このページでは、野菜のつるむらさきを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
つるむらさきのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはつるむらさきの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 11 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 2.6 | g | |
└糖質 | 0.6 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 2.2 | g | 多い |
たんぱく質 | 0.7 | g | かなり低い |
脂質 | 0.2 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、野菜分類に所属する正式名称「つるむらさき 茎葉 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、つるむらさきがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
つるむらさきはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:キッコーマン
つるむらさきとは?どんな食材?
つるむらさきは、野菜の一種であり、日本独特の食材です。その特徴は、細長い形状と、つるのように伸びる茎を持っていることです。つるむらさきは、主に夏から秋にかけて収穫され、その独特の風味と食感が特徴です。
つるむらさきの風味と味わい
つるむらさきは、独特の風味を持っています。その香りは、他の野菜とは異なり、少しスパイシーであり、また甘みも感じられます。また、食感はシャキッとしており、歯ごたえがあります。そのため、生で食べることもできますし、炒め物や煮物などの料理にも活用されます。
つるむらさきの栄養価
つるむらさきには、様々な栄養素が含まれています。特に、ビタミンCやカリウム、食物繊維が豊富に含まれており、健康に良い影響を与えます。ビタミンCは免疫力を高める効果があり、カリウムは血圧を調整する効果があります。さらに、食物繊維は腸内環境を整え、便秘の予防にも役立ちます。
以上のように、つるむらさきは独特な風味と食感を持ち、ビタミンCやカリウム、食物繊維などの栄養素も含まれています。そのため、様々な料理に活用することができ、健康にも良い影響を与える食材と言えます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はつるむらさきがダイエットにどう役立つか説明します!
つるむらさきはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:キリン
1. 低カロリーでダイエットに適している
「つるむらさき」は可食部100gあたり11kcalと、非常に低カロリーです。この低カロリーな食材は、ダイエット中の方にとって非常に有益です。摂取カロリーを抑えることで、体重管理や健康維持に役立ちます。
2. 糖質が低く、血糖値の上昇を抑える
「つるむらさき」には可食部100gあたり0.6gの糖質が含まれています。この糖質はかなり低いため、血糖値の急激な上昇を抑える効果が期待できます。血糖値の急激な上昇は、糖尿病やメタボリックシンドロームのリスクを高めるため、血糖値のコントロールに役立ちます。
3. 食物繊維が豊富で腸内環境を改善する
「つるむらさき」には可食部100gあたり2.2gの食物繊維が含まれています。この食物繊維は多い方であり、腸内環境を改善する効果が期待できます。食物繊維は便通を促進し、便秘の予防や腸内の善玉菌の増殖をサポートします。腸内環境が整うことで、免疫力の向上や健康維持につながります。
以上のように、「つるむらさき」は低カロリーでダイエットに適しており、糖質が低く血糖値の上昇を抑える効果があり、さらに食物繊維が豊富で腸内環境を改善する効果があります。健康的な食事に取り入れることで、体重管理や血糖値のコントロール、腸内環境の改善に役立つ食材と言えます。
おすすめ:つるむらさきのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
つるむらさきに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:キューピー
1. カルシウムとマグネシウムが多い
「つるむらさき」は可食部100gあたりに150mgのカルシウムと67mgのマグネシウムを含んでいます。これらの栄養素は骨や歯の形成に重要な役割を果たしており、特にカルシウムは骨密度の維持にも関与しています。マグネシウムは筋肉の収縮や神経伝達に必要な栄養素であり、体内の様々な機能に影響を与えます。
2. リンが低い
「つるむらさき」には可食部100gあたりに28mgのリンが含まれています。リンは骨や歯の主成分であり、エネルギー代謝や細胞の構成要素としても重要です。しかし、過剰なリンの摂取はカルシウムの吸収を妨げる可能性があります。そのため、リンが低い「つるむらさき」はカルシウムとのバランスを考えた食事に適していると言えます。
3. ミネラルが豊富
「つるむらさき」にはさまざまなミネラルが含まれています。ナトリウムやカリウムは体内の水分バランスを調節し、神経や筋肉の正常な機能にも関与します。鉄は酸素の運搬や免疫機能の維持に必要な栄養素であり、亜鉛は免疫機能の向上や傷の治癒を促進します。また、マンガンも酵素の働きをサポートし、体内の代謝に関与しています。
「つるむらさき」にはヨウ素、セレン、クロム、モリブデンのような栄養素はほとんど含まれていませんが、それ以外のミネラルが豊富に含まれていることから、バランスの取れた食事に取り入れることで様々な栄養を摂取することができます。
つるむらさきに含まれるビタミンを解説!
