このページでは、菓子の甘納豆を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
甘納豆のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは甘納豆の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 283 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 69.5 | g | |
└糖質 | 65.4 | g | 多い |
└食物繊維 | 4.8 | g | 多い |
たんぱく質 | 3.4 | g | 低い |
脂質 | 0.3 | g | 低い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、菓子分類に所属する正式名称「<和生菓子・和半生菓子類> 甘納豆 あずき」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、甘納豆がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
甘納豆はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
甘納豆とは?どんな食材?
甘納豆は、和菓子の一種であり、主に大豆を使用して作られます。大豆は日本の伝統的な食材であり、栄養価が非常に高いことで知られています。甘納豆は、大豆を煮てから砂糖で砂糖漬けにし、最後に砂糖をまぶして仕上げられます。
甘納豆の食感と風味
甘納豆は、外側はパリッとした食感があり、内側はしっとりとした食感が特徴です。砂糖漬けにされているため、甘さがありますが、砂糖の甘さと大豆の風味が絶妙に調和しています。また、焼き甘納豆というバリエーションもあり、こちらは香ばしい風味が加わります。
甘納豆の使い方
甘納豆は、そのまま食べるだけでなく、和菓子の材料としても広く使われています。和菓子の一部として提供されることが多いですが、アイスクリームやパフェのトッピングとしても利用されることがあります。また、お茶うけや贈り物としても人気があります。甘納豆は、その独特な食感と風味から、和の雰囲気を演出する食材として重宝されています。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は甘納豆がダイエットにどう役立つか説明します!
甘納豆はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:ニッスイ
甘納豆の栄養データ
甘納豆は、可食部100gあたりで以下のような栄養成分が含まれています。
- カロリー:283kcal(高い)
- 炭水化物:69.5g
- 糖質:65.4g(多い)
- 食物繊維:4.8g(多い)
- タンパク質:3.4g(低い)
- 脂質:0.3g(低い)
- 塩分:0.1g(低い)
甘納豆が健康的な食事に役立つ理由
甘納豆は、以下の3つの理由から健康的な食事に役立つ食材と言えます。
1. 糖質と食物繊維のバランスが良い
甘納豆は糖質が多いですが、同時に食物繊維も多く含まれています。食物繊維は消化を遅らせ、血糖値の上昇を緩やかにする効果があります。そのため、甘納豆を適量摂取することで、血糖値の急激な上昇を抑えることができます。
2. 低脂質である
甘納豆は脂質が低いため、カロリーを抑えつつ脂肪摂取量を減らしたい方に適しています。脂質の摂りすぎは、肥満や生活習慣病のリスクを高めることがありますので、バランスの取れた食事に甘納豆を取り入れることで、健康的な体重管理ができます。
3. 塩分が低い
甘納豆には塩分がほとんど含まれていません。塩分の摂り過ぎは高血圧や腎臓病のリスクを高めることがありますので、塩分制限が必要な方にとっては適した食材です。また、塩分が少ないことで、むくみの予防にも役立ちます。
以上のように、甘納豆は糖質と食物繊維のバランスが良く、低脂質で塩分も少ないため、健康的な食事に役立つ食材と言えます。適量を摂取することで、血糖値の上昇を抑え、体重管理やむくみの予防にも効果的です。ただし、カロリーが高いため、摂取量には注意が必要です。
おすすめ:甘納豆のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
甘納豆に含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:DELISH KITCHEN
1. 低カロリーでありながら栄養価が豊富
甘納豆は可食部100gあたりのカロリーが低く、ダイエット中でも安心して食べることができます。しかしながら、栄養価は豊富であり、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガン、セレンなどの無機質栄養素を含んでいます。これにより、甘納豆は健康的な食材として選ばれる理由の一つです。
2. ヨウ素を含まないが、クロムとモリブデンが多い
甘納豆はヨウ素を含んでいないため、ヨウ素摂取が必要な人には適していません。しかし、クロムとモリブデンの含有量が多いことが特徴です。クロムは血糖値の調整や脂質代謝に関与し、モリブデンは体内の酵素の活性化に必要です。これらの栄養素は、甘納豆の摂取により補給することができます。
3. 塩分の摂取量に注意が必要
甘納豆にはナトリウムが含まれており、塩分の摂取量に注意が必要です。特に高血圧や塩分制限が必要な方は、摂取量を制限する必要があります。また、甘納豆の味付けや製造方法によっては、塩分が増えることもありますので、パッケージの表示を確認することが大切です。
以上のように、甘納豆は低カロリーでありながら栄養価が豊富で、クロムとモリブデンの含有量が多いという特徴を持っています。しかし、塩分の摂取量には注意が必要です。健康的な食事に取り入れる際には、バランスを考えながら摂取することが大切です。
甘納豆に含まれるビタミンを解説!
