このページでは、野菜のおかひじきを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
おかひじきのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはおかひじきの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 16 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 3.4 | g | |
└糖質 | 0.9 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 2.5 | g | 多い |
たんぱく質 | 1.4 | g | 低い |
脂質 | 0.2 | g | 低い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、野菜分類に所属する正式名称「おかひじき 茎葉 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、おかひじきがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
おかひじきはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:キッコーマン
おかひじきとは?どんな食材?
おかひじきとは、野菜の一種であり、栄養価の高い食材です。海藻の一種であるひじきを乾燥させたものであり、主に日本料理で使用されます。
おかひじきの特徴
おかひじきは、食物繊維やミネラル、ビタミンなどの栄養素を豊富に含んでいます。特に、カルシウムや鉄分、マグネシウム、カリウムなどのミネラルが豊富であり、健康維持に役立ちます。また、食物繊維も豊富に含まれており、腸の働きを促進し、便秘の予防やダイエット効果も期待できます。
おかひじきの調理方法
おかひじきは、乾燥させた状態で販売されているため、調理する際には戻す必要があります。一般的には、水に浸けて戻し、柔らかくなったら水を切ります。その後、煮物や炒め物、和え物など、さまざまな料理に活用することができます。また、おかひじきは独特の風味があり、料理に深みを与えることができます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はおかひじきがダイエットにどう役立つか説明します!
おかひじきはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:キッコーマン
1. 低カロリーでダイエットに適している
おかひじきは可食部100gあたり16kcalと、非常に低カロリーです。カロリー摂取を抑えたい方やダイエット中の方にとって、おかひじきは優れた食材と言えます。食事のカロリーを意識しながら、満腹感を得ることができます。
2. 食物繊維が多く便秘解消に効果的
おかひじきには可食部100gあたり2.5gの食物繊維が含まれています。食物繊維は腸内環境を整え、便通を促進する効果があります。便秘解消や腸の健康維持に役立つため、積極的に摂取することがおすすめです。
3. 低脂質で心血管疾患予防につながる
おかひじきは可食部100gあたり0.2gの脂質を含んでいます。脂質の摂り過ぎは、心血管疾患のリスクを高めることが知られています。低脂質の食材であるおかひじきを積極的に摂取することで、心血管疾患の予防につながると言えます。
以上のように、おかひじきは低カロリーでダイエットに適しており、食物繊維が多く便秘解消に効果的です。また、低脂質で心血管疾患予防につながる食材としても注目されています。健康的な食事に取り入れることで、さまざまな効果を期待することができます。
おすすめ:おかひじきのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
おかひじきに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:キリン
おかひじきの特徴
おかひじきは、栄養素の面で以下の3つの特徴を持っています。
1. カリウムやカルシウム、マグネシウムが多い
おかひじきは、可食部100gあたりに680mgのカリウム、150mgのカルシウム、51mgのマグネシウムが含まれています。これらのミネラルは、体内の機能を正常に保つために必要な栄養素です。カリウムは筋肉の収縮や神経伝達に関与し、カルシウムは骨や歯の形成に重要です。マグネシウムはエネルギー代謝や筋肉の働きに関与しています。
2. ナトリウムが普通
おかひじきには可食部100gあたり56mgのナトリウムが含まれています。ナトリウムは体液のバランスを保つために必要な栄養素ですが、摂りすぎると高血圧や心臓病のリスクが高まる可能性があります。おかひじきはナトリウムの含有量が普通であるため、バランスの取れた食事に適しています。
3. 鉄やマンガンが多い
おかひじきには可食部100gあたり1.3mgの鉄と0.66mgのマンガンが含まれています。鉄は赤血球の形成や酸素の運搬に重要な役割を果たし、マンガンは酵素の働きをサポートします。これらの栄養素は体内の代謝に関与し、健康な体を維持するために必要です。
おかひじきは、カリウムやカルシウム、マグネシウムが豊富に含まれていることや、ナトリウムの含有量が普通であること、さらに鉄やマンガンも多く含まれているという特徴を持っています。これらの栄養素は、健康な体を維持するために重要な役割を果たしています。日常の食事におかひじきを取り入れることで、バランスの取れた栄養摂取ができるでしょう。
おかひじきに含まれるビタミンを解説!