引用元:キッコーマン
1. ビタミンAの特徴
「つるむらさき」に含まれるビタミンAは、レチノールは含まれていませんが、α-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチン、β-カロテン当量、レチノール活性当量が豊富です。特に、α-カロテンやβ-カロテンの含有量は多く、ビタミンAの代謝に関与する成分として注目されています。
2. ビタミンEの特徴
「つるむらさき」に含まれるビタミンEは、α-トコフェロールが多く含まれています。一方で、β-トコフェロールやγ-トコフェロール、δ-トコフェロールはほとんど含まれていません。ビタミンEは抗酸化作用を持ち、細胞を守る働きがあります。
3. その他のビタミンの特徴
「つるむらさき」にはビタミンKが多く含まれており、血液の凝固に関与する役割を果たします。また、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸は普通の量が含まれています。さらに、ビタミンCも多く含まれており、免疫力の向上や抗酸化作用が期待されます。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はつるむらさきの使用例としてレシピをご紹介します。
つるむらさきを使ったレシピ20選!
#1 つるむらさきとしめじのおひたし
つるむらさき、しめじ、しょうゆ、みりん、料理酒、かつおだし
かつおだしのうま味がしみた、優しい味わいのお浸しレシピ。つるむらさきとしめじは食感を損なわないように、さっと茹でることがポイントです。…
レシピを見る#2 つるむらさきのピリ辛卵
つるむらさき、豆板醤、しょうゆ、サラダ油
栄養たっぷりなつるむらさきのピリ辛卵のレシピ。栄養価が高く粘りのある舌触りと食感が楽しいつるむらさきを鶏がらスープで中華風の味付けでいただきます。…
レシピを見る#3 つるむらさきのマヨネーズ炒め
つるむらさき、ベーコン、こしょう、キユーピーマヨネーズ、サラダクラブ北海道コーン(ホール)
マヨネーズが味の決め手の、炒め物のレシピ。マヨネーズのコクと、コーンの甘みやベーコンの塩気が相性バツグンです。…
レシピを見る#4 つるむらさきのオイスター炒め
つるむらさき、ごま油、しょうゆ、みりん、料理酒、オイスターソース
シャキシャキしたツルムラサキの食感が楽しめる炒め物のレシピ。ごま油とオイスターソースの豊かな旨味が感じられるメニューです。…
レシピを見る#5 つるむらさきの白和え
つるむらさき、えのきたけ、絹ごし豆腐、しょうゆ、みりん、練りごま(白)
緑黄色野菜のつるむらさきのレシピ。絹ごし豆腐を使ったやさしい味わいの白和えです。…
レシピを見る#6 つるむらさきのチーズ和え
つるむらさき、カッテージチーズ、しょうゆ、みりん
独得な風味が持ち味のつるむらさきの和えもののレシピ。つるむらさきのほのかなえぐみをカッテージチーズの酸味と爽やかな香りがまろやか包みます。…
レシピを見る#8 料理の基本! つるむらさきの保存方法
つるむらさき
このレシピは、つるむらさきを使った保存方法のレシピです。つるむらさきは、独特なにおいとぬめりがある野菜で、乾燥に弱いため、正しい保存方法が必要です。…
レシピを見る#9 素材の味を堪能♪ つるむらさきのおひたし
つるむらさき、めんつゆ
つるむらさきを使った、個性豊かなおひたしのレシピ。市販のめんつゆを使うので調味料を合わせる手間が無く簡単です。…
レシピを見る#10 料理の基本! つるむらさきのゆで方
つるむらさき
このレシピは、つるむらさきを使った基本的なゆで方の料理です。つるむらさきは、独特のぬめりがあるため、さっとゆでることで苦味やクセが抜け、食べやすくなります。…
レシピを見る#11 カリッサクッ♪ つるむらさきのかき揚げ
つるむらさき、薄力粉、サラダ油、片栗粉、冷水
このレシピはつるむらさきを使ったかき揚げ料理です。つるむらさきは天ぷらにすると美味しいので、玉ねぎやコーンと一緒にかき揚げにしました。…
レシピを見る#12 食べやすい! つるむらさきと豚肉のピリ辛炒め
つるむらさき、塩こしょう(下味用)、片栗粉、ごま油、オイスターソース、しょうゆ、つるむらさき、塩こしょう(下味用)、片栗粉、等
つるむらさきと豚肉を活用した、主菜となる炒め物のレシピ。オイスターソースを使ったコク旨な味付けに仕上げています。…
レシピを見る#13 豚バラ薄切り肉のつるむらさき巻き
豚バラ薄切り肉、つるむらさき、もろみ味噌、甘酒(希釈タイプ)、料理酒、白ごま、米油
豚バラ薄切り肉を使ったつるむらさき巻きレシピ。味噌と甘酒のコクと味わいが、豚バラの油の甘みと合わさりご飯のすすむ一品です。…
レシピを見る#14 にんにく香る♪ つるむらさきとベーコンの卵炒め
つるむらさき、オリーブオイル、コンソメ、塩こしょう
このレシピはつるむらさきとベーコンを使った卵炒め料理です。にんにくの香りが効いた、栄養価の高いつるむらさきを使用した簡単料理です。…
レシピを見る#15 ささっと1品!つるむらさきとイカのごま生姜炒め
つるむらさき、するめいか、ごま油、生姜(すりおろし)、醤油、砂糖、白いりごま
つるむらさきとするめいかを使った、短時間で作れる炒め物のレシピ。いかは加熱しすぎると食感が固くなるので、さっと炒めるだけにしてください。…
