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卵のカロリーは高い?低い?カロリーの内訳を理解してダイエットに役立てよう。糖質制限や低脂質などダイエットメニューに適しているかも判定!

カロリー調査隊

このページでは卵のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。

卵のカロリーは142kcal(100gあたり)!これってどうなの?

卵の可食部100gあたりのカロリーは、142kcalです。

このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中791位です。これは多い順にすると上位49%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。

また、日本食品標準成分表の「卵」ジャンルので卵のカロリーを評価すると、15件中10位です。これは上位から66%に位置するカロリーで、評価は「やや低い」となります。

カロリー142Kcal
全体での評価791位 / 1592件中(上位49%…平均的
「卵」ジャンル内での評価10位 / 15件中(上位66%…やや低い
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卵はカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!

なぜ卵のカロリーは平均的?なにが含まれているの?

なぜ卵のカロリーは平均的なのか?



卵のカロリーは、可食部100gあたり142kcalで、他の食材と比較して「平均的」と評価されています。その理由を以下の栄養データを参考に説明します。

カロリー


卵のカロリーは142kcalとなっています。この数値は、他の食材と比較して平均的と評価されています。卵は、タンパク質や脂質を含んでおり、これらの栄養素によってカロリーが供給されます。また、卵は比較的小さなサイズであり、カロリー摂取量の管理にも適しています。

糖質


卵の糖質は3.4gとなっており、かなり低いと評価されています。糖質はエネルギー源となる栄養素ですが、摂りすぎると血糖値の上昇や肥満のリスクがあります。卵は糖質が少ないため、糖質制限の食事にも適しています。

食物繊維


卵には食物繊維が含まれていません。食物繊維は腸内環境を整える効果や便通を促進する効果がありますが、卵にはほとんど含まれていないため、食物繊維を摂取するためには他の食材との組み合わせが必要です。

タンパク質


卵のタンパク質は12.2gとなっており、普通と評価されています。タンパク質は体の組織や筋肉の修復・再生に必要な栄養素です。卵はタンパク質の良い供給源であり、特にアミノ酸のバランスが良いため、筋肉の成長や健康維持に適しています。

脂質


卵の脂質は10.2gとなっており、普通と評価されています。脂質はエネルギー源として重要な栄養素であり、体温調節やビタミンの吸収にも関与しています。卵に含まれる脂質は、主に不飽和脂肪酸であり、心血管の健康維持にも良い影響を与えます。

以上のように、卵の栄養データを見ると、カロリー、糖質、食物繊維、タンパク質、脂質の面で平均的な値が示されています。これらの栄養素のバランスが取れており、健康的な食事に適しているため、卵のカロリーは平均的と評価されているのです。

それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。

「卵」のカロリー内訳

栄養素栄養素の量1グラム
あたりの
カロリー
栄養素
によるカロリー
炭水化物のうち、糖質3.4g413.6kcal
炭水化物のうち、食物繊維0g20kcal
たんぱく質12.2g448.8kcal
脂質10.2g991.8kcal

※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。

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上記が「卵」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、91.8kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。

卵は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?

卵は、低糖質ダイエットに使える?



卵は、糖質量が3.4gで、低糖質ダイエットに少し効果的と言われています。



卵の糖質量は3.4g



卵は、糖質量が3.4gと非常に低いため、低糖質ダイエットに適しています。糖質制限を行うことで、血糖値の急激な上昇を抑えることができ、体脂肪の蓄積を防ぐことができます。



卵は栄養素が豊富



卵には、タンパク質やビタミン、ミネラルなどの栄養素が豊富に含まれています。特に、良質なタンパク質が多く含まれており、ダイエット中に必要な栄養を摂取することができます。



卵は満腹感を与える



卵には、食物繊維がほとんど含まれていませんが、タンパク質や脂質が豊富に含まれています。これらの栄養素は、満腹感を与える効果があります。そのため、卵を食べることで食欲を抑えることができ、ダイエットの成功につながるでしょう。



注意点もある



ただし、卵はコレステロールが多く含まれているため、食べ過ぎには注意が必要です。適度な量を摂取することが大切です。また、卵は加熱することで栄養素が変化するため、適切な調理方法で摂取することも重要です。



以上のことから、卵は低糖質ダイエットに少し効果的であると言えます。適切な量を摂取し、バランスの取れた食事を心がけることで、健康的なダイエットを実現することができるでしょう。

卵は、低脂質ダイエットに使える!?

