このページではあずき(小豆)のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
あずき(小豆)のカロリーは124kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:ヤマサ
あずき(小豆)の可食部100gあたりのカロリーは、124kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中854位です。これは多い順にすると上位53%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「豆」ジャンルのであずき(小豆)のカロリーを評価すると、68件中53位です。これは上位から77%に位置するカロリーで、評価は「低い」となります。
カロリー | 124Kcal |
全体での評価 | 854位 / 1592件中(上位53%…平均的) |
「豆」ジャンル内での評価 | 53位 / 68件中(上位77%…低い) |
あずき(小豆)はカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜあずき(小豆)のカロリーは平均的?なにが含まれているの?
引用元:キッコーマン
なぜあずき(小豆)のカロリーは平均的のか?
「あずき(小豆)」は、可食部100gあたり124kcalのカロリーを持ち、他の食材と比較して「平均的」と評価されています。その理由について、以下の栄養データを参照し、詳しく説明します。
カロリー
「あずき(小豆)」は、可食部100gあたり124kcalのカロリーを含んでいます。この値は、他の食材と比較して平均的と評価されています。カロリーは、食品を消化しエネルギーとして利用するために必要な量を表しており、一般的な食材と比べて適度なエネルギー量を提供していることが分かります。
糖質
「あずき(小豆)」に含まれる糖質は18.3gです。この値は他の食材と比較して普通と評価されています。糖質は、体内でエネルギー源として利用される重要な栄養素ですが、過剰摂取は血糖値の上昇に繋がる可能性があります。あずき(小豆)の糖質量は適度であり、バランスの取れた食事に組み込むことができます。
食物繊維
「あずき(小豆)」には8.7gの食物繊維が含まれています。この値は他の食材と比較して多いと評価されています。食物繊維は、腸内環境の改善や便通の促進などの健康効果があります。あずき(小豆)は食物繊維が豊富であり、健康な生活をサポートする食材として適しています。
タンパク質
「あずき(小豆)」には8.6gのタンパク質が含まれています。この値は他の食材と比較して普通と評価されています。タンパク質は、体の組織や筋肉の構成要素として重要な栄養素です。あずき(小豆)は適度なタンパク質を含んでおり、バランスの取れた食事に役立ちます。
脂質
「あずき(小豆)」には0.8gの脂質が含まれています。この値は他の食材と比較して低いと評価されています。脂質はエネルギー源として重要ですが、摂りすぎると肥満や生活習慣病のリスクが高まる可能性があります。あずき(小豆)は低脂肪であり、バランスの取れた食事に適しています。
以上の栄養データから、「あずき(小豆)」のカロリーは平均的と評価されている理由が明らかになりました。カロリー、糖質、食物繊維、タンパク質、脂質のバランスが取れた栄養素の含有量を持っており、健康的な食事に適しています。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「あずき(小豆)」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 18.3g | 4 | 73.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 8.7g | 2 | 17.4kcal |
たんぱく質 | 8.6g | 4 | 34.4kcal |
脂質 | 0.8g | 9 | 7.2kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「あずき(小豆)」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、73.2kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
あずき(小豆)は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:ヤマサ
あずき(小豆)は、低糖質ダイエットに使える?