引用元:キッコーマン
1. ビタミンAの特徴
「おかひじき」に含まれるビタミンAは、レチノールやα-カロテン、β-カロテンなどがあります。特にβ-カロテンは3300 μg含まれており、非常に多いです。ビタミンAは、視力の維持や免疫機能の向上に関与しており、「おかひじき」の摂取によってこれらの効果を期待することができます。
2. ビタミンEの特徴
「おかひじき」に含まれるビタミンEは、α-トコフェロールが1 mg含まれています。ビタミンEは抗酸化作用があり、細胞の酸化ストレスから守る役割を果たします。「おかひじき」の摂取によって、細胞の健康を維持する助けとなるでしょう。
3. ビタミンKの特徴
「おかひじき」に含まれるビタミンKは、310 μg含まれています。ビタミンKは血液の凝固に関与しており、骨の健康維持にも重要な役割を果たします。「おかひじき」の摂取によって、骨の強化や血液凝固能力の向上が期待できます。
以上のように、「おかひじき」にはビタミンA、ビタミンE、ビタミンKが含まれています。これらのビタミンはそれぞれの特徴を持ち、健康維持や免疫機能の向上、細胞の保護、骨の健康維持などに役立ちます。是非、バランスの取れた食事に「おかひじき」を取り入れてみてください。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はおかひじきの使用例としてレシピをご紹介します。
おかひじきを使ったレシピ20選!
#1 おかひじきのごま和え
おかひじき、えのきたけ、練りごま(白)、みりん、しょうゆ
ゴマは白胡麻を使用することによってより風味が豊かになっている胡麻和えです。おかひじきとエノキタケというバランスの取れた素材から出される味わいは飽きないです。…
レシピを見る#2 おかひじきとにんじんの煮びたし
おかひじき、にんじん(小)、だし汁(かつおだし)、みりん、しょうゆ
おかひじきとにんじんを使った煮びたしのレシピ。だしの風味がよくきいた優しい煮びたしです。…
レシピを見る#3 おかひじき、いんげん、ミニトマトのごま麺つゆサラダ
おかひじき、いんげん、ミニトマト、白炒りごま
おかひじきを使った野菜サラダのレシピ。歯ごたえのあるおかひじきの食感や、だしの馴染んだ野菜にごまの風味が丁度良い一品です。…
レシピを見る#4 おかひじき入りチャンプルー
木綿豆腐、おかひじき、しょうゆ、サラダ油
簡単に作れる、おかひじきと木綿豆腐を使ったチャンプルーのレシピ。水切りした木綿豆腐は、しっかりとした食感に。…
レシピを見る#5 おかひじきの和えそうめん
そうめん、おかひじき、ピーナッツ(ロースト・無塩)、ごま油、ゆずポン酢
おかひじきをそうめんの具材に活用したレシピ。おかひじきは和えものにしか使えないと思っている方におすすめです。…
レシピを見る#6 おかひじきと切り干し大根のナムル
おかひじき、切り干し大根、ハム(薄切り)、しょうゆ、ごま油
簡単に作れるおかひじきと切り干し大根のナムルのレシピ。大根は切り干し大根にする事で栄養素が格段に増える健康食材。…
レシピを見る#7 おかひじきのおかか和え
おかひじき、かつお節、しょうゆ
おかじきとおかかの簡単和え物のレシピ。調理時間が10分と簡単に作れるのがうれしいですね。…
レシピを見る#8 おかひじきと豚肉の炒め物
豚肉(薄切り)、おかひじき、ごま油、しょうゆ、料理酒、こしょう
おかひじきと豚肉をさっと炒めたしょうゆ味の炒め物のレシピ。おかひじきのシャキシャキとした歯触りを楽しむため、炒めすぎは禁物です。…
レシピを見る#9 おかひじきと油揚げのぽんず和え
おかひじき、油揚げ、ポン酢
おかひじきと油揚げを使った副菜になるぽん酢和えのレシピ。おかひじきのシャキッとした食感がクセになります。…
レシピを見る#10 おかひじきと長芋の酢じょうゆかけ
おかひじき、長芋、しょうゆ、みりん
緑鮮やかなおかひじきと長芋を使った副菜のレシピ。シャキシャキとしたおかひじきと長芋の食感は相性ばつぐん。…
レシピを見る#11 おかひじきとツナの和え物
おかひじき、ツナ缶(小)、しょうゆ、マヨネーズ、こしょう
おかひじきを使用した副菜のレシピ。水分も少なく、冷めても美味しさが損なわれないため、お弁当のおかずにもぴったりです。…
レシピを見る#12 シャキッと美味しいミネラル豊富な"寒天とフルーツトマト、おかひじきのサラダ"
棒寒天、おかひじき、フルーツトマト、生姜、ポン酢
おかひじきと寒天を活用したサラダのレシピ。シャキシャキと独特の歯ざわりがあるおかひじきと、寒天の食感が特徴の一品。…
レシピを見る#13 たけのことおかひじきの梅肉和え
たけのこ、和風だし汁、おかひじき、鶏肉、梅肉、鶏肉のゆで汁+和風だし汁、きなこ
身をほぐしたおかひじきおかひじきと、たけのこのシャキシャキとした歯ごたえがたまらないレシピ。おかひじきは酒と塩を振ってレンジすることで、旨味がぎゅっと引き締まり、ほぐしやすくなります。…
レシピを見る#14 ごま油香る! おかひじきとちくわのナムル
ごま油、塩こしょう、鶏ガラスープの素
おかひじきとちくわをごま油で和えた、副菜にぴったりのナムルのレシピ。おかひじきは食感を損なわないように、熱湯でさっと茹でてすぐに冷水で冷やすことがコツ。…
