このページではわらびのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
わらびのカロリーは19kcal(100gあたり)!これってどうなの?
わらびの可食部100gあたりのカロリーは、19kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1476位です。これは多い順にすると上位92%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「かなり低い」です。
また、日本食品標準成分表の「野菜」ジャンルのでわらびのカロリーを評価すると、221件中149位です。これは上位から67%に位置するカロリーで、評価は「やや低い」となります。
カロリー | 19Kcal |
全体での評価 | 1476位 / 1592件中(上位92%…かなり低い) |
「野菜」ジャンル内での評価 | 149位 / 221件中(上位67%…やや低い) |
わらびはカロリーがかなり低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜわらびのカロリーはかなり低いの?なにが含まれているの?
なぜわらびのカロリーはかなり低いのか?
わらびは野菜の中でも、可食部100gあたりのカロリーが19kcalと非常に低いことが特徴です。他の食材と比較しても、わらびのカロリーはかなり低いと評価されています。その理由について、以下の栄養データを参考に説明します。
カロリー
わらびのカロリーは可食部100gあたり19kcalです。これは他の食材と比較してもかなり低い数値です。カロリーが低いため、ダイエット中やカロリーコントロールをしている方にとっては嬉しい食材と言えるでしょう。
糖質
わらびの糖質は可食部100gあたり1gと非常に低いです。糖質が少ないことは、血糖値の急上昇を抑える効果があります。また、糖質制限をしている方にとっても適した食材と言えます。
食物繊維
わらびには可食部100gあたり3.6gの食物繊維が含まれています。食物繊維は腸内環境を整える効果があり、便秘の予防や血糖値の上昇を緩やかにする効果があります。わらびの食物繊維は多いと評価されており、健康に良い影響を与えることが期待されます。
タンパク質
わらびのタンパク質は可食部100gあたり2.4gです。タンパク質は体の組織や筋肉の修復や再生に必要な栄養素ですが、わらびのタンパク質は他の食材と比較して低いです。そのため、タンパク質を摂取する際には他の食材との組み合わせが必要となります。
脂質
わらびの脂質は可食部100gあたり0.1gと非常に低いです。脂質はエネルギー源として重要な栄養素ですが、わらびにはほとんど含まれていません。そのため、脂質を制限したい方にとっては適した食材と言えます。
以上のように、わらびはカロリーが低く、糖質や脂質も少ないため、ダイエットや健康に気を使っている方にとっては良い選択肢となります。また、食物繊維が多く含まれているため、腸内環境の改善にも役立ちます。ただし、タンパク質は他の食材と比較して低いため、バランスの取れた食事を心がける必要があります。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「わらび」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 1.0g | 4 | 4kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 3.6g | 2 | 7.2kcal |
たんぱく質 | 2.4g | 4 | 9.6kcal |
脂質 | 0.1g | 9 | 0.9kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「わらび」のカロリー内訳です。一番多いのはたんぱく質で、9.6kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
わらびは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:キッコーマン
わらびは、低糖質ダイエットに使える?
わらびは、野菜の一種であり、糖質量が1gと非常に低いことが特徴です。そのため、低糖質ダイエットを実践している人にとって、わらびは特に効果的な食材と言えます。
わらびの糖質量は低い
わらびは、糖質量が1gと非常に低いため、低糖質ダイエットに適しています。低糖質ダイエットは、糖質の摂取を制限することで、血糖値の上昇を抑え、脂肪の燃焼を促進するダイエット方法です。わらびを摂取することで、糖質摂取量を抑えることができ、効果的なダイエットが期待できます。
わらびの特徴
わらびは、糖質量が低いだけでなく、食物繊維やビタミン、ミネラルなどの栄養素も豊富に含まれています。食物繊維は、腸内環境を整える効果があり、便秘の改善にも役立ちます。また、ビタミンやミネラルは、健康維持に欠かせない栄養素であり、美容や免疫力の向上にも貢献します。
わらびの調理方法
わらびは、独特の食感と風味があり、さまざまな料理に活用することができます。茹でる、炒める、和えるなど、調理方法も様々です。また、わらびは、生でも食べることができますが、苦味があるため、茹でることで苦味を抑えることができます。さらに、わらびは、他の野菜やお肉との相性も良く、様々な料理に取り入れることができます。
まとめ
わらびは、低糖質ダイエットに特に効果的な野菜です。糖質量が1gと非常に低く、食物繊維や栄養素も豊富に含まれています。また、わらびは、さまざまな料理に活用することができ、他の食材との相性も良いため、ダイエット中でも美味しく食べることができます。低糖質ダイエットを実践している方は、ぜひわらびを取り入れてみてください。
わらびは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:dancyu
わらびの低脂質成分とは?
わらびは、野菜の中でも低脂質な成分を含んでいます。具体的には、わらび100gあたりの脂質はわずか0.1gしかありません。この低脂質成分は、ダイエット中の方にとって非常に魅力的です。
わらびの効果的な低脂質ダイエット方法
わらびを低脂質ダイエットに効果的に活用するためには、いくつかの方法があります。
1. わらびを生で食べる
わらびは、そのまま生で食べることができます。生のわらびを食べることで、その低脂質成分を最大限に摂取することができます。また、生のわらびは食物繊維も豊富に含んでいるため、腹持ちも良くなります。
2. わらびを煮る
わらびは、煮ることで食べやすくなります。煮る際には、脂質を控えめにすることがポイントです。具体的には、油を使わずに煮るか、少量の調味料で味付けすることをおすすめします。
3. わらびをサラダに入れる
わらびは、サラダにもぴったりの食材です。生のわらびをサラダに加えることで、低脂質でヘルシーな一品を楽しむことができます。さらに、他の野菜と一緒に食べることで、栄養バランスも良くなります。
まとめ
わらびは、低脂質ダイエットに特に効果的な野菜です。その低脂質成分を最大限に活用するためには、生で食べたり、煮たり、サラダに入れたりすることがおすすめです。わらびを上手に取り入れることで、ヘルシーな食事を楽しみながらダイエットをサポートしましょう。
最後に、わらびの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「わらび」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 19 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 4.0 | g | |
└糖質 | 1.0 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 3.6 | g | 多い |
たんぱく質 | 2.4 | g | 低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
「わらび」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 6 | % | 特になし |
水分 | 92.7 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.8 | g | 普通 |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「わらび」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | Tr | mg | 無し |
カリウム | 370 | mg | 多い |
カルシウム | 12 | mg | 普通 |
マグネシウム | 25 | mg | 普通 |
リン | 47 | mg | 普通 |
鉄 | 0.7 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.6 | mg | 普通 |
銅 | 0.13 | mg | 多い |
マンガン | 0.14 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 6 | μg | 多い |
└β-カロテン | 210 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 4 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 220 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 18 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.6 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0.1 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 0.1 | mg | 普通 |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 17 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 1.09 | mg | 多い |
ナイアシン | 0.8 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.05 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.45 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 11 | mg | 多い |
廃棄部位: 基部/硝酸イオン: Tr
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。