このページではいんげんまめ・さやいんげんのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
いんげんまめ・さやいんげんのカロリーは23kcal(100gあたり)!これってどうなの?
いんげんまめ・さやいんげんの可食部100gあたりのカロリーは、23kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1430位です。これは多い順にすると上位89%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「かなり低い」です。
また、日本食品標準成分表の「野菜」ジャンルのでいんげんまめ・さやいんげんのカロリーを評価すると、221件中118位です。これは上位から53%に位置するカロリーで、評価は「平均的」となります。
カロリー | 23Kcal |
全体での評価 | 1430位 / 1592件中(上位89%…かなり低い) |
「野菜」ジャンル内での評価 | 118位 / 221件中(上位53%…平均的) |
いんげんまめ・さやいんげんはカロリーがかなり低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜいんげんまめ・さやいんげんのカロリーはかなり低いの?なにが含まれているの?
なぜいんげんまめ・さやいんげんのカロリーはかなり低いのか?
「いんげんまめ・さやいんげん」は、可食部100gあたり23kcalのカロリーがあります。このカロリーは他の食材と比較して「かなり低い」と評価されています。その理由について、以下の栄養データを参考に説明します。
カロリーが低い理由
「いんげんまめ・さやいんげん」はカロリーが23kcalと非常に低いです。この低カロリーの理由は、糖質、タンパク質、脂質の含有量が少ないことにあります。
糖質が低い
「いんげんまめ・さやいんげん」には可食部100gあたり3gの糖質が含まれています。この糖質の量は「かなり低い」と評価されています。糖質が少ないため、エネルギー源としてのカロリーも低くなっています。
食物繊維が多い
「いんげんまめ・さやいんげん」には可食部100gあたり2.4gの食物繊維が含まれています。この食物繊維の量は「多い」と評価されています。食物繊維は消化吸収が遅く、満腹感を与えるため、カロリー摂取を抑える効果があります。
タンパク質が低い
「いんげんまめ・さやいんげん」には可食部100gあたり1.8gのタンパク質が含まれています。このタンパク質の量は「低い」と評価されています。タンパク質はエネルギー源としてのカロリーを提供しますが、その量が少ないため、カロリーも低くなっています。
脂質が低い
「いんげんまめ・さやいんげん」には可食部100gあたり0.1gの脂質が含まれています。この脂質の量も「低い」と評価されています。脂質は高カロリーな栄養素であり、その量が少ないため、カロリーも低くなっています。
以上の理由から、「いんげんまめ・さやいんげん」はカロリーがかなり低いと評価されています。糖質、タンパク質、脂質の含有量が少なく、食物繊維が多いため、ダイエットや健康に気を使う方にとっては優れた食材と言えるでしょう。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「いんげんまめ・さやいんげん」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 3.0g | 4 | 12kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 2.4g | 2 | 4.8kcal |
たんぱく質 | 1.8g | 4 | 7.2kcal |
脂質 | 0.1g | 9 | 0.9kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「いんげんまめ・さやいんげん」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、12kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
いんげんまめ・さやいんげんは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
いんげんまめ・さやいんげんは、低糖質ダイエットに使える?
「いんげんまめ・さやいんげんは低糖質ダイエットに少し効果的」ということが言えます。野菜の中でも、特にいんげんまめ・さやいんげんは糖質量が3gと非常に低いため、糖質制限を行っている方にとっては適した食材と言えるでしょう。
いんげんまめ・さやいんげんの糖質量は3g
いんげんまめ・さやいんげんは、糖質量が3gと非常に低いです。これは、糖質制限を行っている方にとっては嬉しい数字です。糖質制限を行うことで、血糖値の上昇を抑えることができ、ダイエット効果が期待できます。
いんげんまめ・さやいんげんの食物繊維が豊富
いんげんまめ・さやいんげんには、食物繊維も豊富に含まれています。食物繊維は、腸内環境を整える効果があり、便秘の改善や腸内の善玉菌の増加にも役立ちます。また、食物繊維は満腹感をもたらすため、食事の量を抑える助けにもなります。
いんげんまめ・さやいんげんの栄養素も豊富
いんげんまめ・さやいんげんには、ビタミンやミネラルも豊富に含まれています。特にビタミンCやカリウム、マグネシウムなどが多く含まれており、健康維持に役立ちます。また、ビタミンCは美肌効果も期待できるため、美容にも良い食材と言えるでしょう。
まとめ
いんげんまめ・さやいんげんは、低糖質ダイエットに少し効果的な食材と言えます。糖質量が3gと非常に低く、食物繊維や栄養素も豊富に含まれています。これらの特徴から、糖質制限を行っている方にとっては適した食材と言えるでしょう。しかし、個々の体質や健康状態によっては、摂取量には注意が必要です。バランスの取れた食事を心がけながら、いんげんまめ・さやいんげんを上手に取り入れていきましょう。
いんげんまめ・さやいんげんは、低脂質ダイエットに使える!?
