このページでは、豆の緑豆を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
緑豆のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは緑豆の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 319 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 59.1 | g | |
└糖質 | 49.4 | g | 多い |
└食物繊維 | 14.6 | g | 多い |
たんぱく質 | 25.1 | g | 多い |
脂質 | 1.5 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、豆分類に所属する正式名称「りょくとう 全粒 乾」(りょくとう(乾))の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、緑豆がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
緑豆はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:dancyu
緑豆とは?どんな食材?
緑豆は、豆の一種であり、その名の通り緑色をしています。主にアジア料理で使用されることが多く、日本では主にスープやデザートに使われます。緑豆は、その特徴的な風味と食感で知られており、栄養価も高い食材です。
緑豆の特徴
緑豆は、小さな豆の中でも比較的大きめのサイズをしています。形状は丸く、色は鮮やかな緑色をしています。煮ると豆の形は崩れやすく、柔らかい食感になります。また、緑豆は特有の香りがあり、独特の風味をもたらします。
緑豆の使い方
緑豆は、スープやデザートに使われることが一般的です。スープでは、緑豆を煮込んで柔らかくなった豆を使用し、野菜や肉と一緒に炊き込むことがあります。デザートでは、緑豆を砕いて粉状にし、お団子やゼリーの材料として利用されます。緑豆は、その特徴的な風味と食感を生かして様々な料理にアクセントを加えることができます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は緑豆がダイエットにどう役立つか説明します!
緑豆はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:DELISH KITCHEN
1. 緑豆は食物繊維が多く含まれているため、腸内環境の改善に役立つ
緑豆は可食部100gあたりに14.6gの食物繊維が含まれており、この量は多いとされています。食物繊維は腸内の善玉菌のエサとなり、腸内環境を改善する効果があります。腸内環境が健康であることは、免疫力の向上や消化吸収の促進に繋がります。また、便秘の改善にも効果があります。緑豆を食事に取り入れることで、腸内環境の改善に役立つことが期待できます。
2. 緑豆はタンパク質が豊富であり、筋肉の形成や修復に役立つ
緑豆は可食部100gあたりに25.1gのタンパク質が含まれており、この量は多いとされています。タンパク質は筋肉の形成や修復に不可欠な栄養素であり、適切な摂取が重要です。緑豆を食事に取り入れることで、タンパク質の摂取量を増やすことができ、筋肉の健康維持に役立つことが期待できます。
3. 緑豆は低脂肪であり、ダイエットや健康的な食事に適している
緑豆は可食部100gあたりに1.5gの脂質が含まれており、この量は低いとされています。脂質の摂取量が過剰になると、肥満や生活習慣病のリスクが高まるため、脂質の摂取量を抑えることは重要です。緑豆を食事に取り入れることで、低脂肪な食事を実現することができ、ダイエットや健康的な食事に役立つことが期待できます。
おすすめ:緑豆のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
緑豆に含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:Nadia
1. カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅の含有量が多い
緑豆は、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅の栄養素を豊富に含んでいます。これらの栄養素は、体内の機能に欠かせない重要な役割を果たしています。特に鉄は貧血の予防や骨の健康維持に重要な役割を果たしており、緑豆を摂取することでこれらの栄養素を効果的に摂取することができます。
2. ナトリウム、マンガン、ヨウ素の含有量がほとんどない
緑豆には、ナトリウム、マンガン、ヨウ素の栄養素がほとんど含まれていません。これは、高血圧や甲状腺の機能異常などの病気を抑制するためには好ましい特徴です。また、ナトリウムの摂取量が少ないことは、食事による塩分摂取量の制限が必要な人にとっても有益です。
3. セレン、クロム、モリブデンの含有量が普通から多い
緑豆には、セレン、クロム、モリブデンの栄養素も含まれています。これらの栄養素は、抗酸化作用や血糖値の調節、免疫機能の向上などの効果があります。特にクロムは、インスリンの働きを助けて血糖値を安定させる効果があります。緑豆を摂取することで、これらの栄養素を効果的に摂取することができます。
緑豆に含まれるビタミンを解説!
