このページでは、藻のもずくを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
もずくのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはもずくの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 4 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 1.4 | g | |
└糖質 | 0.1 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 1.4 | g | 普通 |
たんぱく質 | 0.2 | g | かなり低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、藻分類に所属する正式名称「(もずく類) もずく 塩蔵 塩抜き」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、もずくがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
もずくはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
もずくとは?どんな食材?
もずくは、日本料理や沖縄料理でよく使われる海藻の一種です。その特徴は、独特の食感と風味にあります。もずくは、海の中で育つことで栄養をたくさん吸収し、豊富なミネラルや食物繊維を含んでいます。
もずくの特徴1:プリプリとした食感
もずくは、プリプリとした食感が特徴的です。噛むと少し弾力があり、口の中でぷりっとした感触が広がります。この食感は、料理にアクセントを与えるだけでなく、食べること自体が楽しくなる要素となっています。
もずくの特徴2:さっぱりとした風味
もずくは、さっぱりとした風味があります。そのまま食べると、ほのかな海の香りが口いっぱいに広がります。また、もずくは水分を含むことが多いため、食べるときには軽やかな口当たりを感じることができます。
もずくの特徴3:栄養豊富な海藻
もずくは、栄養豊富な海藻として知られています。特にミネラルや食物繊維の含有量が高く、健康に良い影響を与えるとされています。ミネラルは骨や歯の形成に関わるだけでなく、体内の代謝や神経伝達にも重要な役割を果たしています。食物繊維は腸内環境を整える効果があり、便秘の予防や血糖値の上昇を緩やかにする効果があります。
以上のように、もずくはプリプリとした食感とさっぱりとした風味が特徴であり、栄養豊富な海藻としても知られています。日本料理や沖縄料理の一部として、幅広い料理に活用されています。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はもずくがダイエットにどう役立つか説明します!
もずくはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:ニッスイ
1. カロリーがかなり低い
もずくは可食部100gあたり4kcalと、非常に低いカロリー量です。このため、ダイエットやカロリーコントロールを目指す方にとって、もずくは優れた食材と言えます。低カロリーでありながら、満腹感を得ることができるため、食事のボリュームを確保しながらカロリー摂取を抑えることができます。
2. 糖質がかなり低い
もずくは可食部100gあたり0.1gの糖質を含んでいます。糖質制限を行う方にとっては、もずくは適した食材です。糖質を抑えることで血糖値の上昇を抑えることができ、糖尿病の予防や管理にも役立ちます。
3. 食物繊維が普通
もずくは可食部100gあたり1.4gの食物繊維を含んでいます。食物繊維は腸内環境の改善や便通の促進に効果があります。また、食物繊維は食後の血糖値の上昇を緩やかにする効果もあります。これにより、食後の血糖値の急激な上昇を抑えることができ、糖尿病の予防や血糖値コントロールに役立ちます。
以上のように、もずくは低カロリーでありながら糖質も低く、食物繊維も含まれているため、健康的な食事に役立つ食材です。ダイエットや糖質制限、血糖値コントロールを目指す方に特におすすめの食材と言えます。
おすすめ:もずくのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
もずくに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:サントリー
1. ナトリウムが普通量
もずくは可食部100gあたりに90 mgのナトリウムを含んでいます。この量は普通量とされています。ナトリウムは体内の水分バランスを調整するために必要な栄養素ですが、摂り過ぎると高血圧や心臓病のリスクが高まることが知られています。もずくはナトリウムが適度な量であるため、バランスの取れた食事に取り入れることができます。
2. カリウムが低い
もずくには可食部100gあたりわずか2 mgのカリウムが含まれています。カリウムは体内の水分バランスや神経・筋肉の正常な機能を維持するために必要な栄養素です。しかし、カリウムの摂り過ぎも問題となることがあります。もずくはカリウムが低いため、カリウム制限の必要がある人には適しています。
3. ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンが無し
もずくにはヨウ素、セレン、クロム、モリブデンが含まれていません。これらの栄養素は体内の代謝や免疫機能をサポートするために必要な成分です。しかし、もずくにはこれらの栄養素が含まれていないため、他の食材と組み合わせて摂る必要があります。特に海藻や魚介類などの食材にはこれらの栄養素が豊富に含まれているので、バランスの取れた食事を心がけることが重要です。
もずくに含まれるビタミンを解説!
