このページではチョコレート(カカオ増量)のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
チョコレート(カカオ増量)のカロリーは539kcal(100gあたり)!これってどうなの?
チョコレート(カカオ増量)の可食部100gあたりのカロリーは、539kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中56位です。これは多い順にすると上位3%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「菓子」ジャンルのでチョコレート(カカオ増量)のカロリーを評価すると、137件中6位です。これは上位から4%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。
カロリー | 539Kcal |
全体での評価 | 56位 / 1592件中(上位3%…高い) |
「菓子」ジャンル内での評価 | 6位 / 137件中(上位4%…高い) |
チョコレート(カカオ増量)はカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜチョコレート(カカオ増量)のカロリーは高いの?なにが含まれているの?
チョコレート(カカオ増量)のカロリーが高い理由
チョコレート(カカオ増量)のカロリーが高い理由は、以下の栄養データから明らかになります。
カロリー
チョコレート(カカオ増量)のカロリーは、可食部100gあたり539kcalです。この数値は他の食材と比較して「高い」と評価されています。チョコレートには糖質、脂質、タンパク質といった栄養素が含まれており、これらがカロリーの主な要因となっています。
糖質
チョコレート(カカオ増量)の糖質は、可食部100gあたり35.2gです。この数値は他の食材と比較して「普通」と評価されています。糖質はエネルギー源となるため、チョコレートのカロリーに寄与しています。
食物繊維
チョコレート(カカオ増量)には食物繊維が含まれており、可食部100gあたり13.1gです。この数値は他の食材と比較して「多い」と評価されています。食物繊維は消化を助け、満腹感をもたらすため、カロリーの摂取量を抑える効果がありますが、チョコレートのカロリー自体が高いため、カロリーの削減には限定的な効果となります。
タンパク質
チョコレート(カカオ増量)のタンパク質は、可食部100gあたり8.9gです。この数値は他の食材と比較して「普通」と評価されています。タンパク質は体の組織や筋肉の修復に関与する栄養素ですが、カロリーの主な要因ではありません。
脂質
チョコレート(カカオ増量)の脂質は、可食部100gあたり41.3gです。この数値は他の食材と比較して「多い」と評価されています。脂質はエネルギー源となるため、チョコレートのカロリーに大きく寄与しています。
以上の栄養データから分かるように、チョコレート(カカオ増量)のカロリーが高い理由は、糖質や脂質といった栄養素の含有量が多いことによるものです。チョコレートは美味しさを追求するために、これらの栄養素が増量されているため、カロリーも高くなっています。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「チョコレート(カカオ増量)」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 35.2g | 4 | 140.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 13.1g | 2 | 26.2kcal |
たんぱく質 | 8.9g | 4 | 35.6kcal |
脂質 | 41.3g | 9 | 371.7kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「チョコレート(カカオ増量)」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、371.7kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
チョコレート(カカオ増量)は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
チョコレート(カカオ増量)は、低糖質ダイエットに使える?
菓子の中でも特に人気が高い「チョコレート(カカオ増量)」は、美味しさと共に糖質量が気になるところです。一般的なチョコレートに比べてカカオの含有量が増えているため、カカオの健康効果を期待する人にとっては魅力的な商品と言えるでしょう。しかし、低糖質ダイエットを目指す人にとっては注意が必要です。
糖質量が35.2gである
チョコレート(カカオ増量)の糖質量は、35.2gとなっています。この量は一般的なチョコレートと比べても高い部類に入ります。低糖質ダイエットを行う上では、糖質摂取量を制限する必要がありますので、この糖質量はかなりの負担となるでしょう。
低糖質ダイエットに不向き
糖質制限を目指す人にとっては、チョコレート(カカオ増量)は低糖質ダイエットには不向きと言えます。糖質量が高く、摂取することで血糖値の上昇を招く可能性があります。また、糖質を摂取することで脂肪の蓄積も促進されるため、ダイエット効果を得ることが難しいかもしれません。
代替品を探すべき
低糖質ダイエットを実践する場合は、チョコレート(カカオ増量)の代替品を探すことをおすすめします。最近では、糖質が少ないチョコレートやカカオの風味を楽しめるスイーツが増えています。これらの商品を選ぶことで、糖質制限をしながらもチョコレートの味を楽しむことができます。
まとめ
チョコレート(カカオ増量)は、カカオの含有量が増えているため、カカオの健康効果を期待する人にとっては魅力的な商品です。しかし、低糖質ダイエットを目指す人にとっては注意が必要です。糖質量が高く、糖質制限を行う上では不向きです。代替品を探すことで、糖質制限をしながらもチョコレートの味を楽しむことができます。低糖質ダイエットを成功させるためには、食品の糖質量をしっかりと把握し、適切な選択をすることが重要です。
チョコレート(カカオ増量)は、低脂質ダイエットに使える!?