引用元:DELISH KITCHEN
甘納豆のビタミンの特徴
甘納豆に含まれるビタミンの特徴を以下の3つに絞って論じます。
1. ビタミンAはほとんど含まれていません
甘納豆にはレチノールやα-カロテンなどのビタミンAがほとんど含まれていないことが分かります。ビタミンAは視力の維持や免疫力の向上に重要な役割を果たす栄養素ですが、甘納豆からは摂取することはできません。
2. ビタミンB2とナイアシンの含有量は低い
甘納豆に含まれるビタミンB2とナイアシンの含有量は低いことが分かります。ビタミンB2はエネルギー代謝に関与し、ナイアシンは神経機能の維持に必要な栄養素です。甘納豆を摂取する際には、他の食品からこれらのビタミンを補う必要があります。
3. ビタミンKの含有量は普通
甘納豆に含まれるビタミンKの含有量は普通であることが分かります。ビタミンKは血液の凝固に関与し、骨の健康維持にも重要な役割を果たします。甘納豆を摂取することで、一定量のビタミンKを摂取することができます。
以上のように、甘納豆に含まれるビタミンの特徴はビタミンAのほとんど無さ、ビタミンB2とナイアシンの含有量の低さ、そしてビタミンKの含有量の普通であるということが言えます。甘納豆を摂取する際には、これらの特徴を考慮して他の食品とのバランスを取ることが重要です。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次は甘納豆の使用例としてレシピをご紹介します。
甘納豆を使ったレシピ20選!
#1 ふわモチ食感!グルテンフリーのきなこと甘納豆の米粉蒸しパン
米粉、きなこ、ベーキングパウダー、豆乳、甘納豆、砂糖
きなこと甘納豆の米粉蒸しパンのレシピ。栄養豊富なきなこと甘納豆を使用し、米粉で作るヘルシーな蒸しパンです。…
レシピを見る#2 栗かぼちゃと甘納豆のチーズタルト
北海道産栗かぼちゃ」、クリームチーズ、砂糖、たまご、生クリーム、あずきの甘納豆、タルト台(直径7cm)
チーズタルトのアレンジレシピ。かぼちゃ味のチーズタルトに甘納豆をトッピングしているので見た目にもかわいいです。…
レシピを見る#3 甘納豆と栗がたっぷり♪ きな粉の和シュトーレン
栗の甘露煮、強力粉、薄力粉、砂糖、ドライイースト、無塩バター、溶かしバター(無塩)、粉砂糖
このレシピは甘納豆と栗を使った和風のシュトーレンです。まるで和菓子のような風味と食感が楽しめます。…
レシピを見る#4 和風にアレンジ! 甘納豆のショートケーキ
砂糖、薄力粉、抹茶、無塩バター
このレシピは甘納豆を使った和風のショートケーキです。素朴で優しい甘みが特徴で、一口食べれば口の中に広がる抹茶の香りがたまらない一品です。…
レシピを見る#5 しっとり食感! 抹茶と甘納豆のパウンドケーキ
無塩バター、砂糖、薄力粉、ベーキングパウダー、抹茶
甘納豆を入れた、しっとりとした食感の抹茶のパウンドケーキのレシピ。抹茶のほろ苦さと甘納豆のやさしい甘みのバランスが絶妙です。…
レシピを見る#6 ふわふわ食感♪ 抹茶と甘納豆の蒸しパン
砂糖、豆乳、サラダ油、抹茶、薄力粉、ベーキングパウダー
このレシピは抹茶と甘納豆を使ったふわふわの蒸しパンです。甘納豆がアクセントになり、優しい甘さが特徴です。…
レシピを見る#7 甘納豆の抹茶ゼリー
甘納豆、抹茶、砂糖、粉ゼラチン
このレシピは甘納豆を使った抹茶ゼリーの作り方です。甘納豆の食感がアクセントとなり、驚くほどやわらかい抹茶ゼリーが楽しめます。…
レシピを見る#9 甘納豆を入れて♪ 抹茶食パン
強力粉、砂糖、ドライイースト、無塩バター、抹茶
マーブル模様が目を惹く、甘納豆がアクセントの抹茶食パンのレシピ。プレーンと抹茶の2つの生地を用意し、巻いてオーブンで焼き上げます。…
レシピを見る#10 もっちり! 酒粕甘納豆蒸しパン
酒粕、砂糖、サラダ油
このレシピは酒粕と甘納豆を使ったもちもちの蒸しパンです。ホットケーキミックスを使って簡単に作れます!酒粕が苦手な人でも食べられるので、ぜひ試してみてください。…
レシピを見る#11 ほっこりおいしい♪ さつまいもの甘納豆風
砂糖、レモン汁
このレシピは、さつまいもを使った甘納豆風のスイーツの作り方です。さつまいもをグラッセにして、セミドライに仕上げることで、ほっこりとした甘味が楽しめます。…
レシピを見る#12 かぼちゃ&甘納豆蒸しパン
かぼちゃ、生クリーム、溶き卵、三温糖、薄力粉、ベーキングパウダー、甘納豆
甘納豆とかぼちゃを使った、ほっこりする味わいの蒸しパンのレシピ。かぼちゃと甘納豆の甘みを活かすために、生地の甘さは控えめにして生クリームでコクをプラス。…
レシピを見る#13 簡単!ヘルシーな甘納豆焼き餅
白玉粉、絹豆腐、甘納豆
絹ごし豆腐を使ったヘルシーな甘納豆焼き餅レシピ。絹ごし豆腐を使っているのに、豆腐の香りもなくふわふわもちもち食感の一品です。…
レシピを見る#14 抹茶甘納豆蒸しパン
牛乳、バター、薄力粉、強力粉、ベーキングパウダー、砂糖、抹茶、甘納豆
大人も嬉しい抹茶甘納豆蒸しパンのレシピ。抹茶の爽やかな香りとほんのりと甘い甘納豆が絶妙な組み合わせ。…
レシピを見る#15 おさつの甘納豆風お菓子
サツマイモ、グラニュー糖、シナモンパウダー、砂糖
