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大豆のカロリーは高い?低い?カロリーの内訳を理解してダイエットに役立てよう。糖質制限や低脂質などダイエットメニューに適しているかも判定!

カロリー調査隊

このページでは大豆のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。

大豆のカロリーは372kcal(100gあたり)!これってどうなの?

大豆の可食部100gあたりのカロリーは、372kcalです。

このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中185位です。これは多い順にすると上位11%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。

また、日本食品標準成分表の「豆」ジャンルので大豆のカロリーを評価すると、68件中10位です。これは上位から14%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。

カロリー372Kcal
全体での評価185位 / 1592件中(上位11%…高い
「豆」ジャンル内での評価10位 / 68件中(上位14%…高い
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大豆はカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!

なぜ大豆のカロリーは高いの?なにが含まれているの?

大豆のカロリーが高い理由



大豆は、可食部100gあたり372kcalという高カロリーな食材です。その理由を以下の栄養データを参考に説明します。

糖質が低い



大豆の糖質は8.3gと低いです。糖質はエネルギー源となるため、糖質が少ないとカロリーも低くなります。そのため、大豆の糖質の低さがカロリーの高さに寄与していると考えられます。

食物繊維が多い



大豆には21.5gの食物繊維が含まれています。食物繊維は消化吸収が遅く、満腹感を持続させる効果があります。そのため、食物繊維の多さが大豆のカロリーの高さに関係していると考えられます。

タンパク質が多い



大豆には33.8gのタンパク質が含まれています。タンパク質はエネルギー源となるだけでなく、筋肉の形成や修復にも重要な役割を果たします。タンパク質は他の栄養素よりもカロリーが高いため、大豆のタンパク質の多さがカロリーの高さに寄与していると考えられます。

脂質が多い



大豆には19.7gの脂質が含まれています。脂質もエネルギー源となる栄養素であり、他の栄養素よりもカロリーが高いです。そのため、大豆の脂質の多さがカロリーの高さに関係していると考えられます。

以上のように、大豆のカロリーが高い理由は、糖質が低く、食物繊維・タンパク質・脂質が多いためと言えます。大豆は栄養価が豊富であり、バランスの取れた食事に取り入れることが重要です。

それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。

「大豆」のカロリー内訳

栄養素栄養素の量1グラム
あたりの
カロリー
栄養素
によるカロリー
炭水化物のうち、糖質8.3g433.2kcal
炭水化物のうち、食物繊維21.5g243kcal
たんぱく質33.8g4135.2kcal
脂質19.7g9177.3kcal

※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。

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上記が「大豆」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、177.3kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。

大豆は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?

大豆は、低糖質ダイエットに使える?



大豆は、糖質量が8.3gで、低糖質ダイエットにどちらかというと不向きだが、糖質量は控えめです。

大豆の糖質量は8.3g



大豆は、多くの栄養素を含んだ健康食品として知られています。しかし、低糖質ダイエットを実践している方にとっては、大豆はどのような位置づけになるのでしょうか。大豆の糖質量は、100g当たり8.3gとなっています。糖質制限を行っている方にとっては、この量は少なくはありません。

大豆は低糖質ダイエットにどちらかというと不向き



大豆は、糖質量が控えめではあるものの、低糖質ダイエットにおいてはどちらかというと不向きとされています。なぜなら、大豆製品にはタンパク質や脂質が豊富に含まれており、糖質以外の栄養素も摂取することになるからです。低糖質ダイエットでは、糖質の摂取を極力抑えることが求められますので、大豆はあまり適していないと言えます。

大豆の栄養価は高い



ただし、大豆は糖質量が控えめであると同時に、栄養価も非常に高い食材です。大豆には、良質なタンパク質や食物繊維、ビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれています。また、大豆イソフラボンには女性ホルモンに似た働きをすると言われており、女性の更年期障害の緩和にも効果があるとされています。

まとめ



大豆は、低糖質ダイエットにどちらかというと不向きだと言えますが、糖質量は控えめです。そのため、低糖質ダイエットを実践している方でも、適度な量を摂取することで栄養を摂ることができます。大豆は健康食品としても知られており、栄養価も高いため、バランスの取れた食事に取り入れることがおすすめです。

大豆は、低脂質ダイエットに使える!?

大豆は低脂質ダイエットに不向き



大豆は、健康食品としてよく知られていますが、低脂質ダイエットには向かない食材です。大豆には、1gあたり19.7gの脂質が含まれており、ダイエット中に摂取すべき低脂質食品とは言えません。

大豆の脂質含有量



大豆は、植物性たんぱく質や食物繊維が豊富な食材として知られていますが、その一方で脂質も多く含まれています。大豆100gあたりには、19.7gの脂質が含まれており、ダイエット中に摂取するには多すぎる量です。

低脂質ダイエットに適した食材



低脂質ダイエットを行う際には、脂質の摂取を抑えた食材を選ぶことが重要です。例えば、鶏胸肉や魚介類などは、脂質が比較的少なく、タンパク質も豊富です。また、野菜や果物も低脂質で栄養豊富な食材です。これらの食材を積極的に取り入れることで、低脂質ダイエットをサポートすることができます。

大豆の他の栄養素



大豆は、脂質以外にも様々な栄養素を含んでいます。例えば、大豆にはたんぱく質や食物繊維、ビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれています。これらの栄養素は、健康維持や美容に役立つものですが、ダイエット中には脂質の摂取量にも注意する必要があります。

まとめ



大豆は、健康食品として注目されていますが、低脂質ダイエットには向かない食材です。大豆には多くの脂質が含まれており、ダイエット中には適切な量を摂取する必要があります。低脂質ダイエットを行う際には、大豆以外の低脂質食材を積極的に取り入れることが重要です。また、大豆には他の栄養素も含まれていますが、バランスの取れた食事を心がけることが大切です。
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最後に、大豆の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。

「大豆」の主な栄養情報(可食部100gあたり)

カロリー372Kcal高い
炭水化物29.5g
└糖質8.3g低い
└食物繊維21.5g多い
たんぱく質33.8g多い
脂質19.7g多い

「大豆」のその他栄養情報

廃棄率0%特になし
水分12.4g低い
有機酸1.7g多い
灰分4.7g多い
コレステロールTrmg無し
食塩相当量0mg無し
アルコール-g無し

「大豆」のビタミン・無機質等

ナトリウム1mg低い
カリウム1900mg多い
カルシウム180mg多い
マグネシウム220mg多い
リン490mg多い
6.8mg多い
亜鉛3.1mg多い
1.07mg多い
マンガン2.27mg多い
ヨウ素0μg無し
セレン5μg多い
クロム3μg多い
モリブデン350μg多い
ビタミンA
└レチノール(0)μg無し
└α-カロテン0μg無し
└β-カロテン7μg普通
└β-クリプトキサンチン1μg多い
└β-カロテン当量7μg普通
└レチノール活性当量1μg普通
ビタミンD(0)μg無し
ビタミンE
└α-トコフェロール2.3mg多い
└β-トコフェロール0.9mg多い
└γ-トコフェロール13.0mg多い
└δ-トコフェロール8.6mg多い
ビタミンK18μg多い
ビタミンB10.71mg多い
ビタミンB20.26mg多い
ナイアシン2.0mg多い
ビタミンB60.51mg多い
ビタミンB12(0)μg無し
葉酸μg無し
パントテン酸1.36mg多い
ビオチン28.0μg多い
ビタミンC3mg多い

食物繊維:AOAC2011.25法/(100 g:155mL、100 mL:64g)

※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。

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