このページではぎょうざのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
ぎょうざのカロリーは209kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:キューピー
ぎょうざの可食部100gあたりのカロリーは、209kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中584位です。これは多い順にすると上位36%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「料理」ジャンルのでぎょうざのカロリーを評価すると、55件中11位です。これは上位から20%に位置するカロリーで、評価は「高い」となります。
カロリー | 209Kcal |
全体での評価 | 584位 / 1592件中(上位36%…平均的) |
「料理」ジャンル内での評価 | 11位 / 55件中(上位20%…高い) |
ぎょうざはカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜぎょうざのカロリーは平均的?なにが含まれているの?
引用元:ヒガシマル
ぎょうざのカロリーは平均的な理由
ぎょうざのカロリーは、可食部100gあたり209kcalで、「平均的」と評価されています。その理由について考えてみましょう。
糖質、食物繊維、タンパク質の量は普通
ぎょうざの栄養データを見ると、糖質は23.3gで「普通」と評価されています。また、食物繊維の量も1.5gで「普通」とされています。さらに、タンパク質の量も6.9gで「普通」という評価です。
これらのデータから分かるように、ぎょうざは糖質や食物繊維、タンパク質の量が平均的なので、カロリーも平均的と言えるのです。
脂質の量が多い
一方で、ぎょうざの栄養データを見ると、脂質の量が11.3gで「多い」と評価されています。脂質はカロリーの主要な源となるため、脂質の量が多いとカロリーも高くなります。
しかし、ぎょうざの他の栄養素が平均的なため、全体的なカロリーのバランスは平均的と言えるのです。
まとめ
ぎょうざのカロリーが平均的な理由は、糖質、食物繊維、タンパク質の量が普通である一方で、脂質の量が多いからです。これらの栄養データを考慮すると、ぎょうざのカロリーは平均的と評価されるのです。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「ぎょうざ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | (23.3)g | 4 | 93.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (1.5)g | 2 | 3kcal |
たんぱく質 | (6.9)g | 4 | 27.6kcal |
脂質 | (11.3)g | 9 | 101.7kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「ぎょうざ」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、101.7kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
ぎょうざは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:ニッスイ
ぎょうざは低糖質ダイエットに不向き
「ぎょうざ」という料理は、糖質量が23.3gもあります。そのため、低糖質ダイエットにおいては、あまり適していないと言えます。
ぎょうざの糖質量は23.3g
ぎょうざは、一般的には餃子のことを指します。餃子は、主に皮と具材から成り立っています。皮は小麦粉を使って作られており、そのため糖質が含まれています。また、具材には野菜や肉が使われていますが、肉にも微量の糖質が含まれています。
ぎょうざ1個あたりの糖質量は、約23.3gとされています。この量は、低糖質ダイエットを行っている方にとってはかなり高いです。低糖質ダイエットでは、1日の糖質摂取量を制限することが求められていますが、ぎょうざ1個でその制限量を超えてしまう可能性があります。
低糖質ダイエットにおすすめの食材
低糖質ダイエットを行う際には、糖質の摂取を抑えることが重要です。そのため、糖質の少ない食材を選ぶことがおすすめです。
例えば、野菜や海藻類は糖質が少なく、食物繊維も豊富です。また、鶏肉や魚などのタンパク質も糖質が少なく、ダイエットに適した食材と言えます。
ぎょうざを食べる際の注意点
ぎょうざは、糖質が多いため、低糖質ダイエットを行っている方にとっては制限が必要です。しかし、ぎょうざを完全に避ける必要はありません。
ぎょうざを食べる際には、量を控えめにすることや、他の糖質の少ない食材と一緒に食べることがおすすめです。例えば、野菜たっぷりのサラダやスープと一緒にぎょうざを楽しむことで、糖質の摂取量を抑えることができます。
まとめ
ぎょうざは、糖質量が23.3gと高いため、低糖質ダイエットにおいてはあまり適していない食材です。しかし、完全に避ける必要はありません。適切な量を守り、他の糖質の少ない食材と一緒に摂ることで、ぎょうざを楽しむことができます。
ぎょうざは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:サントリー
ぎょうざは、低脂質ダイエットに使える?
ぎょうざは、多くの人に愛される日本の伝統的な料理です。しかし、ぎょうざは低脂質ダイエットには不向きな食品と言われています。その理由を詳しくご説明します。
ぎょうざの脂質含有量
ぎょうざは、おいしいだけでなく、脂質も多く含まれています。一般的なぎょうざの脂質含有量は、11.3gです。この数字は、低脂質ダイエットを目指す人にとっては高いと言えます。
脂質の影響
脂質は、体に必要な栄養素の一つですが、摂り過ぎると肥満や生活習慣病のリスクを高めることがあります。低脂質ダイエットでは、脂質の摂取量を制限することで、健康的な体重管理を目指します。そのため、ぎょうざのような高脂質食品は避けるべきです。
代替品の選択
低脂質ダイエットを実践する際には、ぎょうざの代わりに低脂質な食品を選ぶことが重要です。たとえば、野菜たっぷりのサラダや焼き魚、豆腐料理などがおすすめです。これらの食品は、栄養価も高く、脂質摂取を抑えることができます。
まとめ
ぎょうざは、美味しい料理ですが、低脂質ダイエットを実践する際には避けるべき食品です。その代わりに、低脂質な食品を選ぶことで、健康的な体重管理を目指しましょう。食事のバランスを考え、適切な食品を選ぶことが、健康な生活を送るための重要なポイントです。
最後に、ぎょうざの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ぎょうざ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 209 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | (22.3) | g | |
└糖質 | (23.3) | g | 普通 |
└食物繊維 | (1.5) | g | 普通 |
たんぱく質 | (6.9) | g | 普通 |
脂質 | (11.3) | g | 多い |
「ぎょうざ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | (57.8) | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | (1.6) | g | 普通 |
コレステロール | (19) | mg | 普通 |
食塩相当量 | (1.2) | mg | 普通 |
アルコール | 0 | g | 無し |
「ぎょうざ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | (460) | mg | 多い |
カリウム | (170) | mg | 普通 |
カルシウム | (22) | mg | 普通 |
マグネシウム | (16) | mg | 普通 |
リン | (62) | mg | 普通 |
鉄 | (0.6) | mg | 普通 |
亜鉛 | (0.6) | mg | 普通 |
銅 | (0.07) | mg | 普通 |
マンガン | (0.20) | mg | 普通 |
ヨウ素 | (1) | μg | 普通 |
セレン | (5) | μg | 多い |
クロム | (1) | μg | 普通 |
モリブデン | (4) | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | (3) | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | (77) | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | (1) | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | (77) | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | (10) | μg | 普通 |
ビタミンD | (0.1) | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | (0.6) | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | (0.1) | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | (1.9) | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | (0.3) | mg | 多い |
ビタミンK | (28) | μg | 多い |
ビタミンB1 | (0.14) | mg | 多い |
ビタミンB2 | (0.07) | mg | 普通 |
ナイアシン | (1.4) | mg | 普通 |
ビタミンB6 | (0.11) | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0.1) | μg | 普通 |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | (0.44) | mg | 普通 |
ビオチン | (1.8) | μg | 普通 |
ビタミンC | (4) | mg | 多い |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。