レシピを見る#15 シャキシャキ食感! おかひじきのジョン
薄力粉、サラダ油、しょうゆ、砂糖、ラー油
このレシピはおかひじきを使ったジョンという料理です。ジョンとは、薄力粉と卵をつけて焼いたもので、おかひじきのシャキシャキとした食感を楽しむことができます。…
レシピを見る#16 食感やみつき! おかひじきとちくわの胡麻和え
めんつゆ、砂糖、白すりごま
このレシピは、おかひじきとちくわを使った胡麻和え料理です。おかひじきとちくわの食感が異なり、食べるたびに楽しめます。…
レシピを見る#17 料理の基本! おかひじきの保存方法
このレシピは、おかひじきを使った保存方法のレシピです。おかひじきはシャキシャキとした食感が特徴的な野菜で、乾燥に弱いため正しい保存方法が必要です。…
レシピを見る#18 シャキッと塩味! おかひじきとベーコンのペペロン炒め
オリーブオイル、唐辛子(輪切り)、塩こしょう
ベーコンとおかひじきを活用した、10分で簡単に作れる炒め物のレシピ。おかひじきが主役になった一品です。…
レシピを見る#19 ひんやりさっぱり♪ トマトとおかひじきのポン酢おひたし
しょうゆ、おろししょうが
このレシピはトマトとおかひじきを使ったさっぱりとしたおひたしのレシピです。ポン酢を使って簡単に作れ、よく冷やして食べると美味しいです。…
レシピを見る#20 シャキシャキ食感! おかひじきの肉巻き
塩こしょう、サラダ油、しょうゆ
このレシピはおかひじきを使ったシャキシャキ食感の肉巻き料理です。豚ロース薄切り肉をおかひじきで巻いて、サラダ油を使ってフライパンで転がしながら5分ほど焼き、酒を入れて1分蒸し焼きにして完成します。…
レシピを見る最後に、おかひじきの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「おかひじき」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 16 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 3.4 | g | |
└糖質 | 0.9 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 2.5 | g | 多い |
たんぱく質 | 1.4 | g | 低い |
脂質 | 0.2 | g | 低い |
「おかひじき」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 6 | % | 特になし |
水分 | 92.5 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 2.0 | g | 多い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「おかひじき」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 56 | mg | 普通 |
カリウム | 680 | mg | 多い |
カルシウム | 150 | mg | 多い |
マグネシウム | 51 | mg | 多い |
リン | 40 | mg | 普通 |
鉄 | 1.3 | mg | 多い |
亜鉛 | 0.6 | mg | 普通 |
銅 | 0.10 | mg | 普通 |
マンガン | 0.66 | mg | 多い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 3300 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 3300 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 280 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.0 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 310 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.06 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.13 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.5 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.22 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 21 | mg | 多い |
別名: みるな/廃棄部位: 茎基部/硝酸イオン: 0.5 g
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。