このページではずわいがにのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
ずわいがにのカロリーは59kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:ニッスイ
ずわいがにの可食部100gあたりのカロリーは、59kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1208位です。これは多い順にすると上位75%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「低い」です。
また、日本食品標準成分表の「魚」ジャンルのでずわいがにのカロリーを評価すると、296件中282位です。これは上位から95%に位置するカロリーで、評価は「かなり低い」となります。
カロリー | 59Kcal |
全体での評価 | 1208位 / 1592件中(上位75%…低い) |
「魚」ジャンル内での評価 | 282位 / 296件中(上位95%…かなり低い) |
ずわいがにはカロリーが低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜずわいがにのカロリーは低いの?なにが含まれているの?
引用元:ニッスイ
「ずわいがに」のカロリーは低い理由
「ずわいがに」は、可食部100gあたりのカロリーが59kcalと「低い」と評価されています。その理由を以下の栄養データを参考に説明します。
糖質がかなり低い
「ずわいがに」には、可食部100gあたりの糖質が3.6gと「かなり低い」値が示されています。糖質が低いため、血糖値の急激な上昇を抑えることができます。その結果、エネルギーの摂取量をコントロールしやすくなります。
食物繊維は無し
「ずわいがに」には、可食部100gあたりの食物繊維が0gということです。食物繊維は消化を助ける役割があり、便秘の予防や腸内環境の改善に役立ちますが、ずわいがにには含まれていません。そのため、消化に負担がかかりにくく、軽い食事として適しています。
タンパク質が多い
「ずわいがに」には、可食部100gあたりのタンパク質が13.9gと「多い」値が示されています。タンパク質は体の組織を作るために必要な栄養素であり、筋肉の修復や免疫力の向上にも関与しています。タンパク質が多いため、食事の満足感を高めることができます。
脂質が低い
「ずわいがに」には、可食部100gあたりの脂質が0.4gと「低い」値が示されています。脂質はエネルギー源として重要ですが、摂りすぎると体重増加や生活習慣病のリスクが高まります。脂質が低いため、カロリー摂取を抑えることができます。
以上のように、「ずわいがに」のカロリーが低い理由は、糖質がかなり低い、食物繊維が無い、タンパク質が多い、脂質が低いという栄養データによるものです。これらの特徴から、ダイエットや健康志向の方にとってもおすすめの食材と言えます。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「ずわいがに」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 3.6g | 4 | 14.4kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 13.9g | 4 | 55.6kcal |
脂質 | 0.4g | 9 | 3.6kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「ずわいがに」のカロリー内訳です。一番多いのはたんぱく質で、55.6kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
ずわいがには、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:ニッスイ
ずわいがには、低糖質ダイエットに使える?
ずわいがには、糖質量が3.6gと比較的低いため、低糖質ダイエットに少し効果的と言われています。
ずわいがにの糖質量は3.6g
ずわいがには、一般的なカニの中でも糖質量が比較的低いです。糖質制限を行っている方にとっては、嬉しい食材と言えるでしょう。
低糖質ダイエットに効果的な理由
ずわいがにが低糖質ダイエットに効果的な理由は、その糖質量の少なさにあります。糖質制限を行うことで、血糖値の上昇を抑えることができます。血糖値が上昇すると、インスリンの分泌が促され、脂肪の蓄積が進んでしまいます。しかし、ずわいがにの糖質量は低いため、血糖値の上昇を抑えることができます。
ずわいがにを上手に活用しよう
ずわいがにを低糖質ダイエットに活用するためには、適切な調理方法を選ぶことが重要です。油で揚げたり、バターソースをかけたりすると、糖質量が増えてしまいます。代わりに、蒸したり茹でたりすることで、糖質を抑えることができます。また、ずわいがにを食べる際には、野菜と一緒に摂ることで、バランスの良い食事にすることも大切です。
注意点も押さえておこう
ずわいがには低糖質である一方で、カロリーが高い食材でもあります。過剰な摂取は、逆にダイエット効果を損なうことになります。適量を守りながら、バランスの良い食事を心がけましょう。
まとめ
ずわいがには、糖質量が3.6gと比較的低く、低糖質ダイエットに効果的な食材です。適切な調理方法を選び、野菜と一緒に摂ることで、バランスの良い食事を心がけましょう。ただし、過剰な摂取は避け、適量を守ることも大切です。ずわいがにを上手に活用して、健康的なダイエットを実践しましょう。
ずわいがには、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:ニッスイ
ずわいがには、低脂質ダイエットに使える?
「ずわいがには低脂質ダイエットに特に効果的」ということがわかりました。ずわいがには、低脂質が0.4gと非常に少ないため、ダイエット中でも安心して食べることができます。
ずわいがにの低脂質効果
ずわいがにには、低脂質ダイエットに効果的な要素がいくつかあります。まず、ずわいがにに含まれる脂質の量が非常に少ないことが挙げられます。脂質はエネルギー源として重要ですが、摂りすぎると肥満の原因になります。ずわいがには、その点で優れた食材と言えるでしょう。
また、ずわいがにには、良質なタンパク質も含まれています。タンパク質はダイエット中に重要な栄養素であり、筋肉の修復や成長にも関与しています。ずわいがにを摂取することで、必要なタンパク質を摂ることができます。
ずわいがにのダイエット効果
ずわいがにを低脂質ダイエットに取り入れることで、以下のような効果が期待できます。
1. 脂肪の摂取を抑える:ずわいがにには低脂質が含まれているため、脂肪の摂取量を抑えることができます。これにより、カロリーの摂取を制限し、ダイエット効果を高めることができます。
2. 食事の満腹感を得る:ずわいがにはタンパク質が豊富に含まれているため、食事の満腹感を得ることができます。満腹感を得ることで、食べ過ぎを防ぎ、ダイエットの成功につなげることができます。
3. 栄養バランスを整える:ずわいがにには、ビタミンやミネラルも含まれています。これらの栄養素は健康な身体を維持するために重要です。ずわいがにを摂取することで、栄養バランスを整えることができます。
まとめ
ずわいがには低脂質ダイエットに特に効果的な食材です。低脂質でありながら、タンパク質や栄養素も豊富に含まれています。ずわいがにを摂取することで、脂肪の摂取を抑えるだけでなく、満腹感を得ることや栄養バランスを整えることができます。ずわいがにを上手に活用して、健康的なダイエットを実践しましょう。
最後に、ずわいがにの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ずわいがに」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 59 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 0.1 | g | |
└糖質 | 3.6 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 13.9 | g | 多い |
脂質 | 0.4 | g | 低い |
「ずわいがに」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 70 | % | 特になし |
水分 | 84.0 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.6 | g | 普通 |
コレステロール | 44 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.8 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「ずわいがに」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 310 | mg | 多い |
カリウム | 310 | mg | 普通 |
カルシウム | 90 | mg | 多い |
マグネシウム | 42 | mg | 多い |
リン | 170 | mg | 多い |
鉄 | 0.5 | mg | 普通 |
亜鉛 | 2.6 | mg | 多い |
銅 | 0.35 | mg | 多い |
マンガン | 0.02 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 58 | μg | 多い |
セレン | 97 | μg | 多い |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | 2 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | Tr | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (Tr) | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 2.1 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.24 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.60 | mg | 多い |
ナイアシン | 8.0 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.13 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 4.3 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.48 | mg | 普通 |
ビオチン | 3.0 | μg | 多い |
ビタミンC | Tr | mg | 無し |
別名: まつばがに/廃棄部位: 殻、内臓等
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。