レシピを見る#16 ごま香る! つるむらさきの納豆まぜそうめん
つるむらさき、白いりごま、めんつゆ、ごま油
このレシピは、つるむらさきと納豆を使ったまぜそうめんです。つゆにはごま油を加えて風味をプラスし、白いりごまと大葉で仕上げています。…
レシピを見る#17 素材一品だけ!レシピ、つるむらさきの梅和え
つるむらさき、梅干し、調味酢、ごま油
つるむらさきと梅干しとごま油を使った、和え物のレシピ。つるむらさきは茎を先に茹でて、葉をあとから茹でることで葉がしんなりしすぎません。…
レシピを見る#18 つるむらさき(蔓紫)のクルミ和え
つるむらさき、素煎りクルミ、醤油、砂糖
おつまみにもおすすめなつるむらさきの副菜のレシピ。ぬめりと香りのパンチがあるつるむらさきは、クルミとの相性がいいです。…
レシピを見る#19 にんじんとつるむらさきのマヨサラダ
にんじん、つるむらさき、マヨネーズ、オイスターソース、炒り白ごま
にんじんとつるむらさきをマヨネーズで和えたレシピ。にんじんは大きめにカットしているので食感が良く食べ応えもあります。…
レシピを見る#20 レンジだけ!蓮根・みょうが・つるむらさきのおから和え
水煮レンコン、みょうが、つるむらさき、おから、だし醤油、甘酒(希釈タイプ)、一味唐辛子
薬味をたっぷり使った蓮根・みょうが・つるむらさきのおから和えレシピ。おから和えは身体に良いだけで無く、味も良く絡みさっぱりといただけるあとひと皿欲しい時におすすめの一品です。…
レシピを見る最後に、つるむらさきの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「つるむらさき」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 11 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 2.6 | g | |
└糖質 | 0.6 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 2.2 | g | 多い |
たんぱく質 | 0.7 | g | かなり低い |
脂質 | 0.2 | g | 低い |
「つるむらさき」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 95.1 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.1 | g | 普通 |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「つるむらさき」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 9 | mg | 普通 |
カリウム | 210 | mg | 普通 |
カルシウム | 150 | mg | 多い |
マグネシウム | 67 | mg | 多い |
リン | 28 | mg | 低い |
鉄 | 0.5 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.4 | mg | 普通 |
銅 | 0.05 | mg | 普通 |
マンガン | 0.29 | mg | 多い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 210 | μg | 多い |
└β-カロテン | 2900 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 74 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 3000 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 250 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.1 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.2 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 350 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.03 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.07 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.3 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.09 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.21 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 41 | mg | 多い |
硝酸イオン: 0.3 g
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。