このページでは、豆のあずき(小豆)を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
あずき(小豆)のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはあずき(小豆)の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 124 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 25.6 | g | |
└糖質 | 18.3 | g | 普通 |
└食物繊維 | 8.7 | g | 多い |
たんぱく質 | 8.6 | g | 普通 |
脂質 | 0.8 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、豆分類に所属する正式名称「あずき 全粒 ゆで」(あずき(ゆで))の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、あずき(小豆)がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
あずき(小豆)はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:ヤマサ
あずき(小豆)とは?どんな食材?
あずき(小豆)は、日本料理や和菓子に欠かせない食材です。その特徴は、小さな豆の形状と、深い赤紫色の外皮にあります。主に乾燥させた形で販売され、煮たり、炊いたりすることで食べることができます。
栄養価と効能
あずき(小豆)には、たんぱく質や食物繊維、ビタミンB1などが豊富に含まれています。また、鉄分やカリウム、マグネシウムなどのミネラルも含まれており、健康に良い影響を与えるとされています。特に、食物繊維は腸の働きを促進し、便秘の改善に役立つ効果もあります。
使われる料理と食べ方
あずき(小豆)は、和菓子や甘味料としてよく使われます。代表的なものには、あんこやおしるこがあります。また、あずきを煮て甘く炊いたものは、お茶うけやデザートとして楽しまれることもあります。さらに、あずきを粉にしたものは、パンやケーキの材料としても利用されることがあります。
以上のように、あずき(小豆)は日本の伝統的な食材であり、その特徴的な形状や深い赤紫色、栄養価の高さから、さまざまな料理やお菓子作りに活用されています。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はあずき(小豆)がダイエットにどう役立つか説明します!
あずき(小豆)はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:キッコーマン
1. 糖質が普通で食物繊維が多いため、血糖値の上昇を緩やかにする
あずき(小豆)は糖質が普通であり、食物繊維が多い特徴があります。これにより、食事にあずきを取り入れることで血糖値の上昇を緩やかにすることができます。急激な血糖値の上昇は、インスリンの分泌を増加させ、体に負担をかけることがありますが、あずきを摂取することでそのリスクを軽減することができます。
2. タンパク質を豊富に含むため、筋肉の形成や修復に役立つ
あずき(小豆)にはタンパク質が豊富に含まれています。タンパク質は筋肉の形成や修復に重要な栄養素であり、健康的な食事には欠かせません。あずきを摂取することで、筋肉の成長や修復を促進し、健康的な身体づくりに役立ちます。
3. 脂質が低いため、カロリーコントロールに適している
あずき(小豆)には脂質が低い特徴があります。脂質は高カロリーな栄養素であり、過剰摂取すると肥満や生活習慣病のリスクが高まります。しかし、あずきを摂取することで脂質の摂取量を抑えることができ、カロリーコントロールに役立ちます。健康的な食事を目指す方にとって、あずきは良い選択肢となります。
おすすめ:あずき(小豆)のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
あずき(小豆)に含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:ヤマサ
1. カリウムが多い
あずき(小豆)は、可食部100gあたりに430 mgのカリウムを含んでいます。カリウムは、体内の水分バランスを調整したり、神経や筋肉の正常な機能を維持するために必要な栄養素です。カリウムは血圧を調節する働きもあり、高血圧の予防や改善にも役立つとされています。
2. マグネシウムが多い
あずき(小豆)には、可食部100gあたりに43 mgのマグネシウムが含まれています。マグネシウムは、骨の健康維持や筋肉の収縮・弛緩に重要な役割を果たします。また、血糖値の調節や心臓の正常な機能にも関与しています。マグネシウムの摂取量が不足すると、筋肉の痙攣や不眠症などの症状が現れることがあります。
3. 鉄が多い
あずき(小豆)には、可食部100gあたりに1.6 mgの鉄が含まれています。鉄は赤血球の形成や酸素運搬に不可欠な栄養素です。鉄の不足は貧血の原因となり、疲労感や集中力の低下などの症状を引き起こすことがあります。あずき(小豆)を摂取することで、鉄の補給ができるため、貧血予防や改善に役立つと言えます。
以上のように、あずき(小豆)はカリウムやマグネシウム、鉄が豊富に含まれている特徴があります。これらの栄養素は、体内の機能を正常に保つために重要な役割を果たしています。日常の食事にあずき(小豆)を取り入れることで、健康維持や予防に役立つことが期待されます。
あずき(小豆)に含まれるビタミンを解説!
