このページでは、野菜のしその葉を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
しその葉のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはしその葉の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 32 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 7.5 | g | |
└糖質 | 1.0 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 7.3 | g | 多い |
たんぱく質 | 3.9 | g | 低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、野菜分類に所属する正式名称「しそ 葉 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、しその葉がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
しその葉はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
しその葉とは?どんな食材?
しその葉は、日本料理でよく使われる野菜の一つです。しその葉は、しそという植物の葉っぱであり、その特徴は独特の香りと爽やかな味わいです。
しその葉の特徴
しその葉は、緑色をしており、形は丸くて細かい鋸歯状の切れ込みがあります。葉っぱの表面はつるつるとしており、触るとさらさらとした感触があります。また、しその葉には豊富なビタミンやミネラルが含まれており、栄養価も高いとされています。
しその葉の使い方
しその葉は、日本料理の中でも特に刺身や寿司によく使われます。刺身にのせることで、魚の臭みを和らげる効果があります。また、寿司の具材としても利用され、その爽やかな香りと味わいが寿司の一層の美味しさを引き立てます。
また、しその葉はお茶漬けや鍋料理、和え物、おにぎりなどにも利用されます。その他にも、しその葉を刻んで酢の物やサラダのトッピングとしても使われます。
まとめ
しその葉は、日本料理でよく使われる野菜であり、独特の香りと爽やかな味わいが特徴です。刺身や寿司に使われることが多く、魚の臭みを和らげる効果や美味しさを引き立てる役割を果たします。また、お茶漬けや鍋料理、和え物、おにぎりなど幅広い料理に利用され、さまざまな料理の味を豊かにしてくれます。栄養価も高く、ビタミンやミネラルを豊富に含んでいるため、健康にも良い食材と言えます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はしその葉がダイエットにどう役立つか説明します!
しその葉はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 低カロリーであるためダイエットに適している
「しその葉」は100gあたり32kcalと非常に低カロリーです。このため、ダイエット中の方やカロリーコントロールを意識している方にとっては、食事に取り入れやすい食材と言えます。低カロリーながらも栄養価が豊富なので、健康的な食事を実現することができます。
2. 糖質が少なく食物繊維が多いため血糖値の上昇を抑える効果がある
「しその葉」の糖質は1gであり、食物繊維は7.3g含まれています。糖質が少なく食物繊維が多いため、血糖値の上昇を抑える効果が期待できます。血糖値の急激な上昇を防ぐことで、糖尿病の予防や血糖値のコントロールに役立ちます。
3. 脂質や塩分が低いため健康に配慮した食事に適している
「しその葉」は脂質が0.1g、塩分が0gであるため、健康に配慮した食事に適しています。脂質や塩分の摂り過ぎは生活習慣病のリスクを高めることがありますが、しその葉はその心配が少ない食材です。脂質や塩分を抑えた食事を心がける方にとって、しその葉は優れた選択肢となります。
おすすめ:しその葉のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
しその葉に含まれる無機質の栄養を解説!
1. カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルが多い
「しその葉」はカリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれています。特にカリウムは500 mgと多く含まれており、健康な体を維持するために必要な栄養素です。カルシウムとマグネシウムも230 mgと70 mgと多く含まれており、骨や筋肉の健康維持に役立ちます。
2. ナトリウムが低い
「しその葉」に含まれるナトリウムは1 mgと非常に低いです。ナトリウムは適量摂取が重要ですが、摂りすぎると高血圧や心臓病のリスクが高まる可能性があります。その点で、「しその葉」はナトリウムが低いため、バランスの良い食事に取り入れることができます。
3. 亜鉛、銅、マンガンなどの微量元素が多い
「しその葉」には亜鉛、銅、マンガンなどの微量元素が多く含まれています。亜鉛は免疫機能の維持や傷の治癒に関与し、銅は骨や血液の形成に重要な役割を果たします。また、マンガンは酵素の働きをサポートし、体内の代謝を促進します。これらの微量元素が豊富に含まれていることから、「しその葉」は栄養バランスの良い食材と言えます。
しその葉に含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンAの特徴
「しその葉」に含まれるビタミンAは、レチノールやα-カロテンは無く、しかしβ-カロテンやβ-カロテン当量、レチノール活性当量は多く含まれています。特にβ-カロテンは11000 μg含まれており、多いと言えます。
2. ビタミンEの特徴
「しその葉」に含まれるビタミンEは、α-トコフェロールが多く含まれています。一方、β-トコフェロールやγ-トコフェロール、δ-トコフェロールは無く、含まれていません。
3. その他のビタミンの特徴
「しその葉」にはビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸、ビオチン、ビタミンCが多く含まれています。特にビタミンKは690 μg含まれており、またビタミンB1やビタミンB2、ビタミンCも多いです。一方、ビタミンD、ビタミンB12、葉酸は含まれていません。
最後に、しその葉の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「しその葉」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 32 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 7.5 | g | |
└糖質 | 1.0 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 7.3 | g | 多い |
たんぱく質 | 3.9 | g | 低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
「しその葉」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 86.7 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.7 | g | 普通 |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「しその葉」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1 | mg | 低い |
カリウム | 500 | mg | 多い |
カルシウム | 230 | mg | 多い |
マグネシウム | 70 | mg | 多い |
リン | 70 | mg | 普通 |
鉄 | 1.7 | mg | 多い |
亜鉛 | 1.3 | mg | 多い |
銅 | 0.20 | mg | 多い |
マンガン | 2.01 | mg | 多い |
ヨウ素 | 6 | μg | 多い |
セレン | 1 | μg | 普通 |
クロム | 2 | μg | 多い |
モリブデン | 30 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 11000 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 11000 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 880 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 3.9 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 690 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.13 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.34 | mg | 多い |
ナイアシン | 1.0 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.19 | mg | 多い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.00 | mg | 多い |
ビオチン | 5.1 | μg | 多い |
ビタミンC | 26 | mg | 多い |
別名 : 大葉/試料: 青じそ/廃棄率: 小枝つきの場合40 %/硝酸イオン: 0.1 g
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。