このページではわかめのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
わかめのカロリーは24kcal(100gあたり)!これってどうなの?
わかめの可食部100gあたりのカロリーは、24kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1429位です。これは多い順にすると上位89%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「かなり低い」です。
また、日本食品標準成分表の「藻」ジャンルのでわかめのカロリーを評価すると、39件中28位です。これは上位から71%に位置するカロリーで、評価は「低い」となります。
カロリー | 24Kcal |
全体での評価 | 1429位 / 1592件中(上位89%…かなり低い) |
「藻」ジャンル内での評価 | 28位 / 39件中(上位71%…低い) |
わかめはカロリーがかなり低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜわかめのカロリーはかなり低いの?なにが含まれているの?
引用元:DELISH KITCHEN
わかめのカロリーはなぜかなり低いのか?
わかめは、可食部100gあたり24kcalという「かなり低い」カロリーを持っています。その理由について、以下の栄養データを参考に解説します。
糖質がかなり低い
わかめは、可食部100gあたり2.6gの糖質を含んでいます。この数値は「かなり低い」と評価されます。糖質が少ないため、エネルギー源としてのカロリーも低く抑えられています。
食物繊維が多い
わかめには、可食部100gあたり3.6gの食物繊維が含まれています。この数値は「多い」と評価されます。食物繊維は消化吸収が遅く、満腹感を与える効果があります。そのため、わかめを摂取することで食事のボリューム感を得ることができ、カロリー摂取を抑えることができます。
タンパク質が低い
わかめは、可食部100gあたり1.9gのタンパク質を含んでいます。この数値は「低い」と評価されます。タンパク質はエネルギー源としてのカロリーを提供しますが、わかめにはそれほど多く含まれていないため、カロリーが低くなっています。
脂質が低い
わかめには、可食部100gあたり0.2gの脂質が含まれています。この数値も「低い」と評価されます。脂質は高カロリーな栄養素であり、摂りすぎると体重増加の原因となります。わかめは脂質が少ないため、カロリーが低く抑えられています。
以上の理由から、わかめはカロリーがかなり低い食材と評価されます。糖質やタンパク質、脂質の含有量が低く、食物繊維が多いことが主な要因となっています。健康やダイエットを意識する方にとって、わかめは優れた食材と言えるでしょう。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「わかめ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 2.6g | 4 | 10.4kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 3.6g | 2 | 7.2kcal |
たんぱく質 | 1.9g | 4 | 7.6kcal |
脂質 | 0.2g | 9 | 1.8kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「わかめ」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、10.4kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
わかめは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:ヒガシマル
わかめは、低糖質ダイエットに使える?
「わかめは低糖質ダイエットに少し効果的」ということが言われていますが、その根拠や具体的な効果についてご紹介いたします。
わかめの糖質量は2.6g
まず、わかめの糖質量ですが、100gあたり2.6gと非常に低いです。この低糖質な特徴から、ダイエット中の方にとっては魅力的な食材と言えるでしょう。
わかめに含まれる栄養素
わかめには、糖質以外にも様々な栄養素が含まれています。特に注目されるのは、食物繊維やミネラル、ビタミン類です。これらの栄養素は、健康維持や美容効果にも役立つと言われています。
わかめの効果的な摂取方法
わかめを低糖質ダイエットに効果的に活用するためには、摂取方法にも工夫が必要です。
まず、わかめは生のままでも食べられますが、加熱することで食物繊維が増えると言われています。そのため、わかめを使ったスープや炒め物など、加熱調理を取り入れることをおすすめします。
また、わかめは低カロリーであるため、食事の際に量を増やしてもあまり気にする必要はありません。ただし、過剰摂取は逆に体に負担をかけることになるので、適量を守るようにしましょう。
まとめ
わかめは低糖質ダイエットに少し効果的な食材と言えます。糖質量が低く、食物繊維や栄養素も豊富に含まれています。ただし、効果的に活用するためには適切な摂取方法や量に気を配る必要があります。
ダイエット中の方や健康を意識している方にとって、わかめは良い選択肢と言えるでしょう。しかし、個々の体質や状態によって効果は異なるため、自身の体調や目標に合わせて摂取することが重要です。
わかめは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:ヒガシマル
わかめは、低脂質ダイエットに使える?
藻の一種である「わかめ」は、低脂質の食材として知られています。その脂質含有量は、わずか0.2gと非常に低く、ダイエットに特に効果的です。
わかめの低脂質な特徴
わかめは、海藻の中でも特に低脂質な食材です。脂質は体にエネルギーを供給する役割を果たしていますが、摂り過ぎると体重の増加や生活習慣病のリスクが高まる可能性があります。そのため、ダイエット中や健康を意識している方にとって、低脂質な食材は重要な存在と言えるでしょう。
わかめの栄養価とダイエット効果
わかめには、脂質以外にも様々な栄養素が含まれています。特に注目すべきは、食物繊維やミネラル、ビタミンなどです。食物繊維は腸内環境を整え、便秘の改善や腸内の有害物質の排出を促進します。また、ミネラルやビタミンは代謝を活発にし、体内の脂肪燃焼をサポートします。
さらに、わかめにはカロリーも低いため、食事の量を増やすことなく満腹感を得ることができます。ダイエット中は食事制限をしているため、満腹感を得ることは非常に重要です。わかめは低カロリーでありながらも栄養価が高いため、ダイエット中の方にとって理想的な食材と言えるでしょう。
わかめの活用方法
わかめは、さまざまな料理に活用することができます。サラダやスープ、炒め物など、幅広い料理に加えることができます。また、わかめは乾燥した状態で販売されていることが多いため、保存も簡単です。
ただし、わかめを摂る際には注意点もあります。海藻にはヨウ素が含まれており、摂り過ぎると甲状腺の機能に影響を与える可能性があります。適量を守り、バランスの良い食事を心掛けましょう。
まとめ
わかめは低脂質ダイエットに特に効果的な食材です。その低脂質な特徴や栄養価、ダイエット効果を考えると、積極的に取り入れることがおすすめです。ただし、適量を守り、バランスの良い食事を心掛けることが重要です。わかめを活用して、健康的なダイエットを実践しましょう。
最後に、わかめの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「わかめ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 24 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 5.6 | g | |
└糖質 | 2.6 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 3.6 | g | 多い |
たんぱく質 | 1.9 | g | 低い |
脂質 | 0.2 | g | 低い |
「わかめ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 35 | % | 特になし |
水分 | 89.0 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 3.3 | g | 多い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 1.5 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「わかめ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 610 | mg | 多い |
カリウム | 730 | mg | 多い |
カルシウム | 100 | mg | 多い |
マグネシウム | 110 | mg | 多い |
リン | 36 | mg | 低い |
鉄 | 0.7 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.3 | mg | 普通 |
銅 | 0.02 | mg | 低い |
マンガン | 0.05 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 1600 | μg | 多い |
セレン | 1 | μg | 普通 |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | 3 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 930 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 26 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 940 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 79 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.1 | mg | 低い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 140 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.07 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.18 | mg | 多い |
ナイアシン | 0.9 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.03 | mg | 低い |
ビタミンB12 | 0.3 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.19 | mg | 普通 |
ビオチン | 4.2 | μg | 多い |
ビタミンC | 15 | mg | 多い |
基部を除いたもの/廃棄部位: 茎、中肋及びめかぶ
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。