このページでは、卵の卵黄を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
卵黄のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは卵黄の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 336 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 0.2 | g | |
└糖質 | 6.7 | g | 低い |
└食物繊維 | 0 | g | 無し |
たんぱく質 | 16.5 | g | 多い |
脂質 | 34.3 | g | 多い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、卵分類に所属する正式名称「鶏卵 卵黄 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、卵黄がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
卵黄はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:キッコーマン
卵黄とは?どんな食材?
卵黄とは、鶏の卵の内部にある黄色い部分のことです。卵の白身とは異なり、卵黄はリッチでクリーミーな風味を持ち、栄養価も高い食材です。
卵黄の特徴
卵黄は、脂質やタンパク質、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKなどの栄養素が豊富に含まれています。また、卵黄は乳化剤としての役割も果たし、料理の風味や質感を向上させる効果もあります。
卵黄の使い方
卵黄はさまざまな料理に利用することができます。代表的な使い方としては、ソースやドレッシングの材料として使われることがあります。また、卵黄を使ったケーキやプリン、カスタードクリームなどのデザートも人気があります。さらに、卵黄を生で食べることもありますが、生卵の摂取には注意が必要です。
以上のように、卵黄はリッチでクリーミーな風味と栄養価の高さが特徴であり、さまざまな料理に利用される貴重な食材です。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は卵黄がダイエットにどう役立つか説明します!
卵黄はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:サントリー
1. タンパク質が豊富
卵黄は、可食部100gあたりで16.5gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は、私たちの体の細胞や組織の構成要素となる重要な栄養素です。タンパク質は、筋肉の修復や再生を促進し、免疫機能をサポートする役割も持っています。そのため、卵黄を摂取することで、健康的な筋肉の維持や免疫力の向上に役立つことが期待できます。
2. 脂質を含むが、バランスが良い
卵黄は、可食部100gあたりで34.3gの脂質を含んでいます。脂質は、私たちの体にとって重要なエネルギー源であり、ビタミンやミネラルの吸収を助ける役割も持っています。卵黄に含まれる脂質は、主に不飽和脂肪酸で構成されており、心臓の健康をサポートする効果があります。ただし、摂取量には注意が必要であり、適度な量を摂取することが重要です。
3. 糖質が少ない
卵黄は、可食部100gあたりで0.2gの炭水化物を含んでいます。さらに、そのうちの6.7gが糖質です。糖質の摂取量が過剰になると、血糖値の上昇や肥満のリスクが高まることがあります。卵黄に含まれる糖質は比較的少なく、低糖質の食事を心掛けたい方にとっては適した食材と言えます。糖質制限をしている方や糖尿病の管理をしている方にとっても、卵黄は健康的な食事に役立つ選択肢となります。
おすすめ:卵黄のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
卵黄に含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:dancyu
1. カルシウムやリンなどのミネラルが豊富
卵黄はカルシウムやリンなどのミネラルが多く含まれています。カルシウムは骨や歯の形成に重要な役割を果たし、リンはエネルギー代謝やDNA合成に必要な成分です。卵黄を摂取することで、これらのミネラルを効果的に補給することができます。
2. 鉄や亜鉛などの栄養素が豊富
卵黄には鉄や亜鉛などの栄養素も多く含まれています。鉄は酸素の運搬や免疫機能の維持に重要な役割を果たし、亜鉛は免疫機能や細胞の成長に必要な成分です。卵黄を摂取することで、これらの栄養素を十分に摂ることができます。
3. ナトリウムやカリウムなどのミネラルも含まれている
卵黄にはナトリウムやカリウムなどのミネラルも含まれています。ナトリウムは神経伝達や体液のバランスを調整する役割を持ち、カリウムは細胞内の水分バランスを調整したり、心臓の正常な機能を維持するために必要です。卵黄を摂取することで、これらのミネラルもバランスよく摂ることができます。
以上のように、卵黄はカルシウムやリンなどのミネラル、鉄や亜鉛などの栄養素が豊富に含まれており、さらにナトリウムやカリウムなどのミネラルもバランスよく摂ることができます。健康な体作りや栄養バランスを考える上で、卵黄は重要な食材と言えるでしょう。
卵黄に含まれるビタミンを解説!
引用元:キッコーマン
1. ビタミンAが豊富に含まれています
卵黄には、ビタミンAの一種であるレチノールが690 μg含まれています。また、α-カロテンやβ-カロテンなども多く含まれており、ビタミンAの豊富な供給源となっています。
2. ビタミンDの含有量が多いです
卵黄には、ビタミンDが12 μg含まれています。ビタミンDは、カルシウムの吸収を助ける役割を果たすため、骨や歯の健康維持に重要な栄養素です。
3. ビタミンEが豊富に含まれています
卵黄には、ビタミンEの一種であるα-トコフェロールが4.5 mg含まれています。また、γ-トコフェロールも多く含まれています。ビタミンEは抗酸化作用を持ち、細胞の酸化ストレスから身体を守る役割があります。
以上のように、卵黄にはビタミンA、ビタミンD、ビタミンEが豊富に含まれています。これらのビタミンは、健康維持や免疫力向上に役立つ重要な栄養素です。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次は卵黄の使用例としてレシピをご紹介します。
卵黄を使ったレシピ20選!
