このページではスイートコーンのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
スイートコーンのカロリーは89kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:NHKきょうの料理
スイートコーンの可食部100gあたりのカロリーは、89kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1007位です。これは多い順にすると上位63%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「やや低い」です。
また、日本食品標準成分表の「野菜」ジャンルのでスイートコーンのカロリーを評価すると、221件中23位です。これは上位から10%に位置するカロリーで、評価は「高い」となります。
カロリー | 89Kcal |
全体での評価 | 1007位 / 1592件中(上位63%…やや低い) |
「野菜」ジャンル内での評価 | 23位 / 221件中(上位10%…高い) |
スイートコーンはカロリーがやや低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜスイートコーンのカロリーはやや低いの?なにが含まれているの?
引用元:YouTube
スイートコーンのカロリーがやや低い理由
スイートコーンは野菜の中でもカロリーがやや低い食材です。その理由を以下の栄養データから解説します。
糖質が普通、食物繊維が多い
スイートコーン100gあたりの糖質は14.8gで、普通と評価されています。一方、食物繊維は3g含まれており、多いとされています。糖質の量が普通であることにより、カロリーの増加が抑えられていると考えられます。また、食物繊維が多いことにより、満腹感を得やすくなり、過剰な摂取を防ぐことができます。
タンパク質が低い
スイートコーンにはタンパク質が3.6g含まれていますが、これは低いと評価されています。タンパク質はエネルギー源として重要な栄養素ですが、スイートコーンにはそれほど多く含まれていないため、カロリーがやや低い要因となっています。
脂質が普通
スイートコーンに含まれる脂質は1.7gで、普通と評価されています。脂質はエネルギー源として重要ですが、過剰摂取はカロリーの増加につながるため、適量が摂取されることでカロリーがやや低い状態が維持されていると考えられます。
以上の栄養データから、スイートコーンのカロリーがやや低い理由が分かりました。糖質の量が普通でありながら、食物繊維が多く含まれていることがカロリーの抑制に役立っています。また、タンパク質や脂質の量も適度であるため、バランスの取れた食材と言えます。スイートコーンは低カロリーながらも栄養価の高い野菜の一つと言えます。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「スイートコーン」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 14.8g | 4 | 59.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 3.0g | 2 | 6kcal |
たんぱく質 | 3.6g | 4 | 14.4kcal |
脂質 | 1.7g | 9 | 15.3kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「スイートコーン」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、59.2kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
スイートコーンは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:YouTube
スイートコーンは、低糖質ダイエットに使える?
野菜の中でも、スイートコーンは甘くて美味しい食材として人気があります。しかし、低糖質ダイエットを実践している方にとっては、スイートコーンは注意が必要な食材と言えるでしょう。
スイートコーンの糖質量は14.8g
スイートコーンは、その甘さの秘密が糖質にあります。実際に、スイートコーン100gあたりの糖質量は約14.8gとされています。低糖質ダイエットでは、1日の糖質摂取量を制限することが一般的ですが、スイートコーンを食べると一気にその制限を超えてしまう可能性があります。
スイートコーンは低糖質ダイエットに不向き
そのため、スイートコーンは低糖質ダイエットには不向きな食材と言えます。糖質制限をしている方は、他の野菜を選ぶ方が良いでしょう。例えば、キャベツやブロッコリーなどの糖質量の少ない野菜を選ぶことで、満腹感を得ながら糖質摂取を抑えることができます。
また、スイートコーンは加工品としてもよく使われます。缶詰や冷凍食品などの加工スイートコーンには、さらに糖分が加えられていることもあります。糖質制限をしている方は、食品のラベルをよく確認し、糖質量を把握することが重要です。
まとめ
スイートコーンは、その甘さの秘密が糖質にあります。そのため、低糖質ダイエットを実践している方にとっては、スイートコーンは避けるべき食材と言えます。糖質制限をする際には、他の野菜を選ぶことでバランスの良い食事を心掛けましょう。
スイートコーンは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:ぐるなびシェフごはん
スイートコーンは低脂質ダイエットに少し効果的
スイートコーンは、野菜の中でも低脂質であることがわかりました。その脂質量はたったの1.7gです。このことから、スイートコーンは低脂質ダイエットに少し効果的な食材と言えるでしょう。
スイートコーンの特徴
スイートコーンは、そのまま食べるだけでなく、サラダやスープ、炒め物などにも使うことができます。そのため、食事のバリエーションを豊かにすることができます。
低脂質ダイエットの効果
低脂質ダイエットは、脂肪の摂取量を制限することで体重を減らす方法です。脂質はカロリーが高いため、摂取量を抑えることでカロリー摂取量を減らすことができます。スイートコーンは低脂質であるため、低カロリーな食材として取り入れることができます。
スイートコーンの栄養価
スイートコーンには、ビタミンCや食物繊維、カリウムなどの栄養素が含まれています。これらの栄養素は、健康維持に役立つとされています。また、食物繊維は腸内環境を整える効果もあります。
スイートコーンの食べ方の工夫
スイートコーンを食べる際には、できるだけ加熱せずに生のまま食べることがおすすめです。加熱すると栄養素が壊れる可能性があるため、生で食べることで栄養価を最大限に活かすことができます。また、スイートコーンを調理する際には、油を使わない調理法を選ぶこともポイントです。
まとめ
スイートコーンは低脂質ダイエットに少し効果的な食材であることがわかりました。その他にも栄養価が高く、食事のバリエーションを豊かにすることができます。ただし、栄養価を最大限に活かすためには、生のまま食べることや油を使わない調理法を選ぶことが重要です。スイートコーンを上手に取り入れて、健康的なダイエットを実践しましょう。
最後に、スイートコーンの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「スイートコーン」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 89 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 16.8 | g | |
└糖質 | 14.8 | g | 普通 |
└食物繊維 | 3.0 | g | 多い |
たんぱく質 | 3.6 | g | 低い |
脂質 | 1.7 | g | 普通 |
「スイートコーン」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 50 | % | 特になし |
水分 | 77.1 | g | 普通 |
有機酸 | 0.2 | g | 多い |
灰分 | 0.8 | g | 普通 |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「スイートコーン」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | Tr | mg | 無し |
カリウム | 290 | mg | 普通 |
カルシウム | 3 | mg | 低い |
マグネシウム | 37 | mg | 多い |
リン | 100 | mg | 普通 |
鉄 | 0.8 | mg | 普通 |
亜鉛 | 1.0 | mg | 普通 |
銅 | 0.10 | mg | 普通 |
マンガン | 0.32 | mg | 多い |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | Tr | μg | 無し |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | 6 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | 9 | μg | 多い |
└β-カロテン | 22 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 54 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 53 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 4 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.3 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 1.0 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
ビタミンK | 1 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.15 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.10 | mg | 普通 |
ナイアシン | 2.3 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.14 | mg | 多い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.58 | mg | 多い |
ビオチン | 5.4 | μg | 多い |
ビタミンC | 8 | mg | 多い |
廃棄部位: 包葉、めしべ及び穂軸/硝酸イオン: 0 g
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。