このページでは、藻のかわのりを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
かわのりのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはかわのりの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 247 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 41.7 | g | |
└糖質 | 9.1 | g | 低い |
└食物繊維 | 41.7 | g | 多い |
たんぱく質 | 38.1 | g | 多い |
脂質 | 1.6 | g | 低い |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、藻分類に所属する正式名称「かわのり 素干し」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、かわのりがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
かわのりはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
かわのりとは?どんな食材?
「かわのり」とは、海藻の一種であり、日本料理や寿司の具材として広く使われている食材です。その名の通り、外側の部分が薄い膜状の形状をしており、非常に薄くて透明な特徴があります。
1. 食感と風味
かわのりは、食感が非常に軽くてパリパリとした歯ごたえがあります。口に入れると、ほんのりとした海の風味が広がります。また、その透明な薄さから、料理に加えるときれいな見た目を演出することができます。
2. 栄養価
かわのりには、多くの栄養素が含まれています。特に、カルシウムや鉄分、ビタミンA、食物繊維などが豊富に含まれており、健康に良いとされています。また、低カロリーなので、ダイエット中の方にもおすすめです。
3. 使い方
かわのりは、主に寿司の具材として使われることが多いですが、他の料理にも幅広く活用することができます。例えば、サラダやスープ、おにぎりなどにも加えることで、風味や食感をプラスすることができます。また、そのまま食べることもできるので、おやつとしても楽しむことができます。
以上のように、「かわのり」は軽くてパリパリとした食感と、ほんのりとした海の風味が特徴の食材です。栄養価も高く、さまざまな料理に活用することができます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はかわのりがダイエットにどう役立つか説明します!
かわのりはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 食物繊維が豊富
かわのりは食物繊維が豊富に含まれています。可食部100gあたりの食物繊維の量は41.7gと多いです。食物繊維は腸内環境を整える効果があり、便秘の予防や改善に役立ちます。また、食物繊維は血糖値の上昇を緩やかにするため、糖質の摂取量を調整することにも役立ちます。
2. タンパク質が豊富
かわのりにはタンパク質が多く含まれています。可食部100gあたりのタンパク質の量は38.1gです。タンパク質は体の細胞や組織の修復・再生に必要な栄養素であり、筋肉の形成や免疫力の向上にも寄与します。特に、運動をする方や筋力をつけたい方には、タンパク質の摂取が重要です。
3. 脂質が低い
かわのりは脂質が低い食材です。可食部100gあたりの脂質の量は1.6gです。脂質はエネルギー源として重要な栄養素ですが、摂りすぎると肥満や生活習慣病のリスクが高まります。かわのりは脂質の摂取を控えたい方に適した食材と言えます。
以上のように、かわのりは食物繊維やタンパク質が豊富であり、脂質が低いため、健康的な食事に役立つ食材と言えます。食物繊維による腸内環境の改善や便秘の予防、タンパク質による筋肉の形成や免疫力の向上、脂質の摂取量の調整など、さまざまな健康効果が期待できます。日常の食事に取り入れることで、バランスの取れた食事を実現しましょう。
おすすめ:かわのりのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
かわのりに含まれる無機質の栄養を解説!
「かわのり」の特徴
「かわのり」は、無機質栄養データを見ると、以下の3つの特徴があります。
1. カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄など、多くの栄養素を含んでいます。
「かわのり」は、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄など、多くの栄養素を含んでいます。これらの栄養素は、体内の機能をサポートし、健康維持に重要な役割を果たします。特に、カルシウムは骨や歯の形成に必要な栄養素であり、鉄は酸素の運搬や免疫機能の向上に関与しています。そのため、「かわのり」は栄養バランスを考えた食事に取り入れることができる食材と言えます。
2. ナトリウムの含有量が普通です。
「かわのり」に含まれるナトリウムの含有量は、普通の範囲にあります。ナトリウムは体内の水分バランスや神経伝達に関与していますが、摂りすぎると高血圧や体の浮腫などの健康リスクがあります。そのため、「かわのり」を摂取する際には、適量を守ることが大切です。
3. ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンなどの栄養素は含まれていません。
「かわのり」にはヨウ素、セレン、クロム、モリブデンなどの栄養素は含まれていません。これらの栄養素は体内の代謝や免疫機能に関与していますが、他の食材から摂取する必要があります。そのため、「かわのり」を食事に取り入れる際には、他の食材とのバランスを考える必要があります。
以上のように、「かわのり」は多くの栄養素を含みながらも、ナトリウムの含有量は普通であり、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンなどの栄養素は含まれていない特徴があります。適量を守りながらバランスの取れた食事に取り入れることで、健康な生活をサポートすることができるでしょう。
かわのりに含まれるビタミンを解説!
ビタミンA
「かわのり」に含まれるビタミンAには、以下の特徴があります。
1. レチノールは無し:「かわのり」にはレチノールが含まれていません。レチノールは動物性食品に多く含まれるビタミンAの形態であり、植物性食品ではほとんど見られません。
2. α-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチンは多い:「かわのり」にはα-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチンが豊富に含まれています。これらは植物性食品に多く含まれるプロビタミンAであり、体内で必要な量のビタミンAに変換されます。
3. ビタミンAの含有量は多い:「かわのり」にはビタミンAの含有量が多く、β-カロテン当量は6900 μg、レチノール活性当量は580 μgとなっています。これにより、ビタミンAの必要量を摂取するのに役立つ食品と言えます。
ビタミンE
「かわのり」に含まれるビタミンEには、以下の特徴があります。
1. α-トコフェロールは多い:「かわのり」にはα-トコフェロールが豊富に含まれています。α-トコフェロールはビタミンEの主要な形態であり、抗酸化作用があります。
2. β-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールは無し:「かわのり」にはβ-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールは含まれていません。これらは他の食品により多く含まれるビタミンEの形態です。
その他のビタミン含有量
「かわのり」には以下のビタミンも含まれています。
- ビタミンK:4 μg(普通)
- ビタミンB1:0.38 mg(多い)
- ビタミンB2:2.1 mg(多い)
- ナイアシン:3 mg(多い)
- ビタミンB6:0.36 mg(多い)
- ビタミンB12:4.2 μg(多い)
- パントテン酸:1.2 mg(多い)
なお、「かわのり」にはビタミンD、葉酸、ビオチン、ビタミンCは含まれていません。これらのビタミンは他の食品から摂取する必要があります。
最後に、かわのりの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「かわのり」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 247 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 41.7 | g | |
└糖質 | 9.1 | g | 低い |
└食物繊維 | 41.7 | g | 多い |
たんぱく質 | 38.1 | g | 多い |
脂質 | 1.6 | g | 低い |
「かわのり」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 13.7 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 4.9 | g | 多い |
コレステロール | 1 | mg | 普通 |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「かわのり」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 85 | mg | 普通 |
カリウム | 500 | mg | 多い |
カルシウム | 450 | mg | 多い |
マグネシウム | 250 | mg | 多い |
リン | 730 | mg | 多い |
鉄 | 61.0 | mg | 多い |
亜鉛 | 5.5 | mg | 多い |
銅 | 0.60 | mg | 多い |
マンガン | 2.07 | mg | 多い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 2700 | μg | 多い |
└β-カロテン | 5600 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 92 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 6900 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 580 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 3.2 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 4 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.38 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 2.10 | mg | 多い |
ナイアシン | 3.0 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.36 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 4.2 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.20 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
すき干ししたもの
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。