このページでは春巻きのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
春巻きのカロリーは221kcal(100gあたり)!これってどうなの?
春巻きの可食部100gあたりのカロリーは、221kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中545位です。これは多い順にすると上位34%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「料理」ジャンルので春巻きのカロリーを評価すると、55件中10位です。これは上位から18%に位置するカロリーで、評価は「高い」となります。
カロリー | 221Kcal |
全体での評価 | 545位 / 1592件中(上位34%…平均的) |
「料理」ジャンル内での評価 | 10位 / 55件中(上位18%…高い) |
春巻きはカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜ春巻きのカロリーは平均的?なにが含まれているの?
春巻きのカロリーは平均的な理由
春巻きのカロリーは可食部100gあたり221kcalで、「平均的」と評価されています。この評価は、春巻きの栄養データを参照することで明らかになります。
カロリー
春巻きのカロリーは221kcalです。この値は、他の食材と比較して平均的と評価されています。春巻きは揚げ物であり、揚げ物のカロリーは一般的に高い傾向があります。しかし、春巻きのカロリーは他の揚げ物と比較して控えめな部類に入ります。
糖質
春巻きの糖質は26.5gです。この値は「普通」と評価されています。春巻きには野菜や肉などの具材が含まれており、それらに含まれる糖分が糖質の一部を占めています。一般的な食事の中での糖質摂取量と比較すると、春巻きの糖質は適度な量と言えます。
食物繊維
春巻きの食物繊維は3.5gです。この値は「多い」と評価されています。春巻きには野菜がたっぷりと使われており、野菜には食物繊維が多く含まれています。食物繊維は腸内環境を整える効果があり、健康維持に役立ちます。
タンパク質
春巻きのタンパク質は6gです。この値は「普通」と評価されています。春巻きには肉や海鮮などの具材が含まれており、それらに含まれるタンパク質がタンパク質の一部を占めています。春巻きは一般的なおかずとして食べられることが多いため、タンパク質の摂取源としても適しています。
脂質
春巻きの脂質は19.3gです。この値は「多い」と評価されています。春巻きは揚げ物であり、揚げ物の脂質は一般的に高い傾向があります。しかし、春巻きの脂質は他の揚げ物と比較して控えめな部類に入ります。
以上の栄養データを考慮すると、春巻きのカロリーは他の食材と比較して平均的と評価されます。春巻きは野菜やタンパク質を含む具材が使われており、食物繊維も豊富です。ただし、揚げ物のため脂質は多めですが、他の揚げ物と比べると控えめな量と言えます。バランスの取れた食事に取り入れることで、春巻きは健康的な選択となります。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「春巻き」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 26.5g | 4 | 106kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 3.5g | 2 | 7kcal |
たんぱく質 | 6g | 4 | 24kcal |
脂質 | 19.3g | 9 | 173.7kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「春巻き」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、173.7kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
春巻きは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
春巻きは低糖質ダイエットに不向き
春巻きは、低糖質ダイエットには不向きな食品です。糖質量が26.5gもあるため、糖質制限を行っている方には注意が必要です。
春巻きの糖質量
春巻き一本に含まれる糖質量は、なんと26.5gもあります。糖質制限を行っている方にとっては、この量はかなり高いと言えるでしょう。糖質制限をすることで血糖値の上昇を抑え、体脂肪を減らす効果が期待できますが、春巻きのような高糖質の食品を摂取してしまうと、ダイエット効果が損なわれてしまいます。
春巻きの具材にも注意が必要
春巻きの具材にも糖質が含まれていることがあります。例えば、春巻きには米粉の皮や麺類、野菜、肉類などが使われますが、これらにも糖質が含まれていることが多いです。特に米粉の皮や麺類は炭水化物が主成分であり、糖質量が高くなります。また、野菜や肉類にも微量の糖質が含まれているため、春巻きの具材を選ぶ際には注意が必要です。
低糖質ダイエットにおすすめの食品
低糖質ダイエットを行いたい方には、春巻きの代わりに他の食品を選ぶことをおすすめします。例えば、キャベツやレタスを使った生春巻きは糖質量が低く、野菜の栄養も摂ることができます。また、鶏胸肉や豆腐を使った糖質の少ない具材を使った春巻きも良い選択肢です。さらに、糖質を抑えたライスペーパーを使用することで、春巻き自体の糖質量を減らすこともできます。
まとめ
春巻きは、糖質量が26.5gもあるため、低糖質ダイエットには不向きな食品です。糖質制限を行っている方は、春巻きの摂取には注意が必要です。代わりに、キャベツやレタスを使った生春巻きや、糖質の少ない具材を使った春巻きを選ぶことをおすすめします。糖質を抑えたライスペーパーを使用することも効果的です。低糖質ダイエットを成功させるためには、食品選びに注意し、バランスの取れた食事を心がけることが大切です。
春巻きは、低脂質ダイエットに使える!?
