このページではカステラのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
カステラのカロリーは313kcal(100gあたり)!これってどうなの?
カステラの可食部100gあたりのカロリーは、313kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中317位です。これは多い順にすると上位19%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「菓子」ジャンルのでカステラのカロリーを評価すると、137件中75位です。これは上位から54%に位置するカロリーで、評価は「平均的」となります。
カロリー | 313Kcal |
全体での評価 | 317位 / 1592件中(上位19%…高い) |
「菓子」ジャンル内での評価 | 75位 / 137件中(上位54%…平均的) |
カステラはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜカステラのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
引用元:ヤマサ
カステラのカロリーが高い理由
カステラは、可食部100gあたり313kcalという高いカロリーを持っています。その理由を以下の栄養データから解説します。
糖質の多さ
カステラは、可食部100gあたり62.5gの糖質を含んでいます。糖質はエネルギー源となるため、多く摂取するとカロリーが高くなります。カステラは砂糖を主成分としており、その甘さは多くの人々に愛されていますが、その分カロリーも高くなっています。
食物繊維の少なさ
カステラは可食部100gあたり0.5gの食物繊維を含んでいます。食物繊維は消化に時間がかかり、満腹感を与えるため、カロリーを抑える効果があります。しかし、カステラには食物繊維が少ないため、満腹感を得づらく、カロリーを摂りすぎる可能性があります。
タンパク質・脂質の量
カステラは可食部100gあたり7.1gのタンパク質と5gの脂質を含んでいます。タンパク質は筋肉の材料となり、脂質はエネルギー源となりますが、これらの量は普通と言えます。カステラは主に砂糖や小麦粉を使用して作られるため、脂質やタンパク質の含有量は限られています。
以上の理由から、カステラのカロリーは高くなっています。カステラは美味しいお菓子ですが、摂取量には注意が必要です。バランスの取れた食事を心がけることが大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「カステラ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | (62.5)g | 4 | 250kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0.5)g | 2 | 1kcal |
たんぱく質 | (7.1)g | 4 | 28.4kcal |
脂質 | (5.0)g | 9 | 45kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「カステラ」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、250kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
カステラは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:キッコーマン
カステラは低糖質ダイエットに不向き
カステラは、多くの人々に愛される和菓子の一つです。そのふわふわとした食感と甘い味わいは、多くの人々の心を満たしてきました。しかし、低糖質ダイエットを実践している方にとっては、カステラは避けるべき食品となります。なぜなら、カステラには糖質が多く含まれているからです。
カステラの糖質量
カステラの糖質量は、なんと62.5gもあります。糖質制限を行っている方にとっては、この量は非常に高いと言えるでしょう。低糖質ダイエットでは、1日の糖質摂取量を制限することが一般的ですが、カステラを食べることで一気にその制限を超えてしまう可能性があります。
カステラの影響
カステラを摂取することで、血糖値の上昇が起こります。血糖値が急激に上がることで、インスリンの分泌が増え、脂肪の蓄積が促進される可能性があります。また、カステラには油脂も多く含まれており、カロリーも高いため、摂取量を制限しなければ、ダイエット効果を得ることが難しいでしょう。
代替品の選択
低糖質ダイエットを実践している方には、カステラの代わりに他のお菓子を選ぶことをおすすめします。例えば、糖質が少ないスイーツや、糖アルコールを使用したお菓子などがあります。これらの代替品を選ぶことで、甘いものを楽しむことができながらも、糖質制限を守ることができます。
まとめ
カステラは、低糖質ダイエットには不向きな食品です。糖質量が多く、血糖値の上昇や脂肪の蓄積を促進する可能性があります。低糖質ダイエットを実践している方は、カステラの代わりに他のお菓子を選ぶことをおすすめします。健康的なダイエットを目指すためには、食品の糖質量には注意が必要です。
カステラは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:キッコーマン
カステラは、低脂質ダイエットに使える?
カステラは、日本の伝統的な菓子の一つです。その甘さともちもちとした食感が人気で、お茶うけや贈り物にもよく使われます。しかし、ダイエット中の方にとっては、気になる脂質の量が気になるところです。
カステラの脂質量は控えめ
カステラの脂質の量は、一般的な菓子と比べると控えめです。一般的なカステラの脂質量は5g程度であり、低脂質ダイエットにおいては許容範囲内と言えるでしょう。ただし、個々の商品によって脂質の量は異なるため、栄養成分表を確認することが重要です。
カステラは低脂質ダイエットには不向き?
一方で、カステラは砂糖や卵、バターなどを主成分としています。これらの成分にはエネルギーが豊富であり、カロリーの摂取量を抑えるために低脂質ダイエットを行っている方にとっては、カステラは避けるべき食品とされています。
カステラを上手に取り入れる方法
しかし、カステラを完全に避ける必要はありません。カステラ自体は脂質量が控えめであり、適量を摂取することでダイエット中でも楽しむことができます。例えば、カステラを食事の一部として取り入れることで、他の食品とのバランスを考えながら摂取することが重要です。
まとめ
カステラは低脂質ダイエットにどちらかというと不向きな食品ですが、脂質の量は控えめです。適量を摂取することで、ダイエット中でも楽しむことができます。ただし、個々の商品によって脂質の量は異なるため、栄養成分表を確認することが重要です。カステラを上手に取り入れる際には、他の食品とのバランスを考えながら摂取することが大切です。
最後に、カステラの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「カステラ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 313 | Kcal | 高い |
炭水化物 | (61.8) | g | |
└糖質 | (62.5) | g | 多い |
└食物繊維 | (0.5) | g | 普通 |
たんぱく質 | (7.1) | g | 普通 |
脂質 | (5.0) | g | 普通 |
「カステラ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | (25.6) | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | (0.5) | g | 低い |
コレステロール | (160) | mg | 多い |
食塩相当量 | (0.2) | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「カステラ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | (71) | mg | 普通 |
カリウム | (86) | mg | 低い |
カルシウム | (27) | mg | 普通 |
マグネシウム | (7) | mg | 低い |
リン | (85) | mg | 普通 |
鉄 | (0.7) | mg | 普通 |
亜鉛 | (0.6) | mg | 普通 |
銅 | (0.03) | mg | 低い |
マンガン | (0.10) | mg | 普通 |
ヨウ素 | (8) | μg | 多い |
セレン | (15) | μg | 多い |
クロム | (Tr) | μg | 無し |
モリブデン | (4) | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | (90) | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | (1) | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | (13) | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | (7) | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | (91) | μg | 多い |
ビタミンD | (2.3) | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | (2.3) | mg | 多い |
└β-トコフェロール | (Tr) | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | (0.3) | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (6) | μg | 普通 |
ビタミンB1 | (0.05) | mg | 普通 |
ビタミンB2 | (0.18) | mg | 多い |
ナイアシン | (0.2) | mg | 低い |
ビタミンB6 | (0.05) | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0.4) | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | (0.54) | mg | 普通 |
ビオチン | (11.0) | μg | 多い |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
試料: 長崎カステラ
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。