このページではおかひじきのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
おかひじきのカロリーは16kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:キッコーマン
おかひじきの可食部100gあたりのカロリーは、16kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1505位です。これは多い順にすると上位94%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「かなり低い」です。
また、日本食品標準成分表の「野菜」ジャンルのでおかひじきのカロリーを評価すると、221件中181位です。これは上位から81%に位置するカロリーで、評価は「低い」となります。
カロリー | 16Kcal |
全体での評価 | 1505位 / 1592件中(上位94%…かなり低い) |
「野菜」ジャンル内での評価 | 181位 / 221件中(上位81%…低い) |
おかひじきはカロリーがかなり低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜおかひじきのカロリーはかなり低いの?なにが含まれているの?
引用元:キッコーマン
「おかひじき」のカロリーはなぜかなり低いのか?
「おかひじき」は野菜の一種でありながら、カロリーが可食部100gあたり16kcalとかなり低いことが評価されています。その理由について、以下の栄養データを参照して説明します。
1. 糖質がかなり低い
「おかひじき」の糖質は可食部100gあたり0.9gとかなり低いです。糖質はエネルギー源となりますが、摂りすぎると体重増加や血糖値の上昇につながることがあります。糖質が低いため、カロリーも低く抑えられていると考えられます。
2. 食物繊維が多い
「おかひじき」には可食部100gあたり2.5gの食物繊維が含まれています。食物繊維は消化を助け、便通を促進する役割があります。また、食物繊維は水分を含んで膨らむため、満腹感を得ることができます。食物繊維の多さも、カロリーが低い理由の一つと考えられます。
3. タンパク質・脂質が低い
「おかひじき」のタンパク質は可食部100gあたり1.4g、脂質は0.2gと低いです。タンパク質は体の組織を作るために必要な栄養素ですが、摂りすぎるとエネルギーとして蓄積されることがあります。脂質も同様に摂りすぎるとカロリーが高くなります。タンパク質と脂質が低いことで、カロリーが抑えられていると考えられます。
以上のように、「おかひじき」のカロリーがなぜかなり低いのかについて、糖質が低く、食物繊維が多く、タンパク質と脂質が低いことが要因として挙げられます。これらの栄養データを参考に、健康的な食事において「おかひじき」を積極的に取り入れることができるでしょう。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「おかひじき」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 0.9g | 4 | 3.6kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 2.5g | 2 | 5kcal |
たんぱく質 | 1.4g | 4 | 5.6kcal |
脂質 | 0.2g | 9 | 1.8kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「おかひじき」のカロリー内訳です。一番多いのはたんぱく質で、5.6kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
おかひじきは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:キリン
おかひじきは、低糖質ダイエットに使える?
野菜の中でも特に注目されている「おかひじき」は、糖質量が0.9gと非常に低いことが特徴です。そのため、低糖質ダイエットを実践している人にとっては、おかひじきは特に効果的な食材と言えます。
おかひじきの糖質量が低い理由
おかひじきが糖質量が低い理由は、その成分にあります。おかひじきには食物繊維やタンパク質が豊富に含まれており、一方で炭水化物の量が非常に少ないため、糖質量が低くなっています。
おかひじきの低糖質ダイエットへの効果
低糖質ダイエットを実践する際には、炭水化物の摂取量を抑えることが重要です。そのため、おかひじきは理想的な食材と言えます。糖質量が低いため、食事中におかひじきを取り入れることで、炭水化物の摂取量を抑えることができます。
また、おかひじきには食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は消化吸収されにくいため、満腹感を持続させる効果があります。そのため、おかひじきを食事に取り入れることで、食事の量を減らすことができ、ダイエット効果を高めることができるのです。
おかひじきの調理方法
おかひじきは、さまざまな料理に活用することができます。一般的な調理方法としては、水で戻してから煮る方法が一般的です。水で戻すことによって、ふっくらとした食感になります。煮る際には、醤油やみりん、砂糖などで味付けすると美味しくいただけます。
まとめ
おかひじきは、低糖質ダイエットに特に効果的な食材です。糖質量が低いため、炭水化物の摂取量を抑えることができます。また、食物繊維が豊富に含まれているため、満腹感を持続させる効果もあります。おかひじきを上手に活用して、健康的なダイエットを実践しましょう。
おかひじきは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:キッコーマン
おかひじきは、低脂質ダイエットに使える?
おかひじきは、低脂質ダイエットに特に効果的な食材として知られています。その理由をご紹介いたします。
おかひじきの脂質量はわずか0.2g
まず、おかひじきの脂質量はわずか0.2gです。この低脂質量は、ダイエット中の方にとって非常に魅力的なポイントと言えます。脂質は、摂り過ぎると体内に蓄積されてしまい、体重増加の原因となります。しかし、おかひじきを食べることで脂質摂取量を抑えることができます。
おかひじきに含まれる食物繊維が満腹感をもたらす
さらに、おかひじきには豊富な食物繊維が含まれています。食物繊維は消化吸収が遅いため、満腹感を持続させる効果があります。ダイエット中は、食事の量を減らすことが求められますが、おかひじきを摂取することで満腹感を得ることができ、食事制限のストレスを軽減することができます。
おかひじきには栄養素も豊富に含まれている
さらに、おかひじきには栄養素も豊富に含まれています。特に、鉄分やカルシウム、マグネシウムなどのミネラルが多く含まれており、健康維持にも役立ちます。ダイエット中は、栄養不足になりやすいことがありますが、おかひじきを積極的に摂取することで、栄養バランスを保つことができます。
まとめ
おかひじきは、低脂質ダイエットに特に効果的な食材と言えます。低脂質でありながら、食物繊維や栄養素も豊富に含まれているため、健康的なダイエットをサポートしてくれます。ダイエット中の方は、ぜひおかひじきを取り入れてみてください。
最後に、おかひじきの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「おかひじき」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 16 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 3.4 | g | |
└糖質 | 0.9 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 2.5 | g | 多い |
たんぱく質 | 1.4 | g | 低い |
脂質 | 0.2 | g | 低い |
「おかひじき」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 6 | % | 特になし |
水分 | 92.5 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 2.0 | g | 多い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「おかひじき」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 56 | mg | 普通 |
カリウム | 680 | mg | 多い |
カルシウム | 150 | mg | 多い |
マグネシウム | 51 | mg | 多い |
リン | 40 | mg | 普通 |
鉄 | 1.3 | mg | 多い |
亜鉛 | 0.6 | mg | 普通 |
銅 | 0.10 | mg | 普通 |
マンガン | 0.66 | mg | 多い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 3300 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 3300 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 280 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.0 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 310 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.06 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.13 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.5 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.22 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 21 | mg | 多い |
別名: みるな/廃棄部位: 茎基部/硝酸イオン: 0.5 g
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。