このページでは、野菜のさやえんどうを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
さやえんどうのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはさやえんどうの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 38 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 7.5 | g | |
└糖質 | 5.8 | g | 低い |
└食物繊維 | 3.0 | g | 多い |
たんぱく質 | 3.1 | g | 低い |
脂質 | 0.2 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、野菜分類に所属する正式名称「(えんどう類) さやえんどう 若ざや 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、さやえんどうがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
さやえんどうはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:キッコーマン
さやえんどうとは?どんな食材?
さやえんどうは、豆科の植物で、日本では春から初夏にかけて収穫される野菜です。その名の通り、さやの中に小さな豆が入っており、さやごと食べることができます。さやえんどうは、独特の甘みと爽やかな風味があり、多くの料理に使われます。
さやえんどうの特徴
さやえんどうのさやは、細長くて緑色をしており、触ると柔らかく、さやの中には丸くて小さな豆が詰まっています。豆の色は鮮やかな緑色で、食べるとプチプチとした食感が楽しめます。また、さやえんどうは豆類の中でも比較的水分が多く、栄養価も高いため、健康にも良い食材として知られています。
さやえんどうの使い方
さやえんどうは、そのまま食べるだけでなく、さやを取り除いた後の豆だけを使った料理にも幅広く活用されます。さやえんどうは茹でる、炒める、煮るなどの調理方法があり、サラダや炒め物、スープ、煮物などに使われます。また、さやえんどうは栄養価が高いだけでなく、食物繊維やビタミンC、カリウム、鉄分なども含まれており、健康に良い効果が期待できます。
以上、さやえんどうの特徴と使い方についてご説明しました。さやえんどうは、その独特の風味と食感が魅力であり、様々な料理に活用できる野菜です。ぜひ、さやえんどうを使った美味しい料理を楽しんでみてください。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はさやえんどうがダイエットにどう役立つか説明します!
さやえんどうはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:キッコーマン
さやえんどうの栄養データ
さやえんどうは、可食部100gあたりに以下のような栄養素が含まれています。
- カロリー:38kcal(低い)
- 炭水化物:7.5g
- 糖質:5.8g(低い)
- 食物繊維:3g(多い)
- タンパク質:3.1g(低い)
- 脂質:0.2g(低い)
- 塩分:0g(無し)
さやえんどうの健康的な食事への役割
1. 低カロリーであるため、ダイエットや体重管理に適しています。
さやえんどうは100gあたり38kcalと低カロリーな食材です。カロリーの摂取量を抑えたい方や体重を管理したい方にとって、さやえんどうは優れた選択肢となります。
2. 糖質が低く、食物繊維が豊富なため、血糖値の上昇を抑える効果があります。
さやえんどうは糖質が5.8gと低く、食物繊維が3gも含まれています。糖質の摂取量を抑えたい方や血糖値の上昇を抑えたい方にとって、さやえんどうは血糖値のコントロールに役立つ食材です。
3. 脂質と塩分が低いため、心臓の健康に良い食材となります。
さやえんどうは脂質が0.2g、塩分が0gと低い値です。脂質や塩分の摂り過ぎは心臓の健康に悪影響を与えることがありますが、さやえんどうはその心配が少ない食材と言えます。
さやえんどうは低カロリーでありながら、糖質が低く食物繊維が豊富なため、血糖値の上昇を抑える効果があります。また、脂質と塩分も低いため、心臓の健康にも良い食材となります。これらの特徴から、さやえんどうは健康的な食事に役立つことが言えます。
おすすめ:さやえんどうのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
さやえんどうに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:キューピー
「さやえんどう」の特徴
さやえんどうは、野菜の中でも栄養価が高く、さまざまな栄養素を含んでいます。
1. ミネラルバランスが良い
さやえんどうに含まれる無機質栄養素は、ナトリウム以外は普通以上の量が含まれています。特にカリウムやカルシウム、マグネシウム、リンなどは普通の食材と比べて多く含まれています。これにより、さやえんどうを摂取することでミネラルバランスを良好に保つことができます。
2. モリブデンが多い
さやえんどうには、モリブデンという栄養素が多く含まれています。モリブデンは体内の代謝に関与し、特に硫黄を含むアミノ酸の代謝に重要な役割を果たしています。さやえんどうを摂取することで、モリブデンの摂取量を増やすことができます。
3. ヨウ素やセレン、クロムが含まれない
さやえんどうには、ヨウ素やセレン、クロムといった栄養素は含まれていません。これらの栄養素は他の食材から摂取する必要があります。さやえんどうを食べる際には、他の食材と組み合わせることで栄養バランスを整えることが重要です。
以上のように、さやえんどうはミネラルバランスが良く、モリブデンが多く含まれている一方で、ヨウ素やセレン、クロムは含まれていない特徴があります。さやえんどうを食事に取り入れることで、栄養バランスを良好に保つことができます。
さやえんどうに含まれるビタミンを解説!
