このページでは、藻のあおのりを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
あおのりのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはあおのりの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 249 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 41.0 | g | |
└糖質 | 15.7 | g | 普通 |
└食物繊維 | 35.2 | g | 多い |
たんぱく質 | 29.4 | g | 多い |
脂質 | 5.2 | g | 普通 |
食塩相当量 | 8.1 | mg | 多い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、藻分類に所属する正式名称「あおのり 素干し」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、あおのりがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
あおのりはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
あおのりとは?どんな食材?
あおのりとは、海藻の一種であり、日本料理や寿司などによく使用される食材です。その名前の通り、色は鮮やかな緑色をしており、日本の海岸に自生しています。
1つ目の特徴:栄養価が高い
あおのりは、豊富な栄養素を含んでいます。特に、たんぱく質や食物繊維、ビタミン類、ミネラルなどが豊富に含まれており、健康に良い影響を与えることが知られています。また、特有の成分であるフィコシアニンは抗酸化作用があり、免疫力の向上や老化防止にも効果があります。
2つ目の特徴:風味が豊か
あおのりは、独特の風味を持っています。ほのかな海の香りとコクがあり、料理に深みを与えることができます。特に、寿司や味噌汁などの和食には欠かせない存在です。また、そのまま食べることもでき、サラダやおにぎりの具材としても利用されています。
3つ目の特徴:使い方が多彩
あおのりの使い方は非常に多彩です。寿司の具材としてはもちろん、味噌汁や和え物、炒め物などにも幅広く活用されています。また、乾燥させて粉末にしたり、刻んで調味料として使うこともできます。さらに、健康食品やサプリメントとしても販売されており、さまざまな形で利用されています。
以上のように、あおのりは栄養価が高く、風味が豊かで使い方も多彩な食材です。日本料理をはじめとするさまざまな料理に活用されており、その特徴的な緑色が料理を彩ります。ぜひ、あおのりを使った料理を楽しんでみてください。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はあおのりがダイエットにどう役立つか説明します!
あおのりはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
「あおのり」の栄養データ
「あおのり」の可食部100gあたりの栄養データは以下の通りです。
- カロリー:249kcal(高い)
- 炭水化物:41.0g
- 糖質:15.7g(普通)
- 食物繊維:35.2g(多い)
- タンパク質:29.4g(多い)
- 脂質:5.2g(普通)
- 塩分:8.1g(多い)
「あおのり」の健康的な食事への役立ち
「あおのり」は以下の3つの理由から、健康的な食事に役立つ食材です。
1. 高い食物繊維含有量
「あおのり」は食物繊維が多く含まれています。食物繊維は消化を促進し、便通を改善する効果があります。また、食物繊維は満腹感を与えるため、食事のボリュームを増やすことができます。健康的な食事には食物繊維が必要不可欠であり、あおのりを取り入れることでバランスの取れた食事を実現できます。
2. 多いタンパク質含有量
「あおのり」にはタンパク質が多く含まれています。タンパク質は体の組織を作るために必要な栄養素であり、筋肉の修復や免疫力の向上にも関与しています。特に、運動をしている方や筋力を増やしたい方にとって、タンパク質の摂取は重要です。あおのりを食事に取り入れることで、タンパク質の摂取量を増やすことができます。
3. 多いミネラル含有量
「あおのり」にはミネラルが豊富に含まれています。特に塩分の含有量が多いため、ナトリウムを摂取することができます。適度なナトリウムの摂取は体内の水分バランスを保つために重要です。また、ミネラルは骨や歯の形成にも関与しており、健康的な体を維持するために必要な栄養素です。
以上の理由から、「あおのり」は食物繊維やタンパク質、ミネラルの摂取に役立つ健康的な食材と言えます。バランスの取れた食事を心がける際には、あおのりを積極的に取り入れることをおすすめします。
おすすめ:あおのりのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
あおのりに含まれる無機質の栄養を解説!
