このページではパセリのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
パセリのカロリーは34kcal(100gあたり)!これってどうなの?
パセリの可食部100gあたりのカロリーは、34kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1354位です。これは多い順にすると上位85%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「低い」です。
また、日本食品標準成分表の「野菜」ジャンルのでパセリのカロリーを評価すると、221件中68位です。これは上位から30%に位置するカロリーで、評価は「平均的」となります。
カロリー | 34Kcal |
全体での評価 | 1354位 / 1592件中(上位85%…低い) |
「野菜」ジャンル内での評価 | 68位 / 221件中(上位30%…平均的) |
パセリはカロリーが低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜパセリのカロリーは低いの?なにが含まれているの?
引用元:ヒガシマル
パセリのカロリーは低い理由
パセリのカロリーは可食部100gあたり34kcalと非常に低いです。この低いカロリーの理由について、以下の栄養データを参照して考えてみましょう。
糖質がかなり低い
パセリに含まれる糖質は1.9gと非常に少ないです。糖質はエネルギー源として機能しますが、パセリにはそれほど多く含まれていません。そのため、他の食材と比較してカロリーが低いと評価されています。
食物繊維が多い
パセリには食物繊維が6.8g含まれています。食物繊維は消化を促進し、満腹感を与える効果があります。そのため、パセリを摂取することで満腹感を得ることができ、カロリー摂取量を抑えることができます。
タンパク質が低い
パセリに含まれるタンパク質は4gと低いです。タンパク質は筋肉の材料となる栄養素ですが、パセリにはそれほど多く含まれていません。そのため、他の高タンパクな食材と比較してカロリーが低いと評価されています。
脂質が低い
パセリに含まれる脂質は0.7gと低いです。脂質はエネルギー源として機能しますが、パセリにはそれほど多く含まれていません。そのため、他の高脂質な食材と比較してカロリーが低いと評価されています。
以上の理由から、パセリのカロリーが低いと評価されています。パセリを積極的に摂取することで、カロリー摂取量を抑えることができます。また、食物繊維の摂取もできるため、健康的な食生活に役立つ食材と言えるでしょう。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「パセリ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 1.9g | 4 | 7.6kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 6.8g | 2 | 13.6kcal |
たんぱく質 | 4.0g | 4 | 16kcal |
脂質 | 0.7g | 9 | 6.3kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「パセリ」のカロリー内訳です。一番多いのはたんぱく質で、16kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
パセリは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:サントリー
パセリは低糖質ダイエットに特に効果的
パセリは、野菜の中でも糖質量が非常に低い食材です。100gあたりの糖質量はわずか1.9gという驚くべき数字です。そのため、低糖質ダイエットを実践している方にとって、パセリは特に効果的な食材と言えるでしょう。
糖質制限とは
糖質制限ダイエットとは、糖質の摂取量を制限することで体重を減らすダイエット方法のことです。糖質はエネルギー源として重要ですが、摂りすぎると余分な脂肪として蓄積されてしまいます。そのため、糖質を制限することで脂肪燃焼を促進し、体重の減少をサポートすることができます。
パセリの特徴
パセリは、その低糖質量だけでなく、栄養価も非常に高い野菜です。ビタミンCやビタミンK、カロテンなどの栄養素が豊富に含まれており、免疫力の向上や骨の健康維持にも役立ちます。また、パセリには抗酸化作用があり、老化や病気の予防にも効果的です。
パセリの活用法
パセリは、さまざまな料理に活用することができます。サラダやスープ、肉料理など、様々な料理に彩りを添えることができます。また、生のままでも食べることができますが、乾燥させて粉末にしておくと保存がきくため便利です。
まとめ
パセリは、低糖質ダイエットに特に効果的な野菜です。糖質制限を実践している方にとって、パセリは必要な栄養素を摂りながらも糖質の摂取を抑えることができるため、積極的に取り入れるべき食材と言えます。さまざまな料理に活用して、健康的なダイエットをサポートしましょう。
パセリは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:dancyu
パセリは、低脂質ダイエットに使える?
野菜の中でも、特にダイエットに効果的な食材として注目されているのが「パセリ」です。
パセリの低脂質が0.7g
パセリは、低脂質ダイエットに特に効果的な野菜の一つです。その理由は、パセリの低脂質含有量が0.7gであることにあります。
低脂質ダイエットは、脂肪の摂取を抑えることで体重の管理を行う方法です。脂肪はカロリーが高いため、摂りすぎると体重が増えてしまいます。しかし、パセリの低脂質含有量が0.7gと非常に低いため、ダイエット中でも安心して摂取することができます。
パセリに含まれる栄養素
パセリには、低脂質だけでなく、さまざまな栄養素も含まれています。例えば、ビタミンCやビタミンK、カロテンなどが豊富に含まれています。これらの栄養素は、免疫力の向上や美肌効果などにも役立ちます。
また、パセリには食物繊維も多く含まれています。食物繊維は腸内環境を整える効果があり、便秘の改善にも役立ちます。ダイエット中は、便秘になりやすいこともあるため、パセリを積極的に摂取することで腸の働きをサポートすることができます。
パセリの活用方法
パセリは、さまざまな料理に活用することができます。例えば、サラダやスープ、パスタなどにトッピングすることで、食事の彩りを豊かにすることができます。また、ジュースやスムージーに混ぜることで、さらに栄養を摂取することができます。
ただし、パセリは香りや風味が強いため、使いすぎると料理全体のバランスが崩れてしまうこともあります。適量を守りながら活用することが大切です。
まとめ
パセリは、低脂質ダイエットに特に効果的な野菜です。低脂質含有量が0.7gと非常に低いため、ダイエット中でも安心して摂取することができます。さらに、パセリにはビタミンや食物繊維などの栄養素も豊富に含まれており、健康や美容にも効果があります。パセリを上手に活用しながら、健康的なダイエットを実践しましょう。
最後に、パセリの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「パセリ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 34 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 7.8 | g | |
└糖質 | 1.9 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 6.8 | g | 多い |
たんぱく質 | 4.0 | g | 低い |
脂質 | 0.7 | g | 低い |
「パセリ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 10 | % | 特になし |
水分 | 84.7 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 2.7 | g | 多い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「パセリ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 9 | mg | 普通 |
カリウム | 1000 | mg | 多い |
カルシウム | 290 | mg | 多い |
マグネシウム | 42 | mg | 多い |
リン | 61 | mg | 普通 |
鉄 | 7.5 | mg | 多い |
亜鉛 | 1.0 | mg | 普通 |
銅 | 0.16 | mg | 多い |
マンガン | 1.05 | mg | 多い |
ヨウ素 | 7 | μg | 多い |
セレン | 3 | μg | 多い |
クロム | 4 | μg | 多い |
モリブデン | 39 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 7400 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 83 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 7400 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 620 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 3.3 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.9 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 850 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.12 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.24 | mg | 多い |
ナイアシン | 1.2 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.27 | mg | 多い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.48 | mg | 普通 |
ビオチン | 4.1 | μg | 多い |
ビタミンC | 120 | mg | 多い |
別名: オランダぜり/廃棄部位: 茎/硝酸イオン: 0.2 g
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。