にとって、ずわいがには健康的な食事の一部となるでしょう。
おすすめ:ずわいがにのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
ずわいがにに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:ニッスイ
1. ミネラル豊富な食材
「ずわいがに」は、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、亜鉛、銅、ヨウ素、セレン、クロムといった様々なミネラルを含んでいます。特にナトリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、亜鉛、銅、ヨウ素、セレンは多く含まれており、バランスの良い栄養摂取に役立ちます。
2. 塩分に注意が必要
「ずわいがに」にはナトリウムが多く含まれています。ナトリウムは塩分の主成分であり、過剰摂取は高血圧や心臓病のリスクを高める可能性があります。そのため、「ずわいがに」を摂取する際には塩分摂取量に注意が必要です。
3. 鉄やマンガンは普通の量
「ずわいがに」に含まれる鉄やマンガンは普通の量です。鉄は赤血球の生成や酸素運搬に関与し、マンガンは酵素の働きをサポートします。普段の食事でこれらの栄養素を摂取することで、健康な体を維持することができます。
以上のように、「ずわいがに」はミネラル豊富な食材であり、特にナトリウムやカルシウム、マグネシウム、リン、亜鉛、銅、ヨウ素、セレンが多く含まれています。一方で、塩分には注意が必要であり、鉄やマンガンの含有量は普通の量です。バランスの良い食事を心掛けながら、「ずわいがに」を楽しむことが大切です。
ずわいがにに含まれるビタミンを解説!
引用元:ニッスイ
1. ビタミンEの特徴
「ずわいがに」に含まれるビタミンEは、主にα-トコフェロールの形で存在します。可食部100gあたりの含有量は2.1 mgで、他のビタミンと比較して非常に多いです。ビタミンEは抗酸化作用があり、細胞の酸化ストレスから身体を守る役割があります。
2. ビタミンB群の特徴
「ずわいがに」に含まれるビタミンB群は、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12、パントテン酸、ビオチンが含まれます。特にビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシンは可食部100gあたりの含有量が多く、ビタミンB12も多いです。これらのビタミンはエネルギー代謝に関与し、神経や筋肉の正常な機能を維持する役割があります。
3. ビタミンB6の特徴
「ずわいがに」に含まれるビタミンB6は、可食部100gあたりの含有量が0.13 mgで、普通とされています。ビタミンB6はタンパク質や脂質の代謝に関与し、血液中のホモシステイン濃度を調節する役割があります。また、神経伝達物質の合成にも関与しており、神経系の正常な機能維持に寄与します。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はずわいがにの使用例としてレシピをご紹介します。
ずわいがにを使ったレシピ20選!
#1 紅ずわいがに バターしょうゆ味
紅ずわいがにほぐし身」、バター、しょうゆ、長ねぎ(小口切り)、七味唐辛子
バターが香る「紅ずわいがにほぐし身」を使ったレシピ。紅ずわいがにの旨味が染みわたる一品。…
レシピを見る#2 ずわいがにのパエリア
ずわいがに(ゆで)、たまねぎ、パプリカ(黄)、コンソメ顆粒、オリーブ油、ブラックオリーブ(種抜き)、ミニトマト、レモン、イタリアンパセリ、等
ずわいがにを贅沢に使ったパエリアレシピ。お米をかに味噌で炒めて炊き上げる、かにの旨味たっぷりのパエリアです。…
レシピを見る#3 紅ずわいがにのチャーハン
紅ずわいがにむき身、ごはん、たまご、小ねぎ、ごま油、こしょう
紅ずわいがにを活用したチャーハンのレシピ。紅ずわいがにのむき身がたっぷり入った、ぜいたくな一品です。…
レシピを見る#4 紅ずわいがにとアボカドの和風オードブル
紅ずわいがにほぐし身」、アボカド、カマンベールチーズ、レモン汁、練りわさび、しょうゆ、削りがつお
カニ缶とアボカドをわさび醤油であえたオードブルのレシピ。一緒に混ざるカマンベールチーズも風味豊かに味わいを深めます。…
レシピを見る#5 紅ずわいがに缶のアボカドサラダ
紅ずわいがにほぐし身」、アボカド、レモン汁、ミニトマト、たまねぎ、マヨネーズ、こしょう、サラダ菜
かにの缶詰を使ったアボカドサラダのレシピ。ビタミン・ミネラル豊富なクリーミーなアボカド・うま味たっぷりのかに・まろやかなマヨネーズが相性抜群のサラダ。…
レシピを見る#6 紅ずわいがにの炊き込みごはん
紅ずわいがにむき身、干ししいたけ、ゆでたけのこ、にんじん、めんつゆ、小ねぎ
市販のずわいがにを活用した炊き込みごはん。市販のずわいがにを使用するので、かにを茹でて殻むきをする必要がなく、簡単に贅沢感のある炊き込みごはんが作れます。…
レシピを見る#7 紅ずわいがにの生春巻き
紅ずわいがにむき身、ライスペーパー、レタス、たまねぎ、トマト、パクチー、ライム、スイートチリソース、マヨネーズ、等
紅ずわいがにを、パクチーなどの具材と一緒に包んだ生春巻きのレシピ。かにをまるごと包んだ贅沢な一品です。…
レシピを見る#8 紅ずわいがにのペペロンチーノ風
紅ずわいがにほぐし身」、スパゲッティ、赤唐辛子、にんにく、パセリ、黒こしょう、オリーブ油
かにのほぐし身を使った贅沢なスパゲッティのレシピ。シンプルな材料ながらも、かにの風味がたっぷりと味わえます。…
レシピを見る#9 紅ずわいがにのトマトクリームピザ
紅ずわいがにほぐし身」、たまねぎ、ほうれん草、ピザ生地(直径22cm)、ピザソース、ホワイトソース、マッシュルーム(スライス水煮)、ピザ用チーズ、パセリ(みじん切り)、等
紅ズワイカニを贅沢に使ったピザ。カニとマイルドなトマトは相性バツグン。…
レシピを見る#10 ずわいがにのみぞれ鍋
ずわいがに(ゆで)、だいこん、白菜、水菜、しいたけ、木綿豆腐、もち、白だし、すだち、等
かにを使ったごちそう鍋のレシピ。かにが手に入ったら、みんなが大喜び、お鍋で食卓を飾ってみてはいかがしょうか。…
レシピを見る#11 ずわいがにの塩バター鍋
ずわいがに(ゆで)、キャベツ、じゃがいも、かぼちゃ、にんじん、ブロッコリー、エリンギ、コンソメ顆粒、バター、等