チョコレート(カカオ増量)は、低脂質ダイエットに使える?
チョコレート(カカオ増量)は、低脂質ダイエットに不向き
チョコレート(カカオ増量)は、美味しさと共に、多くの人々に愛されています。しかし、低脂質ダイエットを目指す方にとっては、注意が必要な食品です。なぜなら、チョコレート(カカオ増量)には、脂質が豊富に含まれているからです。
チョコレート(カカオ増量)の脂質含有量
チョコレート(カカオ増量)の脂質含有量は、41.3gです。これは、一般的なチョコレートよりも多くの脂質を含んでいることを意味します。低脂質ダイエットを行う際には、摂取する脂質量を制限する必要がありますので、チョコレート(カカオ増量)は避けるべき食品と言えます。
低脂質ダイエットに適した食品
低脂質ダイエットを目指す方には、以下のような食品が適しています。
- 鶏胸肉や魚介類:低脂肪でタンパク質が豊富な食材です。
- 野菜:食物繊維が多く含まれており、満腹感を得ることができます。
- 豆類:タンパク質や食物繊維が豊富で、脂質の摂取を抑えることができます。
- 低脂肪乳製品:脂質を抑えながら、カルシウムやタンパク質を摂取することができます。
これらの食品をバランスよく摂取することで、低脂質ダイエットを効果的に行うことができます。
まとめ
チョコレート(カカオ増量)は、低脂質ダイエットに不向きな食品です。脂質含有量が多く、低脂質ダイエットを目指す方には避けるべきです。代わりに、鶏胸肉や魚介類、野菜、豆類、低脂肪乳製品など、低脂質で栄養価の高い食品を摂取することをおすすめします。バランスの良い食事を心がけ、健康的なダイエットを実践しましょう。
最後に、チョコレート(カカオ増量)の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「チョコレート(カカオ増量)」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 539 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 43.3 | g | |
└糖質 | 35.2 | g | 普通 |
└食物繊維 | 13.1 | g | 多い |
たんぱく質 | 8.9 | g | 普通 |
脂質 | 41.3 | g | 多い |
「チョコレート(カカオ増量)」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 0.9 | g | 低い |
有機酸 | 0.6 | g | 多い |
灰分 | 2.6 | g | 多い |
コレステロール | 2 | mg | 普通 |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「チョコレート(カカオ増量)」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 3 | mg | 低い |
カリウム | 900 | mg | 多い |
カルシウム | 71 | mg | 多い |
マグネシウム | 220 | mg | 多い |
リン | 320 | mg | 多い |
鉄 | 9.3 | mg | 多い |
亜鉛 | 3.2 | mg | 多い |
銅 | 1.74 | mg | 多い |
マンガン | 1.85 | mg | 多い |
ヨウ素 | 1 | μg | 普通 |
セレン | 7 | μg | 多い |
クロム | 94 | μg | 多い |
モリブデン | 18 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 1 | μg | 普通 |
└α-カロテン | 8 | μg | 多い |
└β-カロテン | 24 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 2 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 29 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 3 | μg | 普通 |
ビタミンD | 1.7 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.5 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 9.5 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0.2 | mg | 多い |
ビタミンK | 7 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.15 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.11 | mg | 普通 |
ナイアシン | 1.3 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.06 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 0.1 | μg | 普通 |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.19 | mg | 普通 |
ビオチン | 10.7 | μg | 多い |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
テオブロミン: 0.8 g、カフェイン: 0.1g、ポリフェノール: 2.2 g/食物繊維:AOAC2011.25法
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。