このページではベイクドチーズケーキのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
ベイクドチーズケーキのカロリーは299kcal(100gあたり)!これってどうなの?
ベイクドチーズケーキの可食部100gあたりのカロリーは、299kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中340位です。これは多い順にすると上位21%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「菓子」ジャンルのでベイクドチーズケーキのカロリーを評価すると、137件中78位です。これは上位から56%に位置するカロリーで、評価は「やや低い」となります。
カロリー | 299Kcal |
全体での評価 | 340位 / 1592件中(上位21%…高い) |
「菓子」ジャンル内での評価 | 78位 / 137件中(上位56%…やや低い) |
ベイクドチーズケーキはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜベイクドチーズケーキのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
ベイクドチーズケーキのカロリーが高い理由
ベイクドチーズケーキは、可食部100gあたり299kcalという高いカロリーを持っています。その理由を以下の栄養データから考察してみましょう。
脂質の多さ
ベイクドチーズケーキは、脂質が21.2gという多さを誇ります。脂質はカロリーの源となるため、多く含まれることでカロリーが高くなります。チーズケーキにはクリームチーズやバターなどの高脂肪食材が使用されるため、脂質の量が増えるのです。
糖質の量
ベイクドチーズケーキの糖質は25.1gと普通の範囲です。砂糖や甘味料が使用されるため、一部の糖質が含まれています。しかし、脂質の多さに比べると糖質の量は少ないため、主な要因は脂質にあると言えます。
タンパク質の量
ベイクドチーズケーキのタンパク質は8.5gと普通の範囲です。チーズ自体にはタンパク質が含まれていますが、他の成分と比べると量は少ないです。したがって、カロリーの高さには大きく関与していません。
食物繊維の量
ベイクドチーズケーキの食物繊維は0.2gと普通の範囲です。食物繊維は消化吸収に時間がかかり、満腹感を与えるため、カロリーの高さに対してはある程度抑制効果が期待できます。しかし、ベイクドチーズケーキには食物繊維が少ないため、カロリーを抑える効果はあまり期待できません。
以上の理由から、ベイクドチーズケーキのカロリーが高い要因は主に脂質の多さにあります。脂質が多く含まれることで、カロリーが増えるため、食べる際には適量を意識する必要があります。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「ベイクドチーズケーキ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | (25.1)g | 4 | 100.4kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0.2)g | 2 | 0.4kcal |
たんぱく質 | (8.5)g | 4 | 34kcal |
脂質 | (21.2)g | 9 | 190.8kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「ベイクドチーズケーキ」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、190.8kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
ベイクドチーズケーキは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
ベイクドチーズケーキは、低糖質ダイエットに使える?
ベイクドチーズケーキは、多くの人にとっておいしいお菓子の一つです。しかし、低糖質ダイエットを実践している人にとっては、糖質量が気になるポイントです。実際、ベイクドチーズケーキの糖質量は25.1gもあります。
ベイクドチーズケーキの糖質量
ベイクドチーズケーキの糖質量が25.1gであることは、低糖質ダイエットを実践している人にとっては大きな問題です。低糖質ダイエットでは、1日の糖質摂取量を制限することが求められます。通常、1日の糖質摂取量は50g以下とされています。そのため、ベイクドチーズケーキの糖質量は、その半分以上を占めてしまいます。
低糖質ダイエットとは
低糖質ダイエットは、糖質の摂取量を制限することで体重を減らすダイエット方法です。糖質はエネルギー源として使われるため、摂りすぎると余分なエネルギーとして蓄えられ、体重増加の原因となります。そのため、低糖質ダイエットでは、糖質の摂取量を制限することで、体重を減らすことを目指します。
ベイクドチーズケーキは低糖質ダイエットに不向き
ベイクドチーズケーキの糖質量が25.1gであることからも分かるように、低糖質ダイエットを実践している人にとっては避けるべき食品です。糖質量が多いため、1日の糖質摂取量の半分以上を占めてしまいます。低糖質ダイエットでは、糖質の摂取量を制限することが求められるため、ベイクドチーズケーキは適さない食品と言えます。
ただし、ベイクドチーズケーキを完全に避ける必要はありません。低糖質ダイエットを実践している人でも、適度な量を摂取することで楽しむことができます。ただし、糖質摂取量を考慮し、他の食品とのバランスを取ることが重要です。
まとめ
ベイクドチーズケーキは、糖質量が25.1gと高いため、低糖質ダイエットを実践している人にとっては不向きな食品です。糖質摂取量を制限することが求められる低糖質ダイエットでは、他の食品を選ぶことが重要です。ただし、ベイクドチーズケーキを適度な量で楽しむことは可能ですが、糖質摂取量を考慮し、バランスの取れた食事を心がけることが大切です。
ベイクドチーズケーキは、低脂質ダイエットに使える!?