ずわいがにと季節野菜の出汁と旨みが染み込んだお鍋です。バターも乗せているので洋風な味わいになります。…
レシピを見る#12 紅ずわいがにのトマトクリームスパゲッティ
紅ずわいがにむき身、スパゲッティ、たまねぎ、白ワイン、トマト缶詰、生クリーム、こしょう、オリーブ油、イタリアンパセリ、等
紅ずわいがにのトマトクリームスパゲッティのレシピ。豪華で華やかな見た目の1品。…
レシピを見る#13 紅ずわいがにのグラタン
紅ずわいがにむき身(缶詰)、ブロッコリー、マッシュルーム、たまねぎ、グラタンミックス(市販・マカロニ付き)、牛乳、ピザ用チーズ、バター、こしょう、等
ほぐした紅ずわいがにを使ったホワイトソースのグラタンのレシピ。紅ずわいがにを使って、いつものグラタンを贅沢な一品に仕上げました。…
レシピを見る#14 ずわいがにのホットプレートで蒸し焼き
生ずわいがにハーフカット、とうもろこし(レトルト)、にんじん、ブロッコリー、エリンギ、赤パプリカ、しょうゆ、ラー油、砂糖、等
ホットプレートでワイワイ食べられるずわいがにのレシピ。主役のずわいがにはもちろんのこと、とうもろこしやパプリカなどお野菜もふんだんに入っています。…
レシピを見る#15 ずわいがにのバターしょうゆホイル焼き
生ずわいがに棒肉ポーション、しめじ、キャベツ、じゃがいも
ずわいがにのポーションを使用したレシピ。解答したポーションはしっかり水分を拭き取っておきましょう。…
レシピを見る#16 カニ缶があったらこれ!ズワイガニのトマトクリームソース・スパゲティ
スパゲティ、ズワイガニ缶、玉ねぎ、ニンニク、トマトホール缶(ダイス)、白胡椒、米油、生クリーム、オリーブオイル、等
ズワイガニ缶を使った、トマトクリームソース・スパゲティのレシピ。玉ねぎやニンニク、トマトホール缶と合わせ、カニ缶で風味をプラスします。…
レシピを見る#17 芙蓉蟹(かに玉)
ずわいがに、ねぎ、干ししいたけ、サラダ油、グリーンピース(冷凍)、鶏ガラスープ、砂糖、しょうゆ、片栗粉、等
干し椎茸の風味と旨味がプラスされたかに玉レシピ。しっかりかに肉を使う本格的なかに玉です。…
レシピを見る#18 かにのチコリーボード
かに(ずわいがに)、チコリー、レタス、きゅうり、マヨネーズ
船型のチコリーを活用したレシピ。ずわいがにや野菜をマヨネーズで和えたものを、チコリーの葉にのせたサラダです。…
レシピを見る#19 かにのショートパスタサラダ
紅ずわいがにほぐし身」、ショートパスタ、きゅうり、ラディッシュ、ミニトマト、レタス、サニーレタス、オリーブ油、マスタード、等
ハーブの香りが爽やかなパスタサラダのレシピ。かに缶を使って手軽に豪華なサラダに仕上げます。…
レシピを見る#20 はんぺん蟹真蒸
紅ずわいがにほぐし身」、はんぺん、卵黄、片栗粉、サラダ油
はんぺんと蟹のほぐし身を使った和食レシピ。具材を混ぜて蒸せば作れるので、とても簡単です。…
レシピを見る最後に、ずわいがにの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ずわいがに」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 59 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 0.1 | g | |
└糖質 | 3.6 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 13.9 | g | 多い |
脂質 | 0.4 | g | 低い |
「ずわいがに」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 70 | % | 特になし |
水分 | 84.0 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.6 | g | 普通 |
コレステロール | 44 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.8 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「ずわいがに」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 310 | mg | 多い |
カリウム | 310 | mg | 普通 |
カルシウム | 90 | mg | 多い |
マグネシウム | 42 | mg | 多い |
リン | 170 | mg | 多い |
鉄 | 0.5 | mg | 普通 |
亜鉛 | 2.6 | mg | 多い |
銅 | 0.35 | mg | 多い |
マンガン | 0.02 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 58 | μg | 多い |
セレン | 97 | μg | 多い |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | 2 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | Tr | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (Tr) | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 2.1 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.24 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.60 | mg | 多い |
ナイアシン | 8.0 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.13 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 4.3 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.48 | mg | 普通 |
ビオチン | 3.0 | μg | 多い |
ビタミンC | Tr | mg | 無し |
別名: まつばがに/廃棄部位: 殻、内臓等
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。