「あおのり」の特徴
「あおのり」は、栄養価が非常に高い食材です。以下にその特徴を3つ挙げます。
1. 多くのミネラルを含む
「あおのり」には、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガンなど、多くのミネラルが含まれています。特に、ナトリウムやカリウムの含有量は非常に多く、体内の水分バランスや神経の正常な機能に重要な役割を果たしています。
2. ヨウ素の豊富な源となる
「あおのり」には、ヨウ素の含有量が非常に多い特徴があります。ヨウ素は、甲状腺ホルモンの合成に必要な栄養素であり、甲状腺機能の正常化や代謝の促進に関与しています。ヨウ素の不足は甲状腺機能低下症などの病気を引き起こす可能性がありますが、「あおのり」の摂取によってヨウ素の補給ができます。
3. 低カロリーで栄養豊富
「あおのり」は、低カロリーでありながら栄養価が非常に高い食材です。そのため、ダイエット中や健康を意識している方にとっては理想的な食材と言えます。また、食物繊維も含まれており、腸内環境の改善や便秘の予防にも役立ちます。
以上のように、「あおのり」は多くのミネラルを含み、ヨウ素の豊富な源となり、低カロリーで栄養豊富な特徴を持っています。日常の食事に取り入れることで、バランスの取れた栄養摂取ができるでしょう。
あおのりに含まれるビタミンを解説!
ビタミンA
「あおのり」に含まれるビタミンAの特徴は以下の通りです。
1. レチノールは含まれていませんが、α-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチン、β-カロテン当量、レチノール活性当量が豊富に含まれています。
2. α-カロテンは2200 μg、β-カロテンは20000 μg、β-クリプトキサンチンは81 μg、β-カロテン当量は21000 μg、レチノール活性当量は1700 μg含まれています。
3. これらのビタミンAの成分は、「あおのり」がビタミンAの良い供給源であることを示しています。
ビタミンE
「あおのり」に含まれるビタミンEの特徴は以下の通りです。
1. α-トコフェロールは2.5 mg含まれており、豊富に含まれています。
2. 一方で、β-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールは含まれていません。
3. これにより、「あおのり」はα-トコフェロールの良い供給源となります。
その他のビタミン含有量
「あおのり」には他にも以下のビタミンが含まれています。
- ビタミンK:3 μg(普通)
- ビタミンB1:0.92 mg(多い)
- ビタミンB2:1.66 mg(多い)
- ナイアシン:6.3 mg(多い)
- ビタミンB6:0.5 mg(多い)
- ビタミンB12:41.6 μg(多い)
- パントテン酸:0.57 mg(多い)
- ビオチン:71 μg(多い)
- ビタミンC:62 mg(多い)
以上の結果から、「あおのり」はビタミンAとビタミンEを豊富に含み、他のビタミンも多く含まれていることがわかります。ビタミンAとビタミンEの摂取に役立つ食材として、積極的に取り入れることがおすすめです。ただし、ビタミンDと葉酸は含まれていないので、他の食材から摂取する必要があります。
最後に、あおのりの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「あおのり」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 249 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 41.0 | g | |
└糖質 | 15.7 | g | 普通 |
└食物繊維 | 35.2 | g | 多い |
たんぱく質 | 29.4 | g | 多い |
脂質 | 5.2 | g | 普通 |
「あおのり」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 6.5 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 17.8 | g | 多い |
コレステロール | Tr | mg | 無し |
食塩相当量 | 8.1 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「あおのり」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 3200 | mg | 多い |
カリウム | 2500 | mg | 多い |
カルシウム | 750 | mg | 多い |
マグネシウム | 1400 | mg | 多い |
リン | 390 | mg | 多い |
鉄 | 77.0 | mg | 多い |
亜鉛 | 1.6 | mg | 多い |
銅 | 0.58 | mg | 多い |
マンガン | 13.00 | mg | 多い |
ヨウ素 | 2700 | μg | 多い |
セレン | 7 | μg | 多い |
クロム | 39 | μg | 多い |
モリブデン | 18 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 2200 | μg | 多い |
└β-カロテン | 20000 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 81 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 21000 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 1700 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 2.5 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 3 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.92 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 1.66 | mg | 多い |
ナイアシン | 6.3 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.50 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 41.6 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.57 | mg | 多い |
ビオチン | 71.0 | μg | 多い |
ビタミンC | 62 | mg | 多い |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。