このページでは、菓子のカステラを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
カステラのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはカステラの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 313 | Kcal | 高い |
炭水化物 | (61.8) | g | |
└糖質 | (62.5) | g | 多い |
└食物繊維 | (0.5) | g | 普通 |
たんぱく質 | (7.1) | g | 普通 |
脂質 | (5.0) | g | 普通 |
食塩相当量 | (0.2) | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、菓子分類に所属する正式名称「<和生菓子・和半生菓子類> カステラ」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、カステラがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
カステラはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
カステラとは?どんな食材?
カステラは、日本の伝統的な菓子であり、主に卵、砂糖、小麦粉を使用して作られます。
卵を使用したふんわりとした食材
カステラの特徴的な食材の一つは、卵です。カステラには多くの卵が使われ、そのためにふんわりとした食感が生まれます。卵の黄身と白身をしっかりと泡立ててから、砂糖と小麦粉を加えて混ぜ合わせます。このようにして作られた生地は、焼かれるとふんわりと膨らみ、しっとりとした食感が楽しめます。
砂糖と小麦粉の甘さともちもち感
カステラには砂糖も使用されます。砂糖は甘さを与えるだけでなく、カステラのもちもちとした食感にも貢献します。また、小麦粉はカステラの主成分であり、しっかりと混ぜ合わせることで、もちもちとした食感が生まれます。これらの食材が組み合わさることで、カステラは独特の甘さともちもち感を持つ菓子となります。
まとめ
カステラは、卵、砂糖、小麦粉を主な食材として作られる伝統的な菓子です。卵を使ったふんわりとした食感や、砂糖と小麦粉による甘さともちもち感が特徴です。日本のお茶うけとして人気があり、丁寧に作られたカステラは、多くの人々に喜ばれています。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はカステラがダイエットにどう役立つか説明します!
カステラはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:ヤマサ
1. エネルギー源としての役割
カステラは100gあたり313kcalのカロリーを含んでいます。これは比較的高いカロリー量ですが、適度な量で摂取することでエネルギー源として役立ちます。特に運動や体力を必要とする活動を行う際に、カステラのエネルギーは効果的に利用されるでしょう。
2. 糖質の供給源としての役割
カステラは糖質が多く含まれており、100gあたり62.5gの糖質を提供します。糖質は体内でブドウ糖に分解され、脳や筋肉のエネルギー源として活用されます。適度な量で摂取することで、糖質の供給源として役立つでしょう。
3. 栄養バランスを考えたデザートの選択肢
カステラはタンパク質や脂質、食物繊維、塩分の含有量が普通とされています。これにより、他の食材と組み合わせることで栄養バランスの良いデザートとして選択することができます。例えば、フルーツやヨーグルトと一緒に摂ることで、ビタミンやミネラルの摂取も促進されます。
以上のように、カステラはエネルギー源や糖質の供給源として役立ち、栄養バランスを考えたデザートの選択肢としても適しています。ただし、摂取量には注意が必要であり、適度な量で楽しむことが大切です。
おすすめ:カステラのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
カステラに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:キッコーマン
カステラの特徴
カステラの栄養データを見ると、以下の3つの特徴が挙げられます。
1. ナトリウムが普通量
カステラはナトリウムが71mgと普通量です。ナトリウムは体内の水分バランスを調節するために必要な栄養素ですが、摂りすぎると高血圧や心臓病のリスクが増えることがあります。カステラは普通量のナトリウムを含んでいるため、適度な摂取量を心がける必要があります。
2. カリウムが低い量
カステラにはカリウムが86mg含まれており、低い量と言えます。カリウムは体内の水分バランスや神経・筋肉の正常な機能に重要な役割を果たしています。カリウムの不足は筋力低下や心臓のリズム障害などの問題を引き起こす可能性があります。カステラを食べる際には、カリウムを摂取する他の食材とのバランスを考える必要があります。
3. ヨウ素とセレンが多い
カステラはヨウ素が8μg、セレンが15μg含まれており、どちらも多い量です。ヨウ素は甲状腺ホルモンの合成に必要な栄養素であり、セレンは抗酸化作用を持つ栄養素です。ヨウ素の不足は甲状腺機能低下症や成長障害を引き起こす可能性があります。セレンの不足は免疫力低下や酸化ストレスの増加に関連することが知られています。カステラはヨウ素とセレンを多く含んでいるため、これらの栄養素を摂取する手段の一つとして考えられます。ただし、過剰摂取には注意が必要です。
以上のように、カステラはナトリウムが普通量、カリウムが低い量、ヨウ素とセレンが多い特徴を持っています。バランスの取れた食事を心がけるためには、これらの特徴を考慮しながら摂取することが大切です。
カステラに含まれるビタミンを解説!