引用元:Eレシピ
1. ビタミンAの特徴
「緑豆」にはビタミンAが含まれますが、レチノールやα-カロテンはほとんど含まれていません。しかし、β-カロテンやβ-クリプトキサンチン、β-カロテン当量は多く含まれています。これらの成分は、体内でビタミンAに変換されることで活性化されます。また、緑豆に含まれるレチノール活性当量は普通の範囲です。
2. ビタミンEの特徴
「緑豆」にはビタミンEが含まれており、特にγ-トコフェロールやδ-トコフェロールの含有量が多いです。一方、α-トコフェロールは普通の範囲に含まれています。ビタミンEは抗酸化作用を持ち、細胞を酸化から守る役割があります。
3. その他のビタミンの特徴
「緑豆」にはビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸、ビオチンなども多く含まれています。これらのビタミンはエネルギー代謝や神経機能の維持に重要な役割を果たしています。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次は緑豆の使用例としてレシピをご紹介します。
緑豆を使ったレシピ20選!
#1 やさしい甘味でホッとするベトナムのスイーツ "かぼちゃと緑豆のチェー"
緑豆、かぼちゃ、ココナッツミルク、砂糖
日本のおしるこのようなベトナムのスイーツ「チェー」のレシピ。緑豆とかぼちゃをココナッツミルクで煮込み、温かいまま食べます。…
レシピを見る#2 カラフルに仕上げて♪ フルーツと緑豆のチェー
緑豆、マンゴー[冷凍、カットパイナップル、キウイ、砂糖、かき氷[練乳
このレシピは緑豆を使ったフルーツのスイーツ「チェー」の作り方です。ベトナムの代表的なスイーツで、色鮮やかなフルーツがアクセントになっています。…
レシピを見る#4 緑豆モヤシと春雨の中華風サラダ
緑豆モヤシ、緑豆春雨、キュウリ、ハム、しょうゆ、砂糖、ゴマ油、練りからし、すり白ゴマ、等
このレシピは緑豆モヤシを使った中華風サラダです。緑豆モヤシ、緑豆春雨、キュウリ、ハムなど、水分代謝を促す食材を使用し、健康的なサラダに仕上がっています。…
レシピを見る#5 蒸し野菜のココナッツあえ/緑豆入りしょうがごはん
なす、にんじん、里芋、さやいんげん、しし唐辛子、ターメリック、ココナッツファイン、プレーンヨーグルト、ローストクミンパウダー、等
ココナッツファインを活用した蒸し野菜と、緑豆の混ぜご飯のレシピ。辛みのない南インド地方の料理です。…
レシピを見る#9 新キャベツと緑豆のスパイスサラダ
新キャベツ、フェンネルパウダー、コリアンダーパウダー、緑豆、青唐辛子、しょうが、コリアンダーまたは香菜(フレッシュ)、レモン汁、オリーブ油、等
塩もみキャベツをスパイスでエキゾチックに仕上げるレシピ。あらゆるスパイスを駆使して作るサラダです。…
レシピを見る#12 緑豆とココナッツミルクのチェー黒ごまと白玉のチェー
皮むき緑豆、グラニュー糖、ココナッツミルク、クラッシュアイス、ピーナッツ(砕く)、練り黒ごま、牛乳、砂糖、白玉粉、等
温冷2種の味で楽しめる、ベトナムのぜんざい風スイーツ「チェー」のレシピ。緑豆あんにココナッツミルクを合わせた冷たいチェーと、黒ごまの汁に白玉を加えた温かいチェーでどちらも違った味わい。…
レシピを見る#13 黒ごまじるこ/緑豆、はと麦、パインのぜんざい
炒り黒ごま、ピーナッツ(素焼き)、三温糖、しょうが汁、クコの実、緑豆、はと麦、丸麦、砂糖(三温糖と黒糖を合わせて)、等
台湾風のぜんざいとおしるこのレシピ。緑豆やパインの組み合わせは少しびっくりしますが、台湾ではメジャーなスイーツとのこと。…
レシピを見る#14 水っぽさ解消!簡単に味が決まる基本の「もやし炒め」
緑豆もやし、キャベツ、豚こま切れ肉、ニンニク、輪切り唐辛子、米油、鶏ガラスープの素、濃口醤油、黒胡椒、等
もやし炒めを作るために、もやしを塩揉みして水っぽさを解消し、キャベツと豚こま切れ肉をカットします。ニンニクを弱火で炒め、豚肉を加えて炒めます。…
レシピを見る#15 レンジで作る!味がしみしみ本格チャプチェ
緑豆春雨、牛薄切り肉、にんじん、ピーマン、ニラ、醤油、砂糖、コチュジャン、鶏ガラスープの素、等
たった10分で味が染み込んだ本格チャプチェが味わえるレシピ。忙しい時に最適なレンチンおかずです。…
レシピを見る#16 麻婆春雨
緑豆春雨(乾燥)、豚ひき肉、長ねぎ、しいたけ(小)、万能ねぎ(小口切り)
大人から子供までみんなが大好きな麻婆春雨。春雨をピリ辛スープでしっかりと煮込みましょう。…
レシピを見る#17 つるんとさっぱり食べやすい"中華風春雨サラダ"
緑豆春雨、きゅうり、もやし、にんじん、ハム、サラダ油、胡麻油、醤油、きび砂糖、等
どこか懐かしい春雨サラダのレシピ。卵は錦糸卵にするよりも、炒ったほうが手早く簡単に作れます。…