引用元:ニッスイ
ビタミンA
もずくに含まれるビタミンAは、レチノールやα-カロテンは無く、β-カロテンやβ-クリプトキサンチンは無く、しかしβ-カロテン当量は180 μgと多いです。また、レチノール活性当量は15 μgで、普通の量です。
ビタミンE
もずくに含まれるビタミンEは、α-トコフェロールは0.1 mgで低いですが、β-トコフェロールやγ-トコフェロール、δ-トコフェロールは無いです。
ビタミンK・ビタミンB2・ビタミンB12
もずくに含まれるビタミンKは14 μgで多いです。ビタミンB2は0.01 mgで低いです。また、ビタミンB12は0.1 μgで普通の量です。
ビタミンD・ビタミンB1・ナイアシン・ビタミンB6・葉酸・パントテン酸・ビオチン・ビタミンCはもずくには含まれていません。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はもずくの使用例としてレシピをご紹介します。
もずくを使ったレシピ20選!
#1 基本の「もずくスープ」!アレンジも♪生もずくでとろっとシャキシャキ
生もずく、生姜、和風だしの素、醤油、小ねぎ、生もずく、ミニトマト、生姜、溶き卵、等
生もずくを使った、もずくスープとサンラータン風スープのレシピ。生もずくを洗い、水気を切っておきます。…
レシピを見る#2 活ちくわともずくのしょうが酢和え
活ちくわ」、きゅうり、オクラ、もずく、ポン酢、しょうがのしぼり汁
とろっとした食感がおいしい、しょうがの風味を効かせた酢の物です。味付けは市販のポン酢にしょうがのしぼり汁を加えるだけなので簡単。…
レシピを見る#3 紫玉ねぎとツナのもずくサラダ
紫玉ねぎ、しょうが、ミニトマト、もずく酢(味付き)、ツナ缶
紫たまねぎとツナを混ぜた、さっぱりとした味わいのもずくサラダ。もずくは味付きタイプのものを使用することで、味付けする必要がなく調理が簡単です。…
レシピを見る#4 もずくの天ぷら
もずく(塩抜き)、小麦粉、にんじん、小ねぎ、揚げ油、たまご
もずくを活用した、沖縄定番の天ぷらのレシピ。もずくの水分をしっかり取り、揚げることでカリカリ食感を楽しめます。…
レシピを見る#5 トマトキムチもずく
トマト、白菜キムチ、生もずく、ポン酢、ごま油、刻みねぎ
10分で簡単に作れる、トマトとキムチのもずくレシピ。トマトは種をとり食べやすくするのがコツ。…
レシピを見る#6 お手軽スープもずくスープのレシピ
鶏ガラ出汁、もずく、胡椒、ゴマ油
もずくを使ったスープのレシピ。調理時間がたったの5分なので、忙しいときにパパッとつくれるのが嬉しいです。…
レシピを見る#7 もずくの天ぷら
もずく(生)、にんじん、溶き卵、小麦粉、揚げ油
生もずくとにんじんをつかった天ぷらのレシピ。細切りにしたにんじんと生のもずくに、衣をまとわせてカラっと揚げます。…
レシピを見る#8 海からサラダフレークと長芋の梅もずく酢あえ
海からサラダフレーク」、長芋、はちみつ梅干し、もずく酢、しそ
「海からサラダフレーク」と長芋を使った、箸休めやおつまみにピッタリな酢の物のレシピ。すべての食材を手や包丁でほぐして和えるだけというお手軽な一品です。…
レシピを見る#9 もずくのジューシー
海からサラダフレーク」、もずく(塩抜き)、にんじん、白まいたけ、小ねぎ、しょうゆ、みりん
沖縄の炊き込みご飯「ジューシー」のアレンジレシピ。豚肉の代わりにカニ風味かまぼこを代用することでヘルシーなレシピになっています。…
レシピを見る#10 もずくの酸辣湯(サンラータン)
もずく、にんじん、ゆでたけのこ、たまご、鶏がらスープの素、水溶き片栗粉、ごま油、小ねぎ、しょうゆ、等
もずくは酢の物だけのものではありません。今日はいつものもずくと卵を使い、酸味の効いたピリ辛スープを作りましょう。…
レシピを見る#11 もずくとオクラのとろとろスープ
オクラ、もずく、大和芋、片栗粉、ラー油
オクラを使ったもずくスープのレシピ。たっぷりのオクラやもずくに加え、すりおろした大和芋を加えた食べ応えのある一品です。…
レシピを見る#12 ゴーヤーともずくのマヨ和え
ゴーヤー、玉ねぎ、もずく、トレビス、キユーピーディフェ、キユーピーあらびきマスタード、こしょう、レモン汁、サラダクラブライトツナ(フレーク)、等
ゴーヤーの苦みがクセになる、ゴーヤーともずくのマヨ和えのレシピ。野菜から水気が出ないように、食べる直前に和えると、水分がすくなくて済むので、仕上がりがよいです。…
レシピを見る#13 暑い日に食べたい!和えるだけ簡単『ぶっかけもずくそうめん』
そうめん、納豆、オクラ、トマト、もずく酢、めんつゆ、みょうが
たっぷりねばねば食材を使ったぶっかけそうめんのレシピ。納豆、もずく、オクラの3大ねばねば食材がそうめんによく絡みつるっとした喉越し。…
レシピを見る#14 手軽に一品もずくの酢の物のレシピ
キュウリ、砂糖、醤油、ショウガ、もずく
生もずくを使った簡単酢の物です。酢、砂糖、しょうゆ、塩の合わせ酢にすりおろししょうがを加え、さっぱりとした味付けにしています。…