いんげんまめ・さやいんげんは、低脂質ダイエットに使える?
野菜の中でも、いんげんまめ・さやいんげんは低脂質であり、ダイエットに特に効果的な食材と言えます。この記事では、いんげんまめ・さやいんげんの低脂質な特徴と、ダイエットへの効果について詳しくご紹介します。
いんげんまめ・さやいんげんの低脂質な特徴
いんげんまめ・さやいんげんは、その名の通り、豆の一種であり、他の野菜に比べて非常に低脂質です。一般的に、食材の脂質量は、その食材がどれくらいの油分を含んでいるかによって決まります。しかし、いんげんまめ・さやいんげんは、その豆の種子やさや自体がほとんど脂質を含んでいないため、低脂質な食材となっています。
いんげんまめ・さやいんげんのダイエットへの効果
低脂質ないんげんまめ・さやいんげんは、ダイエットに特に効果的です。脂質はカロリーの主要な源であり、高脂質の食品を摂取することは、体重増加や肥満の原因となります。しかし、低脂質ないんげんまめ・さやいんげんは、カロリーを抑えながら栄養を摂取することができるため、ダイエット中の方には理想的な食材と言えるでしょう。
また、いんげんまめ・さやいんげんには食物繊維も豊富に含まれています。食物繊維は消化を助け、腸内環境を整える働きがあります。これにより、便秘の改善や腸内の健康促進にも役立ちます。ダイエット中の方にとっては、腸内環境の改善は非常に重要な要素となりますので、いんげんまめ・さやいんげんを積極的に取り入れることをおすすめします。
まとめ
いんげんまめ・さやいんげんは、低脂質であり、ダイエットに特に効果的な食材です。その低脂質な特徴と、豊富な食物繊維の含有量により、カロリーを抑えながら栄養を摂取し、腸内環境を整えることができます。ダイエット中の方は、積極的にいんげんまめ・さやいんげんを取り入れることで、健康的な減量をサポートすることができるでしょう。
最後に、いんげんまめ・さやいんげんの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「いんげんまめ・さやいんげん」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 23 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 5.1 | g | |
└糖質 | 3.0 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 2.4 | g | 多い |
たんぱく質 | 1.8 | g | 低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
「いんげんまめ・さやいんげん」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 3 | % | 特になし |
水分 | 92.2 | g | 多い |
有機酸 | 0.3 | g | 多い |
灰分 | 0.8 | g | 普通 |
コレステロール | Tr | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「いんげんまめ・さやいんげん」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1 | mg | 低い |
カリウム | 260 | mg | 普通 |
カルシウム | 50 | mg | 多い |
マグネシウム | 23 | mg | 普通 |
リン | 41 | mg | 普通 |
鉄 | 0.7 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.3 | mg | 普通 |
銅 | 0.06 | mg | 普通 |
マンガン | 0.33 | mg | 多い |
ヨウ素 | Tr | μg | 無し |
セレン | 0 | μg | 無し |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 18 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 140 | μg | 多い |
└β-カロテン | 520 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 590 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 49 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.2 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.4 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 60 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.06 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.11 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.6 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.07 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.17 | mg | 普通 |
ビオチン | 4.5 | μg | 多い |
ビタミンC | 8 | mg | 多い |
別名: さいとう(菜豆)、さんどまめ/廃棄部位: すじ及び両端/硝酸イオン: Tr
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。