レシピを見る#18 砂鍋獅子頭(サークォーシーツゥトゥ)
豚挽き肉、しょうがの絞り汁、みりん、しょうゆ、ごま油、片栗粉、れんこん、白ねぎ、白菜、等
「砂鍋(土鍋)」で「獅子頭(大きい肉団子)」を楽しむレシピのご紹介です。スープは鶏ガラメインのあっさり系。…
レシピを見る#19 味がしみしみ♡ごちそう春雨サラダ
緑豆春雨、きゅうり、ロースハム、砂糖、マヨネーズ、砂糖、からしチューブ、ごま油、いり白ごま、等
中華料理の副菜に最適な、定番春雨サラダのレシピ。よく味のしみた春雨に仕上げるポイントは、熱いうちに下味をつけること。…
レシピを見る#20 小松菜ベーコンと春雨のさっぱりチャプチェ
小松菜、緑豆春雨、ベーコン、砂糖、鶏ガラスープの素、粗挽き黒こしょう、ごま油
さっぱりとした味付けにして、暑い季節にもピッタリなおかずになったチャプチェのレシピ。ベーコンや鶏ガラのうま味がきいているので、野菜の苦味が軽減されてお子様でも食べやすい一品になっています。…
レシピを見る最後に、緑豆の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「緑豆」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 319 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 59.1 | g | |
└糖質 | 49.4 | g | 多い |
└食物繊維 | 14.6 | g | 多い |
たんぱく質 | 25.1 | g | 多い |
脂質 | 1.5 | g | 低い |
「緑豆」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 10.8 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 3.5 | g | 多い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「緑豆」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 0 | mg | 無し |
カリウム | 1300 | mg | 多い |
カルシウム | 100 | mg | 多い |
マグネシウム | 150 | mg | 多い |
リン | 320 | mg | 多い |
鉄 | 5.9 | mg | 多い |
亜鉛 | 4.0 | mg | 多い |
銅 | 0.91 | mg | 多い |
マンガン | - | mg | 無し |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 2 | μg | 普通 |
クロム | 3 | μg | 多い |
モリブデン | 410 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 150 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 2 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 150 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 13 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.3 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 6.4 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0.6 | mg | 多い |
ビタミンK | 36 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.70 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.22 | mg | 多い |
ナイアシン | 2.1 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.52 | mg | 多い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.66 | mg | 多い |
ビオチン | 11.0 | μg | 多い |
ビタミンC | Tr | mg | 無し |
別名: やえなり
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。