引用元:キューピー
ビタミンA
- レチノールおよびα-カロテンは含まれておらず、ビタミンAの供給源とはなりません。
- β-カロテン、β-クリプトキサンチン、β-カロテン当量、およびレチノール活性当量が多く含まれています。
- 特にβ-カロテンの含有量が多く、ビタミンAの代謝に関与しています。
ビタミンE
- α-トコフェロールが普通の量含まれています。
- β-トコフェロールおよびδ-トコフェロールは含まれていません。
- γ-トコフェロールの含有量が多く、抗酸化作用を持っています。
その他のビタミン
- ビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB6、パントテン酸、ビオチン、ビタミンCの含有量が多いです。
- ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンD、ビタミンB12、葉酸は含まれていません。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はさやえんどうの使用例としてレシピをご紹介します。
さやえんどうを使ったレシピ20選!
#1 さやえんどうの卵とじ丼
厚揚げ、さやえんどう、ご飯、かつおだし、しょうゆ、みりん
やさしい味わいの卵とじ丼のレシピ。厚揚げは味がしっかりと染み込むように油抜きをしてから使います。…
レシピを見る#2 いかとさやえんどうの炒め物
いか、さやえんどう、しいたけ、しょうが(せん切り)、ごま油、しょうゆ、料理酒、砂糖、片栗粉、等
いかとさやえんどうの炒め物のレシピ。しょうがの風味のあっさりとした味付けです。…
レシピを見る#3 さやえんどう入りたまごサンド
サンドイッチ用食パン、さやえんどう、ゆで卵、キユーピーハーフ、こしょう
彩りのいいさやえんどうを加えた、卵サンドのアレンジレシピ。マンネリになりがちな卵サンドが、さやえんどうのプラスワンでいつもとは違った雰囲気に。…
レシピを見る#4 えびとさやえんどうのマヨネーズ炒め
えび(大)、さやえんどう、にんにく、黒こしょう、キユーピーマヨネーズ
えびとさやえんどうを活用した色鮮やかなマヨネーズ炒めのレシピ。プリプリのえびの旨味と、にんにくの香ばしい香りがたまりません。…
レシピを見る#5 さやえんどうの吸い物
さやえんどう、だし汁(かつおだしなど)、しょうゆ、みりん
下準備はさやえんどうの筋をとるだけ。かつおだしでさやえんどうをさっと煮立てたら、醤油とみりんを加えて出来上がりです。…
レシピを見る#6 豚肉とさやえんどうのマヨ炒め
さやえんどう、豚もも肉(薄切り)、片栗粉、こしょう、サラダ油、キユーピーディフェ、キユーピーあらびきマスタード、サラダクラブ北海道コーン(ホール)
豚肉とさやえんどうのマヨ炒めのレシピ。さやえんどうは下茹でせずにそのまま炒める事でビタミンCを逃さずに調理出来ます。…
レシピを見る#7 牛肉とさやえんどうの炒め物
牛肉(薄切り)、さやえんどう、きくらげ(乾)、しょうが、こしょう、サラダ油、しょうゆ、片栗粉、ごま油、等
15分で作れる、牛肉とさやえんどうの炒め物のレシピ。さやえんどうのシャキシャキの歯触りと、きくらげのプリっと弾力のある噛み応えがアクセントになります。…
レシピを見る#8 さやえんどうの卵とじ
さやえんどう、しらす干し、かつおだし、しょうゆ、みりん
かつおだしとしょうゆ、みりんで作った煮汁にさやえんどうを加え、卵でとじていただく和風レシピ。さらにしらす干しを加えることでうま味を足しています。…
レシピを見る#9 さやえんどうと小えびのしょうゆ炒め
さやえんどう、むきえび、ごま油、料理酒、しょうゆ、片栗粉
さやえんどうとむきえびを使ったしょうゆ炒めのレシピ。さやえんどうやえびの下処理のポイントが、記載されています。…
レシピを見る#10 鶏肉とさやえんどうのにんにく炒め
鶏むね肉、さやえんどう、生しいたけ(薄切り)、にんにく(薄切り)、アンチョビー(フィレ・みじん切り)、オリーブオイル、しょうゆ、料理酒、片栗粉、等
しっとりと風味豊かな一品に、鶏肉とさやえんどうを使ったにんにく炒めのレシピ。アンチョビを加えることで塩味とうま味が具材になじみ、にんにくの香ばしい風味が引き立ちます。…
レシピを見る#11 キャベツとさやえんどうのさっぱりサラダ
キャベツ、さやえんどう、ツナ(缶詰)、レモン汁、黒こしょう、キユーピーマヨネーズ
キャベツとさやえんどうのさっぱりツナ和えサラダのレシピ。コクのあるマヨネーズにレモン汁を合わせることで、レモンの風味が感じられ、さっぱりとした味わいを楽しむことができます。…
レシピを見る#12 うどとさやえんどうの梅マヨ和え
うど、さやえんどう、油揚げ、梅干し(塩漬)、しょうゆ、キユーピーディフェ
うどとさやえんどうの梅マヨネーズ和えのレシピ。シャキシャキした食感のほろ苦いうどに、梅の爽やかな風味とマヨネーズのコクを味わえる一皿。…
レシピを見る#13 キャベツ、さやえんどう、ハムのスープ
ハム、キャベツ、玉ねぎ、さやえんどう、こしょう、しょうゆ、洋風スープの素(固形)
時短でもヘルシーで栄養を逃がさないスープのレシピ。レンジで加熱するのには時短のほかに、栄養を逃がさないという効果もあります。…
レシピを見る#14 ささ身とさやえんどうのすまし汁
鶏ささ身、さやえんどう、片栗粉、しょうゆ、ゆず(皮)、かつおだし、料理酒
鶏ささ身とさやえんどうを使った、だし香るすまし汁のレシピ。素材から出るだしを存分に楽しめるように味付けはシンプルに。…
レシピを見る#15 さやえんどうとツナの炒め物
さやえんどう、ツナ缶(小)、ねぎ、料理酒、オリーブオイル、しょうゆ、しょうが(絞り汁)、こしょう
