このページではびんながのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
びんながのカロリーは111kcal(100gあたり)!これってどうなの?
びんながの可食部100gあたりのカロリーは、111kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中915位です。これは多い順にすると上位57%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「やや低い」です。
また、日本食品標準成分表の「魚」ジャンルのでびんながのカロリーを評価すると、296件中155位です。これは上位から52%に位置するカロリーで、評価は「平均的」となります。
カロリー | 111Kcal |
全体での評価 | 915位 / 1592件中(上位57%…やや低い) |
「魚」ジャンル内での評価 | 155位 / 296件中(上位52%…平均的) |
びんながはカロリーがやや低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜびんながのカロリーはやや低いの?なにが含まれているの?
「びんなが」のカロリーはなぜやや低いのか?
「びんなが」は、可食部100gあたり111kcalというカロリーがありますが、他の食材と比較して「やや低い」と評価されています。その理由を以下の栄養データを参照しながら説明します。
糖質がかなり低い
「びんなが」は、可食部100gあたり4.7gの糖質を含んでいます。この量は「かなり低い」と評価されています。糖質が少ないため、カロリーの源となる糖分の量も少なくなり、カロリーが低くなる要因となっています。
食物繊維は無し
「びんなが」には、可食部100gあたり食物繊維が含まれていません。食物繊維は消化吸収がされず、腸内で水分を吸収して便のかさを増やす作用があります。食物繊維が少ないため、消化吸収される栄養素の量が少なくなり、カロリーも低くなる要因となっています。
タンパク質が多い
「びんなが」は、可食部100gあたり26gのタンパク質を含んでいます。この量は「多い」と評価されています。タンパク質は体の組織や筋肉の形成に必要な栄養素であり、エネルギー源としても利用されます。タンパク質の含有量が多いため、他の栄養素と比較してカロリーが低くなっています。
脂質が低い
「びんなが」には、可食部100gあたり0.7gの脂質が含まれています。この量は「低い」と評価されています。脂質はエネルギー源となる栄養素ですが、他の栄養素と比較して含有量が少ないため、カロリーが低くなっています。
以上の栄養データから、「びんなが」のカロリーがやや低い要因は、糖質がかなり低く、食物繊維が無く、タンパク質が多く、脂質が低いという特徴によるものと考えられます。これらの栄養素のバランスが、カロリーの低さにつながっています。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「びんなが」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 4.7g | 4 | 18.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 26.0g | 4 | 104kcal |
脂質 | 0.7g | 9 | 6.3kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「びんなが」のカロリー内訳です。一番多いのはたんぱく質で、104kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
びんながは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
びんながは、低糖質ダイエットに使える?
日本の魚の中で、びんながは糖質量が4.7gと比較的低いです。そのため、びんながは低糖質ダイエットに少し効果的な食材と言えます。
びんながの糖質量は4.7g
びんながは、他の魚と比べて糖質量が4.7gと少ないです。糖質は、体内でブドウ糖に変わり、エネルギーとして使われます。しかし、糖質を摂りすぎると、余分なエネルギーとなり、脂肪として蓄積されてしまうこともあります。そのため、低糖質ダイエットを行う際には、糖質の摂取を制限する必要があります。
びんながは低糖質ダイエットに少し効果的
びんながは、糖質量が4.7gということから、低糖質ダイエットに少し効果的な食材と言えます。低糖質ダイエットでは、糖質を摂りすぎないようにすることで、血糖値の急激な上昇を抑え、脂肪の蓄積を防ぐことが目的です。びんながは、糖質量が少ないため、ダイエット中でも安心して摂取することができます。
また、びんながは、タンパク質やビタミンD、不飽和脂肪酸などの栄養素も豊富に含んでいます。これらの栄養素は、健康維持や美容にも役立つため、ダイエット中でもバランスの良い食事を摂ることができます。
まとめ
びんながは、糖質量が4.7gと比較的低いため、低糖質ダイエットに少し効果的な食材と言えます。低糖質ダイエットでは、糖質の摂取を制限することで、脂肪の蓄積を防ぐことが目的です。びんながは、糖質量が少ないだけでなく、栄養素も豊富に含んでいるため、健康維持や美容にも役立ちます。びんながを上手に活用して、健康的なダイエットを実践しましょう。
びんながは、低脂質ダイエットに使える!?
びんながは、低脂質ダイエットに使える?
魚の中でも「びんなが」と呼ばれる魚は、低脂質であることが知られています。その脂質含有量は0.7gと非常に低く、特に低脂質ダイエットを実践している方にとっては効果的な食材と言えるでしょう。
びんながの低脂質効果
びんながは、その特徴的な味わいと共に、低脂質であることが注目されています。低脂質ダイエットを行う際には、摂取する脂質の量を制限する必要がありますが、びんながはその制限に適した食材と言えるでしょう。
脂質はエネルギー源として重要な栄養素ですが、摂り過ぎると肥満や生活習慣病のリスクが高まります。低脂質ダイエットは、脂質の摂取を制限することで体重管理や健康維持を目指す方法です。そのため、低脂質食材の選択が重要となります。
びんながは、その低脂質な特性から、ダイエット中の方におすすめの食材と言えます。脂質の摂取量を抑えつつも、おいしく食べることができるため、食事の満足感を得ることができます。
びんながの調理法
びんながを低脂質ダイエットに活用するためには、調理法にも注意が必要です。揚げ物や油を使った調理法は、脂質の摂取量が増えるため避けるべきです。代わりに、蒸したり焼いたりする調理法を選ぶことで、脂質の摂取を抑えることができます。
また、びんながは調味料との相性も良いため、シンプルな調味料で調理することがおすすめです。塩や醤油、レモンなどを使って、素材の味を引き立たせることができます。
まとめ
びんながは、低脂質ダイエットに特に効果的な食材と言えます。その低脂質な特性から、脂質の摂取量を制限しながらも満足感を得ることができます。また、調理法にも注意し、揚げ物や油を使った調理を避けることが重要です。シンプルな調味料で調理することで、びんながのおいしさを引き立たせることができます。びんながを取り入れた低脂質ダイエットで、健康的な生活を送りましょう。
最後に、びんながの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「びんなが」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 111 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 0.2 | g | |
└糖質 | 4.7 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 26.0 | g | 多い |
脂質 | 0.7 | g | 低い |
「びんなが」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 71.8 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.3 | g | 普通 |
コレステロール | 49 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「びんなが」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 38 | mg | 普通 |
カリウム | 440 | mg | 多い |
カルシウム | 9 | mg | 低い |
マグネシウム | 41 | mg | 多い |
リン | 310 | mg | 多い |
鉄 | 0.9 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.5 | mg | 普通 |
銅 | 0.05 | mg | 普通 |
マンガン | 0.01 | mg | 低い |
ヨウ素 | 12 | μg | 多い |
セレン | 71 | μg | 多い |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | 0 | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 4 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 4 | μg | 普通 |
ビタミンD | 7 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.7 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.13 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.10 | mg | 普通 |
ナイアシン | 21.0 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.94 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 2.8 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.31 | mg | 普通 |
ビオチン | 1.2 | μg | 普通 |
ビタミンC | 1 | mg | 普通 |
別名: びんちょう、とんぼ、びんながまぐろ/切り身(皮なし)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。