このページでは、藻のおごのりを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
おごのりのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはおごのりの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 26 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 8.8 | g | |
└糖質 | 1.3 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 7.5 | g | 多い |
たんぱく質 | 1.3 | g | 低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
食塩相当量 | 0.3 | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、藻分類に所属する正式名称「おごのり 塩蔵 塩抜き」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、おごのりがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
おごのりはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
おごのりとは?どんな食材?
おごのりとは、海藻の一種であり、日本料理や寿司によく使われる食材です。その特徴は、細長い形状と透明感のある独特な食感です。おごのりは、主に海岸の岩場に生息しており、海水中の栄養を吸収して成長します。
おごのりの特徴
おごのりは、非常に栄養価が高く、ビタミンやミネラル、食物繊維を豊富に含んでいます。また、低カロリーでありながら、タンパク質やカルシウムも含まれています。そのため、健康的な食材としても人気があります。
おごのりの使い方
おごのりは、主に寿司や巻物の具材として使用されます。巻き寿司や手巻き寿司におごのりを巻いて食べることで、食材の風味を引き立てる役割を果たします。また、お味噌汁やサラダ、おつまみとしても利用されることがあります。おごのりは、そのままでも食べられますが、調理することでさらに美味しさを引き出すことができます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はおごのりがダイエットにどう役立つか説明します!
おごのりはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. カロリーがかなり低い
おごのりは可食部100gあたり26kcalと、カロリーがかなり低い食材です。低カロリーの食材を選ぶことは、体重管理やダイエットに役立ちます。おごのりを食事に取り入れることで、低カロリーの食事を実現し、健康的な体重管理をサポートすることができます。
2. 糖質がかなり低い
おごのりには糖質が1.3g含まれており、糖質制限を行っている方にも適しています。糖質制限は血糖値の上昇を抑え、インスリンの分泌を調整することで、糖尿病の予防や血糖コントロールに役立ちます。おごのりを摂取することで、糖質制限をサポートし、健康な血糖管理を促すことができます。
3. 食物繊維が多い
おごのりには食物繊維が7.5g含まれており、食物繊維の摂取に貢献します。食物繊維は腸内環境を整え、便通を促進する効果があります。また、食物繊維は満腹感をもたらし、食事の量を抑えることにもつながります。おごのりを摂取することで、食物繊維の摂取量を増やし、腸内環境の改善やダイエット効果を期待することができます。
以上のように、おごのりはカロリーや糖質が低く、食物繊維が多い食材です。これらの特徴から、体重管理や糖質制限、腸内環境の改善など、健康的な食事に役立つことが言えます。日常の食事におごのりを取り入れることで、バランスの取れた食事を実現し、健康をサポートすることができます。
おすすめ:おごのりのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
おごのりに含まれる無機質の栄養を解説!
おごのりの特徴
おごのりは、以下の3つの特徴があります。
1. カルシウムとマグネシウムが多い
おごのりは、可食部100gあたりに54mgのカルシウムと110mgのマグネシウムが含まれています。これは、骨や歯の形成や維持に重要な栄養素です。特にカルシウムは、骨粗鬆症の予防にも役立つとされています。
2. ナトリウムが普通
おごのりには、可食部100gあたり130mgのナトリウムが含まれています。この量は普通とされています。ナトリウムは、体内の水分バランスや神経伝達に関与していますが、摂りすぎると高血圧や心臓病のリスクを高める可能性があります。適度な摂取が必要です。
3. 鉄が多く含まれている
おごのりには、可食部100gあたり4.2mgの鉄が含まれています。鉄は、酸素の運搬や免疫機能の維持に重要な役割を果たしています。特に貧血の予防や改善に効果があります。鉄は他の食材との組み合わせによって吸収率が変わるため、バランスの良い食事が大切です。
以上のように、おごのりはカルシウムやマグネシウム、鉄などの栄養素が豊富に含まれています。適度な摂取を心がけることで、健康な食生活をサポートすることができます。
おごのりに含まれるビタミンを解説!
「おごのり」のビタミン含有量の特徴
1. ビタミンAの特徴
「おごのり」に含まれるビタミンAは、レチノールとα-カロテンが含まれていません。しかし、β-カロテンやβ-クリプトキサンチン、β-カロテン当量、レチノール活性当量は多く含まれています。これらの成分は、体内でビタミンAに変換されるため、ビタミンAの補給に効果的です。
2. ビタミンEの特徴
「おごのり」に含まれるビタミンEは、α-トコフェロールがわずかに含まれていますが、β-トコフェロールやγ-トコフェロール、δ-トコフェロールは含まれていません。そのため、ビタミンEの補給にはあまり効果的ではありません。
3. その他のビタミンの特徴
「おごのり」にはビタミンKが多く含まれており、ビタミンB1やビタミンB2も多く含まれています。一方で、ビタミンEやナイアシンの含有量は低いです。
最後に、おごのりの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「おごのり」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 26 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 8.8 | g | |
└糖質 | 1.3 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 7.5 | g | 多い |
たんぱく質 | 1.3 | g | 低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
「おごのり」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 89.0 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.8 | g | 普通 |
コレステロール | 11 | mg | 普通 |
食塩相当量 | 0.3 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「おごのり」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 130 | mg | 普通 |
カリウム | 1 | mg | 低い |
カルシウム | 54 | mg | 多い |
マグネシウム | 110 | mg | 多い |
リン | 14 | mg | 低い |
鉄 | 4.2 | mg | 多い |
亜鉛 | 0.2 | mg | 低い |
銅 | 0.03 | mg | 低い |
マンガン | 1.63 | mg | 多い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 760 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 54 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 780 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 65 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.1 | mg | 低い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 160 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.18 | mg | 多い |
ナイアシン | 0.1 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0 | mg | 無し |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0 | mg | 無し |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。