このレシピは、サツマイモを使った甘いお菓子のレシピです。グラニュー糖とシナモンパウダーを混ぜ合わせたシロップに、輪切りにしたサツマイモを浸して電子レンジで加熱し、煮詰めたシロップに再度浸してから、シナモンパウダーとグラニュー糖をからめて器に盛り付けます。…
レシピを見る#16 優しい甘さ♪ ほうじ茶と甘納豆のパウンドケーキ
無塩バター、薄力粉、ベーキングパウダー、粉砂糖、ほうじ茶[茶葉
このレシピはほうじ茶と甘納豆を使った和風パウンドケーキです。ほうじ茶の香りが口いっぱいに広がり、ふわふわな生地がやみつきになる一品です。…
レシピを見る#17 フルーツと甘納豆のみつ豆風
甘納豆、砂糖、りんご、バナナ、レモン汁
このレシピは甘納豆とフルーツを使った和風スイーツです。甘納豆は砂糖と水を加えてレンジで加熱し、ふっくらとした食感に仕上げます。…
レシピを見る#18 サツマイモと甘納豆のパン
強力粉、ドライイースト、砂糖、ぬるま湯、ショートニング、白ゴマ、サツマイモ、甘納豆
このレシピはサツマイモと甘納豆を使ったパンです。パンの中にはサツマイモと甘納豆が入っており、まわりにはたっぷりの白ゴマがまぶしてあります。…
レシピを見る#19 てぼう豆の甘納豆
てぼう豆、グラニュー糖、水あめ
このレシピはてぼう豆を使った甘納豆料理です。手軽に作れる短時間で湯で戻す方法で、グラニュー糖と水あめを加えて甘く仕上げます。…
レシピを見る#20 金時豆の甘納豆
金時豆、グラニュー糖、水あめ
このレシピは金時豆を使った甘納豆料理です。金時豆を湯で戻して、グラニュー糖や水あめで甘く煮ることで、ほんのり甘い甘納豆ができます。…
レシピを見る最後に、甘納豆の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「甘納豆」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 283 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 69.5 | g | |
└糖質 | 65.4 | g | 多い |
└食物繊維 | 4.8 | g | 多い |
たんぱく質 | 3.4 | g | 低い |
脂質 | 0.3 | g | 低い |
「甘納豆」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 26.2 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.5 | g | 低い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「甘納豆」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 45 | mg | 普通 |
カリウム | 170 | mg | 普通 |
カルシウム | 11 | mg | 普通 |
マグネシウム | 17 | mg | 普通 |
リン | 38 | mg | 普通 |
鉄 | 0.7 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.4 | mg | 普通 |
銅 | 0.12 | mg | 普通 |
マンガン | 0.18 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 1 | μg | 普通 |
クロム | 5 | μg | 多い |
モリブデン | 38 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 2 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 2 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 0 | μg | 無し |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | - | mg | 無し |
└β-トコフェロール | - | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | - | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | - | mg | 無し |
ビタミンK | 1 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.06 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.02 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.2 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.17 | mg | 普通 |
ビオチン | 1.5 | μg | 普通 |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。