このページでは、野菜のずいきを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
ずいきのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはずいきの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 232 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 63.5 | g | |
└糖質 | 41.8 | g | 多い |
└食物繊維 | 25.8 | g | 多い |
たんぱく質 | 6.6 | g | 普通 |
脂質 | 0.4 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、野菜分類に所属する正式名称「ずいき 干しずいき 乾」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、ずいきがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
ずいきはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:DELISH KITCHEN
ずいきとは?どんな食材?
ずいきは、日本の伝統的な野菜の一つです。その姿は、緑色の細長い形状をしており、表面には細かい筋があります。食材としては、主に茎部分を利用します。ずいきは、夏から秋にかけて旬を迎える野菜であり、爽やかな風味とシャキシャキとした食感が特徴です。
ずいきの特徴1:栄養価が高い
ずいきには、ビタミンCやカリウム、食物繊維などが豊富に含まれています。特にビタミンCは免疫力を高める効果があり、カリウムは血圧を調整する働きがあります。また、食物繊維は腸内環境を整える効果があり、便秘の予防にも役立ちます。
ずいきの特徴2:調理方法が豊富
ずいきは、さまざまな調理方法で楽しむことができます。生で食べることもできますが、炒め物や煮物、天ぷらなどにも利用されます。また、ずいきの皮は硬くなりやすいため、調理する前に皮をむいてから使うことが一般的です。
ずいきの特徴3:さっぱりとした味わい
ずいきは、さっぱりとした味わいが特徴です。シャキシャキとした食感と爽やかな風味があり、夏にぴったりの食材と言えます。特に炒め物や煮物にすると、野菜の甘みが引き立ちます。また、ずいきは他の食材との相性も良く、様々な料理に活用することができます。
以上、ずいきの特徴について説明しました。ずいきは栄養価が高く、調理方法も豊富でさっぱりとした味わいが楽しめる野菜です。ぜひ、料理に取り入れてみてください。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はずいきがダイエットにどう役立つか説明します!
ずいきはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:Nadia
「ずいき」の栄養データについて
「ずいき」の栄養データを見ると、可食部100gあたりのカロリーは232kcalであり、平均的な量と言えます。炭水化物の含有量は63.5gで、糖質の量は41.8gと多いです。また、食物繊維の含有量は25.8gと非常に多いです。タンパク質の量は6.6gで普通の量であり、脂質の量は0.4gで低いです。塩分は0gであり、無添加です。
「ずいき」が健康的な食事に役立つ3つの理由
1. 食物繊維が豊富に含まれているため、腸内環境の改善や便秘の予防に役立ちます。食物繊維は水分を吸収し、腸内の善玉菌のエサとなるため、腸内環境を整えることができます。
2. 糖質の含有量が多いため、エネルギー源として利用することができます。特に運動をする際や体力を消耗する場合には、糖質が必要とされます。ずいきを摂取することで、エネルギー補給ができます。
3. 脂質の含有量が低いため、カロリーコントロールやダイエットに適しています。脂質は高カロリーであり、摂りすぎると体重増加の原因となります。ずいきは脂質が少ないため、健康的な食事に取り入れることができます。
以上の理由から、「ずいき」は食物繊維や糖質、脂質の含有量などがバランスよく配分されており、健康的な食事に役立つ食材と言えます。
おすすめ:ずいきのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
ずいきに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:キューピー3分クッキング
「ずいき」の特徴
「ずいき」は、以下の3つの特徴があります。
1. ミネラル豊富な食材
「ずいき」は、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガンなど、多くのミネラルを含んでいます。特にカリウムの含有量は10000 mgと非常に多く、健康維持に重要な役割を果たします。また、鉄や亜鉛の含有量も多く、貧血や免疫力向上にも役立ちます。
2. ナトリウムが少ない
「ずいき」は、ナトリウムの含有量がわずか6 mgと非常に少ないです。ナトリウムは過剰摂取すると高血圧や水分の溜まりを引き起こすことがありますが、ずいきはその心配が少ない食材と言えます。
3. ヨウ素やセレンなどの微量元素は含まれていない
「ずいき」にはヨウ素やセレン、クロム、モリブデンなどの微量元素が含まれていません。これらの微量元素は人体にとって必要な栄養素ですが、ずいきには含まれていないため、他の食材とのバランスを考えて摂取する必要があります。
ずいきに含まれるビタミンを解説!
