このページではぜんまいのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
ぜんまいのカロリーは27kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:キッコーマン
ぜんまいの可食部100gあたりのカロリーは、27kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1401位です。これは多い順にすると上位88%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「かなり低い」です。
また、日本食品標準成分表の「野菜」ジャンルのでぜんまいのカロリーを評価すると、221件中102位です。これは上位から46%に位置するカロリーで、評価は「平均的」となります。
カロリー | 27Kcal |
全体での評価 | 1401位 / 1592件中(上位88%…かなり低い) |
「野菜」ジャンル内での評価 | 102位 / 221件中(上位46%…平均的) |
ぜんまいはカロリーがかなり低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜぜんまいのカロリーはかなり低いの?なにが含まれているの?
引用元:キリン
ぜんまいのカロリーはかなり低い理由
ぜんまいは、可食部100gあたり27kcalというカロリーがあります。この数値は他の食材と比較して「かなり低い」と評価されています。その理由について、以下の栄養データを参照して考えてみましょう。
糖質が低い
ぜんまいは、可食部100gあたり3.2gの糖質を含んでいます。この数値は「かなり低い」と言えます。糖質はエネルギー源となるため、糖質が少ないぜんまいは、カロリーも低くなる傾向があります。
食物繊維が多い
ぜんまいには、可食部100gあたり3.8gの食物繊維が含まれています。この数値は「多い」と言えます。食物繊維は消化吸収が遅く、満腹感を持続させる効果があります。そのため、ぜんまいを食べることで満腹感を得られるため、カロリー摂取を抑えることができます。
タンパク質・脂質が低い
ぜんまいは、可食部100gあたり1.7gのタンパク質と0.1gの脂質を含んでいます。これらの数値はどちらも「低い」と言えます。タンパク質と脂質はエネルギー源となりますが、ぜんまいにはそれほど多く含まれていないため、カロリーも低くなります。
以上の理由から、ぜんまいのカロリーはかなり低いと言えます。糖質が少なく、食物繊維が多いことに加え、タンパク質と脂質も低いため、カロリー摂取を抑えたい方にとっては良い食材と言えるでしょう。ぜんまいを積極的に取り入れることで、バランスのとれた食事を実現することができます。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「ぜんまい」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 3.2g | 4 | 12.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 3.8g | 2 | 7.6kcal |
たんぱく質 | 1.7g | 4 | 6.8kcal |
脂質 | 0.1g | 9 | 0.9kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「ぜんまい」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、12.8kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
ぜんまいは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:キッコーマン
ぜんまいは、低糖質ダイエットに使える?
野菜の中でも、ぜんまいはあまり馴染みのない食材かもしれません。しかし、ぜんまいは実は低糖質ダイエットに少し効果的な食材として注目されています。
ぜんまいの糖質量は3.2g
ぜんまいは、糖質量が3.2gと非常に低いです。これは、他の野菜と比べてもかなり少ない量です。糖質を制限したい方にとっては、ぜんまいは適した食材と言えるでしょう。
ぜんまいに含まれる栄養素
ぜんまいには、糖質以外にも様々な栄養素が含まれています。例えば、食物繊維やビタミンC、ビタミンE、カリウム、マグネシウムなどが豊富に含まれています。これらの栄養素は、健康維持や美容効果に役立つとされています。
ぜんまいの調理方法
ぜんまいの調理方法は、煮物や炒め物、和え物など様々です。一般的には、ぜんまいをよく洗い、皮をむいてから調理します。また、ぜんまいは風味が豊かなため、調味料を使う際には控えめにすることがおすすめです。
ぜんまいの注意点
ぜんまいは、食物繊維が豊富なため、消化に時間がかかることがあります。そのため、大量に摂取すると消化不良や腹痛の原因になることがあります。また、ぜんまいには鉄分を吸収しにくくする成分が含まれているため、鉄分の摂取を考える方は注意が必要です。
まとめ
ぜんまいは、糖質量が3.2gと非常に低く、低糖質ダイエットに効果的な食材と言えます。また、栄養素も豊富に含まれており、健康維持や美容効果にも役立つとされています。ただし、食物繊維の摂取量や鉄分の摂取を考慮し、適量を摂取することが大切です。
ぜんまいを上手に活用して、健康的な食生活を送りましょう。
ぜんまいは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:キッコーマン
ぜんまいの脂質量は0.1g
ぜんまいは、野菜の一種でありながら、驚くほど低脂質な食材です。その脂質量はなんと0.1gと非常に少ないのです。このことからも、ぜんまいは低脂質ダイエットに特に効果的な食材と言えます。
低脂質ダイエットにはぜんまいがおすすめ
低脂質ダイエットは、脂肪の摂取量を減らし、健康的な体重管理を目指すための方法です。脂質はエネルギー源として重要ですが、摂り過ぎると肥満や生活習慣病のリスクが高まります。そのため、脂質の摂取量を制限することが必要です。
ぜんまいは、低脂質ダイエットにおいて優れた食材として挙げられます。その理由は、先述の通り脂質量が非常に少ないことに加え、食物繊維やビタミン、ミネラルなどの栄養素も豊富に含まれているからです。これらの栄養素は、健康的な体重管理に不可欠なものであり、ぜんまいを摂取することでバランスの取れた食事が実現できます。
ぜんまいの調理方法
ぜんまいの調理方法は様々ですが、一般的には茹でるか蒸すことが多いです。茹でる場合は、ぜんまいをよく洗い、根元の硬い部分を切り落とします。その後、お湯で茹でて、食べやすい大きさに切ってから調理に使います。蒸す場合は、同様にぜんまいを洗い、根元を切り落とします。蒸し器で蒸して、柔らかくなったら調理に利用します。
ぜんまいの活用方法
ぜんまいは、和食を中心に様々な料理に活用することができます。例えば、煮物や炒め物、和え物などに使うことができます。また、ぜんまいの風味を生かしたおひたしやお浸しもおすすめです。さらに、ぜんまいを刻んでご飯に混ぜることで、おにぎりやお茶漬けの具材としても楽しむことができます。
まとめ
ぜんまいは、低脂質ダイエットに特に効果的な食材です。その脂質量は0.1gと非常に少なく、栄養素も豊富に含まれています。ぜんまいを活用することで、バランスの取れた食事を摂ることができます。ぜんまいを茹でたり蒸したりして調理し、様々な料理に取り入れてみましょう。ぜんまいの美味しさと健康効果を楽しむことができます。低脂質ダイエットを実践する際には、ぜひぜんまいを積極的に取り入れてみてください。
最後に、ぜんまいの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ぜんまい」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 27 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 6.6 | g | |
└糖質 | 3.2 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 3.8 | g | 多い |
たんぱく質 | 1.7 | g | 低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
「ぜんまい」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 15 | % | 特になし |
水分 | 90.9 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.7 | g | 普通 |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「ぜんまい」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 2 | mg | 低い |
カリウム | 340 | mg | 多い |
カルシウム | 10 | mg | 普通 |
マグネシウム | 17 | mg | 普通 |
リン | 37 | mg | 普通 |
鉄 | 0.6 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.5 | mg | 普通 |
銅 | 0.15 | mg | 多い |
マンガン | 0.40 | mg | 多い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 42 | μg | 多い |
└β-カロテン | 500 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 14 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 530 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 44 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.6 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.1 | mg | 普通 |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 34 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.09 | mg | 普通 |
ナイアシン | 1.4 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.05 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.64 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 24 | mg | 多い |
廃棄部位: 株元及び裸葉/硝酸イオン: 0 g
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。