さやえんどうとツナを使った炒め物のレシピ。さやえんどうのへたと筋のとり方が記載されています。…
レシピを見る#16 シャキシャキ食感が楽しいさやえんどうを味わうじゃが芋そぼろ炒めのレシピ
ジャガイモ、鶏挽肉、キヌサヤ、カツオ出汁、醤油、砂糖
さやえんどうを活用した、じゃが芋そぼろ炒めのレシピ。さやえんどうを入れる事で、彩りが良くなり、またシャキシャキの歯触りがアクセントになります。…
レシピを見る#17 スモークサーモン・さやえんどう・じゃがいものサラダ
じゃがいも、玉ねぎ(みじん切り)、黒こしょう、オリーブオイル、米酢、さやえんどう、スモークサーモン(薄切り)、青ねぎ(小口切り)、ディル(葉を摘んで粗く刻む)、等
デルモンテ・エキストラバージンオリーブオイルをたっぷりと使用した、見た目も鮮やかなホットサラダです。マスタードの辛さと風味が食欲をそそります。…
レシピを見る#18 さやえんどうと卵のサラダ
さやえんどう、牛乳、こしょう、キユーピーマヨネーズ
たくさん食べたいさやえんどうの活用レシピ。さやえんどうには、疲労回復や骨や血管を丈夫にする効果のほか、美白や糖質の代謝を助けるビタミンB・Cも多く含まれます。…
レシピを見る#19 献立の一品におすすめ♪ さやえんどうと厚揚げのふんわり卵とじ
砂糖、めんつゆ
卵と絹さやを使用した、簡単に作れる卵とじのレシピ。ふわっと柔らかな口当たりの卵に、絹さやのシャキシャキとした歯応えがアクセントを加えています。…
レシピを見る#20 さやえんどうとひじきのきんぴら
さやえんどう、ひじき(乾燥)、めんつゆ、砂糖、ごま油、白いりごま
さやえんどうやひじきを使った、きんぴらのレシピ。細切りにしたさやえんどうとひじきを炒め、めんつゆなどの調味料を加えて火を通したらできあがりです。…
レシピを見る最後に、さやえんどうの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「さやえんどう」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 38 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 7.5 | g | |
└糖質 | 5.8 | g | 低い |
└食物繊維 | 3.0 | g | 多い |
たんぱく質 | 3.1 | g | 低い |
脂質 | 0.2 | g | 低い |
「さやえんどう」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 9 | % | 特になし |
水分 | 88.6 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.6 | g | 低い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「さやえんどう」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1 | mg | 低い |
カリウム | 200 | mg | 普通 |
カルシウム | 35 | mg | 普通 |
マグネシウム | 24 | mg | 普通 |
リン | 63 | mg | 普通 |
鉄 | 0.9 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.6 | mg | 普通 |
銅 | 0.10 | mg | 普通 |
マンガン | 0.40 | mg | 多い |
ヨウ素 | Tr | μg | 無し |
セレン | 0 | μg | 無し |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 24 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 560 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 4 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 560 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 47 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.7 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.2 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 47 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.15 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.11 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.8 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.08 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.56 | mg | 多い |
ビオチン | 5.1 | μg | 多い |
ビタミンC | 60 | mg | 多い |
別名: きぬさやえんどう/廃棄部位: すじ及び両端/硝酸イオン: Tr
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。