#1 卵黄の無敵漬け おつまみアレンジ3種
卵黄、しょうゆ、絹ごし豆腐、かに風味かまぼこ、いかそうめん、青ねぎ(小口切り)、青じそ
卵黄の無敵漬けを使ったおつまみアレンジ3種類のレシピ。卵黄はしょうゆに半日ほど漬け込みコクと風味のある卵黄にします。…
レシピを見る#2 豚ステーキ!~卵黄ソースで~
豚ロース肉、こしょう、じゃがいも、にんにくの芽、ベビーリーフ、白ワイン、コンソメ顆粒、バター、すりおろしにんにく、等
豚ステーキに「卵黄ソース」をかけていただくレシピ。白ワインを使った爽やかな風味でバターなどコクのある材料とマッチする組み合わせに。…
レシピを見る#3 香ばしい味噌がたまらない"ほたての味噌焼き卵黄ソース"
オイルほたて、赤味噌、山椒の葉、卵黄
オイルに漬けたほたてに味噌を塗って焼き、卵黄を添えたレシピ。ほたての表面で香ばしく焼けた味噌は、それだけでご馳走です。…
レシピを見る#4 卵黄の無敵漬け
卵黄、しょうゆ、青じそ(大葉)
卵の黄身で作るしょうゆ漬けのレシピ。手順は驚くほど簡単で、生しょうゆを卵黄にかけるだけ。…
レシピを見る#5 チキンの卵黄ソース煮込み「ペピトリア」
鶏肉(もも)、オリーブオイル、玉ねぎ、ゆで卵、パセリ(刻んだもの)、白ワイン、鶏がらスープの素、にんにく(すりおろす)、スライスアーモンド(乾煎り)、等
焼いた鶏肉を、アーモンドのきいた卵黄ソースで煮込んだ「ペピトリア」のレシピ。濃厚な卵黄ソースのアクセントに、甘く香ばしいアーモンドがよく合います。…
レシピを見る#6 えびの卵黄焼き
えび(大)、卵黄、しょうゆ
えびや卵黄を使って簡単に作れるおつまみのレシピ。味の決め手はグリルで両面をしっかりと香ばしく焼き上げることです。…
レシピを見る#8 卵黄と甘いタレが食欲をそそる茄子のユッケのレシピ
ナス、醤油、砂糖、ゴマ油、ニンニク、ショウガ、ゴマ(白)
電子レンジだけで作れる「ナスのユッケ」のレシピ。食材はナスと卵があれば出来るので簡単に作れます。…
レシピを見る#9 【卵黄で濃くまろ】豚こまと玉ねぎのスタミナたっぷりオイ照り丼
温かいご飯、豚こま肉、玉ねぎ、サラダ油、こしょう、白いりごま、青ねぎや長ねぎの小口切り、オイスターソース、みりん、等
ニンニクとしょうがが効いた、がっつりとした豚丼のレシピ。オイスターソースベースのソースににんにくとしょうがを加えた濃厚な味わいの一品です。…
レシピを見る#10 【卵黄でとろける】ぶつ切りマグロのユッケ風ねぎだく中華
ぶつ切りまぐろ(刺身用)、長ねぎのみじん切り、卵黄、白いりごま、ごま油、砂糖、醤油、にんにくチューブ、豆板醤、等
まぐろを使ったユッケ風のレシピ。ぶつ切りマグロをにんにくやごま油でパンチのある味付けにした一品です。…
レシピを見る#11 【卵黄でまろやか】玉ねぎたっぷりご飯が進む甘辛オイスター豚丼
温かいご飯、豚ロース肉(生姜焼き用)、玉ねぎ、こしょう、薄力粉、サラダ油、卵黄、白いりごま、小ねぎや長ねぎの小口切り、等
満足できるボリュームとどんどん箸の進む甘辛い味付けの豚丼のレシピ。1人前に玉ねぎ半分使うので、玉ねぎの甘味を存分に味わえます。…
レシピを見る#12 材料4つ!チーズと卵黄が長芋に絡む♪長芋のふわふわ焼き
長芋、めんつゆ、ピザ用チーズ、ブラックペッパー
ふわふわの長芋にチーズと卵黄を絡ませていただく副菜のレシピ。長芋はポリ袋の中でつぶして調理するので、すりおろし器を使う必要がなく洗い物が楽ちん。…
レシピを見る#13 味噌と卵黄で濃厚!!【大葉香るサーモンのガリマヨチーズ焼き】
サーモンの切れ身、玉ねぎ、しめじ、マヨネーズ、卵黄、おろしにんにく、味噌、砂糖、胡椒、等
サーモンの切り身を活用した主菜におすすめの「ガーリックマヨネーズチーズ焼き」のレシピ。アルミホイルにサーモンや野菜を入れ、チーズをのせて焼きます。…
レシピを見る#14 卵黄で濃厚に! 鶏むね肉の大葉柚子こしょうつくね
サラダ油、マヨネーズ、鶏ガラスープの素、柚子胡椒、片栗粉
柚子胡椒を加えて香り豊かに仕上げた、おつまみにぴったりな鶏つくねのレシピ。淡白なむね肉にマヨネーズと柚子胡椒を加えて練り、コクと香りをプラスしています。…
レシピを見る#15 塩そぼろの卵黄のっけ丼
塩そぼろ、ごはん、卵黄、大葉、焼き海苔、一味唐辛子
慌ただしい朝食や疲れて帰ってきた日の夕食に最適な、塩そぼろの卵黄のっけ丼。塩そぼろを作り置きさえしておけば、まな板も包丁も使わず、一瞬で用意出来てしまいます。…
レシピを見る#16 【アボカドマグロ卵黄ユッケ】韓国おつまみ☆漬けだれが絶品♪
まぐろ刺身用、アボカド、卵黄、みりん、醤油、コチュジャン、砂糖、ごま油、
漬けだれが魅力のアボカドマグロ卵黄ユッケのレシピ。特製ユッケだれにマグロを漬けてアボカドと和えるだけの簡単魅力おつまみです。…
レシピを見る#17 卵黄をからめて召し上がれ♪ ニラだれマグロユッケ
砂糖、みそ、コチュジャン、おろしにんにく、おろししょうが、ごま油、白いりごま
マグロの切り落としとアボカドを使った、おつまみにもなりそうなユッケのレシピ。材料を切って盛りつけてあえるだけの簡単調理が嬉しいポイント。…
レシピを見る#18 おいしすぎる♡『タコキムチの卵黄のせ♪』