レシピを見る#15 サクフワで甘~いとうもろこしともずくのかき揚げ
とうもろこし、もずく、長芋、薄力粉、揚げ油、岩塩
ふんわりサクサクの食感が楽しい、とうもろしのもずくを使った「かき揚げ」レシピ。磯の香りが漂う沖縄風のかき揚げは、長芋のまろやかな味わいと、とうもろこしの甘さが優しく香ります。…
レシピを見る#16 海からサラダフレークともずく酢の酢のもの
海からサラダフレーク、冷凍えだ豆(さやつき)、もずく酢、おろししょうが
「海からサラダフレーク」を使った、簡単な小鉢レシピ。もずくの酸味と「海からサラダフレーク」の風味がマッチした一品で、生姜が良いアクセントになっています。…
レシピを見る#17 海からサラダフレークと長いもの梅もずく酢あえ
海からサラダフレークトレータイプ」、はちみつ梅干し、長いも、もずく酢、大葉
食材を混ぜるだけで作れる、お手軽酢の物のレシピ。味がついている梅干しやもずく酢を使用することで、調味が不要で済むのはうれしいポイント。…
レシピを見る#18 プチトマトともずくのゼリー寄せ
プチトマト、だし汁、粉ゼラチン、もずく、しょうゆ
トマトともずくの程よい酸味と食感が楽しい、ゼリー寄せです。さっぱりスッキリとした後味で、見た目もとても華やかです。…
レシピを見る#19 もずく酢で簡単!『もずくとカニカマのふんわり卵スープ』
もずく酢、カニカマ、鶏ガラスープの素、しょうゆ、こしょう、ごま油、青ねぎ(小口切り)
もずく酢の酸味を活かした卵スープのレシピ。既製品のもずく酢を使うことで、スープをふんわりと香らせます。…
レシピを見る#20 10分で完成『もずく酸辣そうめん』ヘルシーで罪悪感ナシ!
そうめん、トマト、もずく酢、片栗粉、しょうゆ、ごま油、ラー油、小松菜
もずくを使って作る簡単な酸辣湯風そうめんのレシピ。酸辣湯と効くと難しそうですが、もずく酢を使って作ることで簡単に出来上がります。…
レシピを見る最後に、もずくの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「もずく」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 4 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 1.4 | g | |
└糖質 | 0.1 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 1.4 | g | 普通 |
たんぱく質 | 0.2 | g | かなり低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
「もずく」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 97.7 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.6 | g | 低い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「もずく」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 90 | mg | 普通 |
カリウム | 2 | mg | 低い |
カルシウム | 22 | mg | 普通 |
マグネシウム | 12 | mg | 普通 |
リン | 2 | mg | 低い |
鉄 | 0.7 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.3 | mg | 普通 |
銅 | 0.01 | mg | 低い |
マンガン | 0.03 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 180 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 180 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 15 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.1 | mg | 低い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 14 | μg | 多い |
ビタミンB1 | Tr | mg | 無し |
ビタミンB2 | 0.01 | mg | 低い |
ナイアシン | Tr | mg | 無し |
ビタミンB6 | Tr | mg | 無し |
ビタミンB12 | 0.1 | μg | 普通 |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0 | mg | 無し |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。