引用元:キューピー3分クッキング
「ずいき」に含まれるビタミンの特徴
1. ビタミンAの特徴
「ずいき」に含まれるビタミンAは、レチノールやα-カロテン、β-カロテンなどがあります。しかし、レチノールやα-カロテンは含まれておらず、β-カロテンが15 μg含まれています。これにより、「ずいき」はビタミンAの供給源としてはあまり適していないと言えます。
2. ビタミンEの特徴
「ずいき」に含まれるビタミンEは、α-トコフェロールやβ-トコフェロール、γ-トコフェロールなどがあります。しかし、α-トコフェロールは0.4 mg含まれており、γ-トコフェロールが0.2 mg含まれています。一方、β-トコフェロールやδ-トコフェロールは含まれていません。したがって、「ずいき」はビタミンEの供給源としては普通程度と言えます。
3. その他のビタミンの特徴
「ずいき」にはビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸が多く含まれています。ビタミンKは19 μg含まれており、ビタミンB1は0.15 mg、ビタミンB2は0.3 mg、ナイアシンは2.5 mg、ビタミンB6は0.07 mg、パントテン酸は2 mg含まれています。これらのビタミンは、「ずいき」を摂取することで十分な量を補給することができます。
以上のように、「ずいき」にはビタミンAやビタミンEは少ないですが、ビタミンKやビタミンB群は多く含まれています。ビタミンAやビタミンEを摂取する場合には、他の食材との組み合わせを考える必要があります。一方で、「ずいき」はビタミンKやビタミンB群の補給源としては適していると言えます。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はずいきの使用例としてレシピをご紹介します。
ずいきを使ったレシピ11選!
#1 優しい味わい♪ ずいきと油揚げの煮物
ずいき、みりん、砂糖、しょうゆ、和風顆粒だし
このレシピはずいきと油揚げを使った煮物のレシピです。ずいきはアクが強いので、アク抜きをしてから使いましょう。…
レシピを見る#2 しみじみ美味しいお袋の味!芋がら(ずいき)の煮物
芋がら、にんじん、油揚げ、みりん、醤油、ごま油
芋がらを使った、素朴な煮物のレシピ。芋の茎を乾燥させた芋がらは、アクが強いのでゆでこぼす手間はかかりますが、後は調味料で煮込むだけ。…
レシピを見る#3 ずいきと板麩の煮もの
干しずいき、板麩(庄内麩)、油揚げ、だし汁、みりん、砂糖、しょうゆ
2つの食感をあわせ持つ煮もののレシピ。だし汁ベースの煮汁を具材にたっぷりと吸わせた一品です。…
レシピを見る#4 ずいきと油揚げの煮もの
干しずいき、油揚げ、にんじん、だし汁、みりん、しょうゆ、砂糖、ごま油
干しずいきを活用した副菜のレシピ。ずいきや油揚げなど、汁をたっぷり吸う食材がメインなので、調理してから時間が経ってもおいしくいただけます。…
レシピを見る#5 ずいきと板麩の煮もの
干しずいき、切り板麩、油揚げ、にんじん、だし汁、砂糖、しょうゆ、七味唐辛子
干しずいきと板麩を使った食感が楽しい煮もののレシピ。しっかりと炒めて干しずいきの水分を少し飛ばしてから、だし汁をしっかり吸わせることで味染みがさらに良くなります。…
レシピを見る#6 ズイキとお揚げさんの炊いたん
ズイキ、油揚げ、だし汁、みりん、砂糖、しょうゆ
旨みをたっぷり吸ったずいきは噛むとじゅわっとお出汁が溢れ出ます。味が染みやすいずいきと揚げさんの相性はとても良く、冷やすと一層美味しくいただけます。…
レシピを見る#7 ズイキと油揚げの煮物
ズイキ、油揚げ、シイタケ、だし汁、みりん、砂糖、しょうゆ
このレシピはズイキと油揚げを使った煮物です。ズイキは根元の芋を切り落とし、皮をむいて食べやすい大きさに切ります。…
レシピを見る#8 ズイキと油揚げの煮物
ズイキ、油揚げ、だし汁、みりん、砂糖、しょうゆ
このレシピは、ズイキと油揚げを使った煮物です。20分で簡単に作れるので、夏のおかずにぴったりです。…
レシピを見る#10 芋茎の中華風炒め
ずいき、もも切り落とし肉、紹興酒、ニンニク、唐辛子、赤ピーマン、醤油、オイスターソース、胡麻油、等
芋茎(ずいき)を活用した中華風炒めのレシピ。豚肉のジューシーな旨味と生の芋茎の食感を楽しむことができます。…
レシピを見る#11 芋がらと厚揚げの煮もの
芋がら(干しずいき)、厚揚げ、春菊、だし汁、砂糖、しょうゆ
芋がら(干しずいき)を使った煮もののレシピ。「芋がら」とは里芋の葉や茎の皮を乾燥させたものです。…
レシピを見る最後に、ずいきの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ずいき」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 232 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 63.5 | g | |
└糖質 | 41.8 | g | 多い |
└食物繊維 | 25.8 | g | 多い |
たんぱく質 | 6.6 | g | 普通 |
脂質 | 0.4 | g | 低い |
「ずいき」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 9.9 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 18.2 | g | 多い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「ずいき」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 6 | mg | 普通 |
カリウム | 10000 | mg | 多い |
カルシウム | 1200 | mg | 多い |
マグネシウム | 120 | mg | 多い |
リン | 210 | mg | 多い |
鉄 | 9.0 | mg | 多い |
亜鉛 | 5.4 | mg | 多い |
銅 | 0.55 | mg | 多い |
マンガン | 25.00 | mg | 多い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン | 15 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 15 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 1 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.4 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.2 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 19 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.15 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.30 | mg | 多い |
ナイアシン | 2.5 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.07 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 2.00 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
別名: いもがら/硝酸イオン: 1.4 g
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。