タコ(茹で)、キムチ、卵黄、ネギ、ごま油
タコとキムチを使用した、おつまみにもなるタコキムチの卵黄のせのレシピ。タコのプリッと弾力のある噛み応えと、キムチのシャキシャキとした歯応えがアクセントになっている一品です。…
レシピを見る#19 手を汚さない!焼かない!【濃厚卵黄タレのズボラ鶏つくね】
鶏ひき肉、大葉、人参、卵白、マヨネーズ、料理酒、片栗粉、胡椒、おろし生姜、等
鶏ひき肉と大葉と人参を使った、レンジで簡単につくれる鶏つくねのレシピ。手を汚さないで簡単に美味しくつくれる一品。…
レシピを見る#20 ごはんがススム!『豚こまとなすの味噌炒め 卵黄乗せ』
豚こま切れ肉、コショー、なす、長ねぎ、ごま油、味噌、砂糖、みりん、卵黄、等
豚こま肉となすを使った、主菜にもなる簡単レシピ。旨みたっぷりの豚肉と柔らかいなすが絶妙な相性。…
レシピを見る最後に、卵黄の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「卵黄」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 336 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 0.2 | g | |
└糖質 | 6.7 | g | 低い |
└食物繊維 | 0 | g | 無し |
たんぱく質 | 16.5 | g | 多い |
脂質 | 34.3 | g | 多い |
「卵黄」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 49.6 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.7 | g | 普通 |
コレステロール | 1200 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「卵黄」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 53 | mg | 普通 |
カリウム | 100 | mg | 低い |
カルシウム | 140 | mg | 多い |
マグネシウム | 11 | mg | 低い |
リン | 540 | mg | 多い |
鉄 | 4.8 | mg | 多い |
亜鉛 | 3.6 | mg | 多い |
銅 | 0.13 | mg | 多い |
マンガン | 0.08 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 110 | μg | 多い |
セレン | 47 | μg | 多い |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 12 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 690 | μg | 多い |
└α-カロテン | 2 | μg | 多い |
└β-カロテン | 2 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 41 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 24 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 690 | μg | 多い |
ビタミンD | 12.0 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 4.5 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 1.6 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
ビタミンK | 39 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.21 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.45 | mg | 多い |
ナイアシン | 0 | mg | 無し |
ビタミンB6 | 0.31 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 3.5 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 3.60 | mg | 多い |
ビオチン | 65.0 | μg | 多い |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
ビタミンD: ビタミンD活性代謝物を含む(ビタミンD活性代謝物を含まない場合: 4.5 µg)/試料:通常の鶏卵(栄養成分が増減されていないもの)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。