引用元:キッコーマン
ビタミンAの特徴
「あずき(小豆)」にはビタミンAが含まれていますが、レチノールやα-カロテンはほとんど含まれていません。しかし、β-カロテンは4 μg含まれており、普通の量と言えます。また、β-クリプトキサンチンやレチノール活性当量はほとんど含まれていないことがわかります。
ビタミンEの特徴
「あずき(小豆)」にはビタミンEが含まれており、特にβ-トコフェロールやγ-トコフェロール、δ-トコフェロールの含有量が多いです。α-トコフェロールも少量ですが含まれています。これらのビタミンEは、一般的な量と言えます。
その他のビタミンの特徴
「あずき(小豆)」にはビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸、ビオチンが含まれています。これらのビタミンは、一般的な量や多い量と言えます。ただし、ビタミンD、ビタミンB12、葉酸、ビタミンCは含まれていないことに注意が必要です。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はあずき(小豆)の使用例としてレシピをご紹介します。
あずき(小豆)を使ったレシピ20選!
#1 あずき粥
ごはん、ゆであずき(無糖)、黒いりごま、三つ葉
ゆであずきを使ったお粥のレシピ。無糖のゆであずきに白だしを組み合わせることであずきの優しい風味が引き出されます。…
レシピを見る#2 豆乳あずきかん
砂糖、豆乳、ゆであずき、しょうゆ、粉寒天
豆乳で作るあずきかんのレシピ。豆乳を使っているのでさっぱりした味わいに。…
レシピを見る#3 あずき風味の豆乳ぷりん
白玉(冷凍)、こしあん、セルフィーユ、豆乳
ヤマサ監修、豆乳スイーツの素を使用して作る、あずき風味の豆乳プリンです。あずきと白玉のトッピングが、和風プリンを演出しています。…
レシピを見る#5 そば粉のクレープ ゆであずきとアイス添え
バター、生クリーム、砂糖、ゆであずき(市販品)、アイスクリーム(バニラ)、ミント、牛乳、砂糖、そば粉、等
素朴な甘みが魅力のそば粉で作った「クレープ」のデザートレシピ。薄いクレープ生地に、ゆであずきの和風の甘さがたまらない味わいです。…
レシピを見る#7 あずき白玉
小豆、砂糖、白玉粉
小豆と白玉粉を使った、小豆の煮汁ごといただくあずき白玉のレシピ。ゆっくり煮込んだゆで小豆の優しい甘さと、白玉だんごの柔らかな食感が楽しめます。…
レシピを見る#8 濃厚!抹茶とあずきのお豆腐チーズケーキ【グルテンフリー】
絹豆腐、クリームチーズ、砂糖、製菓用米粉、抹茶パウダー、オートミール、はちみつ、植物油、溶かしバター、等
豆腐を使った、和風チーズケーキのレシピ。米粉を使い、生クリームの代わりに豆腐を使用することで、ヘルシーでグルテンフリーのチーズケーキを楽しむことができます。…
レシピを見る#9 5分で完成!ゆであずき缶で作る『お餅入りおぜんざい』
ゆであずき缶、砂糖、お餅
市販のゆであずき缶を使用した簡単なぜんざいレシピ。柔らかなもちと、優しい小豆の甘みが口いっぱいに広がります。…
レシピを見る#10 料理の基本! あずきの煮方
砂糖
じっくりと煮こんでやわらかく、幅広く使えるあずきの煮方のレシピ。水戻しがいらず、乾燥したあずきをそのまま水から煮ていくのがポイントです。…
レシピを見る#11 ほっこりおやつ♪ あずきのもちもちロール
薄力粉、サラダ油
このレシピは薄力粉と水を使ったもちもち生地にあずきとチーズを巻いたほっこりおやつです。少ない材料で簡単に作れるので、忙しい日でも手軽に楽しめます。…
レシピを見る#12 お手軽おやつ♪ あずきとチーズの春巻きパイ
サラダ油、薄力粉
このレシピは春巻きの皮を使ったお手軽なパイのレシピです。あまーいあずきと塩気のあるクリームチーズが相性抜群で、一度食べたらやみつきになる味です。…
レシピを見る#13 ふわっふわ♪ あずきシフォンケーキ
サラダ油、薄力粉、ベーキングパウダー、砂糖
ゆであずき缶を使った、あずきシフォンケーキのレシピ。ほんのりと甘いあずきの風味が楽しめます。…
レシピを見る#14 簡単お菓子♪ あずきとナッツのくるくるパイ
ミックスナッツ、シナモンパウダー
このレシピはあずきとナッツを使った簡単なお菓子です。ミックスナッツとシナモンパウダーを使って、あずきの甘さとナッツの食感が香ばしいパイを作ります。…
レシピを見る#15 ホッとする味わい♪ あずき茶
このレシピはあずきを使ったホッとする味わいのお茶です。あずきの香ばしい香りとほんのりとした甘みが特徴で、肌寒い日にぴったりの一杯です。…
レシピを見る#17 市販の粒あんで簡単♪豆乳あずきアイス
粒あん、豆乳、きな粉
