このページではモロヘイヤのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
モロヘイヤのカロリーは36kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:ソラレピ
モロヘイヤの可食部100gあたりのカロリーは、36kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1339位です。これは多い順にすると上位84%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「低い」です。
また、日本食品標準成分表の「野菜」ジャンルのでモロヘイヤのカロリーを評価すると、221件中60位です。これは上位から27%に位置するカロリーで、評価は「高い」となります。
カロリー | 36Kcal |
全体での評価 | 1339位 / 1592件中(上位84%…低い) |
「野菜」ジャンル内での評価 | 60位 / 221件中(上位27%…高い) |
モロヘイヤはカロリーが低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜモロヘイヤのカロリーは低いの?なにが含まれているの?
引用元:キッコーマン
モロヘイヤのカロリーは低い理由
モロヘイヤは、可食部100gあたり36kcalというカロリーが「低い」と評価されています。その理由について、以下の栄養データを参考に説明します。
糖質がかなり低い
モロヘイヤは、可食部100gあたり1.8gの糖質を含んでいます。この糖質の量は「かなり低い」と評価されています。糖質が少ないため、血糖値の急上昇を抑える効果が期待できます。
食物繊維が多い
モロヘイヤには、可食部100gあたり5.9gの食物繊維が含まれています。この量は「多い」と評価されています。食物繊維は腸内環境を整え、便通を促進する効果があります。また、食物繊維は満腹感を与えるため、食事の量を抑えることができます。
タンパク質が低い
モロヘイヤには、可食部100gあたり4.8gのタンパク質が含まれています。この量は「低い」と評価されています。タンパク質は体の組織や筋肉の修復・再生に必要な栄養素ですが、モロヘイヤは他の食材と比べてタンパク質の含有量が少ないため、主に他の食材と組み合わせて摂取することが推奨されます。
脂質が低い
モロヘイヤには、可食部100gあたり0.5gの脂質が含まれています。この量は「低い」と評価されています。脂質はエネルギー源として重要ですが、摂りすぎると体に悪影響を及ぼすことがあります。モロヘイヤは脂質の含有量が少ないため、ダイエットや健康志向の方に適しています。
以上の栄養データから分かるように、モロヘイヤのカロリーが低い理由は、糖質やタンパク質、脂質の含有量が少ないことや、食物繊維の含有量が多いことにあります。これらの特徴から、モロヘイヤはダイエットや健康に気を使う方におすすめの野菜と言えます。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「モロヘイヤ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 1.8g | 4 | 7.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 5.9g | 2 | 11.8kcal |
たんぱく質 | 4.8g | 4 | 19.2kcal |
脂質 | 0.5g | 9 | 4.5kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「モロヘイヤ」のカロリー内訳です。一番多いのはたんぱく質で、19.2kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
モロヘイヤは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:キッコーマン
モロヘイヤは、低糖質ダイエットに使える?
野菜の中でも特に注目されている「モロヘイヤ」は、糖質量が1.8gと非常に低いことが特徴です。
モロヘイヤの糖質量は1.8g
モロヘイヤは、糖質量が1.8gと非常に低いため、低糖質ダイエットに特に効果的な野菜として知られています。糖質制限を行っている方や糖尿病の方にとって、モロヘイヤは優れた食材と言えるでしょう。
モロヘイヤの栄養価
モロヘイヤには、糖質以外にも様々な栄養素が含まれています。特に注目されるのは、食物繊維やビタミンC、カルシウム、鉄などです。食物繊維は腸内環境を整える効果があり、便秘の予防や血糖値の上昇を緩やかにする効果があります。ビタミンCは免疫力を高める働きがあり、カルシウムは骨や歯の健康に関係しています。また、鉄は貧血の予防に役立ちます。
モロヘイヤの調理方法
モロヘイヤはさまざまな調理方法で楽しむことができます。代表的な調理方法としては、サラダやスープ、炒め物などがあります。サラダには生のまま使用することが多く、スープや炒め物には加熱して使用することが一般的です。また、モロヘイヤは苦みがあるため、調味料や他の野菜との相性も考慮しながら調理すると良いでしょう。
まとめ
モロヘイヤは低糖質ダイエットに特に効果的な野菜です。糖質量が1.8gと低く、糖質制限を行っている方や糖尿病の方にとっては理想的な食材と言えるでしょう。また、モロヘイヤには食物繊維やビタミンC、カルシウム、鉄などの栄養素も豊富に含まれており、健康にも良い影響を与えます。さまざまな調理方法で楽しむことができるので、ぜひ積極的に取り入れてみてください。
モロヘイヤは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:キッコーマン
モロヘイヤは、低脂質ダイエットに使える?
近年、健康志向の人々が増えており、低脂質ダイエットが注目されています。低脂質ダイエットは、脂肪摂取量を抑えることで体重管理や健康促進を図る方法です。そこで、野菜の中でも特に低脂質な食材として注目されているのが「モロヘイヤ」です。
モロヘイヤの低脂質な魅力
モロヘイヤは、100gあたりの脂質量がわずか0.5gと非常に低いです。この低脂質な特性から、モロヘイヤは低脂質ダイエットに特に効果的な食材として注目されています。脂肪摂取を抑えたい方やダイエット中の方におすすめです。
モロヘイヤの栄養価
モロヘイヤは低脂質だけでなく、栄養価も非常に高い食材です。モロヘイヤには、ビタミンA、ビタミンC、カルシウム、鉄などの栄養素が豊富に含まれています。これらの栄養素は、健康維持や免疫力向上に役立ちます。また、食物繊維も豊富に含まれており、腸内環境の改善や便秘解消にも効果的です。
モロヘイヤの調理方法
モロヘイヤは、さまざまな料理に活用することができます。サラダやスープ、炒め物など、様々な料理にモロヘイヤを加えることで、栄養価を摂取することができます。モロヘイヤは、さっと茹でるだけでも美味しく食べることができますので、手軽に取り入れることができます。
まとめ
モロヘイヤは、低脂質ダイエットに特に効果的な食材です。低脂質なだけでなく、栄養価も高く、健康維持や免疫力向上に役立ちます。さまざまな料理に活用することができるので、飽きることなく摂取することができます。モロヘイヤを取り入れて、健康的な食生活を送りましょう。
最後に、モロヘイヤの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「モロヘイヤ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 36 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 6.3 | g | |
└糖質 | 1.8 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 5.9 | g | 多い |
たんぱく質 | 4.8 | g | 低い |
脂質 | 0.5 | g | 低い |
「モロヘイヤ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 86.1 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 2.1 | g | 多い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「モロヘイヤ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1 | mg | 低い |
カリウム | 530 | mg | 多い |
カルシウム | 260 | mg | 多い |
マグネシウム | 46 | mg | 多い |
リン | 110 | mg | 普通 |
鉄 | 1.0 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.6 | mg | 普通 |
銅 | 0.33 | mg | 多い |
マンガン | 1.32 | mg | 多い |
ヨウ素 | 4 | μg | 多い |
セレン | 1 | μg | 普通 |
クロム | 2 | μg | 多い |
モリブデン | 15 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 10000 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 76 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 10000 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 840 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 6.5 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.5 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 640 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.18 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.42 | mg | 多い |
ナイアシン | 1.1 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.35 | mg | 多い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.83 | mg | 多い |
ビオチン | 14.0 | μg | 多い |
ビタミンC | 65 | mg | 多い |
廃棄率: 木質茎つきの場合25%/硝酸イオン: 0.2 g
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。