このページでは緑豆のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
緑豆のカロリーは319kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:dancyu
緑豆の可食部100gあたりのカロリーは、319kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中302位です。これは多い順にすると上位18%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「豆」ジャンルので緑豆のカロリーを評価すると、68件中16位です。これは上位から23%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。
カロリー | 319Kcal |
全体での評価 | 302位 / 1592件中(上位18%…高い) |
「豆」ジャンル内での評価 | 16位 / 68件中(上位23%…高い) |
緑豆はカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜ緑豆のカロリーは高いの?なにが含まれているの?
引用元:DELISH KITCHEN
緑豆のカロリーが高い理由
緑豆は、可食部100gあたり319kcalのカロリーがあり、他の食材と比較して高いと評価されています。その理由について、以下の栄養データを参考に説明します。
糖質が多い
緑豆には、可食部100gあたり49.4gの糖質が含まれています。糖質はエネルギー源として働き、体内でブドウ糖に分解されて利用されます。緑豆には多くの糖質が含まれているため、カロリーが高くなっています。
食物繊維が多い
緑豆には、可食部100gあたり14.6gの食物繊維が含まれています。食物繊維は消化吸収されにくく、腸内環境を整える効果があります。また、食物繊維は満腹感を与えるため、食べ過ぎを防ぐ役割も果たします。食物繊維の多さも、緑豆のカロリーが高い理由の一つです。
タンパク質が多い
緑豆には、可食部100gあたり25.1gのタンパク質が含まれています。タンパク質は体の組織や筋肉の構成要素となり、代謝にも関与します。タンパク質は熱量が高いため、緑豆のカロリーが高くなっています。
脂質が低い
緑豆には、可食部100gあたり1.5gの脂質が含まれています。脂質はエネルギー源として重要ですが、過剰摂取は健康に悪影響を与える可能性があります。緑豆の脂質が低いため、カロリーも比較的低く抑えられています。
以上のように、緑豆のカロリーが高い理由は、糖質や食物繊維、タンパク質の含有量が多いことによるものです。これらの栄養素は、体に必要な栄養を補給するために重要ですが、摂取量には注意が必要です。バランスの取れた食事を心がけることが大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「緑豆」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 49.4g | 4 | 197.6kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 14.6g | 2 | 29.2kcal |
たんぱく質 | 25.1g | 4 | 100.4kcal |
脂質 | 1.5g | 9 | 13.5kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「緑豆」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、197.6kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
緑豆は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:Nadia
緑豆は、低糖質ダイエットに使える?
緑豆は、低糖質ダイエットには不向きな食材であると言われています。その理由について、以下で詳しく説明します。
緑豆の糖質量は49.4g
まず、緑豆の糖質量についてですが、100gあたりの糖質量は約49.4gとされています。低糖質ダイエットでは、一般的に1日の糖質摂取量を50g以下に抑えることが推奨されています。そのため、緑豆の糖質量はダイエットにはやや高いと言えるでしょう。
緑豆には食物繊維が豊富に含まれている
緑豆は、糖質が多い一方で食物繊維も豊富に含まれています。食物繊維は消化吸収が遅く、血糖値の上昇を緩やかにする効果があります。そのため、緑豆を摂取することで血糖値の急激な上昇を抑えることができるかもしれません。
しかし、緑豆の糖質量は注意が必要
しかし、緑豆には糖質が多いため、低糖質ダイエットを行っている場合は注意が必要です。緑豆を適量摂取しても、糖質摂取量が目標値を超えてしまう可能性があります。また、緑豆を他の低糖質な食材と組み合わせることで、総糖質量を抑えることはできますが、その場合でも緑豆単体では低糖質ダイエットには不向きと言えるでしょう。
まとめ
緑豆は、糖質量が49.4gとやや高いため、低糖質ダイエットには不向きな食材です。緑豆には食物繊維が豊富に含まれているため、血糖値の上昇を抑える効果があるかもしれませんが、糖質摂取量を抑える目的での摂取には注意が必要です。低糖質ダイエットを行う場合は、他の低糖質な食材を選ぶことがおすすめです。
緑豆は、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:Eレシピ
緑豆は、低脂質ダイエットに使える?
緑豆は、低脂質ダイエットに少し効果的
緑豆は、低脂質ダイエットに使える食材として注目されています。その理由は、緑豆の脂質含有量が非常に低いことにあります。緑豆100gあたりの脂質はわずか1.5gであり、ダイエット中の方にとっては非常に嬉しい数字です。
脂質は、体に必要な栄養素の一つですが、摂り過ぎると体重増加や生活習慣病のリスクが高まります。そのため、ダイエット中の方は脂質の摂取量を制限することが求められます。緑豆は、低脂質ながらも栄養価が高く、ダイエット中でも安心して食べることができる食材です。
また、緑豆には食物繊維も豊富に含まれています。食物繊維は、腸内環境を整える効果があり、便秘の予防や血糖値の上昇を緩やかにする効果もあります。ダイエット中の方にとっては、満腹感を得やすくすることで食事の量を抑える助けとなるでしょう。
さらに、緑豆にはビタミンやミネラルも含まれています。特にビタミンB群や鉄分が豊富であり、エネルギー代謝をサポートする効果が期待できます。ダイエット中は、体の代謝を活性化させることが重要ですので、緑豆を積極的に摂取することで効果的なダイエットが可能となるでしょう。
緑豆は、低脂質ダイエットに少し効果的な食材です。脂質の摂取量を制限しながらも、栄養バランスを保ちながらダイエットを進めることができます。緑豆を活用して、健康的で効果的なダイエットを実践しましょう。
最後に、緑豆の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「緑豆」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 319 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 59.1 | g | |
└糖質 | 49.4 | g | 多い |
└食物繊維 | 14.6 | g | 多い |
たんぱく質 | 25.1 | g | 多い |
脂質 | 1.5 | g | 低い |
「緑豆」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 10.8 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 3.5 | g | 多い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「緑豆」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 0 | mg | 無し |
カリウム | 1300 | mg | 多い |
カルシウム | 100 | mg | 多い |
マグネシウム | 150 | mg | 多い |
リン | 320 | mg | 多い |
鉄 | 5.9 | mg | 多い |
亜鉛 | 4.0 | mg | 多い |
銅 | 0.91 | mg | 多い |
マンガン | - | mg | 無し |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 2 | μg | 普通 |
クロム | 3 | μg | 多い |
モリブデン | 410 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 150 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 2 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 150 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 13 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.3 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 6.4 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0.6 | mg | 多い |
ビタミンK | 36 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.70 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.22 | mg | 多い |
ナイアシン | 2.1 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.52 | mg | 多い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.66 | mg | 多い |
ビオチン | 11.0 | μg | 多い |
ビタミンC | Tr | mg | 無し |
別名: やえなり
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。