引用元:キッコーマン
カステラのビタミン含有量について
カステラに含まれるビタミンの特徴を3つに絞って論じます。
1. ビタミンAの含有量
カステラにはビタミンAが含まれており、レチノールの量は90 μgで多いと言えます。また、β-クリプトキサンチンの量も13 μgと多く、レチノール活性当量も91 μgとなっています。これにより、カステラはビタミンAを多く摂取することができる食品と言えます。
2. ビタミンDの含有量
カステラにはビタミンDも含まれており、その量は2.3 μgと多いです。ビタミンDは骨や歯の健康に重要な役割を果たし、カステラを摂取することでビタミンDを効果的に摂取することができます。
3. ビタミンB2の含有量
カステラにはビタミンB2も多く含まれています。ビタミンB2の量は0.18 mgで、他の食品と比べても多いです。ビタミンB2はエネルギー代謝に関与し、皮膚や粘膜の健康を保つために必要な栄養素です。カステラを摂取することで、ビタミンB2を効率的に摂取することができます。
以上のように、カステラにはビタミンA、ビタミンD、ビタミンB2といった様々なビタミンが含まれています。これらのビタミンを適切に摂取することで、健康な体を維持することができます。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はカステラの使用例としてレシピをご紹介します。
カステラを使ったレシピ20選!
#1 ふんわり×しっとりなカステラ
グラニュー糖、強力粉、はちみつ、みりん、牛乳、サラダ油、ザラメ糖
卵を使った、ふんわり×しっとりカステラのレシピ。卵を湯煎でほぐし、グラニュー糖を加えてしっかり混ぜます。…
レシピを見る#2 カステラサバラン
カステラ、ラム酒、ホイップクリーム、フルーツ(オレンジなど)、ミントの葉
アルコールをとばしたラム酒としょうゆでシロップを作り、カステラにふりかけていただくサバランのレシピ。ホイップクリームの甘さやまろやかさ、フルーツの酸味などと合わせて楽しみましょう。…
レシピを見る#3 ぷるぷる♪台湾カステラ
サラダ油、薄力粉、牛乳、みりん、卵黄、卵白、グラニュー糖
メレンゲの力でふわふわに焼き上げる台湾風カステラのレシピ。卵黄と小麦粉、牛乳を合わせて作った生地にメレンゲを混ぜてオーブンで焼き上げます。…
レシピを見る#4 カステラ
薄力粉、砂糖、みりん、はちみつ、しょうゆ、サラダ油
ふわふわのカステラをフライパンで。ほんの少し入れるしょうゆがポイントです。…
レシピを見る#5 カステラが余った時にトライフルのレシピ
薄力粉、砂糖、牛乳、バター、生クリーム、イチゴ、キウイ、カステラ、バナナ、等
たっぷりの果物を使ったイギリススイーツのレシピ。何層にも重ねられた見た目が目を惹きます。…
レシピを見る#6 ホットなカステラ 大人のラムアイス添え
カステラ、バニラアイス、レーズン、ラム酒
大人な味のデザート、カステラのラムアイス添えのレシピ。カステラは少し焼き色がつくくらいフライパンで焼きます。…
レシピを見る#7 パウンド型で作る台湾カステラ
米油、バニラオイル、薄力粉、卵黄、牛乳、卵白、グラニュー糖
ぷるぷる食感、とろける口どけが魅力の台湾カステラをパウンド型で作れるレシピ。きめ細かい生地を作るポイントは、メレンゲを固く泡立てすぎないこと。…
レシピを見る#8 癒しの時間に♡『ふんわり台湾カステラ✨』
ホットケーキミックス、米油(サラダ油)、牛乳、きび砂糖(砂糖)、お湯(湯煎用)
ホットケーキミックスで簡単再現、ふわふわ台湾カステラのレシピ。きび糖を使い、マイルドな甘さに。…
レシピを見る#10 牛乳パックで作る!ちっちゃな台湾カステラ
サラダ油、薄力粉、牛乳、卵黄、卵白、砂糖
型無しで問題無し、牛乳パックで作る台湾カステラレシピ。メレンゲはゆるめに立てるのがポイント。…
レシピを見る#11 【チョコレート台湾カステラ】ぷるぷる♪あの味がおうちで♡
サラダ油、牛乳、薄力粉、ココアパウダー、みりん、卵黄、卵白、グラニュー糖、チョコチップ、等
ふわふわしゅわしゅわ食感、チョコレート味の台湾カステラレシピ。メレンゲは泡立てすぎると卵黄生地と混ざりにくくなるので、ツノがお辞儀する程度でやめるのがポイント。…
レシピを見る#12 ぷるぷる♪台湾カステラ
サラダ油、薄力粉、牛乳、みりん、卵黄、卵白、グラニュー糖、サラダ油、薄力粉、等
本みりんを使った台湾カステラのレシピ。バニラオイルを使いませんが、本みりんの優しい甘みで卵臭さもなくなり、ふわふわぷるぷるでとろける食感に仕上がります。…
レシピを見る#13 牛乳パックで作る!ちっちゃなチョコ台湾カステラ
ビターチョコレート、サラダ油、薄力粉、ココアパウダー、牛乳、卵黄、卵白、砂糖
型が無くても大丈夫「牛乳パックで作るちっちゃなチョコ台湾カステラ」のレシピ。牛乳パックで作るので型が無くても作れて一人分にピッタリのサイズに仕上がります。…
レシピを見る#14 ホットケーキミックスで簡単!台湾カステラ
純白ごま油、ホットケーキミックス、はちみつ、牛乳、きび砂糖
ホットケーキミックスで簡単に作れるカステラのレシピ。メレンゲをたっぷり使った、ふんわり食感のスイーツです。…
レシピを見る#15 炊飯器で作れる! 台湾カステラ風ふわふわケーキ
砂糖、サラダ油
ホットケーキミックスで簡単、たまごのコクを味わえるカステラ風ケーキのレシピ。ふわふわに焼き上げるポイントは炊飯器の内窯を温めておくこととメレンゲをしっかり泡立てること。…
