このページではクラッカーのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
クラッカーのカロリーは481kcal(100gあたり)!これってどうなの?
クラッカーの可食部100gあたりのカロリーは、481kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中73位です。これは多い順にすると上位4%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「菓子」ジャンルのでクラッカーのカロリーを評価すると、137件中15位です。これは上位から10%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。
カロリー | 481Kcal |
全体での評価 | 73位 / 1592件中(上位4%…高い) |
「菓子」ジャンル内での評価 | 15位 / 137件中(上位10%…高い) |
クラッカーはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜクラッカーのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
引用元:キューピー
クラッカーのカロリーは高い理由
クラッカーのカロリーは可食部100gあたり481kcalと非常に高いです。その理由を以下の栄養データを参考に説明します。
糖質の多さ
クラッカーは糖質が64.1g含まれており、他の食材と比較して非常に多いです。糖質はエネルギー源として身体に取り込まれますが、過剰摂取は体重増加の原因となります。クラッカーの糖質量の多さが、カロリーの高さにつながっていると考えられます。
脂質の多さ
また、クラッカーには脂質が22.5g含まれています。脂質もエネルギー源として重要ですが、過剰摂取は健康に悪影響を与える可能性があります。クラッカーの脂質量の多さも、カロリーの高さに寄与していると考えられます。
食物繊維とタンパク質の量
一方で、クラッカーの食物繊維とタンパク質の量は普通です。食物繊維は消化を助け、満腹感を与えるため、カロリー摂取を抑制する効果があります。タンパク質も満腹感を与えるため、カロリー摂取を制御する役割があります。しかし、クラッカーの食物繊維とタンパク質の量は普通であり、カロリーの高さを抑える効果は限られていると言えます。
以上の理由から、クラッカーのカロリーは高いと評価されています。糖質と脂質の量が多く、食物繊維とタンパク質の量が普通であるため、カロリー摂取を制御するのには注意が必要です。適度な量で楽しむことが大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「クラッカー」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 64.1g | 4 | 256.4kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 2.1g | 2 | 4.2kcal |
たんぱく質 | 8.5g | 4 | 34kcal |
脂質 | 22.5g | 9 | 202.5kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「クラッカー」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、256.4kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
クラッカーは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:キューピー
クラッカーは、低糖質ダイエットに使える?
「クラッカー」は、糖質量が64.1gで、低糖質ダイエットには不向きです。
クラッカーの糖質量
クラッカーは、一見ヘルシーでダイエットに適した食品のように思われるかもしれません。しかし、実際には糖質量が非常に高いことが多いのです。例えば、一般的なクラッカーの糖質量は64.1gもあります。
低糖質ダイエットへの影響
低糖質ダイエットは、糖質の摂取を制限することで体重を減らすことを目指すダイエット方法です。糖質を摂りすぎると、血糖値が急上昇し、脂肪が蓄積されやすくなるため、糖質制限は重要です。しかし、クラッカーのような高糖質の食品を摂取すると、糖質制限の効果が薄れてしまいます。
クラッカーの糖質制限への影響
クラッカーには、小麦粉や砂糖が多く含まれています。これらの成分は糖質の主な源ですので、クラッカーを摂取すると糖質の摂取量が増えてしまいます。糖質制限を行っている場合、クラッカーの摂取は控えるべきです。
代替品の選択
低糖質ダイエットを行う際には、クラッカーの代わりに糖質が少ない食品を選ぶことが重要です。例えば、野菜やナッツ類は糖質が少なく、健康的なスナックとして適しています。また、糖質の吸収を抑える効果のある食品や糖質を代謝しやすくする食品も積極的に摂ることがおすすめです。
まとめ
クラッカーは、糖質量が64.1gと高いため、低糖質ダイエットには不向きです。糖質制限を行う場合には、クラッカーの摂取を控え、代わりに糖質が少ない食品を選ぶようにしましょう。
クラッカーは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:ヤマサ
クラッカーは、低脂質ダイエットに不向き?
クラッカーは、軽食やおやつとして広く愛されています。そのサクサクとした食感や風味は、多くの人々にとって魅力的なものです。また、低脂質ダイエットを実践している人にとっては、クラッカーは良い選択肢の一つに思えるかもしれません。しかし、実際にはクラッカーは低脂質ダイエットには不向きな食品と言えます。
クラッカーの脂質量
まず、クラッカーの脂質量について考えてみましょう。一般的なクラッカーの脂質量は、約22.5gです。これは、一般的なダイエットにおいてはかなり高い数値です。低脂質ダイエットを実践している人にとっては、1日の脂質摂取量を制限する必要がありますので、クラッカーの摂取量を抑える必要があります。
クラッカーのカロリー
また、クラッカーのカロリーについても考慮する必要があります。クラッカーは主に炭水化物から成り立っており、1枚あたりのカロリーは約50kcalです。一般的なダイエットでは、1日の総カロリー摂取量を制限する必要がありますので、クラッカーを食べることで他の栄養素を摂取する機会が減ってしまう可能性があります。
クラッカーの栄養価
さらに、クラッカーの栄養価についても考えてみましょう。クラッカーは主に炭水化物を含んでおり、脂質やタンパク質は少ないです。低脂質ダイエットでは、脂質やタンパク質を適切なバランスで摂取する必要がありますので、クラッカーだけを摂取することは栄養バランスの偏りを招く可能性があります。
まとめ
以上の理由から、クラッカーは低脂質ダイエットには不向きな食品と言えます。クラッカーは脂質量が高く、カロリーもそれなりにあります。また、栄養価も偏っているため、クラッカーだけを摂取することは栄養バランスの偏りを招く可能性があります。低脂質ダイエットを実践している方は、クラッカーの摂取量を制限し、他の栄養素をバランスよく摂取することが重要です。
最後に、クラッカーの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「クラッカー」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 481 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 63.9 | g | |
└糖質 | 64.1 | g | 多い |
└食物繊維 | 2.1 | g | 普通 |
たんぱく質 | 8.5 | g | 普通 |
脂質 | 22.5 | g | 多い |
「クラッカー」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 2.7 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 2.4 | g | 多い |
コレステロール | - | mg | 無し |
食塩相当量 | 1.5 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「クラッカー」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 610 | mg | 多い |
カリウム | 110 | mg | 低い |
カルシウム | 180 | mg | 多い |
マグネシウム | 18 | mg | 普通 |
リン | 190 | mg | 多い |
鉄 | 0.8 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.5 | mg | 普通 |
銅 | 0.12 | mg | 普通 |
マンガン | 0.49 | mg | 多い |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 3 | μg | 多い |
クロム | 2 | μg | 多い |
モリブデン | 10 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | - | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 12.0 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0.4 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 1.9 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0.8 | mg | 多い |
ビタミンK | 4 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.08 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.04 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.8 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | - | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.45 | mg | 普通 |
ビオチン | 1.7 | μg | 普通 |
ビタミンC | (0) | mg | 無し |
別名: スナッククラッカー
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。