「あずき(小豆)は低糖質ダイエットに不向き」という言葉をよく聞くことがありますが、その理由をご説明いたします。
あずき(小豆)の糖質量は18.3g
まず、あずき(小豆)の糖質量は18.3gとなっています。糖質制限を目指す方にとっては、この量はかなり高いと言えるでしょう。
糖質制限には向かない理由
糖質制限ダイエットでは、摂取する糖質の量を制限することが基本となります。糖質を摂りすぎると、血糖値が急上昇し、それに伴ってインシュリンの分泌が増えます。その結果、体内で脂肪が蓄積されやすくなります。
あずき(小豆)に含まれる糖質量が高いため、糖質制限を行う上では適していないと言えます。糖質を制限することで、体内の脂肪を燃焼しやすくすることができますが、あずき(小豆)を摂取することで逆効果となってしまう可能性があります。
代替品としての利用方法
ただし、あずき(小豆)は他の栄養素を豊富に含んでいるため、完全に摂取を避ける必要はありません。例えば、あずき(小豆)を使った和菓子やデザートは、たまに楽しむ程度であれば問題ありません。
また、あずき(小豆)の代わりに、糖質量の少ない豆類を選ぶことも可能です。例えば、大豆や黒豆などは糖質量が低く、糖質制限ダイエットには向いています。
まとめ
あずき(小豆)は糖質量が18.3gと高いため、糖質制限を目指す方には適していません。糖質制限ダイエットでは、他の豆類を選ぶことがおすすめです。ただし、あずき(小豆)を完全に摂取を避ける必要はありません。適度な摂取を心がけ、バランスの取れた食事を心掛けましょう。
あずき(小豆)は、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:キッコーマン
あずき(小豆)は、低脂質ダイエットに使える?
あずき(小豆)は、日本料理や和菓子によく使用されることで知られています。しかし、あずきはただ美味しいだけでなく、低脂質ダイエットにも効果的な食材として注目されています。
あずきの脂質量は低い
あずきには、100gあたり0.8gの脂質が含まれています。この数値は非常に低く、脂質を制限したい方にとっては理想的な食材と言えます。脂質はエネルギー源として重要ですが、摂り過ぎると体重増加や生活習慣病のリスクが高まります。そのため、低脂質ダイエットを実践している方にとって、あずきは優れた選択肢となるのです。
あずきの栄養価
あずきには、脂質以外にも様々な栄養素が含まれています。たんぱく質や食物繊維、ビタミンB1や葉酸などが豊富に含まれており、バランスの取れた食事に欠かせない成分です。また、あずきには抗酸化作用や血糖値の上昇を抑える効果もあります。これらの効果により、あずきは健康をサポートする食材としても注目されています。
あずきの活用方法
あずきは、和菓子や甘味料として使用されることが一般的ですが、実は様々な料理に活用することができます。例えば、あずきを使ったスープや煮物、サラダなど、さまざまな料理に取り入れることができます。また、あずきを粉末にしてパンやクッキーに混ぜ込むこともできます。このように、あずきは料理のバリエーションを広げるだけでなく、低脂質ダイエットをサポートする食材としても役立つのです。
まとめ
あずきは低脂質ダイエットに特に効果的な食材です。脂質量が非常に低く、栄養価も豊富なため、健康的な食事に取り入れることができます。さまざまな料理に活用することで、食事のバリエーションを豊かにするだけでなく、脂質制限をしている方にとっても満足感を得ることができるでしょう。ぜひ、あずきを上手に活用して、低脂質ダイエットを成功させましょう。
最後に、あずき(小豆)の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「あずき(小豆)」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 124 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 25.6 | g | |
└糖質 | 18.3 | g | 普通 |
└食物繊維 | 8.7 | g | 多い |
たんぱく質 | 8.6 | g | 普通 |
脂質 | 0.8 | g | 低い |
「あずき(小豆)」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 63.9 | g | 普通 |
有機酸 | 0.3 | g | 多い |
灰分 | 1.0 | g | 普通 |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「あずき(小豆)」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1 | mg | 低い |
カリウム | 430 | mg | 多い |
カルシウム | 27 | mg | 普通 |
マグネシウム | 43 | mg | 多い |
リン | 95 | mg | 普通 |
鉄 | 1.6 | mg | 多い |
亜鉛 | 0.9 | mg | 普通 |
銅 | 0.30 | mg | 多い |
マンガン | 0.44 | mg | 多い |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | Tr | μg | 無し |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | 90 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | Tr | μg | 無し |
└β-カロテン | 4 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | Tr | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 4 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | Tr | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.1 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0.1 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 1.3 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 4.2 | mg | 多い |
ビタミンK | 3 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.15 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.04 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.5 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.11 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.43 | mg | 普通 |
ビオチン | 3.3 | μg | 多い |
ビタミンC | Tr | mg | 無し |
食物繊維:AOAC2011.25法
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。