レシピを見る#16 チョコ台湾カステラ
チョコレート、サラダ油、薄力粉、ココアパウダー、牛乳、砂糖
ココアの香りとふわふわ食感で楽しむ台湾カステラのレシピ。ふわふわのポイントはメレンゲをゆるめに立てることです。…
レシピを見る#17 ふんわりしっとり♪ 基本のカステラ
強力粉、砂糖、みりん、はちみつ、サラダ油、ざらめ
家にあるもので作れる、意外に簡単な基本のカステラのレシピ。カステラの作り方は実はとても簡単です。…
レシピを見る#18 何度も食べたくなる♪ HMで作る台湾カステラ
サラダ油、砂糖
ホットケーキミックスで作る、台湾カステラのレシピ。やさしいお味でふわふわでとっても美味しいです。…
レシピを見る#19 米粉で作る台湾カステラ
米粉、牛乳、こめ油、砂糖
ふわふわ食感が特徴の台湾カステラのレシピ。材料はシンプルながら生地の口溶けの良さが際立つ台湾カステラ。…
レシピを見る#20 ほわんほわん♡米粉台湾カステラ♡グルテンフリー♪
米油、牛乳、米粉、きび糖、メープルシロップ
シンプルな材料で作るやわらか食感の米粉台湾カステラのレシピ。強めに泡立てたメレンゲを手早く優しく混ぜることで卵の気泡を保ち、やわらかい食感に仕上がります。…
レシピを見る最後に、カステラの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「カステラ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 313 | Kcal | 高い |
炭水化物 | (61.8) | g | |
└糖質 | (62.5) | g | 多い |
└食物繊維 | (0.5) | g | 普通 |
たんぱく質 | (7.1) | g | 普通 |
脂質 | (5.0) | g | 普通 |
「カステラ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | (25.6) | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | (0.5) | g | 低い |
コレステロール | (160) | mg | 多い |
食塩相当量 | (0.2) | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「カステラ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | (71) | mg | 普通 |
カリウム | (86) | mg | 低い |
カルシウム | (27) | mg | 普通 |
マグネシウム | (7) | mg | 低い |
リン | (85) | mg | 普通 |
鉄 | (0.7) | mg | 普通 |
亜鉛 | (0.6) | mg | 普通 |
銅 | (0.03) | mg | 低い |
マンガン | (0.10) | mg | 普通 |
ヨウ素 | (8) | μg | 多い |
セレン | (15) | μg | 多い |
クロム | (Tr) | μg | 無し |
モリブデン | (4) | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | (90) | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | (1) | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | (13) | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | (7) | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | (91) | μg | 多い |
ビタミンD | (2.3) | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | (2.3) | mg | 多い |
└β-トコフェロール | (Tr) | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | (0.3) | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (6) | μg | 普通 |
ビタミンB1 | (0.05) | mg | 普通 |
ビタミンB2 | (0.18) | mg | 多い |
ナイアシン | (0.2) | mg | 低い |
ビタミンB6 | (0.05) | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0.4) | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | (0.54) | mg | 普通 |
ビオチン | (11.0) | μg | 多い |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
試料: 長崎カステラ
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。