卵の脂質含有量


卵は、低脂質ダイエットを考える上で、避けるべき食品とされることがあります。しかし、実際の卵の脂質含有量を見てみると、その考え方には疑問が生じます。

卵の脂質量は10.2g


卵1個には、約10.2gの脂質が含まれています。確かに、卵の脂質量は他の食品と比べると多いですが、低脂質ダイエットを行う上で、卵を完全に避ける必要はありません。

脂質の種類による違い


卵に含まれる脂質は、主に不飽和脂肪酸で構成されています。この種類の脂質は、心臓病や高血圧などのリスクを低減する効果があります。また、卵には必須脂肪酸であるオメガ3脂肪酸も含まれており、体に必要な栄養素となっています。

栄養バランスの観点から


卵は、低脂質ダイエットにおいても、栄養バランスを考える上で重要な食材です。卵には、たんぱく質やビタミン、ミネラルなどの栄養素も含まれており、健康的な食事には欠かせません。

適切な摂取量の考え方


低脂質ダイエットを行う上で、卵の摂取量には注意が必要です。適切な摂取量を守ることで、脂質の摂り過ぎを防ぐことができます。また、卵を調理する際には、バターや油を使用せず、蒸したり茹でたりするなど、調理法にも工夫が必要です。

まとめ


卵は、低脂質ダイエットにおいて避けるべき食品ではありません。卵に含まれる脂質は、健康に良い種類のものであり、栄養バランスを考える上でも重要です。適切な摂取量と調理法を守ることで、卵を上手に取り入れながら、健康的なダイエットを実践することができます。
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最後に、卵の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。

「卵」の主な栄養情報(可食部100gあたり)

カロリー142Kcal平均的
炭水化物0.4g
└糖質3.4gかなり低い
└食物繊維0g無し
たんぱく質12.2g普通
脂質10.2g普通

「卵」のその他栄養情報

廃棄率14%特になし
水分75.0g普通
有機酸-g無し
灰分1.0g普通
コレステロール370mg多い
食塩相当量0.4mg普通
アルコール-g無し

「卵」のビタミン・無機質等

ナトリウム140mg普通
カリウム130mg普通
カルシウム46mg普通
マグネシウム10mg低い
リン170mg普通
1.5mg多い
亜鉛1.1mg多い
0.05mg普通
マンガン0.02mg低い
ヨウ素33μg多い
セレン24μg多い
クロム0μg無し
モリブデン4μg普通
ビタミンA
└レチノール210μg多い
└α-カロテンTrμg無し
└β-カロテン1μg普通
└β-クリプトキサンチン12μg多い
└β-カロテン当量7μg普通
└レチノール活性当量210μg多い
ビタミンD3.8μg多い
ビタミンE
└α-トコフェロール1.3mg多い
└β-トコフェロール0mg無し
└γ-トコフェロール0.5mg多い
└δ-トコフェロール0mg無し
ビタミンK12μg多い
ビタミンB10.06mg普通
ビタミンB20.37mg多い
ナイアシン0.1mg低い
ビタミンB60.09mg普通
ビタミンB121.1μg多い
葉酸μg無し
パントテン酸1.16mg多い
ビオチン24.0μg多い
ビタミンC0mg無し

廃棄部位: 卵殻(付着卵白を含む)/付着卵白を含まない卵殻:13%/卵黄:卵白=32:68/ビタミンD: ビタミンD活性代謝物を含む(ビタミンD活性代謝物を含まない場合: 1.3 µg)/試料:通常の鶏卵(栄養成分が増減されていないもの)

※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。

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