ベイクドチーズケーキは、低脂質ダイエットに不向き
ベイクドチーズケーキは、多くの人にとっておいしいスイーツの一つです。しかし、低脂質ダイエットを実践している方にとっては、注意が必要な食品と言えます。なぜなら、ベイクドチーズケーキには、脂質が多く含まれているからです。
ベイクドチーズケーキの脂質量
実際に、ベイクドチーズケーキ100gあたりの脂質量を調べてみると、約21.2gという数字が出てきました。これは、低脂質ダイエットを行っている方にとっては、かなり高い数値です。
脂質の影響
脂質は、カロリーの高い栄養素です。1gの脂質は約9kcalに相当します。そのため、脂質を摂りすぎると、カロリー摂取量が増えてしまい、ダイエットの効果が薄れてしまう可能性があります。
代替品の選択
低脂質ダイエットを実践している方は、ベイクドチーズケーキの代わりに、他の低脂質なスイーツを選ぶことをおすすめします。例えば、フルーツやヨーグルトなどは、脂質が少なく、カロリーも低いため、ダイエットに適しています。
食べるタイミングの工夫
もし、ベイクドチーズケーキを食べたい場合は、食べるタイミングに工夫をすることも重要です。例えば、食事の後に食べると、他の栄養素と一緒に摂取することで、カロリーのバランスを保つことができます。また、適量を守ることも大切です。
まとめ
ベイクドチーズケーキは、低脂質ダイエットには不向きな食品です。脂質の量が多く、カロリー摂取量を増やしてしまう可能性があります。低脂質ダイエットを実践している方は、他の低脂質なスイーツを選ぶか、食べるタイミングや量に工夫をすることをおすすめします。
最後に、ベイクドチーズケーキの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ベイクドチーズケーキ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 299 | Kcal | 高い |
炭水化物 | (23.3) | g | |
└糖質 | (25.1) | g | 普通 |
└食物繊維 | (0.2) | g | 普通 |
たんぱく質 | (8.5) | g | 普通 |
脂質 | (21.2) | g | 多い |
「ベイクドチーズケーキ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | (46.1) | g | 普通 |
有機酸 | (0.5) | g | 多い |
灰分 | (0.9) | g | 普通 |
コレステロール | (160) | mg | 多い |
食塩相当量 | (0.5) | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「ベイクドチーズケーキ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 180 | mg | 普通 |
カリウム | 86 | mg | 低い |
カルシウム | 53 | mg | 多い |
マグネシウム | 8 | mg | 低い |
リン | 98 | mg | 普通 |
鉄 | 0.5 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.7 | mg | 普通 |
銅 | 0.03 | mg | 低い |
マンガン | 0.04 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 17 | μg | 多い |
セレン | 11 | μg | 多い |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 7 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 190 | μg | 多い |
└α-カロテン | (Tr) | μg | 無し |
└β-カロテン | (Tr) | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 4 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 96 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 200 | μg | 多い |
ビタミンD | 1.2 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.1 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | (Tr) | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.1 | mg | 普通 |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 10 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.23 | mg | 多い |
ナイアシン | 0.1 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.05 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 0.4 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.6 | mg | 多い |
ビオチン | 8 | μg | 多い |
ビタミンC | 2 | mg | 普通 |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。