春巻きは低脂質ダイエットに不向き
春巻きは、多くの人々に愛される料理の一つです。しかし、低脂質ダイエットを実践している方にとっては注意が必要な食品です。その理由を詳しく見ていきましょう。
春巻きの脂質含有量
春巻きは、揚げ物ではなく蒸し焼きや揚げない調理方法で作られることが一般的です。そのため、他の揚げ物と比べると脂質含有量が低いと思われがちです。しかし、実際には春巻きには意外にも多くの脂質が含まれているのです。
春巻きの具材に含まれる脂質
春巻きの具材には、一般的には野菜や豚肉、海老などが使われます。これらの具材自体には脂質が少ないものもありますが、春巻きにはしばしば油で炒めたり、揚げたりすることで風味を出すための調味料や油が使用されます。これによって、春巻きの脂質含有量は増えてしまうのです。
春巻きの調理方法による脂質の増加
春巻きの調理方法によっても脂質の含有量は変わってきます。揚げ物として調理する場合、春巻きの外側はサクサクとした食感に仕上がりますが、その分油を多く吸収してしまいます。また、春巻きの皮にも油が含まれていることがあります。これらの要素によって、春巻きの脂質含有量はさらに増えてしまうのです。
低脂質ダイエットに向かない理由
低脂質ダイエットを実践している方にとって、春巻きは向かない食品と言えます。春巻きには意外にも多くの脂質が含まれており、調理方法によってはさらに脂質の摂取量が増えてしまいます。低脂質ダイエットでは、脂質の摂取を抑えることが重要ですので、春巻きは避けるべき食品と言えるのです。
まとめ
春巻きは、揚げ物ではなく蒸し焼きや揚げない調理方法で作られるイメージがありますが、実際には意外にも多くの脂質が含まれています。具材や調理方法によっても脂質の含有量は変わってきます。低脂質ダイエットを実践している方にとっては、春巻きは避けるべき食品となります。脂質の摂取を抑えるためには、他の低脂質な食品を選ぶことが重要です。
最後に、春巻きの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「春巻き」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 221 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 30.2 | g | |
└糖質 | 26.5 | g | 普通 |
└食物繊維 | 3.5 | g | 多い |
たんぱく質 | 6 | g | 普通 |
脂質 | 19.3 | g | 多い |
「春巻き」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 42.8 | g | 普通 |
有機酸 | 0.2 | g | 多い |
灰分 | 1.6 | g | 普通 |
コレステロール | - | mg | 無し |
食塩相当量 | 1.1 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「春巻き」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 450 | mg | 多い |
カリウム | 170 | mg | 普通 |
カルシウム | 57 | mg | 多い |
マグネシウム | 26 | mg | 普通 |
リン | 73 | mg | 普通 |
鉄 | 0.7 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.4 | mg | 普通 |
銅 | 0.08 | mg | 普通 |
マンガン | 0.31 | mg | 多い |
ヨウ素 | 6 | μg | 多い |
セレン | 4 | μg | 多い |
クロム | 3 | μg | 多い |
モリブデン | 21 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 1 | μg | 普通 |
└α-カロテン | 24 | μg | 多い |
└β-カロテン | 78 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | Tr | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 90 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 8 | μg | 普通 |
ビタミンD | 0.1 | μg | 普通 |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 2.3 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0.1 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 4.2 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0.4 | mg | 多い |
ビタミンK | 22 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.07 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.03 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.7 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.07 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | Tr | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.3 | mg | 普通 |
ビオチン | 3.6 | μg | 多い |
ビタミンC | 1 | mg | 普通 |
冷凍食品を調理したもの/食物繊維:AOAC2011.25法
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。