豆乳と粒あんを使用した、簡単に作れるアイスのレシピ。豆乳を使うことで、あっさりとしたやさしい味わいに仕上がっています。…
レシピを見る#19 ふわっふわ! あずき抹茶オムレット
サラダ油、抹茶、砂糖、薄力粉、ベーキングパウダー
このレシピは抹茶とあずきを使ったふわふわのオムレットです。まず、抹茶と薄力粉、ベーキングパウダーを混ぜ合わせます。…
レシピを見る#20 ほっこり和スイーツ♪ あずきミルク寒天 抹茶ソース
抹茶、砂糖、熱湯
このレシピはあずきを使った和スイーツです。緑鮮やかな抹茶ソースが美味しさを引き立て、たっぷり入ったゆであずきで満足感のあるデザートに仕上がります。…
レシピを見る最後に、あずき(小豆)の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「あずき(小豆)」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 124 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 25.6 | g | |
└糖質 | 18.3 | g | 普通 |
└食物繊維 | 8.7 | g | 多い |
たんぱく質 | 8.6 | g | 普通 |
脂質 | 0.8 | g | 低い |
「あずき(小豆)」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 63.9 | g | 普通 |
有機酸 | 0.3 | g | 多い |
灰分 | 1.0 | g | 普通 |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「あずき(小豆)」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1 | mg | 低い |
カリウム | 430 | mg | 多い |
カルシウム | 27 | mg | 普通 |
マグネシウム | 43 | mg | 多い |
リン | 95 | mg | 普通 |
鉄 | 1.6 | mg | 多い |
亜鉛 | 0.9 | mg | 普通 |
銅 | 0.30 | mg | 多い |
マンガン | 0.44 | mg | 多い |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | Tr | μg | 無し |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | 90 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | Tr | μg | 無し |
└β-カロテン | 4 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | Tr | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 4 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | Tr | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.1 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0.1 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 1.3 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 4.2 | mg | 多い |
ビタミンK | 3 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.15 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.04 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.5 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.11 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.43 | mg | 普通 |
ビオチン | 3.3 | μg | 多い |
ビタミンC | Tr | mg | 無し |
食物繊維:AOAC2011.25法
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。