このページではたたみいわしのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
たたみいわしのカロリーは348kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:NHKきょうの料理
たたみいわしの可食部100gあたりのカロリーは、348kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中231位です。これは多い順にすると上位14%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「魚」ジャンルのでたたみいわしのカロリーを評価すると、296件中7位です。これは上位から2%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。
カロリー | 348Kcal |
全体での評価 | 231位 / 1592件中(上位14%…高い) |
「魚」ジャンル内での評価 | 7位 / 296件中(上位2%…高い) |
たたみいわしはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜたたみいわしのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
引用元:NHKきょうの料理
たたみいわしのカロリーが高い理由
たたみいわしは、可食部100gあたり348kcalのカロリーがあり、他の食材と比較して「高い」と評価されています。その理由を以下の栄養データから考えてみましょう。
タンパク質が豊富
たたみいわしは、可食部100gあたり75.1gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は身体の組織や筋肉の形成に必要な栄養素であり、エネルギー源としても利用されます。タンパク質は他の栄養素と比較してカロリーが高いため、たたみいわしのカロリーも高くなっています。
糖質が一般的
たたみいわしは、可食部100gあたり15.5gの糖質を含んでいます。糖質は身体にエネルギーを供給するために必要な栄養素です。たたみいわしの糖質量は一般的な範囲に収まっており、他の食材と比較して特に高いとは言えません。
食物繊維が少ない
たたみいわしには、可食部100gあたり食物繊維が含まれていません。食物繊維は消化を促進し、便通を良くする効果があります。食物繊維はカロリーをほとんど含まないため、たたみいわしのカロリーが高い要因とは言えませんが、栄養バランスを考える上で食物繊維の摂取は重要です。
脂質は一般的
たたみいわしは、可食部100gあたり5.6gの脂質を含んでいます。脂質はエネルギー源として利用されるほか、脂溶性ビタミンの吸収を助ける役割もあります。たたみいわしの脂質量は一般的な範囲に収まっており、他の食材と比較して特に高いとは言えません。
以上の理由から、たたみいわしのカロリーが高い要因は、タンパク質の豊富さによるものと考えられます。タンパク質は他の栄養素と比較してカロリーが高いため、たたみいわしのカロリーも高くなっています。ただし、たたみいわしは栄養バランスに優れた食材であり、タンパク質の摂取に適しています。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「たたみいわし」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 15.5g | 4 | 62kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 75.1g | 4 | 300.4kcal |
脂質 | 5.6g | 9 | 50.4kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「たたみいわし」のカロリー内訳です。一番多いのはたんぱく質で、300.4kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
たたみいわしは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:ぐるなびシェフごはん
たたみいわしは、低糖質ダイエットに使える?
魚の中でも、特に低糖質な食材として注目されているのが「たたみいわし」です。しかし、実際にはその糖質量は15.5gと、他の魚に比べるとやや高めです。そのため、「たたみいわしは低糖質ダイエットには不向き」と言われることもあります。
たたみいわしの糖質量は15.5g
たたみいわしは、糖質量が15.5gとされています。一般的な低糖質ダイエットでは、1食あたりの糖質摂取量を20g以下に抑えることが推奨されています。そのため、たたみいわしの糖質量はやや高めと言えるでしょう。
たたみいわしの栄養価
一方で、たたみいわしには他の栄養素も豊富に含まれています。たたみいわしは、タンパク質やビタミンD、カルシウム、鉄などの栄養素が豊富に含まれており、健康に良い影響を与えることが期待されています。
低糖質ダイエットにおすすめの魚
低糖質ダイエットを実践する場合、たたみいわしよりも糖質量がさらに低い魚を選ぶことがおすすめです。代表的な低糖質魚としては、さばやさんま、しらす、あじなどが挙げられます。これらの魚は、たたみいわしに比べて糖質量が少なく、低糖質ダイエットに適しています。
まとめ
たたみいわしは、魚の中でも糖質量がやや高めです。そのため、低糖質ダイエットを実践する際には、糖質量がさらに少ない魚を選ぶことがおすすめです。しかし、たたみいわしには他の栄養素も豊富に含まれており、健康に良い影響を与えることが期待されています。バランスの良い食事を心がけながら、自分に合った食材を選ぶことが大切です。
たたみいわしは、低脂質ダイエットに使える!?
たたみいわしは、低脂質ダイエットに使える?
魚の中でも、たたみいわしは低脂質が5.6gとされています。しかし、その他の要素を考慮すると、低脂質ダイエットにおいてはあまり向いていないと言えます。
たたみいわしの脂質量は控えめ
たたみいわしは、その脂質の量が控えめです。これは、低脂質ダイエットを実践している人にとっては好ましい特徴です。脂質の摂取量を制限することは、体重管理や健康維持にとって重要な要素です。
たたみいわしの他の要素を考慮すると
しかし、たたみいわしを低脂質ダイエットに適した食材として選ぶには、他の要素も考慮する必要があります。たたみいわしは、塩分やコレステロールの含有量が比較的高いです。これらの成分は、健康に影響を及ぼす可能性があります。
バランスのとれた食事が重要
低脂質ダイエットを実践する際には、単一の食材だけに頼るのではなく、バランスのとれた食事を心がけることが重要です。たたみいわしを食べる場合には、他の食材との組み合わせや調理方法にも注意が必要です。
まとめ
たたみいわしは低脂質ダイエットにどちらかというと不向きな食材ですが、脂質の量は控えめです。その他の要素を考慮すると、バランスのとれた食事を心がけることが重要です。低脂質ダイエットを実践する際には、栄養バランスを考えながら食事を選ぶことが大切です。
最後に、たたみいわしの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「たたみいわし」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 348 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 0.7 | g | |
└糖質 | 15.5 | g | 普通 |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 75.1 | g | 多い |
脂質 | 5.6 | g | 普通 |
「たたみいわし」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 10.7 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 7.9 | g | 多い |
コレステロール | 710 | mg | 多い |
食塩相当量 | 2.2 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「たたみいわし」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 850 | mg | 多い |
カリウム | 790 | mg | 多い |
カルシウム | 970 | mg | 多い |
マグネシウム | 190 | mg | 多い |
リン | 1400 | mg | 多い |
鉄 | 2.6 | mg | 多い |
亜鉛 | 6.6 | mg | 多い |
銅 | 0.13 | mg | 多い |
マンガン | - | mg | 無し |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 410 | μg | 多い |
└α-カロテン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン | (0) | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 410 | μg | 多い |
ビタミンD | 50.0 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 2.7 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.2 | mg | 普通 |
└δ-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.15 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.33 | mg | 多い |
ナイアシン | 8.2 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.27 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 16.0 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 2.95 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | (0) | mg | 無し |
原材料: かたくちいわし、まいわし等の幼魚/ビタミンC: 酸化防止用として添加品あり
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。